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2012.12.20
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カテゴリ: 教養書
時系列順にケルト文化から現代の独立運動までアイルランドの歴史について説明した本。
ノルウェー人のヴァイキングに侵略されたとか、清教徒革命のクロムウェルに武力平定されたとか、それぞれの出来事については正確な記述なのだろうけれど、それはアイルランドの歴史というよりもアイルランドを侵略した側の歴史で、史実の背後にあるアイルランド人の思想的背景や生活環境の変遷が見えてこず、本のタイトルに物語と冠しているくせに事実の列挙だけでエピソード性に乏しくて物語としてはつまらない。要するに、昔はアイルランド内で諸侯が群雄割拠して統一する強力なリーダーがいなくて内戦していて、12世紀にはより強力な軍事力があるノルマン人のヴァイキングに攻撃されて、ノルマン人の武人ストロングボウがアイルランド南部を治めたらノルマン人よりも強大なイギリスの配下になるほうがお徳だとアイルランド諸侯は判断してヘンリー二世やジョン王の統治下に入ったものの、イギリスの隙をついてたびたび反乱が起きて、その後もイギリスの統治下ではイギリス国教徒でないカトリックは差別されてて自治権もなくて貧乏すぎてアイルランド人は不満だったらしく、そのうえイギリスとは違うケルト的文化があるのでナショナリストが独立したがってたらしい。そんで1949年にアイルランド北部のアルスター地域以外はアイルランド共和国として独立したけどそれだけじゃ不満で完全独立したいということでIRAががんばっているらしい。
アイルランド研究の資料としては役に立つかもしれないものの、この本を読んでも結局アイルランド人はどういう人たちなのか、なぜ独立に固執するのかという核心部分がよくわからないままだった。ケルト文化の残滓があるとはいえ結局はゲール語でなく英語を話してるし、独自の文化を持つ人の民族独立運動というよりはカトリックやプロテスタントの宗教対立が根底にあるように見える。

★★★☆☆






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最終更新日  2012.12.21 04:22:32
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