2023年02月の記事
全9件 (9件中 1-9件目)
1
-
自ら楽しむ。
先週末は親子で季節遊び2月「磯遊び」を催した。 寒いこともあってか、にもかかわらず、磯遊びだからか、2月は割に参加者が少ない。 今回も2組のみのご参加だが、親子三代、小さい子はいとこ同士、というとりあわせであった。 まぁ、普通、現代では2月に磯遊びはしないのだろうか。 親子で季節遊びの内容は、もともとわが家の年中行事みたいなところがあるから、私たちが変わっているのかもしれない。 もっとも、うちが2月に磯に行くのは、磯の自然環境、潮の満ち引きの加減や、海藻の植生に添ってのこと。 遊びもまた変化してやまない自然に添うものになっているのだ。 それにしても、磯はおろか、外で子どもを見ることが少ないところをみると、よその子どもたちは一体何をして遊んでいるのだろう、と思う。 もちろん、子ども自体がどうこう、というより、外で遊べないような社会環境を築いてきた、私たち大人のあり様が問題なのだが。 子どもの学力低下やら体力低下やら昨今問題にしているが、これは単純に小さい頃から十分に外で遊んでいないからだ、と指摘できるだろう。 代わりに、玩具や遊び道具を買い与えて、それで遊ばせるのだろうが。 それは逆に言えば、ものを与えられなくては遊べない、更に言えば、自ら楽しみを見出し、それを深めてゆく力の発達を妨げる教育をしている、ということだと自覚しているのだろうか。 それは結果として、自分自身の中身を豊かにするのではなく、自分の外に豊かさを際限なく求める大人を生み、消費を加速させている。 現在のような経済第一の社会をまわすには、確かにもってこいの教育、それで成り立っている、と言っても過言ではないのだが、果たしてそれでよいのだろうか。 穿った見方ではあるが、まるで、現行の社会をまわすために、人が思考回路や価値観をコントロールされているようにみえる。 その植えつけられた考え方が、その人に元々備わっているものとマッチしないために、目の輝きが乏しい、あるいは逆に妙にギラギラしている、といった病人予備軍の大人があまりにも多い現実。 社会は人が創るものであることに異論はないが、現行の社会をまわすために、子どもの頃から人為的にそれぞれの人生が歪められる、結果としてどこかで誰かが犠牲になる、というのは、どうも釈然としない。 話を親子で季節遊びに戻すと。 普段はどうして遊んでいるか知らない、参加してくれた子どもたちであるが。 磯、という慣れない自然環境に、最初は、好奇心を表しながらも、警戒しつつ、恐る恐る、というところがあった。 これは、年齢なども思慮すれば当然で、生き延びるのに必要な要素である。 前回のたき火、火に対してもそうだが、恐い、という感覚は命を守るのに必要で、それを味わうだけでも、自然環境で遊ぶ意義があるのではないか。 そこに、注意深さが自然育ってくる。 環境を身体で学習し、慣れてしまえば、あとは好奇心と感覚の赴くままで、水に濡れるのもおかまいなし、楽しそうに走り回る子ども、ひたすら生き物を探す子ども、様々である。 この環境に対する学習においても、一緒にいる大人が邪魔しないことが肝要である。 幸い、今回参加された大人は、懐が広い、余裕ある人たちだったので、子どもの学習、発達も早かった。 その懐の広さは、当然、その大人の育ち、経験の問題であり、懐が狭いなら狭いなりに、親子で季節遊びの中で、子どもとともに少しは広くなればよい、ぐらいには構えている。 何せ、こちらが手取り足取りやっては、大人であれ、子どもであれ、それこそ自らで氣付く学習の喜びを邪魔してしまうから、ひょっとすると不親切、と思われるぐらいに、余計な手出し、口出しは控えている。 それゆえの、参加費もそれなり（基本一家族500円）に控えている、ということもあるのだが。 お金を出して、遊んでもらえる、お客さんのつもりで来られた方には、いささか物足りない、と感じるかもしれないが、過剰におもてなしする氣は毛頭ない。 自然の中にあって、物足りない、と感じるのは、様々に氣付くことができない、自らの感性の鈍さである、と小さな子どもと遊ぶことで知るかもしれない。 大人もまた、自然の力を借りて、その感性を、自らの豊かさを取り戻すきっかけになれば、と願っている。 消費の渦で、自らもまた消耗させてゆく路線から、そろそろ外れてみてはどうか。 親子で季節遊び3月は3/19（日）11:00〜13:00「野草を食べてみよう」と3/21（火・祝）14:00〜15:30「磯遊び」です。詳しくは整体処明響庵ホームページで。参加お申込み・お問い合わせは0836-39-6275整体処明響庵まで。メールフォームはこちら。★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵（めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9～21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836－39－6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00＠宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日13:30〜15:30＠宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2023.02.24
