河向こうのフェスティバル
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■2003/04/05 (土) ロイヤルバレエ 一瞬の熊川・・Rudolf Nureyevというダンサーであり製作にも関わっていた人を偲んでロイヤルバレエのスターが総出演。シルビー・ギエムもロホもCopeも皆出てきた。様々な曲のミックスだったけれど、背景には彼の在りし日の映像を流していたので、シンプルにダンスを楽しむという趣向だった。この日のお目当てはなんと言っても熊川哲也だ。なのに、彼の出演はたったの3分。得意の高いジャンプを数度飛んで、2回ほどジャンプしながら回転したのみ。それはないよな~。これでは客寄せパンダだ。ストーリー性の薄い現代風バレエだったこともあり、客席が遠かった事もあり、あまり楽しめなかったのが残念だ。■2003/04/10 (木) Yo-YO-Ma BarbicanDEBUSSY Sonata No 1 in D minor FAURE Sonata for Violin and Piano No 1 in A major, op 13MESSIAEN - L’Aounge (from Quatuor pour la fin du temps)FRANCK - Sonata in A major for violin and pianoYoYoMaのリサイタル。今日の曲はフランスの作曲家ばかり。彼はもともとフランス生まれで早い時期に米国に移住したらしい。ドビッシ-やフォーレやフランクのチェロ曲というのはとても意外だった。特にフォーレとフランクはバイオリンソナタを原曲をできる限り生かしたまま、チェロ用に編曲しているので、チェロ独自の低音域のうなりを聞かせる個所はとても少なかった。彼のソロは前にも一度聞いたことがあるけれど、一言で言えば洒脱なチェロ。でも裏を返せば、軽薄なチェロでもある。ロストロポービッチの魂の底から搾り出すような音とは比べるべくもないかな。■2003/04/12 (土) ストラスブールの休日 その1またもや朝6時半の飛行機。1泊旅行には常にこれくらいの気合が必要だ!!雨のストラスブールに到着したのは、10時前。妙に「雨のストラスブール」という響きがしっくりくると思ったら、何てことはない「シェルブールの雨傘」からの連想。シャトルバスからトラムに乗り継ぐと、40分くらいで街の中心部に至る。河が街を駆け巡っていて、柳の緑が美しく映える。道沿いには天井がいかにも高そうな余裕のあるアパルトマン、街の奥にはドイツの山小屋風一戸建ても立ち並んでいる。清潔な新型車種のトラムに所々に見られる現代的なオブジェや建設。新旧が上手くかみ合った(といってもベルリンのように大作りではない)気持ちのよい街だ。駅近くのホテルに荷を下ろして、さてそこで着替え。今回のメインの一つ「三ツ星レストラン」のランチへ。市の中心からタクシーで15分ほどの子供動物園と公園に隣接した「ビュールイーゼル」山小屋風の造りで三ツ星ながら人を臆させる雰囲気ではない。自然と背筋も伸び、丁重な案内にて座席に座る・・・そこでメニューを見てびっくり!前菜からいきなり一皿50ユーロ。納得のプライスではあるのだが、「これでメイン、デザートまでいけばトータルどうなるのか」と不安になりながらも、どこか破れかぶれの気分になり、アペリティフなどは言いなりに・・・付き出しとして、懐石風のムースやカナッペが出てきて、前菜は名物フォアグラ。食パンほどの大きさですでにおなかが一杯になったところで、メインは「ほろほろ鳥の豚の頭皮詰め」というかなり変わった料理。やわらかい鳥と脂が豊かな豚の頭皮、シンプルなソースに、一見毒キノコのきのこの付け合せ。おいしい。だけれど、かなり満腹。デザートまでは残念ながら行き着けなかったけれど、コーヒーにはいっぱいのプチフールがついてきてとても満足。結局3時間以上ものんびりと食事を楽しんでいた事になる。まあ、高かったけれどこれも経験なり。おなか一杯でいきなり眠くなり、ホテルに帰って1時間半ほどお昼寝。