三角猫の巣窟

三角猫の巣窟

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

サイド自由欄

コメント新着

三角猫@ Re[1]:戦争反対について考える(04/02) 四角いハムスターさんへ 四角いハムスタ…
四角いハムスター@ Re:戦争反対について考える(04/02) お久しぶりです。 コメントはしておりま…
三角猫 @ Re[1]:善本位制について考える(08/02) 四角いハムスターさんへ 善本位制がうま…
四角いハムスター@ Re:善本位制について考える(08/02) 三角猫さんへ 中国は国家安全ために自国…
三角猫 @ Re[1]:善本位制について考える(08/02) 四角いハムスターさんへ 私は宗教国家の…
2015.10.03
XML
カテゴリ: 教養書
ダーウィンの進化論や進化学者の研究内容の紹介、突然変異による遺伝子の変化、自然淘汰による進化などについて書いた本。カラーの図がふんだんに使用されていて、各章のおわりにまとめがあって、内容がわかりやすく書かれていてよい。日本語版独自のコラムもあり、進化に関する雑学としても面白い。
表紙には古代生物の写真を使っていて目を引くものの、別に古代生物だけを専門に書いているわけでもないので表紙がやや詐欺的。内容には文句はないけれど、400ページで5600円(税抜き)と値段が比較的高いのが不満。図書館に置いておくような大型本で、FF3の学者の武器になりそうなくらい表紙が頑丈で紙質が良いからその分高いのかもしれないけれど、その辺は豪華にしなくてよいから安くしてほしい。
D・サダヴァ『アメリカ版大学生物学の教科書 第4巻進化生物学』は300ページで1500円なので、同じテーマでもこっちのほうが安い。『アメリカ版4巻』は主に動植物の分化や進化に焦点を当てている一方で、『進化 生命のたどる道』はウイルスの進化医学やヒト固有の進化についても書いていて、より包括的に進化について書いているので、購入を検討している人は予算と興味の範囲に合ったものを買うとよいと思う。

なぜ貧乏な私が大金を払ってこんな高い本を買ってまで進化について調べているかというと、進化論学者を目指しているわけではなく、生物の進化のシステムを知ることは他の分野のシステムを考察する上でも有益だろうと浅はかにも考えたのである。
たとえば飲食店は淘汰が激しくてたいていの店は10年ももたない。他の店の模倣による競合とか、競合を避けたり優位性を得るための工夫とか、ビジネスの生存競争と進化を考えるのに生物学の進化モデルが役に立つかもしれない。
文学や言語学でも、たとえば単語は人の脳に寄生しながら伝染するウイルスのようなものだと考えると面白いかもしれない。あるいは小説を多細胞生物として考えて構造主義的にジャンルの分化とかを分析していくと、小説の進化論のようなものを書いて小説の行く末を予想できるかもしれない。
遺伝子の突然変異はたいていは有害か中立で、有益なものはわずかしかないものの確実に広がっていくという。そのようなわずかな有益な変化に進化の萌芽があるわけで、進化について知ることで日常生活のちょっとした有益な出来事も技術や社会の進化に向かう面白いものとして感じられるようになって、クリエイターやビジネスマンの参考になるようなアイデアも出てくるのではなかろうか。
好奇心の誘惑に負けて貧乏なくせに高い本を衝動買いしてしまったけれど、なにか金儲けのアイデアが出ればきっと本代も回収できるだろう。そうに違いない。そうでなければ困る。

★★★★☆






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015.10.03 06:50:35
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: