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●男性と女性を分けるという性の意味は、一般に考えられているほど簡単ではない。男女の性別はいろいろな点からなされる。 ・細胞の立場からは、男性は核の中の性染色体がXYであるのに対して、女性はXX。オリンピックなどの競技スポーツでは、選手の男女の同定はこの方法が採用される。 ・性腺として男性は精巣を持っており、女性は卵巣を持っている。 ・内性器では男性は精嚢と輸精管を持ち、女性は卵管と子宮を持っている。 ・外部生殖器の形が男性と女性で違う。 ・男性はよく発達した筋肉と低い声を持っており、女性は豊満な乳房と高い声を持っている。 ・脳の構造が男性と女性では違う。それに伴って心、行動の上で男女間の差が生じる。●上の性決定のマーカーのうち、染色体上の性別は受精と同時に決定されるが、そのほかのものは個体発生のある時期まで男女どちらの方向にも分化することのできる状態にあります。このそれぞれの時期のことを、その形質についての臨界期といいます。●母親の胎内で生殖器が男性と女性に分かれるのに続いて、胎生第20週以降から脳が性分化をはじめる。 ☆脳が精巣から分泌される男性ホルモンに曝される男性の脳へと分化が進み、曝されないと女性の脳になる。 ☆脳の性分化の臨界期は、ヒトでは胎生5~7ヶ月です。この時期遺伝的に女性の脳でも男性ホルモンに曝されると、男性の脳になる。すると生殖器の性と脳の性が逆転する。
2004.08.31
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●脳は生殖器、乳房、骨と並んで、もっと重要なエストロゲンの標的器官の一つです。エストロゲンの受容体が濃淡の差こそあれ、脳のほとんどの全領域に分布しているという事実がこのことを物語る。→エストロゲンはヒトの心、記憶、運動などと深い関係を持っている。●神経細胞は、細胞体(核やミトコンドリアなど)と豊富な突起からできている。この突起を通して細胞から細胞にへと情報が伝えられる。 ☆エストロゲンには、この突起を伸ばす働きがある。 →エストロゲンがDNAからRNAの転写に影響を及ぼす。●脳という臓器の大きな特徴の一つとして可塑性(力を加えて変形すると、変えられた形のまま保つ)が挙げられる。 ☆エストロゲンなどのステロイドホルモンは細胞の核の中の受容体に作用した上で、遺伝子の発現を誘導することによって脳の長期効果を起こすので、脳の可塑性を引き出しやすい。 ☆年齢とともにエストロゲンの分泌量が減るのに加えて、エストロゲンが脳の可塑性を誘導する力も低下することが、痴呆などの原因となる神経細胞の脱落を加速する。
2004.08.30
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◎ホルモン→受容体→遺伝子(DNAからRNAに転写) →タンパク質合成●ホルモン、神経伝達物質を含め多くの生物活性物質は鍵にたたとえたれ、鍵とぴったりあうようできている細胞の中にある鍵穴、すなわち受容体と結合することによってはじめて作用を発揮する。●受容体とホルモンが結合すると、いわゆるセカンドメッセンジャーをはじめとする情報伝達系のカスケードが働きます。そして細胞内を情報が進行して、タンパク質のリン酸化などを通して酵素反応が連続的に進むことによって、細胞に作用を起こす。 ☆カスケードとは、細胞内で化学反応の連鎖が進行する場合、第一段階の反応が引き金となって、その反応速度が増していく一連の科学的情報伝達のプロセス。●エストロゲンのようなステロイドホルモンの場合、細胞内に情報が伝達する方式は、ペプチド(2個以上のアミノ酸がペプチド結合により結合した物質)ホルモンや一般の神経伝達物質の場合と大きく異なる。 →ステロイドホルモンの受容体は細胞膜上ではなく、細胞の奥深く、細胞質や核の中にある。 ☆ステロイドホルモンは水に溶けないが、脂に溶けるので、細胞膜を通過してその奥にある核内にある受容体に結合することができる。●核内でエストロゲンと結合した受容体は、二分子ずつが複合体を作ってダイマーとななり、転写調節因子となって標的遺伝子に結合する。→遺伝子のDNAからRNAへの転写活動が高まり、タンパク質の翻訳が進む。
2004.08.29
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●エストロゲンは骨代謝のバランスを保ち、骨を保護する作用があり、骨粗しょう症を予防する働きがあります。エストロゲンが産出されなくなる更年期以降に骨折を起こしやすくなります。●血中のエストロゲンの欠乏は、脂質代謝の異常を来し、動脈硬化を進行する。その結果、心筋梗塞などの冠状動脈疾患、脳梗塞などの各種の動脈硬化性疾患の頻度は、女性は50歳を境として急激に上昇します。
