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◆Fender.MX StratoCaster ギターオーナー様は、KIKI様です 弦高をエレキギターの標準セッティングにしますと チョーキングでフレットに接触しますので フレットを擦り合わせて行きます◆画像から確認して行きます●限定カラーのモデルです●ストリングガイドが有るとアームを使った際にチューニングが狂うので 外されてますが、ローポジションをチョーキングしますと、1E弦がナットから 外れますので、チョーキングが狂い難いストリングガイドに交換します●工房でお預かりする前に擦り合わせされた形跡が有ります フレットワイヤーもストラトで採用されている【202】とは違い、ハイタイプが 使われてます。 擦り合わせが必要なポジションをマーキングしておきます ◆リペア開始して行きます●フレットボードとフロントピックアップを養生してから始めます●フレットクラウンを修復する前に、フレットワイヤーをマジックで着色します●着色したマジックが、フレットワイヤーのセンター部分だけ残る様に慎重に修復します 修復している最中に、見慣れない削った物質が出て来ます フレットワイヤーの表面にキズ防備orサビ防止かな?のシリコン状の物質がコーティング されており、マイクロファイン、粗目コンパウンド、サンドペーパーを使って落とす方が 擦り合わせ&フレットクラウン修復よりも時間が掛かりました。 Fender,MX のリペアは多数しましたが、この物質は初めて見ました。●トレモロアームを使ってもチューニングが狂い難い構造のストリングガイドを取付けます ↑工房で実験した結果です●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年05月30日
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◆Martin HD-28 ギターオーナー様は、Sakuma様です Yamada様からご紹介を頂きました お二人は学生時代からの親友で有りまして、メールで連絡は取っていたそうですが 実際に合うのは10年ぶりだそうです。 ギターの話から旧友再会のきっかけになった様で、青春のギター仲間は最高の友だと思います◆画像から確認して行きます●ワイハで購入して来たそうです 飴色のボディにラッカーのウェザーチェックが入り音質も一級品です ◆リペア箇所を確認します●バック側のバインディングが剥がれてます●6E弦だけ僅かに高いですが、セッティングをして行きますとこの状況は変わるともいます●6E/12Fは3.25mm有ります●1E/12Fは、2.50mm有ります 🌻この弦高で試奏すると【弦高が高くて弾き難い!】と感じる高さですが、マーチンマジック? 体感的には【ちょっと高いかな?】程度で、測定したら3.25mmもあるの? この様な感覚は マーチンでは時々ありますが、他社のギターでは感じた事が有りません◆リペア開始して行きます ●6弦以外のクリアランスはピッタリですから、ロッドでこれ以上弦高は 下げられないと言う事に成ります◆ブレーシングの剥離している箇所を確認します①Xブレーシングの右②Xブレーシングの左③トップ側サウンドホール際の右【ミラー画像です】④バック1番の左⑤バック2番の左⑥バック3番の左⑦バック4番の左⑧バック1番の右⑨バック3番の右●記録して接着漏れが無い様にします◆接着固定して行きます●手の届く範囲はマスキングテープを貼ってから、タイトボンドを塗ると余計なはみ出しを防げます●バック1番&2番の左●バック1番の右●バック3番&4番の左●バック3番の右●トップ1番の右●Xブレーシングの右を接着固定します●バック側のバインディングを接着固定します●Xブレーシングの左を接着固定します●サイドバインディングの接着固定も完了しました◆これで剥離している部分の接着固定が完了しましたのでセッティングに入る事が出来ます●フレットボードが350Rで有る事を確認しておきます●リペア前の弦高を確認します。6E/12Fで3.25mmです●ネックの状態を確認しますと、5フレットの位置で0.28mm有ります●この状態で1フレットのクリアランスが0.15mmしか有りません。特に3G&4D弦が他の弦よりも低いです。この状態でロッドでネックを調整出来る限界を超えている事を意味してます●1フレットのクリアランスを無視して、スケールで確認しながらロッドで順ゾリを修正します●有っても問題無いレベルの、ほぼストレートまで修正出来ます●5フレットの位置で0.10mmまで修正出来ました●1フレットのクリアランスを無視しましたので、3G&4D弦はフレットにベタ付きで 他の弦も殆どクリアランスが有りません。🌻ナット交換をしないで、ロッドで1フレットのクリアランスを確保してセッティングしますと 最大値0.28mmの強度の順ゾリが残りますので、12フレットの弦高を下げても弾き難さが 残ります。 当初のお見積りには入ってませんが、ナットは消耗品で有りますのでナット交換の ご了解を頂きたいと思います。◆ナットを交換して行きます ●ナットを外す前にネックから被さっているクリアを完全に取除いておきます 一手間かけてから横から抜き取る様に外します●無漂白のバファローボーンのオイル漬けのナットを溝に隙間が開かない様に削り出します◆ネックの調整具合を確認します●レギュラーチューニングでネックスケールで確認しますと、ストレートに調整出来ている事を 確認しました●ネックの調整が決まりましたので、ナットを仕上げて行きます この段階では1フレットに僅かな余裕を持たせて調整します●両端のフレットに対して飛び出しているフレットの位置にマーキングして行きます 画像の中央のフレットが飛び出してますと、遊園地のシーソーの様に左右にカタカタと動きます ●マーキングした部分が音詰まりするポイントです 飛び出しているフレットワイヤーは擦り合わせて高さを合わせます●擦り合わせする箇所にマスキングテープで養生します●チューニングした状態で擦り合わせします●フレットクラウンを修復するのと同時に、ナットのシェイプを整えておきます●フレットボードのRを確認しておきます●サドルを0.5mm削り弦高を下げると同時に、付いた弦の溝を除去します●調整が済んだサドルをセットします●弦をセットして音詰まりが無いか改めて確認します●1フレットのクリアランスを揃えます ナット・シェイプも整えて有ります●リペア前のお打ち合わせ通り、6E/12Fを2.50mmにセットして有ります●1E/12Fも2.00mmにセットして有ります●ブリッジ周りの仕上がりです●リペアの完了です 数日間、セッティングの安定を見極めてからお渡しとなります🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年05月27日
