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2004年10月28日
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カテゴリ: 沖縄関係
1、日元(ヒムトゥ)ぬ 下(サガ)りば 木戸(キドゥ)に立(タ)ちゆだちぬ 上(アガ)りば 辻(チジ)に立(タチ)ち
我(ワ)親(ウヤ)待(マ)てぃどぅむ 待ち 兼(カ)にてぃ

2、アサギぬ浜までぃ 参りどぅむ サルカキ山ば 押(ウ)しわきてぃ 青ヒゲ(ヒギ) 生(ム)いたる 墓じるし

3、其(ス)ぬ夜(ユ)は 墓屋(ハカヤ)に 宿(ヤドゥ)ばとぅり
其(ス)ぬ夜(ユ)ぬ 夜中(ユナカ) 夢(ユミ)拝(ウガ)でぃ 二人(タイ)ぬ 親(ウヤ)ぬ 拝(ウガ)まりてぃ

4、飛起てぃ(トゥブギティ) 探(サグ)りば 父もなし 寝(二)ざまに 探(サグ)りば 母(ファファ)もなし 父呼(ユ)び 母(ファファ)呼(ユ)び 声(クイ)すりば

5、声(クイ)する 者(ムヌ)や 山ひびき 再び 物(ムヌ)に 空(ス)かされて 是(クリ)程(フドゥ) 浅(アサ)まし 事(クトゥ)はなし

6、島ぬ浦々 参りどぅむ 国ぬ 様々(サマザマ)廻(ミグ)りどぅむ 我親(ワウヤ) 似た人(フィトゥ) 拝(ウガ)まらん

7、其(ス)りから 宿(ヤドゥ)に立ち戻(ムドゥ)り 父御(チチグ)ぬ形見 取り広(ヒル)ぎ 母御(ファファグ)ぬ 手(ティ)ずぃかさ 取り並(ナミ)てぃ




 訳意

 夕日が下がれば、門に立ち、夜空が上がれば、辻に立ち、わが親待てども、待ちかねて。
 アサギの浜まで出て行って、サルカキ山を押し分け見ると、青苔(こけ)生えた墓標を見つけた。
 その夜は、墓守小屋に宿借りて、その夜の夜中に夢を見て、両親の姿が見えたので。
 飛び起き探れば、父もなし、寝覚めて探れば、母もなし、呼び叫んでみたが、山に響くだけ、再び物に空かされて、是程 浅ましい事はない。
 島の浦々行っては見たが、国々廻り探してみたが、わが親に似た人は、会えなかった。
 やむ終えず、我が家に立ち寄り、父上の形見を取り広げ、母上の手回り品を取り並べ、これ見て涙が止まらずに、諸袖を絞ると、腕にまで流れてきた、見る人聞く人、哀れに思う。


 十七世紀初頭「南無阿弥陀仏」を琉球に広めようとした「袋中(たいちゅう)上人の布教より、
 死に別れた愛しい実母に会いたいと、あの世の扉が開くこの7月に・・・「継親(ままうや)念仏」を、京太郎(チョンダラー)・念仏者(ニンブチャー)と呼ばれた、本土から来島した流浪僧侶や芸能者が作り出し、仏教の(盂蘭盆会)の法話が中心。
 沖縄は、先祖崇拝が中心で、「無蔵念仏」が唄として残り、発展して現在のエイサーに使われる曲が、流行した。





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最終更新日  2004年10月28日 10時42分36秒
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