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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~第五章・第4話『-クラッシングフォール-』「あれからずっとソロ狩りしてたの?」アルテミスがそう聞いてくるアイナは黙ってうなずく「デッドリーだけじゃきついでしょ」アルテミスはアイナにそう言って笑う「囲まれるとツラいですね」アイナは苦笑いを浮べてそう答える「じゃあ今日はもう1つ攻撃の技を教えてあげるね♪」アルテミスはアイナにそう言って親指を立てるアイナは大喜びする「まず…集中して気って言うのかな…溜めるの」アルテミスは狩り場に躍り出てアイナにそう言う「で…飛び上がって着地と同時に溜めた気を地面に向かって開放!」アルテミスはそう言ってアイナにウインクすると一瞬重心を落とし高々とジャンプしてキレイに1回転したのち着地する着地と同時にアルテミスの周囲に爆風が起こる「これが…クラッシングフォール♪通称CFって言う技なの」アルテミスはアイナにそう言ってニコッと微笑む「Σ(´ロ`;)」アイナはただ呆然とする「飛ばなくても出せるんだけど…飛ぶ事で攻撃を外したり敵をかく乱できたりするんで…1発目は飛ぶ方がいいかもね♪」アルテミスはニコニコ笑いながらそう説明するアイナはまったく理解できてないのか…ただ苦笑いを浮べる「解らない…かな^^;」アルテミスはアイナの表情を見てそう聞いてくるアイナは何度もうなずく「うーん…アイナちゃんは加重と抜重って解る?」アルテミスは少し考えた後に今度はそうアイナに聞く「かじゅう…と…ばつじゅう?」アイナは聞きなれない言葉にそうつぶやいて首をかしげる「解らないか…じゃあちょっとマネしてみて♪」アルテミスはそうアイナに言うアイナは黙ってうなずく「これが加重♪」アルテミスはそう言って体重を落すアイナはアルテミスの動きを見てしゃがむ「アイナちゃん…しゃがむんじゃないのね^^;」アルテミスはアイナにそう言って苦笑いをするそしてアルテミスはしばらく考えた後「アイナちゃん手を出して」アルテミスはそう言って両手の手の平をアイナに向かって突き出すアイナはアルテミスの手のひらに自分の手の平を合わせる「じゃあ…そのまま押してみて♪」アルテミスはそうアイナに言うアイナは言われたようにアルテミスの手を押す「そそ、それが加重♪…つまり同じように体の重心を落として地面を足で押してあげる感じなの」アルテミスがそう説明をするアイナはなるほど…といった表情をする「実はね…飛び跳ねるのにはさっきの以外に意味があって…今の加重運動をやり易くする為もあるのね、着地の時って重心が落ちて自然に加重状態になるから」アルテミスはそう言ってその場で軽くジャンプしてみせるアイナも同じようにマネをしてうなずく「まぁ…いきなりは無理だろうからちょっとづつ練習するといいよ♪」アルテミスはアイナにそう言ってニコッと笑うアイナはニコニコしながらうなずく「あとは他にもいくつか技があるけど、とりあえず魔道書を貸してあげるから先にそれを読んでからかな」アルテミスは苦笑いでそう言うアイナは今の意味が良く解らないのでとりあえずうなずいて返事をする「それらをうまく組み合わせるとこんな狩り方もできるの…見てて♪」アルテミスはそうアイナに言い少し先に居るモンスターの集団を指差す次の瞬間アルテミスの姿が目の前から消えるそしてさっきアルテミスが指差したモンスターの集団の中に瞬間移動する同時にCFを放ち数匹のモンスターを倒すアルテミスは体重を落としたままでもう一度CFを放ち一気にモンスターとの距離をとるそしてデッドリーを使い残ったモンスターを撃ち倒す「Σ(´ロ`;)」アイナはただその光景を見て呆然とする「今のにバインドを加えたり…ウェイルを加える事でもっと効率よく狩る事もできるから徐々に練習ね♪」アルテミスはそう言ってアイナの頭を撫でるアイナはただ苦笑いを浮べる(「マスター…間違っても今の真似するなよ…俺が死ぬ」)カーラはそうアイナに言う『カイラの家』「おぉ!これはすごい…良かったな白狐」藁人形が白狐の装備を見てそう言う白狐はニコニコと微笑む「それと今日から武器はこれな」藁人形はそう言って包丁を二振り白狐に渡す「へぇ~それがオリジナルの包丁ね…ちょっと見せて」カイラがそう言い白狐から包丁を受け取る(「な、何コレ…合成無しでこれだけの物を作ったわけ?…あいつ」)カイラはまじまじと焔の包丁を眺める(「それに…この刃…普通の金属じゃないわね…あいつといいジャルデウといいどこでこんな物を手に入れてくるのよ」)「ありがと…確かになかなかの包丁ね」そう言ってカイラは白狐に包丁を返す白狐はニコニコしながらカイラから受け取る「冒険者となれば女だろうと子供だろうと同等の扱いを受ける…せいぜい私のためにがんばる事ね」カイラはそう白狐にわざと冷たく言い藁人形に気が付かれないようにウインクをして微笑む藁人形はカイラに軽く頭を下げて白狐の手を引きカイラの元を離れる「あの言い方はねぇよなぁ」藁人形はそうつぶやく白狐はとりあえず笑って返事をする「さて今日はどこに行くかな…夕方にはアルの応援があるからあまり遠出はできないか」藁人形はゲート前に来たとこでそう言って考え込む「アルさんの応援ってなんですか?」白狐はそう藁人形に聞く「あぁ…今夜アルが成長武器の完全体に挑戦するんでね…その応援さw」藁人形はそう白狐に言う「成長武器の…完全体?」白狐ははじめて聞く言葉に首をかしげる藁人形は完全体について簡単に説明する「すごいです!僕も応援します♪」白狐は藁人形の説明を聞いてそう叫ぶ藁人形はうなずきながら白狐の頭を撫でる『テラの町』「もう、いつもの景色になっちゃたね」トムチャは街中を見回してそうつぶやく「せやね…アリーナの期間だけは特別やからね」ジャルデウはトムチャにそう答えるそしてしばらく何も話さないまま2人は町を歩く「そう言えばさアルから聞いたけど…仕事せんでも良くなったんやてな」ジャルデウはトムチャにそう言うトムチャはただうなずいて返事をする2人は港に着き…桟橋に座る「ねぇ…ジャルさんはここに来る前は何をしてたの?」