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先々週末に遡る話だが。 書いたつもりになっていたが、何と書いていなかった。 もちろん、書くことを諦め、とばしたらいいのであるが、何と無く書きたくもあり、おぼろげな記憶を頼りに書いてみる。 親子で季節遊び3月の「野草を摘んで食べてみよう」は、どういうわけか、雨に見舞われることが多く(親子で季節遊びでは珍しい)、昨年、一昨年と中止で、3年ぶりの開催だった。 3年経つと、会場となる、草が繁る小道の様子もやや変わる。 道自体が変わるわけではないが、草の生え具合が変わるのだ。 もちろん、自然は常に変化しているから、当然のこと、毎年違うのだが、今年は随分、草が少ない印象を受けた。 とはいえ、幸いにもそれなりに生えてはいる。 草が生えることに安心を覚える人も、昨今では珍しいかもしれない。 しかし、草が生えなくては、それを食べる生き物も現れず…その連鎖に当然人類の存在も脅かされるであろう。 私たちだけが生きる、ということはありえない。 草に関するレクチャーを多少織り交ぜつつ、参加者の方と、草を摘みながら、小道を歩く。 穏やかな春の気候がたいへんに気持ちよい。 子どもたちも元氣一杯である。 多くを求めずとも、豊さに恵まれている証明のような時間。 小一時間歩いて、ヨモギ、ハコベ、カラスノエンドウ、ツクシ、スイバ、タンポポ、ノビル、そしてオランダミミナグサ。 けっこう摘むことができた。 オランダミミナグサ…なかなか名前が憶えられない、その草は、参加者の方に教えていただいたものだ。 そういえば、3年前も、タンポポの花を天ぷらにすることを教えてもらい、今回に活きている。 参加者諸氏のおかげで、会の豊かさもヴァージョンアップしてゆく。 そのオランダミミナグサ、タンポポの花、ヨモギ、カラスノエンドウ、ノビルは天ぷらに。 ハコベ単品でおひたし。 ハコベ、スイバ、タンポポの葉をオリーブオイルと塩で和えてサラダに。 妻のこしらえた、わが家でとれた米のおにぎりと、自家製味噌の味噌汁とともに、豪華な昼食をいただいた。 野草は癖が強いものもあるから、子どもによって好き嫌いがありそうだが、今回参加の子どもたちは、随分食べてくれた。 あらかじめ前日に、うちの子どもたちと少し草を採っておいて正解だった。 大人なら、現代では足りないぐらいがよい、と言いたいところだが、食べ盛りの子どもにそれはいささか氣の毒だ。 ひとしきり食べて、満足すると、子どもはにわかに遊び始める。 大人からするとせわしいようだが、そのエネルギーの回転、命のめぐりは実に素晴らしい。 全力で遊び、学び、成長してゆく姿は、この時季の草々とも重なり、実にまぶしい。 たいそうなことなどしなくとも、その当たり前の活躍が許される環境を維持すること、それが大人の役割であろう。 親子で季節遊びの後日、参加者の方から嬉しい報告があった。 家でも野草料理をやってみたところ、子どもたちは喜んで完食した、とのこと。 大人も子どもも、誰しもに、自ら豊かに生きる力の種は備わっている。 その力を活かす、自ら行動を起こす呼び水となったなら、それは冥利に尽きる、というものだ。 親子で季節遊び、次回4月は、4/22(土)15:30〜16:30「磯遊び」と、4/30(日)9:00〜11:00「筍掘り&山菜摘み」です。詳しくは整体処明響庵ホームページでご確認ください。参加お申込み・お問い合わせは0836-39-6275整体処明響庵までメールフォームはこちら★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日13:30〜15:30@宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2023.03.29
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少し前だが、中学校の卒業式に出席した。 誠に早いもので、長女も春から高校生である。 長女が中学在学中、コロナ禍とまるかぶりだったこともあり、私が中学校に足を運んだのは、片手で数えてもゆうに足りる程だ。 とはいえ、コロナ禍も緩んできたからか、数年ぶりに行なうフルヴァージョンの卒業式だったらしい。 フルヴァージョンなだけに、結構長い。 卒業証書の授与も、一人一人、全員が手渡された。 正直、退屈で欠伸が出かねない状況ではあったのだが、生徒諸氏それぞれの動き、身体の状態を観察していたので、飽きることなく、実に興味深かい、有意義な時間だった。 氣になったのは、ほとんどの生徒が胸の前側を縮めるような姿勢であったことだ。 結果的に、肩と頭が前に出て、やや草臥れた感じに映る。 ゆっくり歩くよう指導されていたことも関係あるかもしれない。 受験勉強で、一時的に草臥れたのかもしれない。 卒業式ということで、皆、胸が詰まって…ということであれば、わからんでもないが、どうもそういうわけではないように感じた。 