コメント(0)
-
乗り越える力はそれぞれの内に。
整体処明響庵月刊紙「からだの自然」2月号より抜粋記事をご紹介致します。 「からだの自然」は ・天然酵母パンむくのき（宇部市あすとぴあ） ・ミリーズブレッド（宇部市西岐波） ・たこ焼きまる伸（宇部市西岐波） ・天然酵母のパンと菓子ばくや（宇部市亀浦） ・すくすくプラザ（宇部市琴芝町） ・保育所ハッピーランド（山口市阿知須） ・量り売り専門店 F（宇部市西梶返） ・珈琲店ジヴェルニー（宇部市沖宇部） ・宇部市立図書館 （宇部市琴芝町）・お米野産なかざわ（山口市佐山）（順不同）ご厚意で上記各店および施設に置かせていただいております。 是非手に取ってご覧ください。 二月のからだ ～乗り越える力はそれぞれの内に～まだ寒さは残るものの、日中の陽気、梅の蕾が膨らむように高まる生命の息吹に、春の訪れを感じます。 春の訪れとともに、私たちの身体も緩み、エネルギーを身体の外に出そうとする現象が活発に起こってきます。例年今頃流行る風邪系統の症状（風邪、インフルエンザ、新型コロナも？）もまたその表れでしょう。冬の間溜め込んだ余分なエネルギーが春の身体の変化とともに溢れて出ていきます。 溜まったものが、何かの拍子に溢れる、という、ごく身近な現象。ですが、例えばインフルエンザを「ウィルスが悪さをする病気」と固定された視点でのみで見ていると、突飛な話に聞こえるかもしれません。 病気の感染とか、ウィルスとかいう言葉には恐ろしい想像を膨らませがち。その膨らませた想像、意識の過剰というものが曲者で、不安をかきたて、身体にも影響を及ぼします。身体が実際に感じている以上のことを頭が錯覚させる。痛みや苦しみを自分の頭で大きくしていることはままあること。 例えば、幼児が転んで泣いた時に、大人が自分勝手な想像や主観、そして不安を押しつける形で、「おぉ痛い痛い、かわいそう」などとやると、幼児もその気になって、なかなか泣き止まない、という現象が起こります。 これは、弱さの感染とも言えるべきもの。先の例においては、大人の弱さが子どもにうつる、ですが、大人同士でも、自らの弱さから大きくした不安を共有し、更に知らず増幅していくことは多々見受けられます。いわゆる「先生」と呼ばれる指導者的立場の人でさえ、自らの内なる不安を、知ってか知らずか広めてしまう時代。 メディアやSNSの流通で、ともすると人の弱さも極めて感染を拡大しやすい環境でもあります。ウィルス感染以前に、人の弱さが感染爆発を起こす。昨今の「コロナ騒ぎ」も、実際の問題を大きく膨らませて、収拾を難しくし、未だ人為的に続けているように見てとれます。 人も命ある生き物、自ら整い治る力を持って生まれてきています。大地や海、自然が汚染を治める自浄作用を発揮するように、人もまた、摂り込んだ毒とて浄化・排泄し、不安の中にも希望を見出し、乗り越え強くなっていくことができる。患ったとて、その力を活かし、乗り越えればよいだけです。 自らの弱さに甘んじて、やたら不安要素を遠ざけよう、という有り様や、過剰に怖れて、溌剌と活きられない、という有り様こそ、病名をつけられる以前に病んでいる。 自らのなしたいこと、なすべきことに邁進し、弱さの伝染に飲み込まれない、しなやかな強さを日々磨く。そうして、自ら溌剌と活き、結果周囲の不安も鎮めて、お互いを活かし合える自身、そして関わりを暮らしの中で育んでいきましょう。 乗り越え、共に活きる力、可能性は、それぞれの心身、そして頭の内にあります。それぞれ、自分自身こそが未来を創る「希望」であり、その中心です。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵（めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9～21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836－39－6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00＠宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日13:30〜15:30＠宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2023.02.18
コメント(0)
-
見守る２。