トムチャはそうジャルデウにそう聞く「ここに来る前も冒険者だったよwそれしかとりえが無いからねぇw」ジャルデウはそう言って笑う「冒険者か…」トムチャはそうつぶやく「せや!コレなんだかわかる?」ジャルデウはそう言って首にかかった黄色い石をトムチャに見せる「キレイ…トパーズかな?」トムチャはそう答える「色は似てるんやけどね…宝石じゃないんよw」ジャルデウはそう言って笑うトムチャは首をかしげる「竜の宝玉」ジャルデウはそう答える「竜の…宝玉?」トムチャはジャルデウにそう聞き返す「この大陸にはおらんけど…他の大陸にはドラゴンっていう生き物がおんねや…ごっついでかい強烈なやつw」ジャルデウはそう言って身振り手振りで話をするトムチャは黙ってその話を聞く「でね、ドラゴンは必ず1つ宝玉を持ってんねん…俺はそれを狩る専門のハンターだったんよ」ジャルデウはそうトムチャに言う「高額で売れるの?」トムチャはそうジャルデウに聞く「いや…利用価値があんま無くてね苦労して手に入れる割に二束三文やねんw」ジャルデウがそう言って笑う「プッ…」トムチャは思わず吹き出して笑う「価値は人それぞれ、俺にとってこの石が二束三文でも最強の生き物を討伐した証…自分の強さの証明みたいなもんかな…もっと大げさに言えば生きてきた証やねw」ジャルデウはそう言うトムチャは思わず言葉を失う「冒険者になってみん?…そんで、トムチャんだけの価値を探すんねやw…俺も全力で手伝うし…それにこの大陸にはヒマコンもおるしね」ジャルデウはトムチャを見てそう言う「悲魔さんか…そうだね、うじうじしてても始まらないもんねw」トムチャはそう言って立ち上がるジャルデウはうなずく「私…ケジメつけてくる♪…そしてこの大陸で私の…私だけの価値観を探してみる♪」トムチャはそう言ってジャルデウに微笑むジャルデウは笑顔を返しつつトムチャの頭を撫でる「ジャルさんアリガトね♪」トムチャはそう言ってジャルデウの頬にキスをして走って行く「ちゃんと言えんかった…なんであそこでヒマコンを引き合いに出したんやろ…アホやん」ジャルデウは走り去るトムチャの後姿を目で追いながらため息交じりでつぶやく『大陸管理政府事務所』「だぁ!いったいどんだけ待たせりゃ気が済むんだよ!」管理事務所の一室で流星がそう叫ぶ流星は仕事の話をしにここに来たのだが、かれこれ3時間くらい待たされていたその時…ドアが開き2人の男が入ってくる「申し訳ない…こちらも色々忙しくてね」男の1人が頭も下げずにそう言って流星と向かい合うように座る(「口だけで頭も下げねぇってか」)流星はそう心ののかでつぶやく「では…さっそく本題に入りましょう」男はそう言って流星の前に2枚の写真を提示する「こいつらが今回の標的ね…って…タロさんとクラッシュじゃん」流星は写真を見て思わずそう声を漏らす「ご存知のようですね…それは話が早い」男は流星の反応を見てそう言う「で…なにやらかしたんだ?…理由によってはこの話し…無かった事に…」流星がそう言いかけると背後に控えていた男が流星に向かい剣を突きつけ「無礼な口の聞き方はやめろ!」そう流星を怒鳴りつける座っていた男は手で剣を下げろと合図をする剣を突きつけた男は舌打ちをしつつ剣をしまう「こちらがお願いをする立場なのに申し訳ない…」男は流星にそう言う…しかし頭は下げなかった「その2人はプリズンに収監されていた罪人でね…あなたの言ったタロさんとクラッシュさんの偽物なんです」男は流星にそう言う流星はただ男の方を見る「なぜ、その2人に成りすましたのかはわかりませんが…反政府組織の中核の人物でクーデターを企ててましてね、行動前に捕らえる事に成功したんですが…先日、何者かの手引きで脱獄したんですよ」男はそう説明する「その2人が反政府組織の中核の人物なら…殺すよりもう一度捕縛の方がいいんじゃねぇの?それに泳がしておけば組織の事もわかるだろうし」流星はそう政府の男に言う「確かに…そういう方法もあります…が、今回は目的が違いましてね」男はそう流星に言ってニヤッと笑う流星は首をかしげる「組織なんかはどうでもいいんですよ…問題は我々が誇るプリズンを脱走した…その事実にあるんです」男はそう流星に言う「なるほど…プリズン=脱走不可能って構図を崩したくないってわけね」流星がそうつぶやく「もし引き受けて頂けるなら…いや、引き受けて頂くんですが…あなたの今後の未来を保障いたしましょう…それが報酬です」男は流星にそう言う「話を聞いた以上…断れないし、失敗も出来ないってわけね」流星はそう言ってフッと笑う「事前に必要な物があれば言って下さい…どんな物でも準備しましょう」男はそう言ってイスから立ち上がる「じゃあ…神補正の完全体カーラ…って言ったら?」流星は男にそう聞く「…すぐに用意させます」男はそう即答する「それでは、あとは部屋の外の者と話して下さい…それでは」男達はそう言って部屋を出て行く流星はイスにもたれかかり天井を見つめる「成功しても…消されるな」流星は無人の部屋でそうつぶやいた…『To Be Continued♪』
2006/09/30