来賓の祝辞では、前もって書きあげただろう文面を読み上げる中に、「自信に満ち溢れ、頼もしい姿…」ときたものの。 残念ながら、どこをどうみたら、そう見えるのか?という姿勢の子がほとんどであった。 姿勢、というと、多くの人は表向きな「姿」の方にとらわれるようである。 だから、整体や体操をしていても、どういった姿勢が良い姿勢ですか?といった質問もある。 姿勢がよくなりたい、とか、姿勢を氣にする声はそれなりにある。 そのこと自体は、自身に好奇心をもつ表れ、あるいは入口ととらえれば、喜ばしいことである。 ただ、姿勢において、肝心なのは、「姿」の方では無く、「勢」の方なのだ。 つまり、姿勢は、その人の「勢い」を表しており、生きていれば、それは変化に富むものである。 その人の、生命の勢いが、姿には表れる。 身体という組織においては、部分的に、勢いのあるところもあれば、ないところもあるから、その偏差が結果、それぞれの姿勢を形作ることとなる。 さて、話を戻して、某中学校の卒業式で観た、卒業生諸君の姿勢であるが。 胸の前側が縮んでいる、ということは、呼吸器に負担がかかっていたであろうことを表している。 呼吸器というのは、呼吸することはもちろんだが、耐える、抑えることと関係が深い。 グッと我慢する、こらえる時は、呼吸を止めているはずだ。 息を飲んで、息を潜めて、ともに表現することを耐えている時に使うだろう。 何となく、子どもたちが、中学生活で長く耐えてきたのだろう(受験勉強のみならず)、ということ察することができたのは、卒業式が終わり、各教室に戻って行われた、最後のホームルームの様子を見て、だ。 長々とのたまわれる先生の話を、子どもたちは聞いているふりをして、座っていなくてはならない。しかも、まったく面白くもない、くだらない話を、自己陶酔的に話している、ときているのに、だ。 もちろん、先生によるところはあるかもしれないが、卒業式で眺めたところ、子どもたちだけではなく、先生たちこそ、草臥れた様子が色濃く姿勢に表れていた。 式の中では、コロナ禍で大変だったことを校長も学年主任も強調していたが、それこそ、普段の姿勢がコロナ禍で強調された、ととらえるべきだろう。 そんなところを看とって、長女にも、思わず、「卒業おめでとう、お疲れさまじゃったね」と声をかけてしまった。もちろん、平静、彼女の窮屈そうな様子から感じていたことも含めて、だが。 任侠の世界ではないが、「おつとめ、ご苦労様でした」の気分だった。「卒業」をテーマにした歌は数あるが、心情的にはやはり尾崎豊の卒業であった。「卒業」尾崎豊 https://youtu.be/9IrsiLll53c今の学校は、参観日こそあれ、社会にあって、壁で囲まれた、ブラックボックスの要素が強い、と改めて思った。 一昔前であれば、先生と親の信頼関係で成り立っていた部分があったが、今やそれも乏しい。 子どもの様子から、親は察して働きかけるべきだが、親も共働きで余裕がない家庭が多い、と推測する。 先生も、子どもたちも、勢いが削がれ、草臥れてゆくような場であれば、学級崩壊など必然だ。 そうして、表出されるならまだしも、耐えて肚にたまってゆくものこそ、溌剌たる活動を阻害し、成長を歪める恐ろしさを秘めている。 言葉巧みに、「姿」を偽ったとて、身体は正直である。 ならば、壁たるお化粧を解いて、人も、学校も、社会も、もっと開かれる方へ向かうことが望ましい、と考える。 それぞれが自身を表出し、活きる在りさまを探求しようではないか。 5/20(土)開催、「夢みる小学校」上映会@宇部で、上映される「夢みる小学校」では、そんな地域に開かれた学校、教育のアイデアも出てきます。子をもつ親、教育に携わる方はもちろん、共に未来を紡ぐ多くの方に足を運んでいただき、それぞれに何かきっかけ、ヒントを得ていただければ嬉しいです。 「夢みる小学校」上映会@宇部日時:5/20(土)13:30開場14:00開演会場:宇部市多世代ふれあいセンター2Fふれあいホール料金:1,000円 18歳以下無料 乳幼児連れ可お申込み・お問合せ:0836-39-6275整体処明響庵までお申込み・お問合せフォームはこちら ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日13:30〜15:30@宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2023.03.26
