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・土曜日のカフェテラスに友とお茶すれば 夕暮れていくも語らい終わらず・ 思考性に色彩あるなら友とわれ 極めて似たる 透明色やも・添えられたるミルクを開封しないまま 空のカップを無意識に揺らす・くるくると時間を廻せばさまざまな 記憶はカップに綯い交ぜに凪ぐ・腹立たしきことなどあれば生き感じる 今日の褒美と己を諌める・ああそうだ君を愛した記憶とは 流星なりし頃の断片・ 左胸に真紅の薔薇の造花(はな)飾り 秘かに祝いぬ汝が誕生日・此れの世に叶わぬ願いの有るを知る 我が初恋は永遠への序章
2007年06月22日
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・にわか雨地面を強打する如く 烈しく落ちて迷いを洗いぬ・未完なる夢物語の数々は 胸内にいまだ九十九折りなる・夢遂げる強き意志など持たぬまま 過ぎし時間(とき)にも悔いはなけれど・だんだんにあしたの危うさ思う時 今日は今日にて収支決算・いかようにいついずこにて書かれるか われの死因を測る夕暮れ・母送りし二十年前の哀しみの 凪ぐ時それを罪とも思いぬ・人生の悲喜こもごもに封印し 棺に眠りし母を忘れず・みかん色に染まる夕焼けの向こう側 いまだ燃えたぎる太陽がある・わが胸にくすぶり続けるあなたへの思慕は消せない 風になるとも・紫陽花の季節は君が誕生月 傍に祝いしこともなけれど・雨乞いて項垂れ咲きたる紫陽花に 遠き初恋の記憶を重ねる・超えてゆく苦難のあるは現在(いま)此処に 呼吸(いき)して動くわたしが在るから
2007年06月10日
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・気がつけば今年も半ばの月となり せわしく過ぎたる日々への悔恨・昨日の風昨日に過ぎてはまた巡る あしたの風に再生を遂げて・梅雨を含む風がひんやり通過して 憤りたる胸を鎮める・なぜどうして赦すを忘れてここに在る 赦されたき者はおのれ自身・過ぎていくあしたに残るものはなし 焦がれしときめきも無色透明・母の日も父の日もなぜか寡黙となり 両腕に抱えきれない寂しさ・耐えられないものなどなくて 永遠に消えないものもなくて 佇む・あじさいの彩り眺め初恋と 齢を重ねゆく君を想いぬ
2007年06月05日
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