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~第五章・第3話『-策士・焔-』アリーナの終わった翌日アイナ達は倉庫に来ていた「ここも寂しくなったなぁ」藁人形が空いた棚を見てそう言う「元の状態に戻っただけさ」悲魔がそう言う「よぉ!なにシケたツラしてんだw」そこに焔がそう言いながら現われる「やぁ」悲魔がいつものようにそう挨拶する「棚が寂しくなったね…と話してたの」アルテミスが焔にそう言う「そりゃそうだな、すげーお宝ばっかだったもんな」焔も空になった棚を見てそう言う「そういやぁ…露店はどうだった?」藁人形がそう聞く「おかげさまで完売だね…まぁ予測通りだが」焔はそう言って大笑いする「いくらの売り上げなんだろ…」アルテミスがそうつぶやく「20は一応キープで単品売れが164本、セット売れが108…141.2Gってところかなw」焔はそう答えた「金額のでかさがわからねぇ」藁人形がそうつぶやくアルテミスも横でうなずく「で…そこから経費等で41.2Gを引いて残った100Gをジャルちゃんと折半…そんなとこかな」焔はそうサラッと言った「50G…ジャルさんにご馳走してもらおうかな♪」アルテミスがそうつぶやいた「そりゃぁ難しいんじゃないか…なんか店をやるとかって言ってたんで」焔がそう言う「ええ!ジャルさんがお店?…想像できない^^;」アルテミスがそうつぶやく藁人形も横で大きくうなずく「ところで…タムファー本気で買うのか?」藁人形がそう焔に聞く「おう!そろそろこの村正も飽きたしなw」焔は笑いながらそう言う「そんな理由かよ…」藁人形がそうつぶやく「うんじゃ…悲魔ちゃんこいつもらってくけど…OK?」焔はタムファーの魂の入ったオーブを手にとってそう言う「いいけど…いくらにすればいいんだろ…相場とか調べないとなぁ」悲魔がそうつぶやく「じゃあよ…この前キープした包丁20本と交換ってのはどうよw」焔はそう悲魔に言う「いや…まだ買う人が居るか聞いてないし…その魂はギルドの資産だから個人的には決められない…それに1本400Mなら普通に売った方がいいんじゃないの?」悲魔は焔にそう言う「まぁそれはそうなんだが…実は最初からあの20本は一般に売る気はなくてね…っていうか売れないんだわw」焔は笑いながらそう悲魔に言う「どういう意味?」悲魔はそう焔に聞く「実はさ露店で売った物とはじいた20本とでは補正がまったく違うんよ」焔はそう悲魔に言う「え?」その言葉を聞き真っ先にアルテミスが反応する「露店で売ったやつはALLステ+2、ALLスキル+2、+10%デスマスターって補正なんだわ」焔がそう言う「なるほど…2つ装備で2倍としてそれがプラスされるならまずまずか」悲魔は補正の内容を聞きそうつぶやいてうなずく「ところがよ…最後の方で作った20本だけまったく別の補正が付いちまってな…」焔がそう言いながら頭をかく「どんな補正が付いたの?」アルテミスが目を輝かせてそう聞く「ALLステ+5、ALLスキル+5、+15クリティカルヒット、+15%エリートマスター」焔は小声でそう言う「まったく別物だね…確かに売ったら問題になるか」悲魔はそうつぶやく「だろ?もしも売るとしても口の堅い身内にしか売れないべ」焔はそう言って苦笑いを浮べる「私は欲しいな…その包丁」アルテミスはそうつぶやきながら悲魔を見る「焔は本当にそれでいいの?」悲魔は焔にそう確認する焔はうなずいてそれに答える「じゃあ…その20本うちで引き取るよ」悲魔はそう焔に言う「交渉成立!さっそくこいつをタムに換えてこなきゃなw」焔はそう言って魂のオーブを手に取る「しかし…タムを装備した魔法職か…想像できんな」藁人形が焔を見ながらそうつぶやく「まぁ…まだ試してはいないけどちょっとおもろい事を思いついたしねw」焔はそう言ってニヤッと笑う「ところで…アルさんはいつ挑戦するの?そのバゥルさんの完全体っていうのに」アイナがそうアルに質問する「実は今夜辺り…って考えてるんだけど…^^」アルテミスがそうアイナに言う「うむ…そしたら人集めて応援に行きますか!」それを聞いた藁人形がそう言う隣で悲魔もうなずく「ええええ…いいよ…ダメだった時恥ずかしいし^^;」アルテミスがつぶやくようにそう言う「ほんじゃぁ俺も便乗しますかw」そう焔が笑いながらアルテミスの肩を叩く「おいおい今日交換して今夜挑戦は無理だろ^^;」藁人形が苦笑いでそう言う「そうそう2つ必要だしね」悲魔もそう言う「あぁそれなら問題なし!包丁の素材集めてる時にね…1つ拾ってるんよw」焔はそう言って笑う悲魔と藁人形とアルテミスがそれを聞いて唖然とする「ちゅう事で…俺は役人のとこに行ってくるわ」焔はそう言って倉庫の出口に向かう「じゃあ…これからどうする?」悲魔がそう全員に聞く「私はアイナちゃんと狩りに行くの…ねぇ♪」アルテミスはアイナの方を見てそう言うアイナはニコニコしながらうなずく「俺は…何か用が無ければ白狐に付き合うかな…」藁人形は悲魔の方を見てそう言う「うん…ギルドの方はこれといって用は無いかな…俺もパンクスのとこに寄ったら狩りに出るしね」悲魔は藁人形にそう答えるその時…「あぁ!思い出した!」倉庫の出口に向かっていた焔がそう大声を上げて戻ってくる全員が焔の方を見る「あのさ…悲魔ちゃんと藁さんあとでカイラのとこに行ってくんないかな」焔は悲魔と藁人形の方を見てそう言う「いいけど…なんで?」悲魔はカイラと聞き、ちょっと嫌そうにそう聞き返す「実はさ…カイラに白狐ちゃんの装備を頼んでおいたんよ」焔はそう答える「それは…確かに考えてはいたけど…アジトの件がかたつくまでは支払いできないよ」悲魔は焔にそう答える「あぁ…支払いの件は心配しなくていい…俺が前金で払ってあるから」焔は悲魔にそう答える「うーん…」悲魔はそう言って藁人形と顔を見合わせる「まぁ、難しく考えんでよw…俺は悲魔ちゃんとの今後の付き合いを考えての事だし…カイラも自分の力試しと宣伝の為と言って値引きしてくれたしねw」焔はそう言って笑う「わかった…そういう事ならありがたく受け取るよ」悲魔はそう言って頭を軽く下げる「うんじゃヨロシク♪」焔はそう言って倉庫を出て行った「いずれカイラのとこに頼みに行こうとは思ってたからね…それにしても、ああいう駆け引きは…奴の右に出るものは居ないかもね」悲魔はそうつぶやく「うむ…この前のギルド戦もそうだが、ある意味敵に回したくないタイプだな」藁人形もそうつぶやくその後、アルテミスとアイナは狩りに出かけ悲魔と藁人形は白狐を連れてカイラの元に向かった「待ってたよ!…この子だねお前達のとこに入ったちっこいのってのは」カイラは無愛想にそう悲魔達に言う「申し訳ない…」悲魔はそう言ってカイラに頭を下げる「いいさ…こっちも商売だからね…そのかわり装備を渡すに当たりいくつか条件がある」カイラはそう悲魔達に言う悲魔と藁人形は思わず生唾を飲み込む「この防具はプロトタイプだからね…今後も改修していくからちょくちょくこの子ごと借りるよ…それが条件の一つ」カイラはそう言って白狐をチラッと見る悲魔達はただうなずく「この防具を身に付けたこの子は、いわば私の歩く広告塔になる…だから大切にする事!