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(↑ポスター)先日、チラシ、ポスターが刷り上ってきた。 何の、と言えば、当然、ブログのタイトルにある、「夢みる小学校」上映会@山口宇部の、である。 開催は5/20(土)。 13:30開場、14:00開演だ。 会場は、宇部市多世代ふれあいセンター、ふれあいホール。 270席ほどの、宇部市にあってはそれなりに大きな会場だ。 計画当初、新型コロナを多少警戒したこともあって、半数でも(1席ずつ空けても)100席を超える会場を用意したが。 新型コロナが5類に格下げされた後になるであろう開催で、それも含め、新型コロナ関連の心配は随分軽くなっている。 (チラシ表)(チラシ裏) チラシ、ポスターが刷り上ってきたことで、このブログも含め、いよいよ本格的に宣伝開始、というわけだ。 ところで、チラシ、ポスターは、映画の制作会社から、指定のテンプレートがあり、それに、開催情報を入力して作られているため、主催はするが当方のオリジナル性は低い。 0から作る手間が無い分、貧乏暇なし、それなりに忙しい身の上にはありがたいが、当然、氣に入らん部分も実はある。 例えば、タイトルの下、ど真ん中にある、「自分のままでいいんだよ」とか、「子どもファースト」という、浮ついた文句がそれだが…その解説にはそれなりに文量を割きそうなので、ここでは置いておく。 何が言いたいか、というと、主催者の私とて、この映画、そして劇中の学校を、諸手を挙げて、讃えている、というわけではない。 理想として、崇めているわけでもないのだ。 が、紋切り型の学校一辺倒でなく、劇中「きの国子どもの村学園」のような学校(過去ブログ参照)も身近にあったらいいよね、と強く提案はしたい。 子どもはもちろん、周りの大人も、それぞれがますます活き、活かされ、社会全体もより自発性に満ちて、変容してゆく可能性を感じているからだ。 そういう希望の種は、それぞれに備わっているものであるから、来る上映会を呼び水として、それぞれにアクションの芽が表出し、育つことを願ってもいる。 子を持つ親、教育関係の方のみならず、共に未来を紡ぐたくさんの人に、是非とも観ていただきたい。上映会のご予約・お問い合わせは0836-39-627539meikyoan6275@ezweb.ne.jp整体処明響庵 加賀谷(かがや)まで★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日13:30〜15:30@宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2023.03.23
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(続き、というわけではありませんが、前回の「春の畑でデトックス」とリンクした内容になっています) 先週末は、3月のお手当て会も催した。 お手当て会は、自らに、あるいは組になって、お互いにセルフケアの実習を行う会である。 自助精神の高い、志ある方が参加してくれる。 手当て、のそもそもは、腹が痛かったら、自然と腹を抑え、頭が痛かったら、頭を抱え、痒かったら、掻き…というような、無意の身体のはたらきからきている。 犬だったら、手ではなく、舌で傷口を舐めるように、人間のみならず、生命体に通ずるものである。 本来、別段、特別な道具は使わず、身一つあれば済む。 近現代では、手当てというと、包帯を使ったり、薬草を使ったり、というイメージがあるようだが、少なくともうちではそれはしない。 だが、そのイメージも含めて、手当て、というのは、死語に近づきつつあるように思える。 それもそのはず、何かあったら、病院に飛んでいく人が多い昨今、自らで何とか処置しようとすること自体が減り、「手当て」という言葉は使われなくなってきている、と察する。 その風潮に、警鐘を鳴らす意味も含めての「お手当て会」だが、「お手当て」の意味が今一つ通じないのでは、募集の上でどうも具合が悪い。 そこで、4月からは、やや不本意ながら(横文字自体)、実験的に名称を変更、「セルフケア実習会」として様子をみることにした。 もちろん、内容の変更は今のところ考えていない(基本的に、毎回やることは変わるのだが、方向性として)。 身体の面白さ、自身の素晴らしさに氣付いて、参加者それぞれが自分自身をますます活かしてゆくことにつながる、そんな場にしてゆきたい。 盲目的に、病院にすがる人には、「セルフケア」に換えたところで響きはしないのだろうが…志ある方が集まることには、やはり変わりないことだろう。 さて、手当て。 自らに施すことはともかく、相手に、となるとやや敷居を高く感じるようである。 ただ、先に記したように、元々無意のうち、身体の自然がはたらいて起こる現象であり、それはお互いであっても同じである。 それは前回のブログで挙げたように、自然環境の中にあって、身体の自然、例えば自然治癒力も活発に働き出すのと、やはり同じであろう。 身体は自然であるから、人が二人(以上)在れば、お互いに呼応して、はたらきが高まるのである。 ただ、ここで問題となるのは、これも前回記した如く、やはり頭だ。 頭が余計にはたらくと、当然無意から遠ざかるため、身体の自然がお互いに呼応することはなく、活発になることも難しい。 