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2005年09月05日
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カテゴリ: 四方山話
いつもの内容から脱線です。

武士道について調べてみました。

武士道の一つの極みとも言える切腹。

一時期、ギャグとされていましたが、真面目に検証してみますね。




今回は、スルー覚悟です。












最初に切腹をした人物は、「1177年」八丈島にて自害した「源為朝」とされています。

この風習は日本独特のものだと言われています。
通常、自害手段として考えられる事は、胸や喉を突く方が確実に死ねるはずです。

では何故?

新渡戸稲造著書「武士道」の中で次の説明をしています。
「そもそも殊に身体の、この局部を選んで、これを切るのは、すなわちこれを以って霊魂及び愛情の宿る所となせる、いにしえの解剖学的信仰に基づくなり」
昔は、「腹に人間の霊魂や感情が宿る」と、信じられていたようです。
「腹を割って話す」など、己の全てを曝け出す発想のようです。

切腹の意義
武士が切腹を以って自害(自裁)する理由として、
「自ら腹を切る事は、最も苦しく、痛みも激しい、その勇気を誇示。」
という自己顕示が根底にあるようです。

武士とは、戦場の兵士だから、戦場で死ぬのは当たり前、日常から死ぬ事に対する恐怖心など乗り越えている。
と、言うのが建前。
自害(自裁)しなければならない理由は様々だが、

その方法論として切腹があるのであるようです。


どのような場合に切腹しなければならないか。
大きく分けて自発的と刑罰的に分類してみました。

『自発的』とは、
殉死や合戦に負けて死に華を咲かせる場合。

自分が責めを一身に受け、主家や自家の家名を守ることが目的の場合もあります。

「1580年(天正8)」1月16日
毛利方の三木城主・別所長治は、
秀吉に3万の兵に包囲され、徹底的な兵糧攻めにあった。
20ヶ月の間耐えたが、ついに別所一族の切腹と引き換えに城兵の命を救った。

「1600年(慶長5)」9月15日
大谷吉継は、
関ヶ原の戦いであるも、病気のため不自由になった体を輿に乗せて奮戦した。
が、小早川他四隊が西軍を裏切ったため敗戦が決定的となる。
吉継は、見えなくなった目で敵方をにらみつけ
「人面獣心なり、三年の間に祟りをなさん」と言い残し、腹を十文字に掻き切り果てた。

「1842年(天保13)」
小十人小普請・高屋彦四郎は「偐紫田舎源氏」の執筆により支配頭から喚問されていた。
罪は死罪に値はしないが、家の断絶を怖れて切腹を選択した。
これは、切腹により不起訴になる事が決まっていたからだという。


江戸期太平の世になると、武士にとって殊更に武士道が尊ばれる風潮となり、
「切腹も武士の最後を飾るもの」として儀式化し、江戸中期以降になると定型化していきます。
それらは、『刑罰的』切腹として、坐切腹に代表されます。


自発の一種に殉死があります。
太平の世が訪れると主君のために戦場で死ぬことはできない。
しかし、主君の病死等の場合
「先祖代々、主君に命を捧げて忠節を尽くしてきた、せめて主君の死のお供をする」
主君の後を追って死ぬ事を殉死といいます。
その歴史は古く、自発的なものか、否かは場合によって異なりますが、
殉死の手段として切腹は一般的なものであった。

ところで殉死の切腹には次の三種があるとされます。

義腹⇒上記のような殉死本来の意義から切腹する事。
論腹⇒同僚の切腹に遅れまいと切腹する事。
商腹⇒切腹する事で、「子孫が得をする」ことを見越して切腹する事。

この三つの腹の切り方を禁止する令も出されました。


切腹の通告から切腹の手順等など、フリーページに載せましょうね。
(結構キツイ内容の為)
案外、武士道の衰退や精神の衰退をも物語っています。





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最終更新日  2005年09月05日 17時39分58秒
コメント(10) | コメントを書く
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Re:武士道?(09/05)  
ビックリしました!でも、この記事からでも、源為朝の自害は?多いですね。場所も「大島」という説もありました?島には違いないけどね?フリーページはパスしまーす。だってお食事だから・・「尊ぴぶんみゃく」とか言うのみ、1177年自害だそうです。 (2005年09月05日 19時14分55秒)

Re[1]:武士道?(09/05)  
るんたrunta  さん
花より薩摩琵琶さん
今風に言うと、
お抱えの兵士が悪さをしました。
刑罰を命じました。
自決するほど勇気が持てず、
できないが、「桜と散る」風を演じる為、
首を介錯人に切ってもらう。
江戸後期の武士の姿
全てではないでしょうが、精神の衰退ととれますね。 (2005年09月05日 19時24分45秒)

Re[2]:武士道?(09/05)  
[精神の衰退ととれます]
年末になると「赤穂浪士」の関係の曲が多くなります。嫌いだったんですが、大石内蔵助少しは好きになるかも・・確かに武士道、切腹、イメージのみで受け止めてたかも知れません・・
(2005年09月05日 20時01分10秒)

Re[3]:武士道?(09/05)  
るんたrunta  さん
花より薩摩琵琶さん
イメージが強いですよね。
武士も人間ですよね。 (2005年09月05日 20時27分41秒)

るんたさん、こんばんは。  
全喜楽  さん
大変興味深い日記でした。
でも、フリーページを拝見するのは・・・ちょっと怖いです。
ここに同時に掲載しなかったるんたさんの気配りに感謝です。
人はよく「武士道」って簡単に口にするけど、生易しいものではないですね。しかし、それにしても壮絶ですね。 (2005年09月05日 22時26分11秒)

Re:るんたさん、こんばんは。(09/05)  
るんたrunta  さん
全喜楽さん
お笑いに使ってはいけない言葉もありますね。
本当の武士道を貫き、自決していった方々の壮絶な死への想い。

引き金を引くだけの自決やスイッチ一つの簡単なものとは違う事を再認識しなくてはね。

貴重な大切な命の重みを感じる事が出来る。
そう思いたい一心で記事にしてみました。 (2005年09月05日 22時38分37秒)

Re:武士道?(09/05)  
木綿の華  さん
日記リンクしてると、下の方の画面に出るので、予想できるので、昨日は迷いました。本当に!でもコメント多く勇気少しでますね! (2005年09月06日 17時46分45秒)

Re[1]:武士道?(09/05)  
るんたrunta  さん
木綿の華さん
安易に使ってるところに少し不安を感じています。 (2005年09月06日 18時06分23秒)

Re:武士道?(09/05)  
フリーページ拝見させて頂きました。勉強させていただきました。切腹の場面好きでは在りませんが、薩摩琵琶では多く、自分なりに調べたつもりでしたが足りなかった・・と思いました。 (2005年09月06日 19時43分02秒)

Re[1]:武士道?(09/05)  
るんたrunta  さん
花より薩摩琵琶さん
見ちゃいましたか。
(2005年09月06日 19時44分49秒)

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