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◆Gibson L-1 ギターオーナー様は、三重県在住のTaka様です。 YAMAHA FG180 赤ラベルに続いてご依頼を頂きました◆画像から確認して行きます●最近入手されたそうですが、ナットが低く1フレットに接触して弾く事が出来ないので FG180と同じ様に弾き易くセッティングして欲しいとのオーダーです●ビンテージロゴが使われてます。 ●L-1の個性的なボディシェイプがハッキリ判ります●ネック裏のクリアは現状では問題有りません◆リペア前の状態を確認しておきます●6E以外はナット溝が深く切られており1フレットに接触してます●原因はチューニング後にも関わらず、1~3フレットに逆ゾリが残っているからです●ロッドの締め過ぎorセッティング後にネックが動いたの2択ですが、 1フレットにクリアランスが出るまでロッドを緩めて見ます◆ロッドを緩めて1フレットのクリアランスが取れる状態で弦高を測定しますと 6E/10Fで3.00mm有ります【12フレットジョイントなので10フレットで測定します】●1E/10Fで2.75mm有ります●サドルの残から逆算して、工房セッティングまで弦高を下げる余裕が有りません●再度ロッドを締めて弦高を測定します この場合はナットを交換する前提と言う事です●26E/10Fで2.30mmまで下がりますが、体感的に弦高が低く感じません 要するに【弦高が高いと思って測定したら2.30mmで、こんなに低かったの?】状態です●この原因は簡単で、最大値で0.25mmの順ゾリが残っているからです🌻ロッド調整で弦高を下げてナットを交換しても、全く弾き易くならない事が確定しました このケースでは小細工は止めて、ネックアイロンで問題の根本原因を解消する方が良いと判断 しました◆ロッドをフリーにしてアイロンを掛けます●ロッドフリー&弦テンションフリーで、0.40mmの順ゾリが有ります 0.40mmの順ゾリを修正しようとロッドを締めても、順ゾリが解消する前に 1~3フレットが逆ゾリ方向に動いてしまっている状態です●ネックアイロンを掛けます●アイロンを外したら直ぐに矯正治具に交換しませんと、ラッカー塗装は アイロンの余熱でクリアにダメージを与える恐れが有ります●矯正治具を外してネックの修正具合を確認します●ロッドフリーの状態で順ゾリの最大値が、0.18mmまで修正出来ました●ネックの状態を確認しながらロッドを締めて行きます●弦のテンションが掛かっていない状態で0.10mmまでが限界です 【ロッドが締まり切っているという意味では有りません】◆弦を張り戻します ●6R/10Fを2.25mmに調整します●1E/10Fは1.75mmに調整します●1フレット=ナットを確認しますと、画像の通り3G&4D弦の溝が深いです●シクネスゲージで測定しますと、0.20mmしかクリアランスが有りませんので、 0.3mm深くなってます●フレットロッカーでフレットワイヤーの段差を確認しますと 3G&4D弦の3フレットだけ僅かに高いです。この位置は擦り合わせが必要です。🌻1フレットを擦り合わせて、ナット交換をしないと言う選択肢も有りますが 現在のクリアランスが0.2mmしかないため、擦り合わせで対応しても 近い将来ナットの交換が必要に成る事は確実ですので、今回交換する事が 最も合理的と判断してナットを交換します●既存のナットを外しますと、瞬間接着剤がたっぷり使われてました●タップリ盛られてましたので、地味な作業で全て取除きました●無漂白のオイル漬けのナットに交換します 粗削りの状態ですが、ビンテージギターにはオイル漬けナットが似合うと思います●シェイプを整えました●フレットボード&フレットワイヤーの仕上がりです●マイクロファインで磨いてナットの仕上がりです●6E/12Fは2.25mmにセットして有ります●1E/12Fは1.75mmです●ブリッジ周りの仕上がりです◆お近くでは有りませんので、【ちょっとロッドで微調整お願い!】と言う訳には行きませんので、 2日程チューニングをして、セティングが安定している事を確認してからの発送になります。🌻リペアが順調に進みましたので、2日お届けで手配出来ると思います 詳細はメールでお知らせ致します🌻セティングが安定している事が確認出来ましたので、本日【5月31日】に 6月2日午前中お届けで発送致します🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年05月25日
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◆Oakland GH350 ギターオーナー様は、MOTO様です Epiphone/JP Wilshire をお渡しの際にお持ち頂きました◆画像から確認して行きます●全体のコンディションは良好です ●コーションラベル【木製】が外されていて型番がハッキリしませんが、ソリッドトップ、 Gotohペグ、3Pバックから以前にリペアさせて頂きました、【GH-350】で間違い無いと思います●マーチンロゴ・タイプです●少し離れて見ますとやはり見間違えます●上下2点止めタイプのペグも継続生産して頂きたいです◆リペア開始して行きます●ブリッジが剥がれてますとリペアが始まりませんので先に接着固定します●ブリッジを外さなくても接着可能と判断して接着固定します タイトボンドが硬化するまで数日間待ちます◆クランプを外してボディをノックテストしますと、鈍い音が返って来ますので ブレーシングを確認します①バック3番の左②トップXブレーシングの左③トップXブレーシングの右◆接着固定前で上記3カ所が剥がれ箇所が特定出来ましたが、ノックテストをしても この3カ所が反応して、他に有るか判断が付きませんので、3カ所を接着してから 精査して行きます●③トップXブレーシングの右から接着固定します●①バック3番の左を接着固定します●②トップXブレーシングの左を接着固定します●3ヶ所の接着固定が済みましたので、更にノックテストをしますと鈍い音が帰って来る場所が有りました④トップ1番の左⑤ネックブロック●④トップ1番の左を接着固定します●⑤ネックブロックを接着固定します⑥トップ1番の右●⑥トップ1番の右を接着固定します◆内部構造の接着固定が済みましたのでセッティングして行きます●ネックの状態を確認します●順ゾリの最大値が0.58mm有ります 恐らくロッドフリーに近い状態と思われます●ロッドの効きを確認しながらロッドを調整します●ストレートに近い状態まで修正出来ました ●弦高を下げる前にフレットボードのRを確認します●6E側で1.0mm、1E側で0.5mmサドルを下げてセットします●6E/12Fは2.25mmにセットしました●1E/12Fは、1.75mmにセットしました●ナット溝を調整して1フレットのクリアランスを揃えました●ブリッジ周りの仕上がりです●ナット周りの仕上がりです●リペアの完了です 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年05月25日
