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国立精神・神経医療研究センターは、がんなどの診療の参考にする血液検査で基準値に変更があったのに、電子カルテに反映せず、計322人分(467件)で誤った判定をしていたと発表しました。診療への影響はなかったとしています。センターによると、基準値の変更を反映していなかったのは、がんや骨粗鬆症、筋疾患の診療を目的とする腫瘍マーカーなど19項目です。うち11項目の判定に影響があり、基準外なのに基準内と判定されたケースは81人分(105件)だったそうです。検査結果が電子カルテに記載されるようになった2012年3月以降の状況を今年9月に点検したところミスが判明しました。ただし、誤りのあった判定結果だけで治療方針を決めるなどのケースはなかったとしています。
2020.10.25
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神戸大学の研究グループは、新型コロナウイルス感染症の重症度が高いほど、ウイルスを攻撃する「中和抗体」が多いと発表しました。重症患者は無症状者に比べ、最大200倍以上だったそうです。一方、抗体の力でウイルスを排除した後も、細胞から分泌される「サイトカイン」が過剰放出され、肺炎が長引くことも分かったとしています。研究グループは、4~6月に兵庫県立加古川医療センターに入院した患者12人の血清を解析しました。重症者が10人で、うち7人は人工呼吸が必要な重篤な患者(3人は死亡)で、ほかに軽症と無症状の各1人を含め、全員から中和抗体が検出されました。体内でウイルスが増殖し、重症度が高いほど抗体量が多い傾向になることも分かったそうです。この抗体が増えればPCR検査では陰性化しますが、肺炎は続くとみられています。再感染はしにくいと予測されるものの、今後の調査が必要だそうです。重症化を防ぐためには、高齢者や基礎疾患のある患者に対して、ウイルスが増殖する早期に中和抗体を含む血漿や、抗ウイルス剤を投与することなどを提唱しています。
2020.08.16
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川崎重工業と医療検査機器・試薬メーカーのシスメックスが折半出資する医療用ロボットメーカーのメディカロイドは、開発してきた国産初の手術支援ロボットを早ければ今月中にも発売すると発表しました。2030年度に1千億円の売り上げを目指しています。支援ロボは、器具や内視鏡カメラの付いた4本のアームを、執刀医が立体画像を見ながら遠隔操作で手術する仕組みです。熟練を要する内視鏡手術をロボの緻密な動きでカバーします。価格は非公表だが、1台数億円の米国製「ダビンチ」に比べて「病院経営に役立つ価格に抑える」としています。商品名は「hinotori(ヒノトリ)」で、医師免許を持っていた漫画家の故手塚治虫さんの作品「火の鳥」にちなんだそうです。川重とシスメックスは、産業用ロボの技術や医療ネットワークを融合し、2013年にメディカロイドを設立しました。身体への負担が軽い低侵襲手術へのニーズに対応し、市場の成長が見込まれる支援ロボの開発を進めてきました。今月7日付で厚生労働省から製造販売承認を取得し、川重明石工場で生産を始め、事業が軌道に乗った段階で神戸市内に新たな生産拠点を設け、量産する方針だそうです。
2020.08.13
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気象庁の観測史上初めて7月の「発生ゼロ」を記録した台風ですが、8月に入り発生状況が一変しています。10日までに、既に4個が発生しました。台風が発生する海域の海面水温上昇や気圧配置が影響しているとみられており、8月以降は、台風が相次ぎ発生する可能性が指摘されています。気象庁によると、1981~2010年の台風の発生数は年平均25.6個で、今年は7月まで観測史上2番目に少ない2個でした。7月まで極端に少なかった要因について、季節風のモンスーンと太平洋高気圧の配置が関係しているとの指摘もあります。7月までは台風が発生するフィリピン近海に吹き込むモンスーンが弱く、台風と同じ反時計回りの渦が生み出されにくかったようです。加えて、太平洋高気圧が例年以上にフィリピン近海に張り出したことから周辺で下降気流が発生し、台風ができにくい気象条件となっていました。8月になり、フィリピン近海への太平洋高気圧は既に解消し、日本列島に向けて張り出しを強めています。日本の南海上は強い日射により海面水温が上昇し、台風のエネルギー源となる水蒸気量も豊富で周辺では上昇気流が発生、台風ができる条件が整いました。7月の記録的豪雨で九州では熊本県南部を中心に、各地で被害が相次ぎました。台風の進路によっては風や高潮、大雨の恐れがあり、豪雨で既に地盤が緩んだ地域では土砂災害の危険性も高く、台風接近時は避難など早めの対応が求められる、と報じられています。
