美味しいワインと出会う旅

シャンボール・ミュジニー 1er Cru レ・ザムルーズ［1983］ 750ml【セルヴェル＝タショー】

レ・ザムルーズ最高の作り手の一人、タショーの83や86が入って来たので開けてみました。

届きたての影響もありますが、ベストコンディションではありません。

還元香が最初強く、徐々に開いて来るのですが、終電との関係でじっくり待っていられません。もう30分前に飲みはじめれば開花に間に合ったと思います。

繊細で張り詰めたミネラルを感じる如何にもシャンボールらしいワインで、繊細で華奢であまりスワリングし過ぎると溶けたミネラルやエキスのクラスターが壊れてしまいそうです。

酸も綺麗で、香りも徐々にですが出て来ます。83ですからもっとドカンと来るかと思いましたが、旅の疲れもあるのでしょうが、少々大人しいワインです。

もう一本あるので別の機会にチャレンジしたいと思います。　

販売店資料より

ジャン・セルヴェルの小さなドメーヌは、繊細で絹のように柔らかでかつしなやかな赤ワインを生み出す。
大量の収穫があったヴィンテージ（例えば1982年と86年）には水っぽい場合もありうるが、比較的良いヴィンテージの物は、フィネス、魅力、優美さに満ちる。

セルヴェル=タショの最高のワインは、ほんの0.4ha強の広さしかないシャンボール=ミュジニ・レ・ザムルーズである。
そのほか彼はレ・シャルムで優れた１級をつくりだし、また調和のとれたエレガントで軽いスタイルのシャンボール=ミュジニを、所有する一番大きな畑（2.2ha）からつくる。セルヴェルは4分の1新樽を用い、18～24カ月間熟成した後、できる限り軽い濾過を行う。

（飛鳥出版『ブルゴーニュ』ロ○ート・○ーカー著より抜粋）