狩り場で広告塔がボロボロになるような事は困るからね」カイラはきつい口調でそう言う悲魔達はまただまってうなずく「あとは…そうね…とにかく私の商売の手助けをする…と、まぁこんなとこかしら」カイラは少し考えつつそう言う「つまり…具体的には?」悲魔がそうカイラに聞く「そうねぇ緊急の素材探しくらいは手伝ってもらうかもね…シェリルに頼むとだいぶふっかけてくるからね…」カイラは悲魔達にそう言う「なるほど…その辺は何とかしよう」悲魔はカイラにそう言う「ちょっといいか?」藁人形がカイラにそう言う「何?」カイラは表情も変えずにそう返事をする「さっき…こいつの防具を改修するとかって言ったけどよ…しばらくは面倒見てくれるのか?」藁人形は白狐の頭を撫でながらそうカイラに聞く「でないと困るでしょ?…それに焔からはそれなりに受け取ったしね…まぁ、その時に必要な物くらいは要求するかもしれないけど…」カイラは藁人形にそう答える藁人形はそれを聞いてうなずく「もう聞きたい事は無いかしら?…無いなら防具の最終調整をしたいんでしばらくこの子を預かるわよ…1時間位したらまた来てちょうだい」カイラはそう言って白狐を手招きする悲魔達と藁人形は疑う事無くカイラにうなずいて返事をし白狐を預け…歩き出した「あぁそうだ…もう1つ条件…もし街中で私の事を悪く言う奴がいたら…その辺に埋めておいてちょうだい!」カイラは立ち去ろうとする悲魔達にそう言って白狐の手を引き家の中に消える悲魔と藁人形は思わず立ち止まり苦笑いを浮べる「なぁ…悪く言う奴がいたら埋めろって言ってたけどよ、そしたらこの大陸のほとんど全ての冒険者を埋める事になるな」藁人形は悲魔にそう言う悲魔は黙ってうなずくそして2人は建設中のアジトに向かって歩き出した「でもよ…あの程度の要求で済んで良かったな」藁人形は悲魔にそう言う「だな…だが小間使いのように扱われるのだけは勘弁だね」悲魔はそう藁人形に言う藁人形もうなずく「カイラの家」「ゴメンね…白狐ちゃんびっくりしたでしょ^^」カイラはそう言って白狐の顔を覗き込み優しく微笑む白狐はうなずいて返事をする「私もね…立場上きつく言っておかないと示しが付かないからね」カイラはそう言ってため息をつく「僕はカイラさんが優しいのを知ってるです♪」白狐はそう言ってニコッと笑う「ありがとう…白狐ちゃんだけだわ…私の思いをわかってくれるのは…」カイラはそう言って白狐を抱きしめる突然の出来事に白狐はバタバタと暴れる「はい、じゃあ装備の確認をするんで脱ぎましょうね~♪」カイラはそう言って白狐を脱がし始める「じ、自分でできるです^^;」そう言って白狐は服を自分で脱ぎ始める「SSDのアジト」「おぉ!もう使えそうなくらいできてるなぁ…しかも今度は2階建てですか」藁人形はそう言ってアジトを見上げる「うむ、これならメンバーが増えても困らないな」悲魔もそう言ってうなずく2人に気が付いたパンクスがアジトから出てくる「すまないね、だいぶ無理させてるみたいで」悲魔はパンクスにそう言って頭を下げる「こっちもこれが仕事じゃけぇ気にする事は無いけぇのぉ」パンクスはそう言って笑う「今日も暑いんで…何か冷たい物でも差し入れようか?」悲魔がそうパンクスに言うすると仕事をしていた廣島一家のメンバーが思わず仕事の手を止めて悲魔の方を見る「エエねぇ…今日は暑いけぇねぇ…冷たいカレーでも頼もうかのぉ」パンクスがそう悲魔に言う「Σ(´ロ`;)」それを聞いた廣島一家のメンバー達がいっせいにものすごく嫌そうな顔をする中には思わず自分の手を金槌で叩く者や足場から落ちそうになる者もいた「豪さん…いくら嬉しくても自分の手を叩いたらいかんじゃろぉw」パンクスはそう言って大笑いをするその光景を見た悲魔と藁人形は苦笑いを浮べる今年一番というくらい暑い日の午後の出来事であった…『To Be Continued♪』
2006/09/23
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~第五章・第2話『-殺人ベーカリー-』今アリーナの開催されているテラの街にあるユニオンホールの扉が勢いよく開く「デンキチさん…ケンカです!」そう言って1人の戦士が飛び込んでくる「毎回毎回アホが多くて困るな…」そう言って1人の男がイスから立ち上がり壁かかったかなり重そうな斧を手に取るこの男が現在教団内の全てのギルドを束ねるユニオンギルドのマスター…デンキチである「で、収まりそうもないのか?」デンキチは斧の刃を見つめながら駆け込んで来た戦士にそう聞く「はい…普段から狩り場でもめている奴等で…ギルド同士の抗争になりかけてます」戦士はそうデンキチに報告する「わかった…仲裁には俺が行く、お前は引き続きアリーナの巡回を続けろ」デンキチはそう言ってユニオンホールから出て行く戦士はデンキチに対してマスキュラーのポーズを取るどうやらこのマスキュラーのポーズがこのギルドの挨拶らしい一方…アイナ達はアリーナで賑わうテラの町を店を見つつ歩いていた「すごいです♪」白狐は嬉しそうにアイナ達の周りを走り回るその時…「うん?揉め事かな…」悲魔がそうつぶやく全員が悲魔の視線の先を見る「うは…けっこうヤバい空気が漂ってるね^^;」アルテミスがそう言う「うむ、いつ始まってもおかしくない状況だな」藁人形もそうつぶやくそして…揉め事がケンカになろうとしたその時対峙している2つのギルドの中心辺りに大きな斧が勢いよく飛んできて土煙を上げ地面に突き刺さる「お前より俺のほうがつえぇ…」そう言って対峙しているギルドの間に1人の男が現れる「俺のほうがお前よりちっとつえぇ…」そしてその男はそう言葉を続けながら地面に突き刺さった斧を引き抜く「そんなくっだらねぇ背伸びっこをするために…てめぇらの拳はついてるのか?」