（前回に続く）タイトルの「見守る」、ということに関しては、これからがむしろ本題なのだが。 これは、先日の自然農実習会でした話。 先日に限らず、時々話しているが、今回は初めて参加されて、自然農に取り組もうという方も多かったので改めて話した。 自然農は、耕さない、肥料・農薬を用いない、草・虫を敵としない、ということを柱とした奈良の川口由一師が確立した農である。 ついでに水を与えることも滅多とないから、ともすると、ほったらかしで野菜が育つ、と勘違いされる方もある。 単純にラクして野菜を育てられるから、という理由で自然農を始められる方がいらっしゃることは、正直やや心外ではあるのだが。 前回のブログに表したとおり、入口は人によってそれぞれ、ということで、寛容にかまえている。 いや、実際のところ、野菜の種類によっては、その土地の状態によって、かなりほったらかしでも、育たないことは無い。 それは、草々が勝手に生え、大きく育つのと同じ道理である。 こぼれ種から育ったトマトや、昨年掘り忘れたイモが、何時の間にやら大きく育っていることもある。 しかし、多くの野菜の場合、特に種から芽を出してからの幼少期と呼べるであろう期間、自然農でも手を加える必要がある。 周りの草の勢いに飲み込まれないよう、草を刈ったり、あまりに芽が混んでいたら、間引いたり、必要に応じて糠をまいたり…（糠は、自然農において、肥料とはとらえず、消費する作物の一部を土に還す、という扱い）。 その加減は難しいところもあるのだが、大事なのは、その加減を決めるもとにもなる、野菜に注意を向ける、注意深く観察する、つまり手を加える以前のことだ。 これは自然農で野菜を看てきたことと、整体で人を看てきたこと、両方の実感から言えることである（なお、人に関しては、先日のブログに少し表した）。 野菜について、その注意、即ち意を注ぐことの影響は、自然農実習会を催し、いろいろな人の取り組みを観察するようになってから、確信に至った。 私のみであれば、より注意を向ける庭の畑の方が遠くの畑より（庭も含めて畑は３つある）成長がよいことや、より思い入れのある野菜の成長がよいこと、子どもの育てる野菜の方がのびやかに成長することなどが挙げられる。 子どもの方が、というのは、おそらく、その眼に濁りが少ないから、と察する。 注意を向ける、といっても、大人の場合、先入観等、様々な観念が邪魔して、視野を狭くしていることがほとんどだ。 それこそ、収量や効率にとらわれれば、それにまつわることしか見えなくなるだろう。 厚い色眼鏡をかけているようなもので、それでは、対象自体が発する輝きをつぶさにとらえることはできず、深い注意を向けることにはならないのである。 自然農実習会では、様々な人が畑を借りて取り組んでいるが、同じ土地であっても、その様子は様々で、人柄が出ている、とも言える。 先に記した、注意の密度も様々だから、野菜の育ちもやはり様々になる。 ともあれ、自然農に共に取り組む中で、畑に、自然の、命の営みに注意を向けていく中で、目が洗われ、それぞれ観念のとらわれから解き放たれることを学びの視野に入れている。 それ即ち、自らの感性を豊かにする、ということだ。 自然農の畑で豊かに育まれるのは、野菜ばかりではない。（素直な人の、2年目にして見事なニンジン）次回、自然農実習会３月は3/12（日）9:00〜11:00まで、会場は宇部市東岐波の実習地です。詳しくは整体処明響庵ホームページで。参加お申込み・お問い合わせは0836-39-6275整体処明響庵まで。メールフォームはこちら。★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵（めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9～21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836－39－6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00＠宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日13:30〜15:30＠宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2023.02.17
コメント(0)
-
見守る。