雑念、邪念が多くては、うちでやるところの手当ては成り立たないのである。 逆に言えば、お手当てを通して、邪念、雑念に振り回されない稽古をする、とも言える。 邪念、雑念は、意識の過剰と言い換えることができよう。 ちなみに、邪念には、相手をよくしてあげよう、とか、治してあげよう、と自意識を相手に押しつけることも含まれる。 そんなことはわざわざ意識せずとも、無意のレベルでお互いを活かすように、生命ははたらくからだ。 如何なる野生動物も、子どものため、などと思わずとも、子どもが危機に瀕した時、わが身かえりみず、敵に向かってゆくのは、好例だろう。 お手当て会でやるように、そういうことを、身体を通して知ってゆくと、自身もさることながら、如何に現代が、意識過剰によって滞っているか、歪んでいるか、観えてくることだろう。 そして、そこを生き抜く知恵も育まれる、というものだ。 お手当て会、改め、セルフケア実習会4月は4/15(土)10:30〜12:30を予定しております。詳しくは、整体処明響庵ホームページで。参加お申込み・お問い合わせは0836-39-6275整体処明響庵までメールフォームはこちら★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日13:30〜15:30@宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2023.03.21
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先々週末には、3月の自然農実習会を催した。 今頃は、畑も、草も野菜も勢いが増し、虫も随分出てきている。 人ももちろん活発になってゆく時季…だからだろうか、今回はほとんどのメンバーが出席していた。 雨予報を控えた、とてもよいタイミングでニンジンや、アブラナ科の菜っ葉の種を降ろすことができた。 エンドウ豆の支柱も立てて、自然農の草にまみれた畑も(遠目に観ると、畑には見えないことも…)、随分畑らしく見えてきた。 ところで、この時季だけに、参加者の中には花粉症の方も何人かあった。 かくいう私も、近年はそれらしい症状が表れる。 今年も多少、日によってムズムズしているが、今のところそうたいしたことはない。 何人かいらっしゃった、花粉症の方を看ているとと、畑に来られて、作業をされるうち、一様に、症状がやや勢いづいたようであった。 目が痒くなって涙が出たり、鼻水が出たり、人によっては咳が出たり。 私も、畑に立つと、季節によって、途端に鼻水がズルズル出だす。 こう聞くと、花粉症や身体の理解が浅かったり、偏ったりしている方は、症状が悪化するなんて、けしからん畑だ、となるのかもしれない。 ブタクサやら何やら、アレルギーの元(アレルゲン)が飛び交っているのでは、と憶測、心配さえするかもしれない。 だが、そこには、症状を悪いものとして扱う、先入観が前提として働いている。 だから、出がよくなると、悪化、というとらえ方になるのである。 極端に言えば、下痢も嘔吐も、発熱も、身体の具合が悪い、として扱われ、それを止めなければ、という発想になる。 出す過程における、若干の苦しさが、それを後押しするのだろう。 体力があまりにも低下している場合も出過ぎて止まらない、という現象が起こり、こちらは注意を要する。 が、体力がある場合の、身体が出そうとする現象、即ち排泄は、出してしまえばスッキリし、身体が自然整ってゆく。 つまり、身体が自ら整うための過程だ。 極めて生理的な現象だが、それもまた、現代では症状として扱われ、悪いこと、としてレッテルを貼られることすらある(場合によってはご丁寧な「お名前」とともに)、というわけだ。 そして、「春」の気候、自然環境は、その氣質柄、身体の自然に作用して、排泄を誘導する。 環境の自然と、身体の自然、呼応して、と言うべきか(実のところ、別は無い故、かもしれないが)。 言い方を平たく換えれば、自然環境は、身体の自然のはたらき、自然治癒力を活発にする。 それゆえ、花粉症の如き排泄を表す症状は、より勢いよく表されるのである。 だから、草在り、虫在り、命溢れる自然農畑にあって、人は身体の内から、本来持ちうる豊かさを取り戻してゆく。 その障壁となるのは、頭、もっと言えば、偏った頭の中身、偏った使い方なのだ。 身体が表していることは、決して悪いことはなく、現実を歪めて不自然に解釈をする、頭が問題なのである。 頭が悪い、という表現を思い切って使いたいところではあるが、その、良い、悪い、という安直な判断ですら、価値基準、頭の問題に含まれることを追記しておく。 さて、そうこうして、農作業を終え、帰路に着く参加者諸氏の姿は、来られた時よりも、スッキリ爽やか、のびのびとして、どこか滞りがとれたようであった。 春の大地、空、さながらであったことは、言うまでもあるまい。 次回、自然農実習会4月は4/2(日)9:00〜11:00を予定しております。