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この1ヶ月半ほど企画と準備を進めていた’菊田俊介と行くシカゴ・サウスサイド・ブルース・ツアー’が昨日行われた。初めての試みで予想もつかなかったけれど、フタを開けてみれば14人もの人が集まってくれスタッフも入れて総勢19人が2台の大型ヴァンに分乗してサウスサイドへと向かった。 まずは「Soul Queen」でソウル・フードのビュッフェに舌鼓を打つ。グリーンズ、ハムホッグ、スマザーズド・チキン、フライド・キャットフィッシュ、リブ・チップスなど20品目ほどのソウルフードを各自好きなようにプレートに盛って食べる。初めてという言う人がほとんどで、「コッテリしているけれど、甘すぎず美味しい。南部料理に近いかんじ」となかなか好評だったね。 そして腹を満たした後は、74th通りにある「Lee's Unleaded Blues」へ。ジョニー・ドラマーのバンドがプレーしていて、小生は2セット目に飛び入り。シンガーのパット・スコットも飛び入りし、サウスサイドらしいノリを演出だ。「今夜の男はだれにしようかしら」とパットが店を見渡す。目が合ったのは、小生のギターの生徒の笠原さんで、彼の目の前まで来ると卑猥に腰をクネクネさせる。負けじと笠原さんも粘りのある腰の動きで彼女に応えた。これには黒人客も大喜び。こうして1時近くまでブルースの宴は盛り上がったのだった。 帰りのヴァンの中でも会話は弾み、みなさんがサウスサイド・ツアーを楽しんだようで小生もホッとしたよ。サウスには行きたくてもなかなかいけないと思っている人が意外に多かった。それを知る事ができたのも大きな収穫だったね。 ということで、今後定期的にこうしたツアーを組み合たいと思っている。シカゴ界隈だけでなく、日本からも多くの人が参加してくれることを願っているよ!!
2005.06.25
ジェイムス・コットンのドラマーでもあり、シカゴを中心に幅広い活躍をするマーク・マックの教則DVD『ドラマーのためのブルース・グルーヴ入門 -In the pocket- 』がリットー・ミュージックより発売になったよ。 ブルース・ドラムを専門にした教則DVDはこれが初めてだそうで、ブルースに不可欠なグルーヴがこれでもか、と出てくる。本人の解説はもちろん、全パターンで小生がギターを弾き、フェルトン・クルーズとチャールズ・マックがベースを弾いている。ブルース・バンドの中でのドラマーの役割が見て聞いてわかるような作りになっているね。 出来上がった作品を見て、マジでドラムを練習したくなってしまった。クリスマスに子供に買った小型ドラムをドシャバシャ叩く日がしばらく続いたのだ(笑い)。いい作品が出来上がったと自分の事のように嬉しい小生なのである。 ちなみにサブ・タイトルの"In the pocket"は、一定のリズム・パターンを崩さずにひたすら続ける事で連続性のあるグルーヴを生み出すという意味。リズムの原点がこのpocketに集約されているんだね。http://www.rittor-music.co.jp/category/video_drums/index.html
2005.06.23
土曜は、カンサス・シティのリズム&リブ・フェスティヴァルに出演。今の時期のカンサスの暑さったらすごいのだけれど、この週末はそれほどでもなくホっと胸をなで下ろす。3年前に同市のジャズ&ブルース・フェスに出たときは、ステージ上は優に40度を超えていた。 フェスの会場に到着してすぐのこと、「こんにちは。お名前は何ですか?」と日本語で話しかけられて振り向くと、眼鏡をかけた頭の良さそうな黒人がそこにいた。「シュンですよ」と自己紹介すると、彼は流暢な日本語でどんどん話しかけてくる。日本に住んでいたの?と聞くと、何度も行ったことはあるけれど住んだことはなく学校で勉強したのだ、と言う。それにしても彼はどこかで見かけた顔だよなあ。そんな時「ところで私はサックスを吹くのですが」と言うのを聞いて、アッと思い出した。「Man, You must be Kenny Garrett!!」と小生が言うと、ニコニコしながら「そうです」と彼。マイルス・デイヴィスの最後のメンバーで、当世を代表するアルト・サックス奏者のケニー・ギャレットその人だったってわけ。マイルスのバンドでライブも見たし、写真では何度も見た顔だったのだ。いやービックリしたよなあ。なんでそんなに日本語がうまいんだ?という感じ。そうやって日本人を驚かすのが趣味なのだろうか(笑い)。 翌日は、朝5時に起きてシカゴに飛ぶ。帰ってすぐに着替えてゲイリー市のマウント・モライア教会でゴスペル・ギグ。さらにシカゴに戻り、夜は北部郊外のグレンコー市にあるレイク・フロント・ビーチでギグだ。豪邸が並ぶこのエリアはよく知られた高級住宅地。イタリア風のビーチ・ハウスもお洒落で日曜の夕方を過ごすには最高の環境だ。JR(ベース)、リッキー・ネルソン(ドラム)というファンキー・リズム・セクションに、ジェラルド・マクレンドンが歌で入り<Knock on wood><Stand by me><My girl><I feel good>などのソウル、モータウン・ナンバーを1時間ほどプレーする。とても楽しいパーティで、こんなギグなら毎週でもやりたい(笑い)。10時でビーチが閉まってしまったのは実に残念。波の音をBGMに、集まったみなさんとプレー後の打ち上げをやるには最高の場所だったのに。次の機会を楽しみにしよう。