昨日は月一で主催している、2月の自然農実習会だった。 幸い温かく、良い天気。 畑にはイヌノフグリやホトケノザなどの花、テントウムシの姿も見られ、命の勢いが表に湧き出て、賑やかになってゆく春の雰囲気を色濃く感じることができた。 その中で、参加された人もまた、作業を楽しみ、活発になってゆく。 身体における春の変化も促されることだろう。 種ジャガイモの植え付けが主な内容ではあったが、新しく参加された方には、畝立ても経験していただいた。 畝立ては、今後野菜が育まれる舞台の用意である。 耕さない自然農においては、鍬を振るうことは割に少ないが、この畝立てには必要で、多少額に汗することになる。 鍬やスコップの扱いに慣れてくると、それ程たいへんでもないのだが、初心者の方だと、一人でやるには草臥れるかもしれない作業だ。 もっとも、普段から身体を使っている人だとそうでもないだろう、と思うのだが。 その様子を見ていると、現代の街で生きる人の多くは、どれ程身体を使わず、あるいは偏らせて使い、鈍（なま）らせているのだろう、と改めて愕然としなくもない。 それでいて、自給自足をしたい、などと言う人も現れるから、面白い、と言えば面白いし、不思議、と言えば、不思議、だ。 要は、身体をふまえた現実と頭の中がどれだけ離れているのだろう、ということなのだが。 いや、自給自足、という言葉を、どの程度でとらえているのか、というべきなのか。 …もっとも、人のことは言えず、私も一度は「自給自足」を夢みたクチだ。 だが、実際やってみるとわかることだが、本氣で自給自足をするならば、それに一日の全てをつぎ込むぐらいでないと、少なくとも最初は難しいだろう。 耕運機で土を耕し、肥料をホームセンターで買ってきて畑につぎ込み、水やりに水道代を払って、生命力乏しい大きな野菜をたくさん作り、自給自足と満足している人もいるかもしれない。 それはそれで、本人がよければ、よい、とも言える。 が、それは私の言うところの、「本氣」の自給自足ではない。 当たり前だが、耕運機は工場で、人や資源、どれだけのエネルギーをかけて作られているのか、肥料とて、ホームセンターに並ぶまでにどれだけの手間がかかり、水道も誰がメンテナンスして管理してくれているのか。 そのどこかの行程が破綻すれば、当然、先に記したような人の「自給自足」は成り立たない。 更には、それらを供給するエネルギー源として、原発がおっ立ち、それがかの震災よろしく、事故で吹っ飛んだ日には、自給自足どころか、生きることさえ危ぶまれるようにもなるのだ。 また、食料だけが足りているから、と言って、果たして、自給自足と言えるのか。 根本に自らの身体を自らで扱いきれないようでは…つまり、病気になったから、と言って、そうそう病院のお世話になっているようでは、とても「本氣」の「自給自足」とは言えまい。 私の場合も、そうして、無謀にも「自給自足」を多少掘り下げた結果、あまりにも恵まれている、という有り難さに氣付いた。ただ、そのいき過ぎた有り難さの裏には、先に挙げた原発よろしく、人類、だけでなく、地球生命体の全てが、未来に膨大な借金を背負い続けている実態も知っている。 「自給自足」を無理に氣張らず、一人で完結しなくとも、お互いを活かし合う生き方が、それぞれ適えばよいのではないか、と考えられるようにもなったものの。 人の実体が活きる、つまりは自身を十全に発揮させてゆくには、便利さにすがる限り難しい。 活かし合う、は果てしなく深いテーマなのだが、そのヒントが自然農にもあって、取り組み続けることで、私の中にあった種から育まれてきているようにも思える。 ともあれ、私にもそういう過程があったおかげか。 自然農実習会に参加されて、自然農に取り組み始める入口・状況は人様々なれど、その後の可能性を楽しみに、応援しつつ、見守る余裕をそれなりに保てている。 （→続く）★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵（めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9～21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836－39－6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00＠宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日13:30〜15:30＠宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2023.02.13
コメント(0)
-
怪我の巧妙２。
（→前回の続き）更に穿って言えば。 怪我をすることによって、周囲、例えば家族から注目を集め、自身の存在を再確認し、安心することもあるだろう。 もっとも、それに味をしめてしまうと（もちろん無意識的に）、再三怪我や病氣で氣をひこうとすることも起こりえるから、医療従事者はもちろん、家族等の周囲もそれこそ「注意」が必要だ。 例えば、共働きで忙しい両親の子どもが、度々怪我や病氣を表す、あるいは何かを傷つけたり、壊したりする、といった背景には、人に知らず備わっている無意識的な要求とはたらきがある。 注意されることの不足からくる、自己の存在に対する不明瞭さ、漠然とした無自覚の不安。 そこから、もたらされる現象であるから、事が生じる以前の注意が肝要なのは言うまでもない。 しかしながら。 核家族化から、共働きが当たり前のようになり、スマホの普及、昨今はコロナ騒ぎも手伝って。 社会は、人との関わり、相手に向ける注意を希薄にしてきた傾向が否めないように看える。 