男はそう言って引き抜いた斧を肩に担ぎ双方のメンバーに睨みをきかす対峙していたギルドの全員がその男をただ見つめる「この神聖なるアリーナを汚す奴は…ユニオンマスターの名においてこの俺が叩き潰す!」デンキチはそう叫びライオンハートの咆哮をあげる「ユニオンマスター直々のご登場か…この揉め事もここまでかな…」悲魔がそうつぶやく「ちょっと残念…」アルテミスがそうつぶやく「ユニオンマスター?」アイナが悲魔にそう聞く「うちみたいな教団に属するギルドを束ねているギルドをユニオンギルドって言ってね…そのギルドのギルドマスターの事をユニオンマスターって言うのさ」悲魔がそう説明する「ふーん…じゃあ、あの人は偉い人なんだ…」アイナがユニオンマスターと呼ばれた男を見ながらそうつぶやく「偉いと一言で言えばそれまでだがよ…デンキチは強いぜ…信頼も厚いしな」藁人形はアイナにそう言う「デンキチさん…って言うんだ…」アイナはデンキチの方を見てそう言う「彼が出てきたならこれ以上はないだろうね…行こうか^^」悲魔がそうアイナ達に言う「えぇ…でも1人ですよ…」白狐がデンキチの方を見てそう言う「ちょっと前のアリーナで…今日と同じような揉め事があったんだ…総勢30人の大乱闘…」悲魔がそう話し始めるアイナ達は黙ってその話を聞く「彼はそこに1人で飛び込んで…あっという間に仲裁したのさ…だから大丈夫だよ」悲魔がそう白狐の頭を撫でながらそう言って笑う「仲裁って言うか…全員血祭りだったけど^^;」アルテミスが苦笑いでそう言う「そそ…で全員次の日にユニオンホールの前に吊るされてたなw」藁人形もそう言って笑う「それに…揉め事ってのはね…できる限り関わらないのがいいんだよ…それがこの大陸の掟、関わる事で関係のない人たちがさらに巻き込まれる」悲魔はそうつぶやくそして全員がうなずくとその場を離れたどれくらい歩いた時だろうか「いい匂い♪」アイナが鼻をクンクンさせながらそう言う「ホントです♪」白狐も同じように鼻をクンクンさせながらそう言う「パンの匂いね^^」アルテミスがそう言う「ちょっと行ってみますか」藁人形はそう言って匂いのする方に歩いて行くしばらく歩くと『メロンパン焼きあがりますた!』と看板の出た店があった「メロンパン?」アイナは看板を見てそう言う「えぇ…もしかしてアイナちゃんメロンパン知らないの?」アルテミスが驚いたようにアイナに聞くアイナはうなずく「僕もそんな高級なパンは食べたことないです」白狐もそう言う「高級か?」悲魔がそうつぶやく「パンは…たまに食パンを買うくらいで…いつもは耳をもらうです♪」白狐はニコニコしながらそう言う「不憫だ…」藁人形は鼻をすすりながらそうつぶやく「とにかく一度食べてみようよ♪カリカリモフモフで美味しいよ♪」アルテミスはアイナ達にそう言うアイナと白狐は大喜びで店に入って行く「いまどきメロンパンでアレだけ喜ぶ姿も珍しいな…」悲魔はアイナと白狐を見てそうつぶやくトムチャも笑顔でうなずくそしてアルテミスも後を追うように店内に入ろうとした時「ちょっと…アル!」そう言ってトムチャがアルテミスの腕を引き店の看板を指差すアルテミスは何気に看板を見上げる「Σ(´ロ`;)…さ、殺人ベーカリー…」看板に書かれたその名前を見てアルテミスの動きが止まる「物騒な名前だな…アイナ嬢達は大丈夫か?」藁人形はそう言って店内に飛び込む「あぁ…この店か…」悲魔がそうつぶやく「な、何?何か知ってるの?」アルテミスとトムチャがそう悲魔に聞く「いや…普通のパン屋だよ…ほらタロさんの居るダークフレイムのボブさんが出してる店だよ」悲魔がそう説明する「なんでこんな名前付けるかなぁ^^;」アルテミスがそうつぶやく「食べると死んでしまうくらい美味しいから…らしいが…^^;」悲魔は苦笑いでそう言うトムチャとアルテミスは顔を見合わせてただ苦笑いを浮べる悲魔達が遅れて入ると…すでにアイナと白狐はメロンパンを食べていた「カリカリ~♪」アイナはウットリした顔でそうつぶやく「モフモフです~」白狐もアイナの横でそう言ってウットリする「じゃあ…俺達も頂きますか」藁人形はそう言って悲魔達にもメロンパンを配る「美味しい…」トムチャは一口食べてそうつぶやく「メロンパンだけじゃなく…うちのパンはみんな美味いよ!って…悲魔さんじゃんw」店員が出てきてそう言う「やぁ」悲魔はメロンパンをかじりながらそう挨拶する「ほ、ホントにボブさんだし…しかも妙に似合ってる^^;」アルテミスが出てきた店員を見てそうつぶやく「しかし…こんなに美味いのにあまり盛ってないようだが…」藁人形が店内を見ながらそう言う確かにお客はアイナ達だけだしパンもかなり売れ残っている「うむ…入り口までは来るんだが…誰一人として入ってこないんだよな…なぜか…」ボブは腕組みをしてそうつぶやく「店の名前でしょ…^^;」アルテミスは苦笑いを浮べて小声でそうつぶやくトムチャも横で何回もうなずく「ところで…なんでパン屋なんかやってるの?」悲魔がメロンパンをモグモグしながらそうボブに聞く「いやぁ…この前うちのギルドが巡回担当だった時あるでしょ?」ボブがそう言う悲魔と藁人形がうなずく「その時にひと稼ぎしようと思ったら…根こそぎ狩られててさまったく儲けが出なくてね」ボブはそう悲魔達に言う「あぁ…あの時の話しか…」悲魔はうなずきながらそうつぶやく「ギルドの財政が困難になってね…で、会議の結果…今の巡回担当からエビルの権利を買い取ろうって話しになったんよ…」ボブが身振り手振りで説明する「なるほど…だが、権利となれば高いだろうに」藁人形がそうボブに言う「なけなしのお金だったさ…しかし結果はまたしても根こそぎ誰かに喰われまくってね…大赤字!…で、しかたなくパン屋を開いたってわけ」ボブはそう言ってしょぼくれるその話を聞いて全員が同情の視線を送る中…アルテミスだけがひきつった笑顔を浮べていた「エビルに篭って狩りしてたのは…アルか…」悲魔はアルテミスのひきつった笑顔に気付きそう言う「ゴメン…まさか権利まで買って狩りをしようとしてた人たちが居るとは…^^;」アルテミスは苦笑いでそうつぶやく「あのぉ…このメロンパンって作り方難しいんですよね…」アイナが突然そう言って会話に割り込む「うん…まぁ難しいけど生地は慣れだね…さほど大変じゃない…材料も特殊な物は使わんしね」ボブがそう説明するそれを聞いてアイナが目を輝かせる「作りたいの?」