2020.08.12
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国内で確認、発表された新型コロナウイルスの感染者は、3月15日朝から午後10時までに31人増えました。老人保健施設やスーパーに勤める人のほか、海外からの帰国者たちです。札幌市と名古屋市で、高齢者がそれぞれ1人死亡し、全国の死者は計31人になりました。しかし、爆発的な感染者の増加とはなっていないといえそうです。いつがピークとなるかはわかりませんが、クラスターと呼ばれる集団感染をいかに食い止めるかがカギとなりそうです。いろいろと不都合はありますが、閉鎖密封空間で集まるような会は、しばらく自粛となりそうです。
2020.03.16
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50年前にオーストラリアに落下した隕石を調べていた米国の研究チームが、隕石の中から50億年~70億年前の宇宙で形成された物質を発見しました。地球上で見つかった固体の中では最古の物質になるとしています。太陽が誕生したのは46億年前とされ、今回見つかった物質は太陽や太陽系よりも古くから存在していたと推定されています。こうした物質はプレソーラー粒子と呼ばれます。隕石はスターダストなどの物質を閉じ込めるタイムカプセルの役割を果たすことがあります。地球に落下した隕石のうち、プレソーラー粒子が含まれるのはわずか5%にとどまるそうです。隕石は1969年に採集されたもので、研究チームはこの隕石からプレソーラー粒子を分離することに成功しました。粒子の大きさはおよそ8マイクロメートルと極小で、年代は46億年~49億年前のものが多数を占め、一部は55億年以上前のものだったそうです。専門家の間では、銀河系の恒星は一定の間隔で形成されたという説と、形成が多い時期と少ない時期があったという説があります。しかし、研究メンバーは、「隕石からの試料によって、私たちの銀河系で70億年前に恒星が盛んに形成された時期があったことを直接的に裏付ける証拠を手にした」とコメントしています。
2020.01.18
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ダチョウの寿命は50~60年。けがを負ってもすぐに治り、劣悪な衛生環境でも病気にならない生命力を持つそうです。獣医師の塚本教授が試しにウイルスを注射したところ、約2週間で体内に抗体ができたそうです。2週間では、他の動物ならやっと抗体ができ始める時期なのに、すでに商品化できるくらいの量ができていたそうです。抗体は卵に凝縮され、1個でワクチン接種8万回分が精製できることも分かったそうです。製造コストはマウスや鶏を使った場合の4千分の1との試算もあります。素早く、大量に作れる抗体を使い、2008年に完成した商品が「ダチョウ抗体マスク」です。マスクにしみこませた抗体がインフルエンザウイルスに結合し、感染を防ぐ効果があるとしています。同様の手法で花粉症にも効くマスクを作り、これまで計約7千万枚を売り上げました。その後もアトピー性皮膚炎の患者向け化粧品▽虫歯菌の抗体入り口腔洗浄液▽アレルギー用キャンディー-などを開発したそうです。2014年ごろには、米陸軍からも共同研究の依頼が舞い込んだそうです。その対象はアフリカで流行し、「殺人ウイルス」の別名を持つ感染症「エボラ出血熱」で、生物兵器によるテロ攻撃に備えたワクチンや防毒のスプレー剤の開発に尽力しました。商品はシンガポールや香港の国際空港などでも使用されているそうです。
2020.01.02
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鼻にスプレーするだけで、インフルエンザの感染を防ぐ国産の経鼻ワクチンを大阪府吹田市の阪大微生物病研究会が開発したそうです。人に予防接種して安全性と有効性を調べる治験が今年7月に終わり、近く国へ承認申請する方針です。従来の注射に比べて高い効果が期待できるとしています。経鼻ワクチンは既に米国で広く使われていますが、国産品は初です。承認されれば、数年後に痛みを伴う注射をしなくても、インフルエンザを予防できる時代が来る可能性があります。申請するのは、病原性をなくしたウイルスを利用した不活化ワクチンで、細いスプレー容器に入ったワクチンを鼻に差し込んで噴射します。
2019.11.19
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国立遺伝学研究所が、細胞壁の形成を促進する新たなタンパク質2種を発見したそうです。植物の細胞壁は陸上にもっとも豊富に存在する生物資源であるとされ、紙パルプや綿といった多くの工業製品にも応用されています。また、近年は化石燃料に代わるバイオ燃料や次世代素材のセルロースナノファイバーの供給源としても着目されています。細胞壁はセルロースなどの多糖類が蓄積されたものですが、細胞壁形成のための蓄積量や位置は、植物細胞の中で制御されていると考えられており、その仕組みは解明されていませんでした。仕組み解明の一歩となるでしょうか。