而して、孤立化（内面的に、であり、物理的に群れていたところで満たされるものではない）する人の実体が表すところに由来する問題は増える傾向を示している。 実際、紙面やメディアを賑わせている事件の数々を、先に記したような人の無意識的なはたらきに注目して観察すれば、それなりに納得されることだろう。 更には、それを無理苦理抑えて管理しよう、と社会を窮屈にしてゆくならば、人の中で圧縮された余剰エネルギーは、いよいよ厄介な形で、自他に対し破壊を表し始めるのである。 昨今の込んだ手口の強盗や犯罪然り。 動画を使ったテロの如き悪戯然り。 陰湿ないじめ然り。 難病然り。 果ては戦争、自殺等へと結びついてゆく。 ちなみに、このことは、症状を表すという、身体の鬱散を、クスリ等で抑えつける処置によって、身体、というか、その人を弱らせてゆく、あるいは暴走させてゆく（自身をわからなくしてゆく）ことと同じである。 社会は、人が築いている、人の集合体であるから、社会という組織を一人の人、一つの生きている身体と見立てることもできよう。 言うならば、私たち一人一人が、社会に対する一つ一つの細胞にあたる。 それぞれの関わりが希薄になって、流れが滞り、鬱屈が起これば、先に挙げた如き社会病理とでもいおう、問題が症状の如く表れてくるのである。 ともあれ、それらの解決のヒントは、先に述べてきたように、感覚を介した「注意」であろう。 人であれば、誰にでも備わっているはたらきである。 自身に、相手に注意を向けること。 （但し、そこに先入観や固定観念、我を押しつけることではない、そして注意の密度が肝要だ） ウクライナの戦争やトルコの大地震など、痛ましく、遠方に注意を向けることは、メディアの発達したご時世で多々あるだろうが。 そこで、この世に命限りあることを知り、今を生きる自らと、自らの身近に在る人に対し、もっと注意を向けてみたら如何だろう。 汝の隣人を愛せよ、と誰かも言っていたが。 愛とは何か、とんと知らないが、注意を向けることも含まれているかもしれない。 そう言えば、愛の反対は無関心、と言っていた人もいた、と記憶している。 …ちなみに、明響庵の整体の原理は、その「注意」と、それによって自らと相手、相互に起こる生命現象に基づいています。毎月第３土曜日開催、「お手当て会」では、整体の基本であり究極、注意の密度を高めることもお稽古します。2月の「お手当て会」は2/18（土）10:30〜12:30開催、会場は宇部市常盤ふれあいセンターです。ご参加申し込み・お問い合わせは0836-39-6275整体処明響庵まで。メールフォームはこちら。 ★☆★☆★☆★☆★☆☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵（めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9～21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836－39－6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00＠宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日14:30〜16:30＠宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2023.02.10
コメント(0)
-
怪我の巧妙。
先日、ここ数カ月定期的に通われており、年末に足の小指を骨折された、という方が、骨折後初めて整体を受けにいらっしゃった。 聞けば、階段から落ちて、という。 それぐらいで済んで不幸中の幸いだ、と喜んだ。 実のところ、ここの声のかけ具合が、その後の回復（骨折のみならず、身体全体の）にとって、極めて重要である。 それは相手の様子をよく観察して、見極めることが肝要だ。 その方が玄関のドアを開けられて、入ってこられた時の雰囲氣に「あれっ」と感じた。 この「あれっ」は想像していたより、はるかによい方の「あれっ」であった。 とてもスッキリ晴れやかな印象を受けた。 骨折する前まで来られていた時に、感じていた鬱屈した様子が明らかに軽減していた。 骨折した、と聞けば、大方の人はお氣の毒に、ととらえるかもしれない。 社会的には表向き、もちろんお氣の毒、なのだが。 身体、というか、その人の実体をとらえた時に、実のところ別段お氣の毒とは限らないことがある。 人は、余剰なエネルギーをその身に圧縮させると、そのはけ口をどこかに求める。 もちろん、それは無意識的なはたらきのなせる業だ。 その方向が、大きくは、自身に向かうか、自身の外に向かうか。 自身の外に、とは、例えば子供が持て余して、食器を割ったり、ガラスを割ったり、喧嘩をしてみたり…某氏の歌よろしく、夜の校舎窓ガラス壊してまわるのも然りである。 自身に向かう場合は、怪我をしてみたり、病気をしてみたり。 