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◆Epiphone DR-100VS ギターオーナー様は、T.S様です トムソンをお預かりした時に、ジャックを交換したいギターが有るとの事で お聞きしておりましたギターです◆画像から確認して行きます●ピックガードは入手される前に外されていたのですが、全体のコンディションは良好です●チューニングすると3G弦が、ピッキ状態ですのでナット溝を調整する必要が有ります●FISHMANのピックアップが搭載されてます◆リペア開始して行きます テールブロックの厚みを確認しませんと、パーツの手配が出来ませんので先に外しておきます●無理やり外そうとされて収拾が付かない状態になってます ジャックカバーが外れない原因の、はみ出している部分をヤスリで削り落とします●周囲にキズを付け無い様に養生して、ジャック固定ネジを外しました●ギター本体のテールブロックは20mm厚で有る事を確認しました●ジャック用のハーネスをハンダ付けしやすい位置に引き出します●交換したジャックをボディ内に戻します●電池ボックス内の電池は残量が有りませんので交換しておきます●無理に外そうとした影響でジャック穴の周囲のサイド材が広がってます 付属の純正ワッシャーでは削られた跡が丸見えになってしまいます●広がっている状態でジャックをセットしましたが、収まりが良くないので一回り 大きいワッシャーで広がった部分を見えなくします◆セッテイングして行きます●1フレットにスペーサーをセットします●6E/12Fで2.75mm有ります●1E/12Fで2.25mm有ります🌻このままの弦高ですと、工房のセッティングを体感されたT.S様には弾き難いので 工房仕様のセッティングを施して行きます●サドルを削って弦高を下げます●既存のサドルの底面は水平が出てませんでした●サドルの高さとブリッジトップを削ってサドルの出を確保します 🌻弦を張りますとサドルが前のめりになってしまい、ピエゾマイクに対して均等に圧力が 掛からず正常に音がません●アンダーサドル・ピエゾマイク出す位置を1E側に移動させます 方法を変えて試しましたが、1Eの出力が弱く対処法としてスペーサーを敷きますと、 今度は3G&4Dの出力が弱くなり収拾が付かなくなりましたので、サドルを交換して解決します●オーバーサイズのワッシャーを使ってザグリ傷を見えない様にしました●1フレットにスペーサーをセットします●既存のサドルでは緩すぎて均等に音が出ませんので、サドルを交換して問題を解決しました●6E/12Fで2.25mmにセットしました●1E/12Fは1.75mmにセットして有ります●5フレット〜9Fフレットがバズリますので擦り合わせします●擦り合わせをしてバズるポジションを数日確認して、微調整後にフレットクラウンを修復します◆セッティングを確認します●1フレットのクリアランスOKです●バズるポジションは数日確認して微調整すればOKです●ブリッジ周りの仕上がりです 出音のバランスも問題有りません ●6E/12Fは2.25mmの仕上がりです●1E/12Fは1.75mmの仕上がりです●リペアの完了です ネックの安定を確認して週末にはお渡し出来る予定です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年05月19日
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◆YAMAHA Guitalele GL-1 ギターオーナー様は、MOTO様です Epiphone/JP Wilshire と同時にお持ち頂きました◆画像から確認して行きます●ギターとウクレレを融合させたアイディアと、小振りなボディで気軽に弾けるギターです●フレットボードが乾き切ってます。オイルは定期的に塗りませんと指板の割れを起こす 事が有りますのでご注意下さい◆リペア開始して行きます●ネックヒールが剥がれてます●クランプを掛けて密着するか確認しましたらOKでしたので、このままタイトボンドで 接着固定します タイトボンドが完全硬化するまで、最低4日は弦を張る事を避けます●クランプを外して隙間が無く接着固定されているか確認します●フレットボード良く見ると【弾き込みが半端ないです】 ボードが荒れてますので軽くサンディングして整えた方が、リペア後の弾き心地が 良くなります●表面を整える程度に軽くサンディングします●蜜蝋ワックスを塗って浸透させます◆1フレット&10フレットの弦高が高いため弦高を下げて行きます●6E/10Fで3.25mm有ります【12フレットジョイントなので10フレットを基準とします】●1E/10Fで2.25mm有ります●この弦高ですと明らかに弾き難いのでサドルを削って弦高を下げます●6E/10Fを2.25mmまで下げました●1E/10Fを1.90mmまで下げました●1フレットを0.50mmで揃えて有ります ●弦溝を削って下げて弦が埋もれた分、ナットの上面を削ります●全体のシェイプを整えてナットの仕上がりです●フレットボードの仕上がりです●ブリッジ周りの仕上がりです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年05月15日
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◆Epiphone/JP Wilshire ギターオーナー様は、MOTO様です 工房の前を通りかかるので、早めに立ち寄りたいと考えておられたそうですが、 本日やっと時間が取れてお越し頂きました ◆画像から確認して行きます●1970年代に製造された日本製のEpiphone Wilshireで、このモデルはEpiphoneオリジナルデザインです●ペグはオリジナルに戻します ●ポット3個が完全固着して動きません。残った1個はガリが酷く全て交換して行きます 出音に問題は有りません●ペグの裏カバーが外れて、更に紛失してしまいGotohペグに交換して有ります。 Eマーク付きは流石に入手不可能ですが、裏カバーを作ってオリジナルに戻します◆リペア開始して行きます●ノブはミリスケールで有る事を確認しました●ザグリ幅が狭いため収まりに無理が出ない様に、ミニタイプのポットを選択します●部品取り用のペグから外した裏カバーの周囲を削って、ピッタリのサイズに加工し取付ました●ポットを交換し正常に音が出る事を確認しました●裏カバーを取付てオリジナルのペグに戻しました●弦高を調整して全体にワックスを掛けてリペアの完了です 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年05月15日