2019.02.08
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インフルエンザが全国的な流行期に入りました。粉を吸入するタイプや点滴薬が普及していますが、今年は錠剤を1回飲むだけの新薬も登場し、治療薬の選択肢は広がっています。ゾフルーザは今年3月に発売され、今冬、本格的な流行期を初めて迎えます。これまでの治療薬がいずれも細胞内で増殖したウイルスが外に広がるのを防ぐのに対し、増殖そのものを抑制するタイプです。インフルエンザの治療薬は2000年に粉末の薬を吸入する「リレンザ」が初めて発売され、2001年にはカプセルを複数回服用する「タミフル」が登場しました。現在、最も供給されているのは吸入式の「イナビル」です(一度吸入したことがありますが、よく効きました)。
2018.12.18
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外来種の「ムネアカハラビロカマキリ」というカマキリが国内で急速に広がっています。在来種のカマキリを駆逐するおそれが心配されていますが、研究者が調べたところ、中国産の竹ぼうきについた卵が海を越え侵入してきた可能性が高いとわかったそうです。卵から幼生が大量にかえる時期を前に、専門家は「自宅や学校、公園で使われる竹ぼうきに卵がないか注意してほしい」と呼びかけています。ムネアカハラビロカマキリは中国などにすみ、日本では2000年代に初めて発見されました。日本にいる在来種のハラビロカマキリに似ていますが、腹側が赤っぽいほか、体長が最大8センチほどと大きく、卵の孵化時期が早いなどの違いがあります。神奈川県立生命の星・地球博物館などの研究チームによれば、東京都や新潟県、愛知県、京都府、鹿児島県など少なくとも20都府県で見つかっているそうです。生態系への影響はまだよくわかっていませんが、法律によって飼育などが禁止される「特定外来生物」ではないものの、侵入した地域で在来種がほぼ見られなくなったケースが、愛知県豊田市や神奈川県秦野市などの複数の地区で確認されているそうです。新潟県では在来種が「準絶滅危惧種」に分類されています。外来種は通常、侵入地点から時間をかけて同心円状に広がりますが、ムネアカハラビロカマキリは近年各地で同時多発的に発見され、在来種説も出たほどの「謎のカマキリ」です。人間がペットとして持ち込み、故意に放した可能性もあるが、侵入経路は不明でした。研究チームは、「竹ぼうきが原因」とするネット上の「うわさ」をきっかけに調査を開始し、東京都の多摩動物公園では2017年5月~12月に仕入れた中国・浙江省産の竹ぼうき420本の約3%で、大きさ約2センチの卵のかたまりが見つかり、卵から生まれたムネアカハラビロカマキリの幼生も確認したそうです。2016年には神奈川県内のホームセンターで売られていた竹ぼうきでも卵が見つかったそうです。
2018.04.02
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満月が地球の影に完全に入る皆既月食が昨夜、各地域で観察されました。午後9時51分に皆既月食が始まり、南東の空に浮かぶ月が、赤銅色と呼ばれる暗い赤色に変化する様子が見られました。日本で皆既月食が観測できたのは2015年4月以来で、3年ぶりの天体ショーでした月が赤く見えるのは、太陽の光が地球の大気の層を通る際に青い光が散乱し、赤い光だけが残って月面を照らすためです。空気中の分子などの微粒子に光が当たって散乱する際に、波長の短い光ほど散乱します。レイリー散乱といい、空が青く見えるのはそのためです。そのため、朝焼けや夕焼けのように長い距離、空気中を通ってきた光は、途中で波長の短い青い光が散乱してしまうため赤い光が残ります。皆既月食の月が赤いのは、朝焼け、夕焼けに照らされているからといえます。ちなみに、雲の粒子ぐらい大きいと、すべての波長の光を散乱するので、白く見えます。これがミー散乱です。今回は1時間17分も続く長い皆既月食となりましたが、天候に恵まれず観察できない地域も多かったようです。私の住んでいるところでは、どうにか見ることができ、写真も撮れました。いつもの月なら露出はISO200、F8、1/125~1/250ぐらいですが、月食中はISO400、F8、1/2かな、という印象でした。月食中の明るさは100分の1のようです。日本で見ることができる次の皆既月食は今年7月28日で、おおよそ東北より西の地方で、明け方見ることができます。
2018.02.01