内容等、詳しくは、整体処明響庵ホームページでご確認ください。 花粉症然り、多くのアレルギーに関しても、お身体が悪いわけではありません。自身を知り、身体の理解を深めることで、根本的に解決できることがあるかと思います。整体処明響庵、3月のモニター募集対象は「アレルギー(花粉症含む)」でお困りの方。 自然農実習会、モニター募集ともに、お申込み・お問い合わせは0836-39-6275整体処明響庵まで。メールフォームはこちら。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日13:30〜15:30@宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2023.03.20
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整体処明響庵月刊紙「からだの自然」3月号より抜粋記事をご紹介致します。 「からだの自然」は ・天然酵母パンむくのき(宇部市あすとぴあ) ・ミリーズブレッド(宇部市西岐波) ・たこ焼きまる伸(宇部市西岐波) ・天然酵母のパンと菓子ばくや(宇部市亀浦) ・すくすくプラザ(宇部市琴芝町) ・保育所ハッピーランド(山口市阿知須) ・量り売り専門店 F(宇部市西梶返) ・珈琲店ジヴェルニー(宇部市沖宇部) ・宇部市立図書館 (宇部市琴芝町)・お米野産なかざわ(山口市佐山)(順不同)ご厚意で上記各店および施設に置かせていただいております。 是非手に取ってご覧ください。 三月のからだ~自身を再生、環境とともに~梅の香漂う今日この頃。植物は気候の変化をより敏感に感じ取って、毎年時季になると花を咲かせては散ってゆきます。植物だけではなく、私たちの身体にもそういうところはあって、冬の間、寒さに応じて締まっていた身体が、春になると、緩んでいきます。 話は飛びますが、先日「杜人(もりびと)」というドキュメンタリー映画を観ました。副題は「環境再生医 矢野智徳の挑戦」。「大地の再生講座」を各地で開催、庭、被災現場の再生も手伝う、矢野氏の活動記録です。 矢野氏の職業は、造園業と分類できそうですが、「環境再生医」という呼称に、観てすぐ合点がいきました。風が通るように草を刈り、スコップで水流を促し、締まった土やコンクリートを返したり、穴を空けたりして、大地の氣が自ら巡るのを手伝う。自然の要求を聴き取って。 被災現場に駆け付けた矢野さんは「土砂崩れは大地の深呼吸。息を塞がれた自然の最後の抵抗」と話されたとか。コンクリートやアスファルト等で抑圧され、鬱屈した大地の、圧縮されたエネルギーの解放、だったのでしょう。 春、身体が緩む過程で、表される様々な症状もまた、冬の間に溜め込んだ余剰エネルギーの解放。それを経過して、身体は整ってゆく。そういった身体の要求を、クスリなどで人為的に抑えると、身体は余剰エネルギーを圧縮・鬱屈させ、また何かの拍子に、何かの形で表します。また、矢野氏が語っていたことで、印象的だったのは、「地球環境問題の伝え方がきれい過ぎ」ということ。地球環境問題のことが言われ出して、もう何十年経っているでしょうか。にもかかわらず、悪化の一途を辿っているのはなぜか。それは、ほとんどの人が他人事、誰かが何とかしてくれるだろう、と思っているから。 なぜ、そう言えるか。それは、身体がよくなってゆく人と、なかなかよくならない人の大きな違いがまさにそこだから。自分の身体の問題ですら、金さえ払えば、やはり、誰かが何とかしてくれるだろう、と自らの問題ととらえられない人がいるくらいです。CO2がどうの、と喚いたところで、「それはたいへんだ」と思うだけで終わってしまうことでしょう。 多くが、過ぎたる便利さを求め、過剰に消費し続ける「癖」を外から植え付けられる現代。その消耗が、地球環境、同時に自身の首も絞めている。その癖は、恐るべきことに、外へ外へ目が向いて、実際の自身を見失う、という病も引き起こす。そうすると、自らの問題を把握できず、それに対する行動もなかなか起こってこない。 自分の足元、身体という自然を十全に活かすことで、自らの感性から豊かに。そうして足るを知れば、地球環境も、それぞれの足元より改善してくるに違いありません。息をしている限り、まだ間に合う。これも矢野氏の言葉ですが、誰しも限りあるのもまた事実。氣付いた時、自ら行動を起こすことこそ、自らと周りの環境を甦らせる入口。明響庵は、それぞれの「再生」を応援します。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日13:30〜15:30@宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2023.03.17
