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前回からのつづきです。***無事に次の飛行機に乗り継ぎ、シャルル・ドコール空港へ到着した私達。実はチケットを手配した旅行代理店のオプションで「現地係員サービス」を頼んでいました。空港でやさしく迎えてくれたのは日本人男性でした。この時やっと不安と緊張が解けて、正直、安堵から泣きそうになりました。私って本当に小心者だな~。それほどの思いをしてまでもパリに来たかった理由は、<ルーブル美術館>でした。どうしてもこの目で、本物の傑作の数々を見てみたかったのです。滞在中、ほかにもたくさんの美術館を巡りたいのだと彼に話すと、ホテル最寄りの地下鉄駅まで一緒に出向いて、切符の買い方や改札の通り方、電車の乗り方、美術館へのアクセス方法までも丁寧に教えて下さいました。これには本当に感謝しました。パリの観光は、地下鉄なしには考えられませんから。おかげで自信をつけた私達は、国鉄を使って郊外のヴェルサイユ宮殿観光まで行くことが出来たのです。次回へ続く・・・。
2007.02.24
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前回からの続きです****旅のプロフェッショナルである彼に、是非聞いてみたかった質問をしました。「今まで訪問した場所で、オススメはどこですか?」彼の答えは、意外でした。当時の私にはそこは未知の国で、何が見所なのかも全く知りませんでした。でも今考えてみると、「さすが、なるほど」思います。随分後になって、1冊の本に出合った私は、その作家の作品を読みすすむうち、未知の国だった「その国」の歴史物語を知ることになり、いつか必ず行ってみたい!と、強く願うまでになっていたのです。でもその夢は、まだ実現せずにいます・・・その昔、東ローマ帝国の都コンスタチノーブルがあり、東洋と西洋の出会う場所といわれ、ビサンチンとオスマンの史跡が残る国。トルコです!
2007.02.16
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前回からの続きです。***彼は旅行会社の添乗員で、自分達のグループもトランジットをするというのです。幸運にも現れた救世主!でも目的地はパリではありませんでした。がっかり・・・。それでも彼の目にはよほど私達が頼りなく見えたのでしょうか、なんと、初対面の私達を乗り継ぎ空港のフランクフルトのカフェに誘ってくれて、ご馳走までして下さいました。考えてみたら、私達には日本で両替したフラン(フランスの通貨)の手持ちしかなく、マルク(ドイツの通貨)がなければ空港でお茶も飲めない状況でした。彼はきっとそれを察して、誘ってくれたのでしょう。本当にありがたかったし、パンパンに張り詰めた気持ちが、少し和んだひと時でした。次回へ続く・・・。
2007.02.11
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これまで、私が旅先で出合った想い出深い物事を、幾つかかいつまんでご紹介してきました。今回は、ちょっと視点をかえて、小さなエピソードを綴る<旅のこぼれ話>を、始めてみたいと思います。まずは・・・私の“初めて個人旅行”のお話から。全てはここから始まったのです!!****十数年前、友人と二人で海外旅行に出かけた先は、9月のパリでした。初めての個人旅行体験でした。航空券とホテルの手配だけを日本で済ませ、大阪空港から出発。そう、国際線も伊丹出発でした・・・随分昔だわ・・・あのときの緊張といったら、今でも忘れられません。最大の不安は、トランジットしなければ、目的地パリにたどり着けないことでした。”直行便”にすればよかった・・・と悔やんでもあとの祭り。とにもかくにも旅はもう始まってしまったのだから!飛行機の座席に着いて、観光本を片手に神妙な面持ちをしていたら、隣席の男性が声をかけてこられました。「どこまで行くの?」張り詰めていた緊張の糸がふっと緩んだ瞬間でした。それまでの私達は、誰も頼れる人のいない孤独の真っ只中にいる気分でしたから。次回に続く・・・。
2007.02.07
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