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米ニューヨークで2016~2017年の冬に約500匹の猫が感染した「ネコインフルエンザウイルス」は、人や他の動物にも感染する可能性があることがわかったそうです。研究グループがこのウイルスを分析した結果、低病原性の鳥インフルエンザ(H7N2)由来のものだったとしています。感染しても目立った症状は出ませんが、猫の間で接触・飛沫感染することが判明しています。実験では哺乳類のマウスやフェレットも感染が確認され、ウイルスが鼻などで増えることがわかりました。米国では猫を治療した獣医師1人の感染も報告されています。
2018.01.02
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マダニを介して発症するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」について、愛媛大などの研究グループは、新型インフルエンザ治療薬「ファビピラビル」を患者に投与する臨床研究で一定の効果が得られたと発表しました。来年にも、承認申請のための治験開始が検討されているそうです。現在、SFTSのワクチンや有効な治療法はありませんが、今回の研究には34医療機関が参加しています。昨年、患者10人がファビピラビルを5~14日服用したところ、血小板が速やかに増えるなどして8人が回復したそうです。2人は死亡しましたが、研究グループは「すでに多臓器不全に至っていたため」と分析しています。ウイルス量が高まる前の治療が重要とみています。
2017.11.13
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気象庁気象研究所は、地球温暖化がこのまま進むと、日本の南海で巨大台風の発生が増えるという予測結果を発表しました。研究チームは「大きい台風が日本に上陸しやすくなり、洪水などのリスクがより高まる恐れがある」と指摘しています。研究チームは、今世紀末までに、世界の平均気温が現在より約3度上昇するとの想定を基に、台風の発生をシミュレーション(模擬実験)で解析しました。その結果、最大風速59メートル以上の巨大な台風の数は、地球全体では13%減少するものの、日本の南海やハワイ周辺など一部の海域では逆に増加するとの結果だったそうです。日本の南海では、出現頻度が1.5~3倍になり、平均すると現状では10年に3回程度なのが、約5回に増えることになる。海面水温が上昇したり、地表近くと上空とで風速の差が小さくなったりして、台風が発生しやすい条件がそろうのが原因だとしています。
2017.11.10
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登山者のスマートフォンなどで記録された移動経路の情報を利用し、登山道の正確な位置を地図に描くプロジェクトを、国土地理院が始めたそうです。インターネットで登山経路を掲載するサイトの運営者などに参加を呼びかけ、データを集めます。膨大な量の電子情報「ビッグデータ」で地図を修正する試みは初めてだそうです。登山道の多くは、同院の2万5000分の1地形図などに掲載されています。しかし地形の変化などでルートが変わることがあり、国土地理院はこれまで、主に現地調査で変化を確認してきましたが、労力と時間がかかります。航空写真で確認する方法もありますが、登山道が森林に隠れて見えない場合も多いそうです。そこで国土地理院は、登山者がスマホや携帯型の全地球測位システム(GPS)で得た移動経路データを集めて掲載するウェブサイトに着目しました。これらのデータを統計学的に分析すると、登山道の正確な位置を割り出せることを確認したそうです。これが、ビッグデータといえるかどうかは別として、登山者の安全につながる有用な取り組みだと思います。久しぶりに山の空気が吸いたくなってきました。
2017.10.28
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「流氷の天使」とも呼ばれるクリオネについて、富山大学は、富山湾の深海で新種を発見したと発表しました。体長最大約5ミリで、クリオネの仲間では比較的小さいとしています。日本の周辺では北海道のオホーツク海にしか生息していないと考えられてきました。本州沿岸で生息が確認されたのは初めてで、遺伝子解析で新種と確認されました。北半球では最も南方での発見といい、日本海固有種の可能性があるようです。富山大理学部が今月、調査船で新潟県上越市沖約10キロと富山市沖約10キロの水深約250~1050メートル付近で調査し、計約100匹を捕獲しました。
2017.10.17
