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・上野駅中央改札大晦日 佇むわれは啄木のごと・くるくると電光掲示板変わる 時代の流れの速さのように・ふるさとの銘柄駅弁ひとつ買う 四角い箱がスクリーンと化す・モノクロに浮かぶちちははまだ若く 我が脳内は無声映画・しんしんと雪降り積もるふるさとの 正月家族の集い安らぎ・みかんひとつスルメいちまい炬燵の上 分けくれし母の笑顔忘れず・ふるさとの土くれよりわれいでまして ガラスの街にふるさとを探す・不忍の池のほとりに鳥たちが 餌を啄む陽だまりの辺り・ふるさとの雪一面の大晦日 我が胸内に積もる追憶・都会人なのですわたくしこうやって ビル立ち並ぶ街に暮らして・胸内にふるさと慕情を秘め生きる 眠らない街に安らぎ探して・来る年も風水鳥にちちははを 感じて生きる生かされている
2007年12月31日
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・年末の雨降り止まず窓を打つ 意欲の低迷を叱咤するがに・年の瀬の雨に流れゆくこもごもは いのち有りての確かなること・子の部屋の片付けすれば幼日の ままに時間が埃に埋もれて・いかように定年の着地をなすべきか 先を見ぬままにがむしゃらに駈けて・あと幾たび 春の風受けて生き生くや 木枯らしは黙して頬を打つのみ・脳トレの齢(よわい)は三十歳 ああそうね こころは退化劣化など知らず・パソコンに保存せし桜花(はな)は褪せぬまま スクリーンセーバー行ったり来たり・あでやかにたおやかに香れよさくら花 億光年の時空を超えて・電波時計の正確に時間を刻む針音(おと) もうじきもうじき新年に渡る
2007年12月29日
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