2004.08.27
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●男性では、50歳以後の男性ホルモン、テストステロン(一部はエストロゲンになる)の分泌の減り方は、同年齢の女性におけるエストロゲンの分泌の減り方のように、急速ではない。→閉経期後の女性は同年齢の男性より体内のエストロゲンの量は少ない。●老化によるエストロゲンの分泌の減少は卵巣機能の低下を引き起こし、その結果、のぼせ、皮膚のたるみ、萎縮、外陰部の萎縮など目に見える症状が現れてくる。さらに更年期以降、記銘力は急速に低下の傾向を辿ります。●更年期とは、卵巣機能が成熟した状態から急激に下降傾向に転じ、その機能が完全に消失するまでの期間のことで、最終的には閉経を迎える。●女性ホルモンの量の低下は、皮膚のコラーゲンや、弾力繊維の減少につながり、しわ、皮膚のたるみ、乾燥などの変化が進行し、外見的な老化が目立つようになります。●当然、エストロゲン分泌量の低下と並行して、性欲も低下します。異性に対する関心の低下は、同時にエストロゲン分泌量の低下によって起こる感情の変化、脳の老化、それに引き続く大脳高次レベルでの理性的コントロールの低下など相まって、羞恥心の欠如など、個人の行動パターンの変化となる→俗に言う「おばさん化」といわれる現象。
2004.08.26
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栄養状態を無害のレーザー光でチェックできるバイオフォットスキャナーが日本に8月24日より導入になりました。ご利用になりたい方はメール下さい。
2004.08.25
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●ホルモンの定義 ☆前世紀の中ごろまでは→「ホルモンを合成し、それを分泌することを、専業または主な役割とする内分泌臓器で合成され、血液の流れを通じて目標の臓器に運ばれ、そこで微量でその作用を発揮するもの」 ☆しかしその後成長ホルモンや視床下部ホルモンなど局所で産出されて、その場所で働くものなのども見つかり →「生体内で生合成され、微量で情報伝達物質として作用する物質」 ☆ホルモンと神経伝達物質の差は、産出細胞(ホルモンを作り出す細胞)と標的細胞(ホルモンが作用する細胞)との距離が、前者は血流を介するため長く、後者は神経細胞と神経細胞の間のシナプス間隙であるために非常に短いということ。●ステロイドホルモンとは ☆ステロイドとは、チクロペンタノフェナントレン環を構成する炭素がすべて水素化された化合物、あるいは、そのメチル化された誘導体であるステランから誘導された化合物の総称です。 ☆ステロイドホルモンは脂肪に溶ける性質、脂溶性を持っているため、細胞膜を通り抜け細胞質や核の中の受容体に結合するすることができます。●卵巣ステロイドホルモン ☆卵巣ホルモンの一つであるエストロゲンは、卵胞、黄体、胎盤や副腎皮質、精巣などで産出される。●卵巣ホルモンの一般的作用 ☆子宮内膜(子宮の内面をおおっている膜組織)は外側から基底膜、海綿層、緻密層の三層に分けられます。基底層のさらに外側に筋層があります。中年以降この筋層からしばしば子宮筋腫ができることが知られている。 ☆基底膜は月経周期に伴って変化しません。海綿層と緻密層を合わせた機能層は、性ステロイドホルモンとよく反応し、月経周期とともに周期的変化を示し、月経期、増殖期、分泌期の三期からなる。 ☆月経時→機能層が剥がれて、月経血となって対外に排出されます。エストロゲンとプロゲステロンの両方の作用がなくなることで起こる。 増殖期(卵胞期)→月経終了後から排卵までの機関をいう。この期間の子宮内膜はエストロゲンにより作られる。 分泌期(黄体期)→排卵から月経発来直前まで。この期間の子宮内膜は、卵巣ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンとの共同作業でによって作られる。
2004.08.23
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●北米神経学会ではここ数年来、女性ホルモン、なかでもエストロゲンに関する研究発表の数が急増しているとのこと。”エストロゲンの脳に対する作用が新しい注目の的になってきています”→エストロゲンが物覚えをよくしたり、頭の回転を速くする作用があることがわかってきたためです。→近年社会的な問題になっているアルツハイマー病や老人性痴呆症の治療や予防に役立つのではないかという期待が高まって来ています。
2004.08.22
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