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もう十年以上になるか 毎年 八月の終わり先輩から 「だだちゃ豆」が送られてくる。「だだちゃ豆」とは 山形県鶴岡市白山(しろやま)特産の 枝豆です(有名になって最近は偽物も多いと)。その 芳香な甘みと 濃厚な味 しっかりした歯ごたえ・・・今年も むしゃぶりつく 幸せを頂きました(スミマセン!)。∵‥∵∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴晩夏 「だだちゃ豆」を味わう時は耳をつんざくような 蝉時雨が いつも背後に。だから か白山の麓で 子供時代を過した 藤沢周平さんの舞台の多くの 庄内 「海坂(うなさか)藩}をいつも 思い出す。『蝉しぐれ』の 数々の場面幼い頃の淡い恋 友情の機微 父親への思慕・・・あ~ 上手い 旨い!そして同じ時刻に 同じ地にいるように暮れなずむ 山々と里の 人々の情景が眼に見える。。。周平さんの この情景描写が 絶品 絶品!どんな作品でも これが独自の品格と 奥行きを。。。∵‥∵∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴「だだちゃ豆」を 撮ることを忘れて一気に 食してしまいました(トホホっ)今日は 映像なしでした。
2008年08月28日
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東京国立博物館 平成館で開催中だった「対決 巨匠たちの日本美術」を最終日前日の 16日(土曜日)に やっと観賞してまいりました。・・・終わっている展覧会をご紹介するのは マナー違反と 避けてまいりましたがでも人気があればあるほど 大混雑になる 博物館や美術館にはだいたい 常設の展示場が 同じ入場券で閲覧できます。そちらに 回遊したら 実に新鮮だったので。。。別案のご紹介を。 ∵‥∵∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴平成館から本館へ 途中の裏庭を望む通路のシートで 一息入れながら この席を教えていただいたブログの先輩に 思いをはせ。。。混雑が 半分以下に 気分が一気に ゆったりとする。夏休み中なので 小学生や中学生も多いのに歴史的な 博物たちに 静かに対話できるスペースと時間が 自由に 提供されているではないか!疲れたら ベンチで休み休息して 腰を上げたら目の前に 国宝が並んでいる 贅沢さ!平安時代の「太刀」が 一振り白い 真珠のような 妖艶さを秘めて 控えている。別館にはあざやかな 三彩の陶器が 迎えてくれる。こんな ご馳走を いつでも提供していただけるこんな 環境って 申し訳ないほど・・・サンドイッチで 休憩してもう一度 一周してしまいました。アジア館の アフガニスタンから掘り出された 仏頭の一部。これを 見ているだけで 紀元前の人類の交流などいろいろ 想像してしまいますね・・・∵‥∵∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴ところでこれらの写真の撮影は 無許可ではありません。フラッシュや三脚(一脚も)を使用しなければ不許可の表示が無い作品に限り OKなんです。驚きました。これから 興味のある歴史的な博物が自分の手元に 画像として。。。できるんですね。常設展を 見逃す手は ない! ね!
2008年08月18日
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北京オリンピック 野球の「日本対台湾」が 中継されている。顔面を 蒼白にしての 戦い。。。出場の選手は 戦いを前にして 四年以上を体調 精神を ここピンポイントに合わせてピークに 戦っている。。。すごい すごい!(微妙に調整できなかった選手が当然出てくる・・・) ∵‥∵∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴最年少の フェンシング選手最長年の 柔道選手・・・メダルに輝く 選手達に拍手を!そして 身近に一杯いる 多くの メダリストにも祝福を!わたしの まわりにも この夏数年以上 準備してきた発表を徹夜を続けて やっと実現する人が いる。 もうすぐ 白寿なのに回りの方々に 感謝を述べながら自然の移ろいに 笑顔で こたえている人もいる。重篤な 病気に真正面から 対決 受け入れている人々がいる。今年の夏も 暑い!∵‥∵∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴暑い 2008年の夏今の熱を しっかりと 受け止めよう! っと!