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月経前に女性の体に起きる症状には、胎児の時に受ける性ホルモンが影響していることが分かったと、和歌山県立医大生理学第1講座の研究グループが発表しました。右手の薬指が人さし指より短いほど、症状は軽い傾向にあるそうです。月経前症状は、月経の1週間前から前日までの間に起こる頭痛や不眠、気分の激しい抑揚などです。研究グループは、母体内で受ける性ホルモン量が症状の程度を左右する、と仮定し、「女性ホルモンが多いと、右手の人さし指より薬指が短くなる」との研究データを活用し、2014年度から3年間、和歌山市内の女子大学生約400人を対象に、指の長さと症状の重さの相関関係を調べた結果、症状の程度と指の長さが比例することを突き止めた、としています。以前から、男性ホルモンが強いと、薬指が長くなるという話はありましたが、何か、血液型占いの親戚ぐらいにしか、思っていませんでした。今回の研究も、いつの時点化で女性ホルモンの働きが変化することで、指の長さと月経前症状に変化が出てくるのでしょう。であれば、指の長さと月経前症状で注目を集めるよりも、そもそもの、ホルモンの働きと月経前症状の関係を解明することが、より、重要な気がします。
2017.10.03
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米ストーニーブルック大などの国際研究チームがアフリカ・ケニア北西部の約1300万年前の地層から、類人猿のほぼ完全な頭蓋骨の化石を発見したそうです。1000万~1500万年前は類人猿の化石がほとんど見つかっていない「空白期」であり、貴重な発見とみられています。頭蓋骨の大きさはレモンと同じくらいで、生後約1年4カ月の幼い個体とみられ、性別は不明だそうです。なお、人類は類人猿の一部から進化し、約700万年前にチンパンジーと共通の祖先から枝分かれしたと考えられています。
2017.08.14
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気が付けば、100万アクセスに到達していました。読んでいただいた方々に感謝いたします。コンピュータの自動アクセスも多いとは思いますが、それでも一つの区切りとしてうれしい気持ちです。今後ともよろしくお願いします。
2017.03.13
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欧州宇宙機関(ESA)は、彗星探査機「ロゼッタ」が打ち上げから約10年5カ月、約64億kmを旅して、目的地のチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星から約100kmに到達したと発表しました。彗星は全長3~5kmと推定され、3日に撮影した画像では、雪だるまのように中央がくびれた姿をしています。太陽の周りを約6年半かけて回る長円軌道上にあり、現在は火星と木星の間、地球から約4億kmの距離にあります。ロゼッタは今後、距離を徐々に詰め、11月にはロゼッタから切り離された小型機が彗星に着陸し、彗星表面の化学物質などを調べる予定だそうです。各国が、違う対象に、異なるアプローチ方法でトライするのも、宇宙開発の面ではいいことのように思います。日本の「はさぶさ2」の確約にも、期待したいですね。
2014.08.10
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2014年が明けました。毎年、この時期には、新しい一年にいろいろと思いを馳せるものですが、なかなかその思いも続かないものです。今年こそ、と、いう気持ちを持って、飛躍の年にしたいと思っています。
2014.01.01
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グーグルは19 日、広島平和記念資料館(広島市)や長崎原爆 資料館(長崎市)と協力し、「歴 史アーカイブ」で両資料館が所蔵する写真と動 画232点の公開を始めました。歴史アーカイブは、世界各地の資料館や博物館 などの歴史的資料をネット上で紹介する試み で、昨年開設されました。独ナチスのホロコースト(ユダヤ人大虐殺) や南アフリカの「アパルトヘイト」(人種隔離 政策)などに関する約600万点を公開中ですが、日本の資料掲載は初めてです。広島からは、黒こげになった弁当箱や、原爆 投下前日の女子学生の日記などの写真55点を 掲載しています。長崎からは、米国の調査団が被爆直後に 撮った市街地の様子などの写真や動画計177 点が、紹介されています。どう感じるかは、ひとそれぞれだと思いますか、それでも、一人でも多くのひとにみてほしいと、思います。
2013.08.20