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◆MATSUOKA GUITAR MC-140C ギターオーナー様は、非公開とさせて頂きます 試奏中にブリッジが剥がれたそうで、さぞかし驚かれたと思います◆画像から確認して行きます●トップ材を巻き込みも少なく、比較的綺麗に剥がれてます●オールソリッド・モデルです◆リペア開始して行きます●ブリッジの周囲にクリアが残った状態で貼り付けて有ります●貼り付け位置にマスキングテープを貼って位置決めします●ブリッジの全周がボディ材と直接接着出来る様にクリアを除去します●残った接着剤を硬く絞ったウエスで拭いても取れませんので、タイトボンドが使われて無い様です●残った接着剤は完全に除去します●ボディのクリアを除去しました●タイトボンドで接着固定して行きます アコギと違い弦ホールが有りませんので、タイトボンドが硬化するまで1週間以上は 時間を空ける必要が有ります●フレットワイヤー&フレットボードをクリーニングしておきます●接着固定が完了しました。 接着後の時間を十分に設けましたので強度もOKです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年05月15日
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◆Tomson WM-30 ギターオーナー様は、T.S様です Morris WS-30Eをお渡しの際にお持ち頂きました 弦高が高く弾き難いので、仕上がったWS-30Eと同じ セッティングにして欲しいとのオーダーです ◆画像から確認して行きます●Tomsonは通販で○メのイメージが有りましたが、KISO SUZUKI社で製作されており 55年前とは評価が変わっていると思います●50年以上前のギターフリークでお世話になった方も多いと思います●この書体はK2としては第二世代のTomsonと思ってます◆リペア前の弦高を確認します●6E/12Fで3.25mm有ります●1E/12Fで3.00mm有ります●張って有る弦は1Eで0.3mmは有りますので、012~のライトゲージなので ギターの負担を考えて、011~のカスタムライトにゲージダウンします●当時から人気の有った3Pバックです◆リペア開始して行きます●ライトゲージから、セッティング用のカスタムライトゲージに交換します●6E/12Fは3.20mm有ります●1E/12Fは2.50mm有ります●弦高が高くなった原因はブリッジ下のボディの膨らみだけで、ネックの元起きと反りは 一切有りませんでした。 チューニングした状態の負荷の全てがトップ板に掛かった様です●予定の弦高にするためにサドルを外しますと、サドル下に0.7mmのスペーサーが 入ってました。 前オーナー様が弦高を下げるためにサドルを削り過ぎた様です●弦高を調整する前にフレットボードを確認します●225Rに対して全く曲面が合ってません サドルが低く削られているこの状態で、225Rに合わせますとサドルが低くなり過ぎますので KIso Suzukiと相性の良いエボニーでサドルを削り出します●予定の弦高になるようにエボニーでサドルを削り出しました●ブリッジのトップを1.5mm削って、サドル溝を1.0mm削って有ります◆弦を張り戻してセッティングを確認します●6E/12Fは予定通り2.25mmです●1E/12Fは1.75mmです●1フレットは6E〜4Dを微調整で済みました●1E弦の2フレットから8フレットがバズリますので、1E弦全体を軽く擦り合わせます●フレットクラウンを修復してからフレットを磨いて有ります フレットボードにオイルを塗って仕上げます●弦をダダリオ【011~】に交換しました●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年05月14日
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◆Godin Multiac Nylon Duet ギターオーナー様は、O様です Godin社としてはクラッシクギターのカテゴリーに入る様です フレットボードはクラッシクギターと同じ感覚で、 音質はクラッシクギターそのものです◆画像から確認して行きます●数年間ケースの中で眠っていたので、全体的なチェックも兼ねてのセッティングのご依頼です ボールエンドタイプの弦に交換します●クラッシクギターと同じヘッドストックです●弦高が高くこの状態ですと弾く事に難儀するレベルです●サビの出ているビスは全て交換します◆リペア開始して行きます●1本だけ外す事に手間取りましたが、何とか外す事が出来ました●ジャックのネジを交換するので、合わせてジャクの酸化膜も取除いておきます●6E/12Fは4.0mm有ります●1E/12Hは3.25mm有ります🌻ロッド調整に対してネックの反応にタイムラグがあるため【クラッシクギターの形状の関係?】 2日空けてセッティングをして行きます ロッドで出来る限り調整する方法と、ロッドはある程度にしてサドルでセッティングするか 迷いましたが、ローポジション【2フレット&3フレット】が高いので、前者の方法を選択します●フレットロッカーで確認しますと、2フレット&3フレットが高いです●2&3フレットを擦り合わせます●1フレットのクリアランスを整えます●チューニングの際の弦の引っ掛りも解消して有ります●ナイロン弦のた6E/12Fは2.50mmにセットして有ります●1E/12Fは2.00mmにセットして有ります●フレットワイヤー&フレットボードをクリーニングして有ります●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しておりま&
2024年05月11日