2008年08月14日
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通り雨 電気ブランで やりすごす∵‥∵∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴今週も お天気が不安定で灼熱の太陽に 熱せられた都会は夕刻になると ゴロゴロ ピカピカ ザーザーと。帰り道 浅草まできたら大粒の雨が 降り出す。軒下に 自転車を止め斜め前の 『神谷バー』に 逃げ込む。十年振りか それ以上かな? 。。。いや~ 懐かしかった。 店内と電気ブランと ハーフ&ハーフ(黒ビールと普通の生のミックス)これを 交互に飲むのが 調度いいんです。つまみに「明太きゅうり」「一口餃子」。回りは 海外から 関西からのわかりにくい 会話が 飛び交っているがひとり 涼しげに 飲んでいる常連さんも いたいた。∵‥∵∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴『電気ブラン』とは電気が珍しかった明治時代に誕生した、ブランデーベースのカクテルで神谷バーの「デンキブラン」は30度「デンキブランクラシック」は40度あります。雷に当たったようにならないように ご注意を!
2008年08月07日
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読み終わるのが もったいないくらいじっくり ゆっくり 味わい 堪能した。『言問橋』杉山隆男(文藝春秋 2006年)読了したら 胸がキュンと した。。。 ・ ・ ・ 父親から受け継いだ「やよゐや」の暖簾を守り還暦を過ぎた 足袋職人の前川慎治。 8月のある日、店を訪れた女性の矢がすりのひとえを見た瞬間に、 少年時代に淡い恋心を抱いていた少女・雪乃の俤が甦ります。 時代の荒波に翻弄され、果たせなかった約束が、いま……。 市井の片隅でひっそりと生きる男の生に秘められた仄かな彩りを、 鮮やかに描いた・・・ (文藝春秋の内容紹介から) ・ ・ ・舞台となっている慎治の家「谷中」子供の頃、垣間見た「根岸」雪乃の母の料亭『都鳥』がある「向島」を8月のある日 歩き バスに乗って心象スナップしながら 散策してしまった。∵‥∵∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴ 女は目当ての先が見つからないらしく、 帯にはさんだ紙片のメモをとり出して、 たしかめては、行きつ戻りつしながら 定まらない足どりで表戸の前を過ぎていった。 父と慎治を乗せたトロリーバスは、 土曜の午後の寺町を、 その名の通りにとろりとろりと 大きな図体をもたせつかせながら走っていた。 国電や蒸気機関車に引かれた列車が ひっきりなしに行き交う線路を跨ぐ寛永寺橋だが・・・ 「こらっ、ガキのくせに、のぞきなんてしやがって」 かと思えば、艶然と微笑んで、 わざとスリップの肩ひもを外しかけながら、 あと少しで胸のふくらみがこぼれてしまうという その寸前に、眼が点になっている子供たちに向かって、 バアーカと舌を出してみせる女もいた。 千代紙の裏には、薄い和紙でできた栞が貼り合わせてあった。 谷中いせ辰の銘が入った紙の上で、 右肩上がりに尖った文字が踊っている。 <七夕の夕方五時、言問橋のたもと。 入谷鬼子母神の朝顔市に行こうね> バスはやがて無数のきらめきの粒子をのせた流れの中、 言問橋を渡りはじめた。 不意に雪乃は慎治の手をとって、 その手に力をこめてきた。 「でもね、わたし、決めたことがひとつあるの」 慎治の眼を視線で左右からしっかりと固定し、 瞳の奥に直接訴えかけるように言う。 「慎ちゃんにわたしの足袋をこさえてほしいの」 近くでポンプ車や窓を叩き割る手斧を 運び出していた消防士たちが雪乃に気づいて、 「行っちゃ駄目だ!」「誰か止めろ」と 口々に叫んでいる。 ∵‥∵∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴‥∵∴‥∵‥∴沢木耕太郎のアシスタントから読売新聞記者を経てドキュメンタリー作家になった と知っていたがこんな 品格のある 情感たっぷりの小説を書するとは 知らなかった!実に うれしい な!
2008年08月02日
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