ボブがそうアイナに聞くアイナは何度もうなずく「今日はじめてのお客さんだし…悲魔さんのとこだしね…特別にタネのレシピは教えてあげないでもないが…」ボブがそうアイナに言うアイナと白狐はそれを聞いて手を取り合って大はしゃぎする「でもね…タネまで作れても…そこから先は君達には無理なんだよ…」ボブは残念そうな顔でそう言う「無理なんですか?」アイナがそうボブに聞く「窯が必要でね…それもかなりの火力が維持できるやつがね…」ボブが店内にある窯を指差してそう言う『窯』という言葉を聞き…藁人形と悲魔の笑顔がひきつる「うちらも…この店を出すにあたり窯を借りてきたんだが…このままだとレンタル代も出ないな…」ボブはどこか遠くを見つめながらそう言う「なんだ…窯なら大丈夫です♪」アイナは満面の笑みでそうボブに言う「なぁ…アイナ嬢が大丈夫って言ってる窯って…やっぱあの窯だよな…」藁人形がそう悲魔にポソりと言う「言わないでくれ…考えたくもない…」悲魔がそうつぶやく横でアルテミスも苦笑いでうなずく「じゃあ…私達が呼び込みを手伝うんで…レシピ教えて下さい♪」アイナはそうボブに言う「おお!そいつは助かる!」ボブはそう言って喜ぶそして…アイナと白狐は店の外で呼び込みをはじめた「メロンパン…焼きたてですよ~♪」アイナが笑顔でそう叫ぶ「カリカリの…モフモフです♪」白狐も負けじとそう叫ぶそして足を止めた人達にメロンパンの試食を配る美味しいと噂が広まってきたのかポツリポツリと入り始めたお客がいつしか列を作り始める「死ぬほど美味しい…殺人ベーカリーはこちらでーす♪」日が傾きかけたアリーナにアイナと白狐の声がこだまする…『To Be Continued♪』
2006/09/16
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~第五章・第1話『-KIWAME堂商店-』一夜明けたホテルラピス…トムチャは窓の外を眺めながらため息ばかりついていた「ほらほら…そんなにへこまないの♪」アルテミスがそう言ってトムチャにコーヒーを渡す「だって…」トムチャはアルテミスにそう言ってまたため息をつく「とりあえずさ…これからの事はゆっくり考えようよ^^」アルテミスはビールをグラスに注ぎながらそう言う「アルさん…朝からビール?」アイナがそうアルテミスに聞くアルテミスはニコニコしながらうなずく「例えばこの大陸で冒険者になって…強くなってさその支配人をぶっ殺しちゃう…って手もあるし♪^^」アルテミスは腰に手を当ててビールを飲み干してそう言うそれを聞いたアイナは横で首を横に振る「この大陸もまんざら捨てたものじゃないよ~♪今日はアリーナだしね♪」アルテミスは着替えながらそう言う「アリーナ?」トムチャはコーヒーを飲みながらアルテミスにそう聞く「うん♪テラの町にいろいろなお店が出る…お祭りなの♪」アルテミスはトムチャにそう答える「お祭りですかぁ…行ってみた…Σ(´ロ`;)」(なんで全部脱いでウロウロするですか!)白狐はそう言いかけてアルテミスに背を向ける「みんなで行こう♪」アイナがそう言って部屋の中を走り回る「当然でしょ♪」アルテミスはテーブルに服を並べて選びながらそう言ってうなずくその後…全員おめかしが終わり部屋を出てロビーに向かう「アルのチャイナはともかくとして…アイナさんはなぜメイド服なの?」トムチャがそうアイナに聞く「前回のアリーナで…シグナさんから頂いたから…ちゃんと着てるのを見せたいの♪」アイナはそうトムチャに答える「今年も来てるといいんだけど…彼女だいぶ忙しいようだしね…」アルテミスはそうつぶやいたそしてロビーに着くと悲魔と藁人形がいた「悲魔さん達もこれから出発?」アルテミスがそう悲魔に聞く「いや…俺達はこれから政府の人と取引だな…」悲魔がそう答える藁人形も横でうなずく「そっか…ジャルさんと焔さんは?」アイナが辺りを見回してそう聞く「彼らは何か露店を出すみたいで…もう向こうに行ってるんじゃないかな」悲魔がそう答えた「何を売るんだろ…いかがわしい物じゃなければいいんだけど^^;」アルテミスは苦笑いでそうつぶやく「俺達も用事が済み次第行くから…あとで合流しよう」悲魔はそう言って藁人形と共にホテルを出て行った「じゃあ…私達も出発しますか^^」アルテミスがそう言い…ホテルを後にするマエルに送ってもらいテラにつくともうかなりの人で街の中はごった返していた「うわ~すごい人です」白狐はそう言って辺りをキョロキョロ眺める「迷子にならないようにね♪」アルテミスがそう言って白狐の頭を撫でるしばらく街の中をグルグル回り…めぼしいお店をチェックする「シグナさんは来てないみたいだね…」アイナはそうアルテミスに言うアルテミスはうなずくその時…「おい!なんか向こうでスゴイ物が売られるみたいだぜ!」そんな声が聞こえてくる全員顔を見合わせそっちに向かってみる事にしたそしてこれでもかというくらいに人だかりのでき場所にたどり着く「さて、お忙しい中…KIWAME堂商店にお集まり頂き誠にありがとうございます!」木箱の上に立った焔がそう叫ぶざわめいていた人だかりが一気に静かになる「焔さんの店か…何を売るんだろ…」アイナはそうつぶやく「今回、我がKIWAME堂商店がお届けする商品はたったの1つ…コレです!」焔はそう言って包丁を高々と掲げるそれを見てまたざわめきが起こる「やっぱりココか…」アイナ達の背後からそう悲魔が声をかける焔:「一部の情報通の方々はもうご存知かと思いますが…先日ギルドSSDがとあるギルドとがギルド戦をおこないました」「げ…うちをネタにするのか」悲魔がそうつぶやく焔:「闘ったのはアイナさんという新人なのですが…彼女が手に持っていたのは二振りの包丁でした」「アイナちゃんもコレで有名人だね~^^」アルテミスはそう言ってアイナをからかう「あう~…恥ずかしいよ…」アイナはそうつぶやき小さくなる焔の口上はさらに続く焔:「残念ながら彼女の包丁は特別製で…この大陸外の名のある刀匠の業物でした」「え?