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でんすけ@スマイル

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2019.09.02
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テーマ: ニュース(99478)
カテゴリ: 医療
大阪大は、iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った角膜の細胞を世界で初めて患者の目に移植しました。患者の左目はほぼ見えない状態でしたが、臨床研究として手術し、視力が大幅に改善したそうです。経過は順調で、今後さらに患者3人に移植し、治療法の安全性や有効性を確認するとしています。

患者は、黒目の表面を覆う角膜が濁り、失明の恐れがある重症の「角膜上皮幹細胞疲弊症」の40代の女性です。研究チームは、京都大に備蓄された第三者のiPS細胞から角膜の細胞を作り、厚さ約0.05ミリのシート状に加工し、約2時間の手術で、損傷した左目の角膜を取り除き、角膜シートを移植しました。

患者は「よく見えるようになりました」と喜び、今月下旬に退院したそうです。右目も同じ病気を患うが、今回の臨床研究では片方の目のみへの移植となります。患者は1年間、拒絶反応の有無や角膜の濁りの程度の検査を定期的に受けます。

角膜上皮幹細胞疲弊症は角膜を作る幹細胞がけがやウイルス感染、遺伝的な原因などで失われて発症します。国内の患者数は年間数百人で、治療法は亡くなった人からの角膜移植がありますが、慢性的な提供者(ドナー)不足が課題となっています。厚生労働省の報告書によると、角膜の病気全体で移植希望者は今年3月現在1613人ですが、昨年度はドナーが720人、移植手術は1155件にとどまったそうです。

今回の臨床研究は、年内に2人目の手術を予定しています。2022年度までに計4人の移植と経過観察を終え、一般医療として2025年ごろの保険適用を目指しています。

iPS細胞を活用した再生医療の臨床研究は、理化学研究所などのチームが2014年に実施した網膜の細胞の移植が最初で、2018年に京大がパーキンソン病の患者の脳に神経細胞を移植し、今回の角膜細胞の移植が3例目となります。





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最終更新日  2019.09.02 07:59:24
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