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(前回に続く→)杜人の感想を書き留めよう、と始めたが、話が大きく膨らんで、さて、どうまとめたものか…正直、書きあぐねている間に、時間が経ってしまった。 果たして、まとまるものか…まぁ、あきらめず、もう少し書き進めてみる。 劇中、おそらくは「大地の再生講座」なのだろう、草を刈ったり、土を返したり、みんなで作業する場面があった。 それを終えた後の、参加者の様子に、疲労感の中にも、すっきりして、憑き物が落ちたような、身体や頭で滞っている、余分なものをそぎ落とした感じが看てとれた。 程度は違うが、その様子は、うちで主催する、自然農実習会や、稲刈り体験を終えた後の参加者にも看てとれる変化だ。 それを自覚できる参加者もいらっしゃって、稲刈り体験は案外、IT関係の仕事に携わっている方に好評を得ていたりするから、面白い。 身体を看ていると、現代の日本では、不足より、過多が圧倒的に身体や頭を害している、と感じる。 歴史を紐解けば、時代によっては、飢饉があったり、戦乱があったりで、不足に悩むこともあったであろうが、現代は明らかそうではない。 では、現代の日本人が、体内や身の周りに抱える余剰分のエネルギーは果たしてどこからきているのか、といえば、もちろん、地球環境からである。 化石燃料などの資源はもちろんのこと、乱獲や汚染を伴う無理な農水産業、土地利用、開発…。 地球に無理をかけて、搾取している分なのだ。 つまり、その活動によって、地球、そして、知らず、自分たちの身体、生命の活性を害している。 そう俯瞰すれば、矢野氏の「大地の再生講座」の如き活動は、人そのものの命を燃やし、地球環境を再生する…結果的に、余剰エネルギーを鬱散して、人自らも再生してゆく。 地球と人のエネルギーを巡らし、滞りを解消する、誠に直接的で、理に適った活動と言える。 一昔前まで、私たちのご先祖は、農や漁、里山の管理…日常的にそのことを暮らしの中で成してきたのだろうが。暮らしを変え、滞りがかさんで大きくなった現在、矢野氏の活動は、そのことを集中して行う…まさしく、医の役割を果たしている。 その活動が、現在、多くの人に支持を得て、全国へ広がりをみせていることは、喜ばしい。 エネルギーを持て余し、感覚も鈍らせている人も多い現代だが、どこか、本能的に、自らと、地球の再生を求め、理合いに添って行動しようとする、人間の希望が看える。 私も映画を観ただけで、まだまだ客観的ではあるが、近いうちに是非活動を共にし、身近で日常的に活かしたい(と調べたところ、近場、広島での講座は2月末に終わっていた…残念)。 (→続く?)★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日13:30〜15:30@宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2023.03.16
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(前回の続き→)劇中、矢野氏の言葉で印象的だったのは、「地球環境問題の伝え方がきれい過ぎた」ということ。 劇中では、あまりクローズアップされず、断片的に使われたシーンだったように記憶する。 補足も特になかったから、かなり私なりのとらえ方になってしまうのだが。 地球環境問題のことが言われ出して、もう何十年経っているだろうか。 生命の存亡に関わる問題であるかかわらず、悪化の一途を辿っているのは何故か。 それは、ほとんどの人が、問題に対し他人事で、自分とは関係なく、誰かが何とかしてくれるだろう、と思っているからだろう。 そう明言できるのは、自らの身体に対する、それぞれの姿勢を看てきたからだ。 身体が根本的によくなってゆく人と、なかなかよくならない人の大きな違いはまさにそこだ。 ちなみに、ここでの「よくなる」はもちろん、鈍らせて、症状が表せなくなる、ということではない。 自身を活かし、速やかに、不安なく症状を経過できるようになってゆく、という「よくなる」だ。 そのよくなる、ならない、の分かれ道が、自らの身体の問題を、自らのことととらえられているか、否か、ということである。 こう書くと、自らのことととらえられていない人などいるのか?と思われるかもしれない。 が、金さえ払えば、身体のことも、誰かが何とかしてくれる、と自らの大事な身体にもかかわらず、よそに丸投げしている人の何と多いことか。 医療技術が進歩しても、病人が減らないどころか、ますますややこしい病が増える原因の一端もそこにある。 もちろん、それは潜在意識がそうなっているのであって、表層の意識にはなかなかのぼってこないようだ。 ゆえに、こう書いたとて、自分は違う、と思いたがる人がほとんどだろう。 その、自分と向き合えない癖が、一事が万事、自らの問題から目を背け続けている、行動を起こさない、ということにつながっているのだが。 自らの身体に対してでさえ、その調子だ。 