今回の話にあるような骨折然り、偶然に起こるかにみえる怪我にも、実は怪我に至るなりの、その人の状態があり、事前からの流れがある。 而して、骨折することによって、圧縮されていたエネルギーの鬱散が起こるに至った。 足の小指の骨、という部分だけ観れば、深刻な破壊のようにとらえてしまうかもしれないが。その人全体を観るならば、自らの破壊、そこからの回復、という形で余剰のエネルギーを鬱散することによって、調子を整えてゆくのである。 更には、足の小指側、つまり身体の外側に体重をかけがちだった状態が、痛みによって、外側にかけることを制限される。否応なしに、内側を使うことを再学習してゆくことになる。 つまるところ、問答無用に、骨折に至るまでの身体、そこに結ばれていた癖が修正されてゆく。 即ち、怪我（を表す身体）の巧妙、の一端である。 （→続く） ★☆★☆★☆★☆★☆☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵（めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9～21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836－39－6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00＠宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日14:30〜16:30＠宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2023.02.07
コメント(0)
-
自然農というしあわせ２。
（→前回の続き） ドキュメンタリー「自然農というしあわせ」の上映自体はおよそ1時間。 その後休憩を少し挟んで、時間の許す人のみで、茶話会を催した。 茶話会では、最初に参加者各位に自己紹介をしてもらってのスタート。 自己紹介に、それぞれが携わっている農の取り組みについても少し話してもらうことを私がリクエストしたから、自己紹介が一巡しただけでも、十分面白い内容になっていた。 参加された人の多くに共通していたのは、食の安全や、そこから転じての健康に関する問題意識と不安から、自然農にたどり着いた、ということだった。 私自身も、農との接点自体、といえば、鍼灸の修業時代へと振り返る。 医食同源を視野に入れた鍼の先生のところで、彼の畑仕事を手伝い始めたことが入口だったから、大きくはその部類かもしれない。 もっとも、食や健康に不安を抱いていたか、というと、そうではなかったが。 後々、食に関する知識、外からの情報も相当摂り込んではいるのだが、それ程不安になったり、神経質になったりすることはなかったように振り返る。 自然農との出会いも、先に記した方とは別の鍼の先生に教えていただいたことがきっかけではあったが。 自然農の世界観に、言うならば、全生命共生の神髄を観たようで、感動に奮えたことを記憶している。 まぁ、入口は人それぞれ。 皆異なる人生を歩んでいるのだから、当たり前ではあるが。 自然農の探求を、ただ目先の野菜栽培技術の上達や不安解消の手段として終わらせることは残念である。 自然農を実践する中で、自らの内に豊かさや安らかさを育み、安心を広めるに足る自身を育てられたら。 安心を外に求めているうちは、不安に際限がないことに氣付くだろう。 土や野菜が育ってゆくのと等しく、そこにある人もまた深く豊かに育ってゆく場。 自然農実習会をそのような場に育てたい…上映会を通じて、自らの想い改めて、だ。 自然農実習会2月は2/12（日）10:00〜12:00、会場は宇部市東岐波の実習地です（お申込みの際に詳しくお伝えします）。 詳しくは整体処明響庵ホームページでご確認ください。 参加申し込み・お問い合わせは0836-39-6275まで。 メールフォームはこちら。 ★☆★☆★☆★☆★☆☆★☆★ 治る力、即ち生きる力を活かし、育む 整体処 明響庵（めいきょうあん) http://meikyoan.jimdo.com/ https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/ https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9～21時(予約制)、不定休 ご予約・お問い合わせ0836－39－6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む 整体体操教室 毎週火曜日10:30〜12:00 ＠宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う 古武道エクササイズ 毎週土曜日14:30〜16:30 ＠宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2023.02.04