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◆Westone F-25 セッテイング ギターオーナー様は、水野晋太郎様です。 水野様は【ちちぶエフエム 79.0MHz】のパーソナリティを務めておられます 🌻ちちぶエフエム局は、埼玉県秩父市のFM放送局です🌻地域FM放送は、スマホ&PCでも視聴出来ますので良い時代になりました 是非ダウンロードされて試聴して見て下さい。 YouTubeで秩父市の動画を見てましたら、グルメや観光ポイントも盛り沢山で 旅行計画を立てる事にしました 実は何もない事が埼玉の良さ凄さ!とプチ自慢に思ってました、加須市出身の自分は認識を 改める必要が有ると反省してます。【個人的な感想です】 ◆画像から確認して行きます●Westoneの表記が無く、トーチインレイが有るの個体は、輸出用のモデルと思うのですが Yosi様ご教授お願い致します。出来れば製作された年代なども判れば嬉しいです🌻レア&ビンテージギターのアドバイザーのYosi様から情報を頂きました 製造された年代はロッド調整口がヘッド側にないことからみても、 70年代中頃から後半と推測されます。 型番F-25はこの年代におけるWESTONEのFシリーズの最高位機種になると思います。 さて、ヘッドのトーチインレイは輸出用か?については聞いたことがありませんので 真偽は不明ですが、画像をみる限りはトーチインレイステッカーをオーバーコートしている のではないでしょうか?➡真偽不明の場合は自由に解釈して楽しむのが工房の独自ルールです●このコーションマークは、W-80,W-60の次の世代と思ってます◆交換するパーツを確認します●サドルはオイル漬けに交換します 画像の交換されたと思われるサドルは、弦接点が違ってますのでオクターブが合いません この年代のアコギの弦接点位置は、サドルの中心で前後に変化する事は無かったと思います●LR-BのLYRICを取付けます●2弦の弦溝が深く切られているため、ナットもオイル漬けに交換します●六角ナットの形状のブッシュが浮いている事と、ペグ自体もヘッド裏にピッタリ付いて無い 原因は単純です⇩⇩ ↑ペグ穴に対してセンターポールが穴の中心に来てません●ペグを交換する際に、ネジ穴を最優先にして、元のネジ穴にペグを固定したので ペグがピッタリ接地されずに、ブッシュも浮く事に成った訳です●ブッシュタイプのペグは先にブッシュを取付てから、ペグ本体を取付ける様にしますと この様な事は無くなります。◆リペア開始して行きます●既存のナットを外します●マウントする溝はノーコメントとします●微妙に直角が出てませんでした●マウントする溝の水平直角を出して置きます●粗削りの水牛骨オイル漬けナットを仮置きします●直角が出てピッタリ収まっている事を確認します●ペグ取付のネジ穴を埋木しておきます●フレットボードのRを確認しますと225Rです アコギ用のサドルで225Rは市販されて無いと思います●フレットボードの曲面に対して、弦の曲面を決めるサドルが合ってませんと 弾き難さを感じます●オイル漬けサドルに既存の6E1Eの高さを基準にマーキングします●ジャック用の穴を開けて水平に空けて有るか確認します◆ノックテストをすると反響音に違和感を感じました●複数個所が剥離している場合は展開図を書いてから取り掛かります画像① Xブレーシングの左に剥離が有ります画像② 剥離していたXブレーシングの正式名称?交差している箇所も剥離してます画像③ 逆サイドの同じ箇所【Xブレーシング】も見込み通り剥離してます画像④ 交差しているブレーシングも剥離してます◆剥離が判明した箇所から接着固定します●画像②を先に接着固定します●画像①のXブレーシングを接着固定します●画像③の逆サイドのブレーシングを接着固定します●画像④を接着固定します●緩いブッシュにマスキングテープを巻いてから圧入します●ペグを取付ます 手順通りに取付ますと画像の通りピッタリ取られます●ネックヒールにストラップピンを打ちますと最初はネジが効いてますが、木材の小口に はネジや釘を打つ場所では有りませんので、、演奏中にギターが落下する恐れが有ります この場所の取付はNGです ●ヒールカバーを外してネジ穴を埋木します●4mm厚のカリン材でヒールカバーを削り出します●エボニーの着色剤を塗ってから蜜蝋ワックスで仕上げます●既存のサドルの1E&6Eの高さに合わせて、225Rでエボニーのサドルを削り出します オクターブチェックと弦高を調整するための捨てサドルですが、材質の違うサドルとしても 使える様にして有ります●弦を張り戻します●1フレットの弦高を0.5mmに調整します●ナット全体のシェイプを整えます●フレットボードのRに合わせたサドルに交換後の弦高は、水野様の演奏スタイルに合わせて 6E/12Fで2.70mmにセットしました●1E/12Fは、2.10mmにセットしました●エボニーサドルとして使える様に仕上げて有ります●オイル漬けのサドルを削り出してセットしました◆オイル漬けのサドルで調整する前にピックアップを取付けます●先に両面テープを貼り付けます●所定の位置に、コンデンサーマイク、コントローラーを取付ます●電池ボックス【袋】を貼り付けます◆セッティングを確認します●1フレットのクリアランスOKです●6E/12Fは2.70mmにセットして有ります サドルとフレットボードの曲面を揃えて有りますので、リペア前と比べますと弦高が 下がった様に感じると思いますが、測定値上では0.05mm【誤差の範囲】です 弾き易くなった事で弦高が下がった様に感じられます●1E/12Fは2.20mmです●ペグの取付修正もOKです●ナットの仕上がりです●ブリッジ周りの仕上がりです●LR-バックの出音も正常に作動してます●リペアの完了です 🌻お渡し日時はお打ち合わせ後と言う事で決定したいと思います🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年05月08日
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◆Morris WS-30E ギターオーナー様は、T.S様です YouTubeをご覧になった事がご縁でお越し頂きました ◆画像から確認して行きます●弦高が高すぎる以外は、ボディ全体のコンディションは良好です●バックのキズも殆ど有りません◆リペア前の状態を確認します●1フレットにスペーサーをセットして0.5mmにします●この形状のサドルではオクターブは合いませんので、相性の良いエボニーサドルに交換します●ロッドで出来る限り弦高を下げます●最大値で0.55mmの強度の順ゾリが有ります◆リペアを開始して行きます●事前のお打ち合わせ通りネックアイロンを掛ける必要が有ります ロッドを完全フリーにしてからアイロンを掛けます●ネック矯正治具に交換して矯正して行きます🌻K2・ワンポイントアドバイス USEDギターを購入される際の説明&画像で、ネックはストレートでサドルの出の余裕が少なく 6E/12Fで3mm以上有るギターは、ネックが元起きしてると言う事ですので、購入は見合わせた 方が賢明かと思います◆ネックの戻り具合を確認します●セッティング可能なレベルまで矯正されました●1フレットにスペーサーをセットします●既存のサドルは逆向きにセットされてますが、計測基準としてますのでそのままセットして 弦高を測定します●サドルを削り出す前にフレットボードを確認します●予定の弦高になる様に、相性の良いエボニーでサドルを削り出します●削り出したサドルをセットします●弦を張り戻します●予定通り6E/12Fは2.25mmです●1E/12Fは1.75mmです●1フレットクリアランスを修正すます。 弦溝が深くなりますので、巻弦が埋もれ無い様にナット全体のシェイプも整えて有ります●ブリッジは特殊オイルで仕上げて有ります●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年05月07日