アレはあいつが打ったんじゃないのか?」悲魔はそうつぶやく「うん…焔って包丁には入ってたけどね」アイナもそう言う焔:「しかし諦めるのは早い…なんと、この大陸にその刀匠の弟子が居たんです!それが隣に居る音速丸さんです!」「そういう事か…考えたな」悲魔は腕組みをして感心したようにうなずく「うむ、やつは焔の弟子だから事実上ウソは言ってないな」藁人形もそうつぶやいてうなずく焔:「そしてさらに…この大陸には偉大な合成の技を持つカイラも居る…その2人が力を合わせて作った包丁がこれです!」「でも…包丁でしょ?…売れないでしょ^^;」アルテミスは苦笑いを浮べてそう言う悲魔と藁人形もうなずく焔:「振り抜きも早く…持ち手を選ばない…そして、彼女が持っていた物を超える包丁があったら…皆さんはどうしますか?」「いや…例え超えても包丁は包丁だし」悲魔がそうつぶやく「おぉ…そこに居るのはジャルデウさんじゃないですか!…もし良かったら使ってみませんか?」焔がそう言うとジャルデウが人ごみの中から出てくるそして、焔から包丁を2本受け取ると近くにあった樽にめがけてショックウェブを放つ見事に両方の包丁から2つの衝撃波が出て樽を粉砕するそれを見て人ごみからざわめきが起きる「さすがは大陸に名を馳せるジャルデウさん…ご協力ありがとうございます!どうでした?」焔はジャルデウから包丁を受け取りながらそう聞く「みた時はちょwwwwwとか思ったけど…エエね!振りやすいからコレから技を覚えたり磨こういう奴にもええんちゃう?」ジャルデウはそう言って両手を高々と挙げて観衆にアピールをしながら人ごみの中に戻っていく「わざとらしい…^^;」アルテミスが苦笑いでそうつぶやく「無論、皆さんも今のはジャルデウさんだから!そう思われたでしょう…では、そこのいかにも修行中です!と言わんばかりの聖騎士さん…ぜひこちらに!」焔に言われて人ごみから出てきたのはハイネだった「お名前は?…ハイネ君…そうですか!ではお試し下さい!」焔はそう言ってハイネに包丁を渡す「サクラか…」悲魔はそうつぶやくハイネはジャルデウのマネをして両手の包丁を振る2本のショックウェブが見事に樽を破壊する「お見事!なかなかやりますねぇ…」焔はそう言って拍手をする「も、もう一度試させてもらっていいですか?振り抜きがいいんで…ちょっと思いついた事があって…」ハイネは焔にそう言う焔は「どうぞ」と手で合図するするとハイネは脚のスタンスを広めにとり両手を高々と上げた構えを取る会場が静かになるそして、両手を交差させるように包丁を振り下ろすショックウェブがクロスして放たれ…置かれた樽を破壊するさらにハイネは瞬時に包丁の向きを変え逆に振り上げるさっきと同じようなショックウェブが今度は樽の後ろの壁に当たり壁にクロスの痕をつける会場から拍手とどよめきが沸き起こる「こ、これは驚いた…そんな使い方をするとは…俺のとこに来ないか?」焔はハイネに笑いながらそう言うハイネは包丁を返しながらうなずく焔はハイネの手を取り握手する「なるほど…これで公的にあいつは焔のギルドに入るわけか…うまい事考えたな」藁人形が腕組みをしながらそうつぶやく「さて…そろそろ魔法職の方や重戦士の方々は、俺には関係ない話だな…なんて思われてる事でしょう」焔が集まった人を見ながらそう言う事実、その場から消えて行った人達もいる「まぁ…ここまでで席を立たれた方々は後で後悔するでしょうw」焔はそう言ってニヤッと笑う「いつもの事だが…たいした自信だな」悲魔がそうつぶやく「もしも…この包丁が武器としてだけではなく…装備する事で第4のアクセサリー的恩恵が受けられるとしたら…」焔はそう言って集まった人達を見つめる「なるほど…それは盲点だったな」悲魔はそう言う「確かに通常のアクセサリーに比べたらたいした補正能力は少ない…だが、微力でも確実に能力を上げた上で…いざという時に武器として使える…」焔がそこまで言うと会場のざわめきが大きくなる「さらに!」焔がそう言って言葉をとめる会場が一気に静まり返る悲魔達も思わず唾を飲み込む「包丁としての斬れ味は抜群!」焔はそう言いながら大根を手に持ち切って見せる「…なんだかなぁ」藁人形がそうつぶやく悲魔も思わず苦笑いを浮べるしかし…なぜか集まった人達は歓声を上げる「もう…術中にはまったな」悲魔がそう言う「でも…第4のアクセサリーってのは魅力よね…」アルテミスがそうつぶやく「だな」藁人形もそう言ってうなずく「さて…ここまで話すと気になるのは…やはりお値段!」集まった人達がまた静まり返るそして悲魔達も口をつぐむ「実はこの包丁…すでに他の大陸では販売してまして…その金額をこの大陸の通貨に合わせると800M!」焔がそう言うとざわめきが起こる「800Mか…妥当と言えば妥当だがちょっと手が出ないだろ…」悲魔がそうつぶやくアルテミスと藁人形もだまってうなずく「しかし…この包丁、もう2度と作れないという事と残りが400本しかないという事…さらにクロノス大陸だからという事で…特別価格400M!」焔がそう言うとざわめきが歓声に変わる「へぇ…他の大陸でも売ってたんだ…」アイナがそうつぶやく「いや…ブラフでしょ…しかも最初から作ったのは400本で…400Mで販売するつもりだったんだろうね」悲魔はそうアイナに言う「Σ(´ロ`;)…ウソなんだ」アイナはそうつぶやく「さらに!今回限りお買い上げの方にはゲスクなどが取り付けられる専用ベルトをお付けします!そして…さらにさらに!2本セットでお買い上げの方には1本350Mの700Mで販売します!」焔がそう叫んで両手を挙げる「買った!」ジャルデウがいち早くそう叫んで焔のところに行くすると次々とその後ろに並び始めるそれを見てジャルデウが焔に親指を立てて合図をする焔も同様にジャルデウに合図を送る「こうなると…つられて買う奴も出てくるな…」悲魔がそうつぶやく「でも、どうなの?買いなのかな?