コメント(0)
-
自然農というしあわせ。
先週末、自然農実習会の番外編で、ドキュメンタリー「自然農というしあわせ」の上映会を催した。 上映会と言えば、5月に教育変革ドキュメンタリー「夢みる小学校」の上映会を大規模で予定しているが（現在宇部市等に後援を申請中）、上映会を実際催すのは初めての試みであった。 とはいえ、今回は、対象を自然農実習会の実習生（希望者）と、知り合いで自然農に関心をもっていそうな人を招待するに限った。 言うならば、ミニ上映会だ。 毎月1回催している自然農実習会だが、1月は、正味畑に出ても、収穫が主で、そんなにやることもなく、何より寒いので、毎年お休みにしている。 しかし、何らか、学びを補うにはよい時季にちがいない、と考え、上映会を準備してみた次第だ。 「自然農というしあわせ」は、私の自然農の師であり、自然農創始者の川口由一さんが田畑に立つ様子と、文化人類学者の辻信一さんとの問答を撮ったドキュメンタリーだ。 そのDVDを購入し、初めて観たのは実のところごく最近で、昨年末である。 私が川口さんのもとに通っていた時から、かれこれ15年は経っているから、DVDを観た時の懐かしさたるや…帰郷にも似た感覚は、なにも年月のためだけではあるまい。 それ程、川口由一師と師が主催する赤目自然農塾の影響は、私にとって、大きく、深いものだった。 DVDで師が話されていることは、私が通っていた頃と、大きく違いはなかったが、新たに知ることももちろんあり、改めて感じ入るといころの深さは通っていた頃以上だった。 師から離れ、なお15年続けてきた自然農実践の蓄積が、言われるところの理解を深めた…と思いたい。 ともあれ、DVDの内容は期待以上の代物で、これは是非、みんなで共有したい、となったのである。 （→続く） ★☆★☆★☆★☆★☆☆★☆★ 治る力、即ち生きる力を活かし、育む 整体処 明響庵（めいきょうあん) http://meikyoan.jimdo.com/ https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/ https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9～21時(予約制)、不定休 ご予約・お問い合わせ0836－39－6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む 整体体操教室 毎週火曜日10:30〜12:00 ＠宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う 古武道エクササイズ 毎週土曜日14:30〜16:30 ＠宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2023.02.01
コメント(0)
-
催し＆教室2月のご案内。
体処 明響庵 主催 催し＆教室2月の案内です♪ ＜自然農実習会＞ 2/12（日）10:00～12:00＠宇部市東岐波の畑 参加費：500円 ＜親子で季節遊び「磯遊び」＞ 2/19（日）14:00〜15:30＠宇部市西岐波の磯 参加費：一家族500円 ＜お母さんの保健室＞ 2/7,21（火）10:30-12:00 2/4,18,25（土）13:30-15:00 ともに＠整体処明響庵 利用料：一回500円 担当：加賀谷香代 ＜整体体操教室＞ 毎週火曜日10:30～12:00＠宇部市常盤ふれあいセンター 参加費：月2,000円 ＜お手当て会＞ 2/18（土）10:30～12:30＠宇部市常盤ふれあいセンター 参加費：1,000円 ＜古武道エクササイズ＞ 毎週土曜日13:30～15:30＠宇部市常盤ふれあいセンター 参加費：一回1,000円 参加お申込み・お問い合わせは 0836-39-6275 整体処明響庵まで ★☆★☆★☆★☆★☆☆★☆★ 治る力、即ち生きる力を活かし、育む 整体処 明響庵（めいきょうあん) http://meikyoan.jimdo.com/ https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/ https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9～21時(予約制)、不定休 ご予約・お問い合わせ0836－39－6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む 整体体操教室 毎週火曜日10:30〜12:00 ＠宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う 古武道エクササイズ 毎週土曜日14:30〜16:30 ＠宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2023.02.01
コメント(0)
全9件 (9件中 1-9件目)
1