2005.06.21
と、いうことでかなり濃い週末だった。フウ~。15年目にして初のメインステージのヘッドライナー・ショウは、アドレナリンと汗とが体内、外から吹き出しまくり、まさに濡れた夜だったね。3万人(もっといたかも)もの歓声を全身で受けて、至福の50分を過ごさせていただいたよ。”ココ・テイラーのバンド、ブルース・マシーンは彼女が繰り広げる抑制の効かない激烈さにマッチし、焼けつくような演奏をした”とシカゴ・サン・タイムズにレヴューが出るほどに、ステージはホットだった(実際に気温もウダルように暑かったけど)。 フェスティヴァル全体を通しても、かなり充実したものだったね。ジョン・メイオール、ヒューバート・サムリンなどにインタビューもし、いろんな話を聞くこともできた。また、ある大ベテランの大物ギタリストは「インタビューをさせてやるが350ドル払え」と強欲なことを言うのには呆れを通り越して笑ってしまった。これまでにBBキングはじめ何十人とインタビューしてきたけど、金を要求されたのは初めてのこと。もちろん一銭も払わずインタビューはNG。「いや、この話は使えますよ」とギター・マガジン副編集長S氏は逆に嬉しそうだったね。この御仁が誰なのかは、ギター・マガジン9月号のシカゴ・ブルース特集記事で明らかにすることにしよう。もしそれまでに待てないという人は、こっそり教えるのでメイルをくだされ(笑い)。 暑い中、見に来てくださったみなさんありがとう。Hope to see y'all soon!!
2005.06.15
さあ、今日からブルース・フェスティヴァルが開幕だ。 それに先駆けて、昨日はギター・マガジンのS副編集長とサウスサイドのブル-スに縁のある場所をいくつか訪ねてみた。 腹が減っては戦はできねえ、という名言?に従ってまずは90thストリートにある某ソウルフード・レストランへ。約20品目が食い放題のビュッフェ形式だ。ソウル・フードの横綱グリーンズやバーベキュー・リブ、コーン・ブレッド、ピーチ・コブラ、キャンディ・ヤム、フライド・チキンなどどれもオーセンティックな味付けでグー。 腹を満たしたあとは、マディ・ウォーターズの家やチェス・スタジオ、映画ブルース・ブラザーズでレイ・チャールズが店主をやった楽器屋(実際には質屋)、BBキングの名盤が録音されたリーガル劇場などこれぞ、サウスサイドという名所を順に回った。 詳細は、ギター・マガジン9月号(8/13売り)の特集記事でご笑覧くだされ。
2005.06.09
時が経つのは早いもので、あさって6/9から12日にかけてシカゴ・ブルース・フェスティヴァルが行われる。スケジュールは以下のページでご確認を。http://www.chicagoreader.com/music/sidebars/BLUES2005.html 初日からジョン・メイオールとミック・テイラーの共演や、90歳になるハニーボーイ・エドワーズなど盛りだくさん。金曜は小生がココ・テイラーと一緒にメインステージのトリで出演。ほかにもメイヴィス・ステイプル、バディ・ガイ、ロバート・ロックウッドJr、ラッキー・ピーターソンなど充実の出演陣だ。ビリー・ブランチのバンドでは日本人ミュージシャンのアリヲこと有吉さんと丸山君も出演する。シカゴ近郊にお住まいの人はぜひ世界に誇るブルースの祭典を楽しんでくだされ。 小生は、出演はもちろんのことギター・マガジン副編集長S氏と毎日フェスを取材、ジョン・メイオールやロバート・ロックウッド、ヒューバート・サムリンらにインタビューもする予定。同誌では9月号に数ページに渡るシカゴ特集を組む予定なんだ。詳細は追って報告しよう。そちらもお楽しみに!!
2005.06.07
さてさて、今日は”楽しく”そして”美味しい”企画を紹介しよう。シカゴ郊外にオフィスを構えるスター・エクスプレスさんと小生の共同企画「菊田俊介と行くシカゴ・サウスサイド・ブルース・ツアー」が6月24日(金曜)に行われることになったよ。 小生が自ら案内役を買って出て、サウスサイドの美味しいソウル・フード・レストランで黒人の家庭料理を堪能して、ホットでファンキーなブルース・クラブで一晩中ライブ・ブルースを満喫しよう、というものなんだ。サウスサイド=怖い、というイメージがあって日本人だけではなかなか行きにくいけれど、サウスサイド・エキスパートの小生がこれぞ、というソウルフード・レストランとクラブにご招待しますよ。 もちろん大型ヴァンでの送迎付き。小生も同乗して「右手に見えますのは中指でございます」(かなり古い山田邦子のギャグだが)とガイドにもなっちゃう予定。これを機会に、ブルースの街シカゴの”故郷”とも言えるサウスサイドを体験してみよう。 詳細は、スター・エクスプレスさんのウェブにてCheck it out!!http://www.starexp.com/
2005.06.03
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