^^;」アルテミスが悲魔にそう聞く「武器としてはともかく…アクセの効果もあるとなれば考えてもいいだろうね」悲魔がそうアルテミスに言うその時…悲魔のチャットが呼び出し音を鳴らす悲魔はチャットを懐から取り出す「作戦は大成功みたいだね…うん…うん…なるほど…それでそっちは大丈夫なの?…うん、わかった…後で相談してみる…じゃあ」悲魔はそう話しチャットを懐にしまう「焔さん?」アルテミスがそう聞いてくる「うん…ラスト20になったら完売にしてキャンセル待ちを取るみたい…で、うちのギルドで欲しい人が居たら売ってくれるって…」悲魔がそう言う「そっか…どうしようかな…悲魔さんは買う?^^;」アルテミスは悲魔にそう聞く「うーん…考え中…あって損はしないものだしね…まぁ時間はあるようだからしばらく考えたらいいんじゃない?」悲魔はそう答えるアルテミスはうなずくそして、全員でKIWAME堂商店をあとにした…『To Be Continued♪』
2006/09/09
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~第五章・序章『-バウンティーハンター-』ここは、某大陸の北にある港町…1人の男が海を見つめていた男の名は『流星』…人は彼の事を『北の赤い流星』と呼ぶ俺の仕事は大陸全土をまたにかけてさすらい歩く…『バウンティ・ハンター』いわゆる…『賞金稼ぎ』ってやつさ…盗みから…探し物…果ては『殺し』まで…依頼されればなんでもやる…それが…バウンティ・ハンターただし、どんな仕事でもやるわけではない…考えもなしにやるのは…『三流』な奴がやる事…俺みたいな…『超一流』は…ポリシーを持って仕事をやる…俺のポリシーは…『単独でやる事』群れを作らないと、仕事ができねーような奴は…クソ以下さ!それと『弱い奴や、貧しい奴…まっとうに生きてる奴は絶対に標的にしない』コレだねまあ…俺みたいな奴が言っても、説得力に欠けるが…『人の道』を外れるような仕事しか出来ない奴も…クソ以下って訳さ…俺たちが生きる世界は、確かにまっとうとは言えねえ…だが、そんな世界にも『仁義』ってやつがある…その道を極めるから『極道』って訳よ…ま、普通に敷かれたレールの上を歩いている奴には…関係ねえ話だけどさ…流星はとりあえず、仕事を探しに…酒場へと向かった酒場に入ると…酒場の1番奥にあるマホガニーのカウンターにもたれかかる…「オヤジ!いつものやつをくれ…」流星はそう言って…オーダーをする「…コーヒー牛乳のロックだったな…」オヤジは、磨いていたグラスを置き…ピックで氷を割り始める流星は「ああ…」と答えるマホガニーのカウンターの上に、コーヒー牛乳の入ったグラスが置かれる流星は、置かれたグラスを手に取り…店の壁に貼られた「手配書」や「依頼書」を見てまわる…「猫を探してくれだとか…逃げた女房を探してくれだとか…シケタ仕事しかねーなぁ…俺たちは何でも屋じゃねぇてんだ!」グラスを顔の前で回し…香りを楽しみながら、そうつぶやく「まぁ、そう言うな…それだけ、世の中が…平和って事さ…」オヤジは、グラスを磨きながらそう答える流星はチビリとコーヒー牛乳を口に含み「ちげーねーな…」と答えるオヤジは、そんな流星を…磨いたグラス越しに見ながら「お前が…仕事さえ選ばなきゃ…いっぱいあるんだがな…」と言い放つ流星には返す言葉もない…「おぉ…そう言えば今日…仕事が入ったな」オヤジは流星にそう言う「仕事?…この前みたいな…おじいちゃんの入れ歯を探してくれとかってやつは勘弁だぜ!w」窓にもたれかけながら流星はそう言って笑うオヤジはグラスを拭きながら…「殺しだ…」とつぶやく「殺し?…穏やかじゃないな…」と流星はつぶやいて…グラスに入っていた…コーヒー牛乳を一気に飲み干す…「たしか…お前がこの前までいたクロノス大陸からだな…」オヤジはそうつぶやく「どこのギルドからだ?」流星はオヤジにそう聞いた「ギルドからじゃないな…政府からだ」オヤジは表情を変える事無くそう答える「政府から…か…おもしれー話だな…」流星はニヤっと笑いながらそう答える「コレが依頼書だ…」オヤジはそう言ってカウンターに依頼書を置く流星はそれを手に取りながめる「なんだよ…詳しい事は会って話すってか…上等だね!」流星はそう言って依頼書をポケットにねじ込む「…餞別だ…」オヤジはそう言って、カウンターにおかわりを置いた…「…悪いな…」流星はそう言って、空のグラスをカウンターに置く…「イイってことよ…」オヤジはそう言って…また、グラスを磨き始める…流星も無言でしばらくの間グラスを見つめる…そして、一気に飲み干すと…カウンターに、コーヒー牛乳2杯分のコインを置くそして店の出口へと…歩き出す…「…おい、1杯は…俺のおごりだ…」オヤジは、グラスを磨く手を止めて…そう言う流星は足を止め、振り向かずに「悪いが…貸しを作るのは、あまり好きじゃないんだ…」とだけ、答える…「…お前らしいな…今の仕事…請けるのか?」とオヤジが聞いてくる…流星は、ポケットからもう1枚コインを出し…指で弾く…コインは高く上がり…回りながら落ちてくる…そして、落ちてきたコインをつかみ…手を広げる…コインは…表だった…「やってみるさ!w」「達者でやれよ…じゃあな!」そう言って、流星は店の外に出て行った…流星を見送ると…「…この街も…また寂しくなるな…」オヤジはそう言って、またグラスを磨き始める…その後…流星はポケットからさっきの依頼書を取り出し…もう一度ながめる「うちのギルドのメンバーじゃなければ良いが…まぁそれはそれかw」懐からチャットを取り出し依頼書に書かれたところに連絡を入れるやはり詳しい内容は会って話す…とのことだった「けっ…相変らず胸糞の悪い連中だぜ…」流星は誰に言うでもなくそう吐き捨てるそしてまたしばらく海を見つめる「こんな形でクロノス大陸に戻るとはね…」流星はそうつぶやいて歩き出した……『To Be Continued♪』
2006/09/02
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