CO2がどうの、と傍から言われたところで、「何だかたいへんだな」とボケた反応を示す程度で終わってしまうことは目に見えている。 あるいはご口舌をたれたところで、有効な行動は決して起こさないに違いない。 やや手厳しくなったが、私とてそうだったから、言えるところでもあるのだ。 大学農学部時代、地球環境問題を意識して取り組んでいた、と言っても、今思えば、それは自分を棚に上げての話で、相当舐めていたことは間違いない。 その時の自分を思い起こすにつけ、ケツを蹴り飛ばしたいぐらいのものだ。 ひどく客観的であった大学時代だが、ともあれ、地球環境問題に対する一つの結論を導き出していた。 それは、いくらいろいろ研究して、データを出したところで、原因である人間が変わらないことには、根本的なところの解決には至らないのではないか、ということであった。更に、「人間が変わらないことには」から、「自分自身が変わらないことには」へと進んだのは、もう少し先のこと。それは即ち、環境再生に至るであろう、自身再生の一歩であった、と振り返る。 (→続く)★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日13:30〜15:30@宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2023.03.09
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(→前回に続く)環境再生医…聴き慣れぬ呼称ではあったが、映画「杜人」の中で、矢野氏が取り組む姿を看て、すぐ合点がいった。 風が通るように草を刈る。 水脈の流れを促すようにスコップで地を掻く。 締まった土やコンクリートを返したり、穴を空けたりして、大地の氣が巡るのを手伝う。 風、水、土…自然の要求を聴きとりつつ。 身体と大地、スケールは違うが、結局のところ、活き還るように、氣が巡るように、手伝ってゆくところでは同じ、と観えた。 氣、という言葉を使うと、怪しく感じられる方もいるだろうが、閊(つか)えて、滞っているところに流れを取り戻す。呼吸を取り戻す、とも言えるだろう。 その呼び水に、自らの命を活かすのである。 農学部の森林科で、山を歩き、調査することを多く経験していた私は、身体を触れて看てゆくうちに、表面的に身体は地形とよく似ている、と感じていた。 力が集まり、盛り上がっているところもあれば、沈み込んでいるところもある。 皮膚に弾力があって、潤い、勢いのあるところもあれば、乾いて元氣の無いところ、中には沼のように感じるようなところもある。 それは中身の状態が、表面に表れている、ということ。 表面、外側からアプローチすることで、中身も変化してゆく、ということが起こる。 …とそういう目が育っていたから、矢野氏の取り組みは、にわかに合点のいくものだった。 被災現場に駆け付けられた矢野氏は「土砂崩れは大地の深呼吸。息を塞がれた自然の最後の抵抗。」と話されたとか。 コンクリートやアスファルトで抑圧され、鬱屈した大地に圧縮されたエネルギーが、解放を求めて、噴き出し、暴れた、と看たのではないか。 身体でも、現代では往々にして、同じようなことが観察される。 例えば、風邪で身体が熱を出したがっているのに、解熱剤で抑える。 そうすると、要求を抑圧された身体はどうするか。 下して、熱を下から出す、というのはまだまし。 脳炎や肺炎、圧縮されたエネルギーが中身の破壊、という形で鬱散されたり、風邪の後、程なく、ぎっくり腰という形で鬱散されたり、人によって極めて多様に表される、。 体力の如何によっては、その場は溜め込み、いずれ土砂崩れよろしく、別の大病、あるいは怪我、として表れる場合もあるだろう。 何せ、要求を抑圧され、圧縮されたエネルギーは、いずれどこかで、何かの形で表される。 これは、人自体を看ていてもわかることで。 一昔前であれば、例えば、抑圧された若者が、持て余したエネルギーを校舎のガラスにぶつける、といった現象に表されていた。 現代では、それさえかなわず、陰湿ないじめへと、圧縮され暴走するエネルギーが向かうこともあるだろう。 雨の日に、持て余した子どもが、障子を破るのと、程度は違えど、原理は同じ。 大人とて、日々の不満を、消費で鬱散、そのエネルギーで経済をまわしている、と言っても過言ではない。 そして、にわかに外へ鬱散できないエネルギーは、内へ向かい、病気や怪我として、身体に表されることもある。 矢野氏は、地球規模で、そういう生命現象をとらえているのだろう。 それは、とても、広く、深い…しかし、すぐ目の前に広がり、表れていることを細やかに感じとる、見事な感覚に違いない。 (→続く)★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日13:30〜15:30@宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2023.03.07