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◆Jagard JD-350 ギターオーナー様は、Untitled-182様です ◆画像から確認して行きます●全体のコンディションは良好ですが、ビンテージギターに付き物の弦高が高いです● JD-350はネットで検索しても情報が少ないモデルです◆リペア前の状態を確認します●謎のピックガードが変形して剥がれてます●ネック・サイドバインディングが手に引っ掛るので、マイクロファインで取除きます●6E/12Fは3.25mm有ります●1E/12Fは2.25mm有ります●プラスチック製のサドルは問答無用で交換します Jagard JG-50と相性の良かったオイル漬けに交換します◆リペア開始して行きます●ピックがガードを外しますと水着の跡状態でした マーチン系のコピーでギルドタイプのピックガードが付いてますが、オリジナルでは無く 前オーナー様が張り変えた様です ピックガード&ボディに両面テープの残骸がタップリ残されてます ●トップのクリアはウレタン系で、ラッカーシンナーが使えます ウレタンとラッカーの見立てを間違えますと、悲惨な結果が待ってますので注意が必要です●両面テープの頑固な跡を取除きました●ピックガードに残った両面テープの残骸は、ペイント薄め液で取除きます 湾曲したピックガードを修正しますので、耐熱強化ガラスに挟んでアイロンで加熱して 圧を掛けて真っすぐに矯正します🌻既存のギルドタイプのピックガードを張り戻しますか?それとも先端の日焼け跡は残りますが Jagard JG-50と同じデザインのピックガードに交換しますか?●3G弦が秒で切れる原因は、弦を通す穴の周囲のキズが原因ですので修正します 金属粉がペグの内部に入らない様に、マスキングテープをして有ります●周囲を面取りして滑らかに仕上げて有ります ●ネックバインディングをマイクロファインで磨いて、指に引っ掛らない様にして有ります●ピックガードを張り戻しました●弦高を下げるためブリッジのトップを1.0mmサンディングしました●予定の弦高になるようにオイル漬けのサドルを削り出しセットします ブリッジも蜜蝋ワックスで仕上げて有ります●フレットワイヤーを磨いてから、フレットボードにオイルを塗り仕上げます◆セッティングを確認します●1フレットのクリアランスを揃えました●6E/12Fは、予定通り2.25mmにセットして有ります●1E/12Fは、1.75mmです●ブリッジ周りの仕上がりです オイル漬けのサドルは仕上げにマイクロファインで磨きますと綺麗な艶が出ます●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年05月06日
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◆Gibson SG ギターオーナー様は、KIKI様です◆画像から確認して行きます●アームを使う奏法と、SGの特有のヘッド落ちを防止するため、ビグスビーを取付て有ります●ご用意頂いたノブはミリスケールだったので、インチスケールのGibsonには入りませんので 工房で手配致します●トップのパーツを全て外してバフを掛けます●バックのスッテッカー跡はクリアラッカーが変質している様で消せませんでした◆リペア開始して行きます●外せるパーツは全て取り外します●広い部分はバフを掛けられますが、狭い部分は手掛けで磨きます●ペグを外してヘッドを磨きます 外したペグのワッシャーと六角も磨きますと、見た目の印象がガラッと変わります●ペグ本体を磨いてから付け戻します●ネック裏にもバフを変えますと、滑りが良くなって演奏もスムースに成ります●仕上がったヘッド周りです●フレットワイヤー&フレットボードを磨いて仕上げて有ります●リペアの完了です パーツを戻す際にKIKI様の好みのセッティングに調整して有ります 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年05月06日
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◆K・Yairi RF-65RB 弦高下げ ギターオーナー様は、Kamiyama様です ご友人のYamakura様からご紹介を頂きました◆画像から確認して行きます●小ぶりなボディですが、鳴りはビックで音質も素晴らしいです●半世紀を過ぎて乾き切った材が更に鳴りを良くしていると思われます●チューニングするとナットからピッキ音が気になりますので後で修正します●6E/12Fで4mm超えは弾くに難儀するレベルです●1E/12Fも3.5mm有ります◆リペア開始して行きます●1フレットのクリアランスが保持出来るまでロッドを締めます●1フレットのクリアランスが取れ位置までロッド調整しました●ロッド調整後の弦高は、3.25mmまで下がりましたが、ご機嫌に弾けるレベルでは有りません●1E/12Fも2.75mm有ります●ブリッジが浮いている事に気が付きましたので、直ちに弦をは外して接着します●ブリッジを外さずに接着固定が可能と判断しました タイトボンドを流し込んでクランプ固定します●弦高調整する前にフレットボードのRを確認します 400Rと曲面が緩いので、ピッしとセッティングをしますと弾き易くなります◆ブリッジを接着したタイトボンドが完全硬化するまで、待ち時間を設けました●ブリッジが浮いていた分、上がった弦高を考慮して余裕を持ってサドルを下げましたが 弦高を下げるためブリッジのトップを0.5mm下げる必要が出て来ました ブリッジの表面にキズが目立ちますので、美観を整える意味も有ります●ブリッジトップをサンディングしてオイルで仕上げて有ります サドルは予定の弦高になるように調整して有ります●フレットボードとフレットワイヤーを磨いて有ります●ペグを回す際の、ピッキ音は弦溝の調整不足ですから、耐水ペーパーで修正して有ります◆弦を張り戻してセッティングを確認します●1フレットのクリアランスOKです●6E/12Fは2.25mmで予定通りです●1E/12Fは1.75mmで予定通りです●ブリッジ周りの仕上がりです●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年05月05日
