2013.07.25
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 ブログを運営していると、だんだんと気になってくるのは、大まかに分けて以下の 4 項目になるのではないでしょうか。

 1. アクセス数 --- とりあえず何人くらいの目に留まっているのか。
 2. 訪問者の情報 --- 誰が来ているのか。リピーターかどうか。
 3. 記事へのアクセス --- どんな記事に人が集まっているのか。
 4. 滞在時間 --- 記事をしっかり読んでくれているのか。


 これらの情報は、アクセス解析タグを設置すると簡単に得られますので、長期的に読者を獲得したい方は、設置しておくといつか役に立つ日がくるかもしれません。



 ときどき、アクセス解析タグの設置方法がわからない、アクセス解析の見方がわからない、などのメッセージをいただくことがあります。
 中でも、リファラー(訪問元情報)の取得ができないというお問い合わせを数回いただいておりますが、楽天ブログではユーザが JavaScript を有効にできないため、リファラー情報の取得はできません。

 その他、個人的にアクセス解析タグの設置や、アクセス解析の見方についてアドバイスが必要な方は、以下のメッセージページから当方までその旨ご連絡いただければ、折り返しご連絡差し上げます。

ショップハンターにメッセージを送る


 今回は、上記で挙げた項目のうち、4. 滞在時間 について考えてみることにします。


 アクセス解析を続けていると、訪問者の動向が何となく把握できるようになります。
 たとえば、以下のようなミジンコをテーマにした記事を投稿した場合、訪問者の行動を図で表現すると、ざっと以下のようになると思います。

読者の視線1



 これは、検索エンジン経由でたまたま訪れた人や、あなたのブログの過去記事を順に辿ってきた人が、残念ながらミジンコ記事には興味を示さなかったため、即刻ページを離れてしまったときの様子を示しています。

 これに対し、訪問者の目の動き(2)では、一応はミジンコ記事を読んでくれるパターンになります。


 訪問者の動向をまとめると、次のようになります。


1. 滞在時間が短い訪問者が圧倒的に多い。

 検索エンジン経由で来た訪問者の多くは、何らかしらの情報を求めています。
 ですから、キーワード検索でたまたまあなたのブログに行きあたったとしても、欲しい情報がそこになければすぐに出て行ってしまうのです。


2. 訪問者は見たい情報しか見ない。

 ミジンコの記事が検索エンジンに登録されると、ミジンコ情報を読みたい人がやってくるかもしれません。
 ところが、あなたのミジンコ記事に有益な情報がほとんど見つからなかったり、文章そのものがつまらなかったりすると、訪問者はすぐに飽きてしまうため、ブログを立ち去ってしまうことになるのです。

 これに対し、あなたの記事が十分読みごたえのあるものであれば、訪問者はしばらくの間、あなたのブログに滞在してくれるでしょう。



 しかし、訪問者の動向を本当に考慮していく必要があるのはここからです。
 楽天ブログの場合、ホーム(HOME)に戻るためのリンクは強制的に設けられていますが、ほとんどの訪問者は、わざわざホームに戻ったりすることはないのです。


 忙しい毎日を送る私たちは、ほしい情報に素早く、かつ的確にアクセスできることを優先しているでしょう。
 一番知りたい情報が得られれば当面の知識欲は満たされてしまうため、ブログのトップページにある情報などはほとんど無意味に等しいのです。

 ブログ記事からホームリンクを辿ってトップページに戻ってくれる人は、よほど時間的に余裕のある人か、リピーターか、競合テーマのブログ運営者で情報を収集している人くらいのものだと考えても良いのではないでしょうか。


 滞在時間を長くするには、すぐには出て行かせないような仕掛けが必要になります。
 上記のミジンコ記事の問題は、視線の先に寄り道になるような情報がないことに気付いた方もいらっしゃると思います。



 いくつか改善例を挙げてみましょう。


【改善例 1】読者に親近感を持たせるような文章スタイルに変更する。


 文章スタイルを、教科書方式から、読者への対話方式に変更してみると、訪問者に親近感を持たせることができるため、読んでもらえる可能性が高くなります。

 実演販売を想像してみてください。
 販売者が商品の魅力を延々と語っているだけだったり、販売価格を連呼しているだけでは、ほとんどの客は素通りしてしまうでしょう。

 ところが、実際に商品を使っているところを見せながら、客にいろいろ質問したり、自らの体験を語ったりすると、客は販売者に親近感をおぼえて興味深く話を聞くようになります。



 人が集まりやすいブログ記事にも同じようなことが言えます。
 ある記事がとても面白かったら、また他の記事も読んでみたくなりませんか?


【改善例 2】文章には必ずオチを付けるか、記事の最後にまとめコーナーを設けて理解を深めてもらう。


 以前、ブログ記事には起承転結が重要と申し上げたことがありますが、最後がどうなるのかわからぬまま終わってしまう記事ほど後味の悪いものはありません。



 文章力に自信のある方は、記事の中にかならずオチを付けましょう。
 面白いことを考えるのがどうも苦手な方は、記事の最後に要約を箇条書きで添えたり、個人的な感想を付けたりして、最後まで読者の興味を逸らさない工夫を施してみましょう。


【改善例 3】専門性を高める。


 先にもご紹介させていただいたとおり、訪問者の多くは情報を求めています。
 ですから、来て良かったと思ってもらえるような記事を書けば、滞在時間は長くなりますし、リピーターにもなってくれる可能性も高くなります。

 そのためには、他ブログにはない情報を盛り込む必要があります。
 つまり、あなたと同じように、ある程度知識がなければ書けないような情報を、あなた自身の言葉で綴ることです。

 多少専門用語が含まれていても、それなりに情報価値が高ければ、読者は読んで絶対に損のない記事だと思ってくれるでしょう。

 また、当面は記事の情報が必要なかったとしても、後でじっくり時間をかけて読むために、記事をブックマークしてくれるかもしれません。



【改善例 4】寄り道をできるだけ多く用意する。


 先ほどのミジンコ記事に多少の改良を加えたものが、以下の図になります。

読者の視線2

 もう実践されている方も多いと思いますが、ご覧のように、関連記事のリンクが置かれたことにより、ユーザの視線が増えたことがおわかりいただけるでしょう。
 この関連記事の置き方を工夫することによって、ユーザの滞在時間をある程度引き伸ばすことができるのです。


関連リンクの例


 ご覧のように、ブログ内の関連記事へのリンク、楽天プロフィール、拍手へのリンクが用意されていますね。
 これだけで、寄り道の選択肢が一気に増えますので、記事を読み終わった後にもいくつかの楽しみが残されていることになります。

 関連記事へのリンクは、ブログがある程度充実している方には特に試していただきたいと思っています。
 ある記事に興味を持っている人は、あなたの記事が面白いと感じたら、もっと有益な関連情報がないものか気になるものです。

 そこで、以前に関連したテーマで記事を投稿されたのなら、その記事へのリンクを用意することによって、一回の訪問でいくつかの記事をまとめて読んでもらえる可能性が高くなります。

 楽天プロフィールへのリンクは、ブログへコメントを入れるのを躊躇してしまう人でも、楽天プロフィールの方でナイスを押してくれたり、他の訪問者たちからのコメントを読んでもらったりするきっかけとして用意しておくものです。


 拍手は、ブログ記事を読んで気に入ってくれた人が足跡代わりに拍手を残してくれる可能性もありますし、管理人だけにこっそりメッセージを残せたりするので、置いておいて損はないでしょう。



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最終更新日  2013.09.23 15:48:47
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