2013.02.21
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 2012/11/27 の記事で、広告が多いページは検索でヒットしにくくなるように Google のアルゴリズムが変更されたという件について書きました。

 ページ上部に広告が配置されていると、Google 検索結果の上位には表示されなくなるというものですが、たまたま当方が経験した内容をもとに、気付いた点をいくつか紹介しております。




広告メインのページは Google 検索で上位表示されないのか


 さて、本日楽天プロフィールの方で、広告スパムっぽいページは Google で上位表示されないだろうと申したところ、ランキング(ランキングサイト参加者向けのリストで)上位に載らないと検索にヒットしにくいのか、というご質問がありましたが、恐らくそういうことになるだろうと思います。


元となった楽天プロフィールのつぶやきスレッドはこちら


 上記のように申し上げた理由ですが、Google ウェブマスター向け公式ブログの、「アフィリエイトを導入されているウェブマスターの皆さまへ」という記事に、以下のくだりがあります。
 この部分がその根拠となっています。



"

短いエントリーが商品ごとに数十、数百も登録されたブログを見かけたことはありませんか?このようなテキストは誰でも(たとえその商品についてよく知らなかったとしても!)簡単に作成できるテキストであり、独自コンテンツがこれだけの場合、ユーザーにとって有益であることは少ないでしょう。こうしたサイトが長く Google の検索結果で上位表示されることはほとんどありません。

[引用終わり]
"






 そのまま書かれているとおりですね。
 画像付きですので、とても参考になると思います。


 したがって、内容的に薄いサイトは、検索しても上位に出てこないように Google で制御されているのです。





 たとえば、楽天のショップに掲載されている商品紹介文を丸ごとコピーして、あたかも自分のブログ記事のようにみせかけてアフィリエイトを行ったり、ニュース記事を丸ごとコピーしたものをブログ記事にしたりすると、Google の検索結果上位から除外されるだけでなく、スパム認定されたり、インデックスから削除されるなどのペナルティが課されることがあるので要注意です。



物販アフィリエイトをやりたい人は、今後どうしたら良いのか



 結論から申し上げると、読者(訪問者)の傾向を把握して、ターゲットを絞って更新するのが良いでしょう。

 たとえば、自分が検索エンジン経由で、他人のアフィリエイトブログに辿りついたときの気持ちを考えてみましょう。

 ある商品に対する購買意欲の度合いを「物欲ゲージ」と呼ぶことにします。
 この物欲ゲージを図に表すと、以下のような感じになると思います。

物欲ゲージ

(クリックで拡大)


(1) いますぐ欲しい[物欲レベル 80%~100%]

 - 急に葬式が入ったため、喪服が必要になった。
 - 売り切れ必至のゲームが明日発売される。
 - 販売中止になった超人気お取り寄せスイーツが、数量限定で近々再販されることを知っている。

 このような場合、見かけたら即買い、のような状態が起こりやすくなります。
 チラシ系のブログであっても、とりあえず商品情報だけでも覗いてみようという気になっていますので、広告を並べただけのページでも、それなりに利用価値は感じられるでしょう。


(2) 検討中・迷っている [物欲レベル 51%~79%]
(3) 多少の興味はある [物欲レベル 26%~50%]


 - 前々からテレビで話題になっていた美顔器具が本当に効果があるのか知りたい。
 - 口コミで美味しいと話題のレトルトのリゾットの中身や、試食レポートを見てみたい。
 - 使っている携帯電話にガタがきたので、スマートフォンへの移行を考えているが、人気が高いスマートフォンの仕様比較や、耐久性、充電池の持ちについて、実際の使用レポートを見てみたい。
 - ご当地キャラが入ったグッズの話は聞いたことがあるが、どんな種類が出ているのかちょっと見てみたい。

 このような場合は、商品購入が決定事項になっていないため、辿り着いた先が広告だらけのチラシ系ページだったとしたら、恐らくすぐに閉じてしまうでしょう。
 求めている情報そのものがそのページ内で得られないのなら、自分にとって何の価値ももたらさないためです。

 これに対し、ページ内で商品やサービスのレビューが的確に行われている場合は、興味の対象がマッチすれば読みたくなるでしょう。
 レビューの内容が面白かったり、興味深かったりすれば、物欲レベルが上がり、ちょっとその先を見てみようと広告をクリックしたくなるかもしれません。


(4)知らない・無関心 [物欲レベル 6%~25%]
(5)ちょっと迷惑 [物欲レベル -10%~5%]


 - ネットで買いたい商品は今のところない
 - ページに載っている情報が自分の興味の対象と被っていない
 - 純粋に何か面白い情報を得たい

 このあたりになると、広告はただの押し売りにしか見えてきません。
 広告が置いてあってもまずクリックすることはありませんし、あまりに程度が酷ければ、売りたい気分満々の雰囲気に嫌気が差し、そのブログには二度と行かなくなるかもしれません。


(6) 大迷惑・やめてほしい [物欲レベル -11% 以下]

 - アフィリエイトリンクに強い嫌悪感を覚える

 過去に、「こちらをどうぞ」と誘導された先がアフィリエイトだったり、画像を使ったアフィリエイトで騙された経験などがある方は、アフィリエイトリンクとわかっただけで強い拒否反応を示す可能性があります。

 この場合は、アフィリエイトシステム自体を疑って掛かっていますので、ページにいくら良い記事が書かれていたとしても、そのブログ管理者がアフィリエイターというだけで信用できないでしょう。




 したがって、物販系アフィリエイトブログを続けるには、物欲レベルが (1)~(3) あたりのユーザ層向けにページ作りを心掛けると良いのではないかと思います。
 しかし、チラシ系や広告メインのブログは、Google で上位表示されないように制御がかかっていることはすでに申し上げましたので、競合の少ない商品を選んで記事を書くか、訪問者が欲しがるような情報を自分の言葉で付加することによって、他ブログとの差別化を図る必要があるでしょう。


 日記系、雑記系の場合は、訪問者の物欲レベルが (4)~(6) に該当することが多いかもしれません。
 なぜなら、訪問の目的はあくまでも日記や雑記の内容であり、商品そのものではないからです。
 このため、どうしてもアフィリエイトコードを置きたい場合は、楽天ブログパーツで無難な位置に自動挿入されるタイプのものを利用するか、ある程度レビュー的なものを書いて、最後にさり気なく記事に関連した商品のアフィリエイトコードを 1、2 個置く程度の方が訪問者に敬遠されない可能性があります。


 以上、Google 検索からの訪問者向けの物販ブログ作りについて考えを述べましたが、Google 頼みのブログ作りは Google のやり方に翻弄され続けることになりますので、今後のことを考えると個人的にはあまりお勧めしません。








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最終更新日  2013.11.02 10:38:41
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