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先週末、映画「杜人(もりびと)」の上映会に、周南まで赴いた。 私の住む宇部市から周南までは車で1時間半というところ。 その前の週には下関(下関の方がやや近い)であったのだが、都合、先週末しか時間がとれなかった。 家族でたまの周南だから、ついでにいろいろ寄れればよかったのだが。 10時半からおよそ100分の上映、その後、宇部で13時半から教室を予定していたから、本当にとんぼ返りであった。 行きは下路で行ったが、帰りは高速を使ったところ、1時間程で無事帰還。 周南とはいえ、会場がまだ宇部寄りで助かった。 映画「杜人」はお隣山口市のYCAMでも一時期上映していたらしいが、その時は氣付かなかった。 後にそれを見た人から話を聞いて、知ったのである。 残念ながら、宇部ではまだ上映されていないが、待っていては、いつになるやら…、期待はできないから、今回機を逸せず、観に行ったのだ。 宇部には、どういうわけか、山口県の中でも、ある種の文化活動、社会的な文化活動とでも言おうか(最近催された、ベルリン映画祭、というのは社会的な作品が多いとか)…それに対する反応が鈍いように感じている。 今度5/20にうち(明響庵)で主催する上映会「夢みる小学校」についてもそうで、まぁ、おかげでうちが腰をあげるきっかけにはなったのだが。 ビエンナーレを催してみたり、落語の有名どころを呼んでみたり、という文化活動は十分にあるが、娯楽的要素、消費が主で、共に未来を創造する、という姿勢が今一つ、あってもポーズ的なのである。 これは、市がどうこう、というより、宇部という土地、歴史に少なからず原因がある、と考えている。 さて、「杜人(もりびと)」。 副題「環境再生医 矢野智徳の挑戦」とあるように、「大地の再生講座」を各地で開催する、矢野さんの、3年間にわたる活動の記録、ドキュメンタリーだ。 矢野さんの職業は庭師、造園師に分類できるのだろうが、いわゆる現代のそれとは取り組みが一風異なるようだ。 「大地の再生講座」では、風が通るような草刈りを指導、スコップで締まった土を返し、コテで水脈を促す。 技術の違いはもちろんだが、その根本にあるものは、体験に裏打ちされた、視野の広さであり、深さなのではないか。 私は、「杜人」の話を聞いて、すぐにでも観てみたい、と好奇心をくすぐられた。 私自身、大学の農学部森林科には、地球環境問題の解決をどこか夢みて入ったクチだったし、やはり大学時代には、造園業のアルバイトを時々していた。 そして、自然農に取り組み、身体という自然と向き合う今。 矢野さんは、どんなふうに、自然を看て、取り組まれているんだろう、とお互い現在の職業は全く違えど、興味が湧いていた。 (→続く)★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日13:30〜15:30@宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2023.03.01
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治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵主催催し&教室案内3月のご案内です♪ <自然農実習会>3/12(日)9:00~11:00@宇部市東岐波の畑参加費:500円 <親子で季節遊び1「野草を摘んで食べてみよう」>3/19(日)11:00〜13:00@宇部市東岐波参加費:一家族500円+飲食費大人300円+子ども200円 <親子で季節遊び2「磯遊び」>3/21(火・祝)14:00〜15:30@宇部市西岐波の磯参加費:一家族500円 <お母さんの保健室>3/14,28(火)10:30-12:003/11,18(土)13:30-15:00ともに@整体処明響庵利用料:一回500円 担当:加賀谷香代 <整体体操教室>毎週火曜日10:30~12:00@宇部市常盤ふれあいセンター参加費:月2,000円 <お手当て会>3/18(土)10:30~12:30@宇部市常盤ふれあいセンター参加費:1,000円 <古武道エクササイズ>毎週土曜日13:30~15:30@宇部市常盤ふれあいセンター参加費:一回1,000円 参加お申込み・お問い合わせは0836-39-6275整体処明響庵まで ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日13:30〜15:30@宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2023.03.01
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