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◆Calace 9 ウクレレ再生して行きます ウクレレオーナー様は、匿名希望様です◆画像から確認して行きます●Calace=海外メーカーかと思ってましたが、日本のメーカーの様です 木製ペグ&木製ナット等の仕様を考えますと、60年近く前に製作されたようです●ネットで画像を検索しますと、No,7はヒットしませんでした レアなウクレレかも知れません●木製ペグを1本紛失してしまったらしく、削り出す必要が有ります 木製ペグ製作用の専用工具が有れば簡単ですが、流石にペグ1本だけ削り出すのに、手配する 訳には行きませんのでハンドメイドする事にします●ボディに焼印が有ります●ネックヒールが剥がれてます●ブリッジも剥がれてます ブリッジの横にトップ板にクラックが入ってます◆リペア開始して行きます●タイトボンドを流し込んでクランプ固定します●ボディクラックにニカワを流し込みます●ネックヒールが固定出来る位置にクランプを掛けて固定を待ちます●ネックヒールが外れた影響でフレットボードも剥がれてます 密着出来る位置を確認してからタイトボンドを流し込んで接着固定します●ボディのクラックは、裏側からパッチを接着します 奥のクラックにアコギ用のクランプが使えたので、全てのクラックにパッチが張れました●クラック全体にパッチの接着が完了しました●紛失してしまった木製棒ペグを削り出しました【カリン材で作りました】 ポストの部分を削る専用工具が有れば削り出しは簡単なのですが、木製棒ペグの削り出しは 恐らく最初で最後の可能性が有りますので、先端を電ドラにセットしてハンドメイドしました●これで弦が張れると思いましたらナットが欠けてました。 カリン材で作られていて、新しく削り出す材を何にするか迷いましたが、とりあえずエボニーで 音出しテストして、音が激変する様でしたらカリン税で作り直す事にします 🌻リペア前の状態で音出ししましたら、個人所有のビンテージカマカと同じ様な音質でした●木材同士でしたが接着には、ニカワが使われてましたので簡単に外す事が出来ました ナットの溝を水平直角を出しておきます●サビと打込む際の接着剤かな?が付着してますと、見栄えを損いますので フレットワイヤーをピカピカに磨きます。●フレットを磨きますとゴールドに近い色が出ますので真鍮製かも知れません◆木製ペグで安定したチューニングを諦めました●木製ペグですとチューニングが安定するどころか、チューニングすらまともに出来ません チューニングが出来ない=演奏する楽器では有りませんので、残念ながらオープンタイプの ペグに交換する事に成りました●ボディ全体にレモンオイルを塗り込んでボディを保護します 半日放置してから、磨き上げますとビンテージ感オーラが出て来ます🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年05月03日
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◆Chaki W-3F ギターオーナー様は、兵庫県在住の【薪拾いジジィ】様です ドレッドノートタイプのご依頼は初めての様な気がします 画像を拝見しますと、なかなかのジャンクぷりが炸裂してますが、 問題無く修復可能ですからご安心下さい◆画像から確認して行きます●この時代のChakiの佇まいは何とも言えない味が出てます●サドル交換、材はお任せ➡オイル漬けサドルを選択します●四角の紙ラベル、ブレージング刻印無しなので70年代初期モデルです。●このモデルの定石通りのクラックがあります。➡接着後クリアを吹いて仕上げます●ナット交換、材はお任せで➡10年物のオイル漬けが有ります●ネック材両端のマホ材の接着力が低下した事が原因で、 クラックと言うよりも剥離がシックリ来ます ●ペグの交換 GOTOHのSG381クラスのものを希望しますが、寸法の関係もあるでしょうから この品番でなくても構いません。●SG-381から始まる品番は数百種類有りまして、381に続く特定品番のご指定が 御座いましたらお知らせ下さい。●ブリッジ回りも何となく怪しいです。隙間ができたので接着剤を入れたのか、 何かややこしい感じです。➡実機を確認してから対応致します➡はみ出している 接着剤【瞬間接着剤でした】を取除きましたらブリッジが剥がれてました●バック材の全体は良い感じです 画像で見る限り、バインディングの交換はバック板のセンターからボディがカーブしている手前まで 必要な感じです●ボディー裏底部分のバインディングが剥がれている部分の修復 ギターを立てかけた時、背面底のバインディングがぽろぽろと剥がれてきます。 裏板の端ものぞいているのでそのあたりだけうまく修復できないでしょうか ➡バック材がサイド材から剥離してると思いますので、サイド&バック材を 接着固定して、今後も簡単に欠けが広がりそうなバインディングを取除いて 交換します。 バック板のマホガニーが欠損している画像左部分を、マホ材で埋木して クリア仕上げ致します●ヒールネック修復➡ネックのセット角度を確認して接着固定すればOKと思いますが 強度不安と判断した際には、内部からクサビで補強する可能性が有ります◆内部構造材はW-3F到着後確認したいと思います ◆無事に届きましたので、リペア箇所を精査して行きます●マスキングテープ間のバインディングを交換する事になると思います●合板の貼り合わせが剥がれている箇所が有ります●サイドの剥がれ箇所とネックヒールを接着します●フレットボードにクラックが入ってます●ネックヒールが剥がれた影響でネックブロックが剥がれてます●バック側3番の右のブレーシングが剥がれてます●画像左側の割れは材質不明の接着剤でアバウトに接着されてます。修復方法は検討してから 決めます●ブリッジを接着した時の接着剤が、ブリッジ周囲にたっぷり残ってます 絞ったウエスで取れるれば良いと思ってます➡接着剤【瞬間接着剤でした】を取除きましたら ブリッジが剥がれてました●接着されているピックガードにも浮きが有りますで、剥がしてから両面テープ付け直します◆リペア開始して行きます●画像でお知らせしました、SG381-20-13】ペグで取付け可能です●バックの合板内の剥がれ箇所にタイトボンド流し込んで接着します●スプールクランプで固定し接着を待ちます●交換する部分のバインディングを取除きます●剥がれているバック側3番右のブレーシングを接着固定します●1弦側は段差が有る状態で接着されてましたので、外してから再接着を試みましたが、 瞬間接着剤がタップリ流し込まれてまして、どうやっても外れません。 