その後街にもう一度でて聖堂を見たり、旧市街をてくてく歩いたり。アルザス地方の鳥である「こうのとり」のマークや花をかたどった店の看板が可愛らしい。河沿いは特に夕方に風情がある。ベルギーのブルージュで思ったのと同じ、「いつか母親をつれてきてあげたい」街である。延々と4時間近く歩いて、やっとおなかもへったので、旧市街にあるビストロに入って遅い夕食をとった。ここは夫婦二人できりもりしているビストロで地元の学生や家族でいっぱい。ロックフォールのサラダとメインには鴨のマルサラ酒ソテーを頼んだが、鴨自体も付け合せのほのかにブイヨンで煮込んだ緑黄色野菜もかりかりに揚げたガーリックポテトもなにもかも、素朴でとてもおいしい。こうした地方の町の何気ないレストランでこれだけおいしい料理が食べられるなんて、フランスならでは。コストパフォーマンスの観点からはもちろん、味的にも私は三ツ星ランチより、この夕食に軍配を上げたい。翌日は、朝から電車で1時間弱ほどのコルマールへ。車窓ごしの風景は遠くにそれほど高くない山脈がつらなり、そのふもとに小さな村(おそらくブドウ農家の村かな)が点在するのどかな風景。到着したコルマールはストラスブールを小さくしたような街。早速カフェに入り、チーズケーキとコーヒーを飲んだ後、リトルベニス付近中心に街の散策。いくら歩いても目当ての「タルトフランベ」が入りそうなほどにおなかがへらないので、住宅街にまで入り込み歩きまわった。いつも思うのだが、こういう住宅に住む人々は何を生業として生活を営んでいるのだろう。もの静かで、緑が多く、昔住んでいた成瀬台に似てる。もっと豊かに見えるけれど、こんなところに住めたらいいなあ。遅いお昼として念願のタルトフランベを食べ(アルザス風ピザ トマトソースのかわりにホワイトソースがかかっている薄焼き。シンプルなおいしさ!)、電車に乗りストラスブールへ。夜10時半のフライトだったので、市電で延々と街を回り(EU会議場も見えた!)、また中華料理屋でワンタンを軽く流し込み、飛行場へ。いつも思うのだが夜にフランスを出て、夜中にはもう家という生活。ありがたいなあ。またまた食べてばかりのストラスブールだったけれど、暖かい町の人々(レストランでも電車でも皆本当に感じがいい)といい、緑の多さといい、手肌のぬくもりのある街並みといい、とてもいいところだった。今度はワイン街道を旅して、もっとアルザスの田舎にいきたいと思った。■2003/04/23 (水) 悲劇の美人女優 ウィノナ ライダー「今すぐあなたの人生を、誰の人生とでも取り替えてあげましょう。ただし、一回取り替えたからには、最後までまっとうしなくてはなりません。元の人生には戻れません」と、聞かれたら私はためらうことなく、「否」と答えるだろう。ジュリア・ロバーツだって、緒方貞子だって、松井秀喜だっていやだ。だって、何かのアンナカレーニナだっけ、書かれているように「不幸は多様だが幸せの形は一つだけ」だから。どんなに輝いていたり、幸せそうに見えても、人はそんなにシンプルな存在じゃあない。裏に何を抱えているか分からない以上、「多少抱えていたとしてもつきあう方法の分かっている」自分の人生の方が楽だ。トライアル期間があればいいけどね。ITVのドキュメンタリー「ウィノナライダー」を見ていてその感を益々強めてしまった。ヒッピーの家系に生まれ、時代の申し子としてある意味の「カリスマ的」美人女優。アカデミー賞ノミネートに見られるよう演技力も確か。ジョニ-デップなどとの華やかな醜聞。その裏に幼い頃から、幼児レイプ事件の次のターゲットとウワサされ、身を隠し、有名になってからもパパラッチから隠れ、次第に「鎮痛剤」依存症になってしまう。チンケな万引き事件と自分の故郷での少女誘拐事件時に見せる献身と決断は、とてもちぐはぐだ。彼女の事件に同情の余地はないし、彼女のカムバックを切に願っているわけでもないけれど、人の人生は単純じゃないな~とつくづく思ってしまった。
2003/04/01
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