隙間にタイトボンドを流し込んでクランプで圧着固定するしか有りませんでした ●ヘッド両側のクラックを接着固定します ヘッドは急なカーブが掛かっているデザインのため、桐材で治具を作ってクランプで固定出来る 様にします●フレットボードのクラックにローズウッドのパテを盛ります●ビビリ音の原因にもなるピックガードを外します 予想通り接着剤で張られてました●ヘッドの接着が済みましたので、使わないネジ穴に埋木をしてクラックの隙間にマホガニーで で作ったパテを盛ります●はみ出していた接着剤【瞬間接着剤】を取除きますと、ブリッジに隙間が有りました 剥がれたブリッジを接着したのでは無く、隙間に瞬間接着剤を流し込むと言う 荒技リペア【最悪手】されてました。全く参考にならないどころか、ギターの木材同士部分の 接着に、瞬間接着剤&エポキシ系接着剤は如何なる理由が有ろうとも使てはいけません ●瞬間接着剤で固められたブリッジを外して行きます。念のためシリコンラバーヒーターを使用します●瞬間が固まっていた分部は、少し手間が掛かりましたが無事に剥がれました 外れなかったボルトを確認しますと、瞬間がタップリ侵入してました。 これではドライバーで外せる訳が有りません ●タップリ付いていた瞬間接着剤は完全に取除きます●ボディ部分の瞬間接着剤も完全に除去する必要が有ります 半分だけ取り除くにも時間が掛かります ◆ネックを接着固定して行きます●チャキのネックの取付方法は他社とは違って、4本のダボでネックを固定する方式です クランプの締付圧力を調整しながら締付て、ボディとネックが未着してもクランプを 緩めると画像の通り離れてしまいます。 予想してましたが、ネックを外してセットする工法に切り替えます●ネックを外しました。外す際に障害になるダボは先に切断して有ります 残った接着剤を完全に取除いて、ボディ&ネックが密着する部分も綺麗にしておきます ●ネックブロックを接着固定しておきます●ネックを外してる合間に、フレットボードのクラックをサンディングしておきます オイルを塗りますと全く判らなくなります●テール部分のバインディングを接着します●バックの欠損箇所に、同じマホガニー材を使って修復します●ボディにタップリ侵入していた瞬間接着剤を取除いて、ブリッジの収まり具合を確認します ボデイクランプを掛けて隆起しているボディを押さえ込んでおきます●タイトボンドをタップリ塗って接着固定します はみ出したタイトボンドは可能な限り拭き取らないと後が面倒です●隙間が無く接着固定されている事を確認します●テールのバック材が欠けている部分の埋木をします●補修が済んだテールのバインディング&バックです オーバーラッカーはネックを取付ける前に吹きます●ネックジョインのバインディングの交換も済みました●バックのコーナーのバインディングの交換も済みました●ヘッドにクリアを吹いてペグを仮付けして仕上がりを確認します●ネックの取付角度を確認するためにクランプで固定して行きます●問題が有りませんので接着固定します 輸送中の問題でネックが外れたとの事ですから、接着固定後の判断でサウンドホール内から 強度を高めるため、ボルト固定を追加する可能性が有ります ●クランプを外してネックの状態を確認します●ロッドフレーで順ゾリは僅かに有るだけです●弦高をシュミレートする治具で確認しますと、予定通りに接着固定されている事が 確認出来ました●ブリッジを固定する補助ボルトを取付ます●プラスチックカバーから、ポジションマークに合わせた貝を化粧カバーにします◆セッティングに入る前にノックテストをしますと、反響音に違和感が有るポイントが有ります●バック4番の右が剥離してました●トップ右の一番奥のブレーシングの先端が剥離してました●ペグをセットしてセッテイングして行きます●弦を張りますとギターに帰って来た感じがします●ロッドの調整は専用工具が有ればベストですが、1番の+ドライバーで無理なく回せますので 十字の溝にマイナスドライバーを突っ込んで回さない様にして下さい ドライバー差し込み口に付いていたペンキを取除き綺麗にして有ります●1フレットにスペーサーをセットして弦高を確認します●6E/12Fは2.25mmで予定通りです●1E/12Fは2.00mmで僅かい高いです●チューニングすると1E弦が1フレットにベタ付きになってますが、画像の通り1フレットの際が 浮き上がってますので、浮き上がっている部分を打込んでおきます●更に各ポジションでバズる箇所が有りますので、フレットを擦り合わせます この頃のチャキのフレットエッジの処理方法の関係で、1E弦の1F&2Fが音が詰まり ますので、エッジを処理して解消して有ります●フレットボードのRを確認しておきます この頃のチャキのフレットエッジの処理方法➡面取りの角度が緩く弦を押さえた時に、 同じフレットの2か所で弦と接触する事で起きる現象です●1E側を0.5mm下げてから全体をマイクロファインで磨いて仕上げます サドルの材質は牛骨でそのまま使う事に問題が有りませんので、 オイル漬けに交換しなくても大丈夫と判断しました●バックのテールを補修した箇所にクリアを吹いて有ります◆リペア箇所が盛り沢山でしたので、一覧表代わりに画像をアップします●1E/1F以外は問題有りません●6E/12Fは2.25mmで変化は有りません●1E/12Fは1.90mmでセットして有ります●ネックリセットしたネックヒール部分です●ブリッジ周りの仕上がりです サドルの出も充分に確保して有ります●交換したボディバインディングはビンテージ感を出して着色後にクリアを吹いて有ります●3分割になったヘッド周りの仕上がりです●フレットの擦り合わせは完了してるのですが、1E弦の1フレットだけ数日経過すると 浮き上がって来て弦にベタ付きになってしまいます。【打込みは最初の1かいだけしました】 3回目の擦り合わせをして再発するようで有れば、1フレットだけ交換する事にします 3回目の擦り合わせは交換前提で大胆に擦り合わせしました●他の擦り合わせ箇所は問題有りません●画像以外にピックガード&ブレーシング接着固定箇所も有りますが大きなポイントは以上です 1フレットが解消すれば最終確認をしてお渡し出来る見込みです。◆見込み違いが発生しました●最終確認と思ってチューニングしてテストしますと、1弦1フレット~5フレットまで バズリが出てますので、再度擦り合わせする事に成りました●更に1弦の10フレットから16フレットまでがバズリますので、再度擦り合わせが必要に成りました 今回の擦り合わせで、ネックが完全に安定してくれる事を願ってます。 ●ネックの状態も安定しまして、チューニングの度にバズる事が無くなりましたので リペアの完了しました🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年05月01日
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