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島根県隠岐の島町の海岸で、昨年12月から、深海魚のサケガシラが相次いで確認されています。細長い胴体に大きな目玉を持ち、地震の前後に見つかるという言い伝えもある不思議な魚ですが、深い場所に生息するためほとんど見つかることがなかった魚です。このサケガシラは「地震魚」とも呼ばれ、地震の前後に打ち上げられると信じている人もいるとそうです。それにしても、これだけ続くとは奇妙な現象で、深海で異常が起きているのでは、とみられています。深海は水温が低いが、冬になると浅い場所も水温が低くなるため、上がって来た可能性も考えられますが、生態がよくわからないため、分析しにくいようです。ちなみに、サケガシラはフリソデウオ科の深海魚で、日本近海の太平洋や日本海全域の水深200~500mに生息しています。銀色で細長いタチウオのような体形で、2m以上に成長するものもありますが、食用には適さないそうです。
2013.02.12
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京都水族館がマダコの卵の孵化に初めて成功しました。水槽でユラユラと泳ぐ無数のタコの赤ちゃんを展示しています。京都府宮津市沖の日本海で9月に捕れたマダコの親3匹を飼育しており、今月16日、たこつぼの中で産卵、孵化しているのを確認しました。人工海水で飼育下の産卵、孵化は珍しく、体長わずか2.5~3mmで透明の赤ちゃんダコが水中を漂っています。赤ちゃんダコの飼育法は確立しておらず、成長させるのは非常に難しいようです。現在はエビやシラスをミンチにした餌を与えていますが、どんな餌がいいのか、飼育員が試行錯誤しています。水族館は「水槽の水をきれいに保ってきたのがよかったようだ。今後も京都の海にすむ生き物の繁殖に努めたい」とコメントしています。
2012.12.25
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熱帯・亜熱帯地域に生息するアギトアリが、今年に入って東京、神奈川、大阪などで相次いで見つかりました。温暖化の影響で生息環境が整った可能性があり、生態系への影響を調べる必要がありそうです。横浜市の金沢自然公園では2010年から、アゴの大きな見慣れない羽アリが目撃されていたそうです。今年7月に営巣しているのを園内にある金沢動物園の職員が発見し、アギトアリと確認されています。東南アジアの熱帯・亜熱帯に分布し、日本では屋久島、種子島など九州南部で生息が確認されていました。今年に入ってからは、東京都武蔵村山市、大阪府箕面市、岡山県赤磐市、三重県いなべ市など、本州各地で相次いで見つかっています。身近な生き物にも、温暖化の影響が忍び寄っているようです。
2012.11.24
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最近、インスタントラーメンの話題が多いようです。ひとつの理由は、ラ王の袋麺の登場でしょうか。インスタントラーメンに革命(大げさ?)を起こしたといわれる「ラ王」ですが、袋麺を発売しました。インスタントラーメンとは言わずに、無料で食べてもらい、値段をつけてもらうキャンペーンでは、545円とされたそうです。実際には、払っていないので、気を使った結果かもしれませんが。早速、味噌を購入して食べてみましたが、確かに、今までの袋のラーメンとは明らかに違う麺です。具を工夫すると、もっと美味しく食べられそうです。30年ぐらい前には、高級袋麺のブームがありました(マダム楊とか・・)が、最近は、リーズナブルな値段のものが多いようです。なお、値段ですが、新発売のキャンペーンだったのか、5食パックで298円でした。ちなみに、昨日、同じスーパーにいったら。欠品していました。売れ過ぎなのか、出し惜しみなのか分かりませんが・・。ちなみに、同じ棚には、最近CMでよく見る「マルちゃん正麺」の5食パックがありました。通常の1食分では感じませんでしたが、マルちゃん正麺(味噌)の5食パックは、なぜか、ラ王5食パック(味噌)にそっくりにみえました(醤油同士も似ています)。たまたまでしょうか。
2012.09.08
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東京電力は、福島第一原子力発電所1~3号機から2月上旬に放出された放射性物質量は毎時約1000万ベクレルで、1月公表時の同7000万ベクレルから大幅に減少したと発表しました。東電は、測定時に原子炉建屋内での作業をしていなかったため放射性物質の舞い上がりが少なかったことや、原子炉建屋の機器の搬入口にカーテンを設置したことなどが主な要因と説明しています。この放出による敷地境界の被曝線量は年間0.02ミリ・シーベルトと推定しています。解決までどれくらいかかるかを考えると、やりきれない思いは消えませんが、状況が少しずつでも改善しつつあることは評価したいと思います。そういえば、タレントの竹山さんの、「福島で福島産の野菜を買ったというつぶやき」が炎上との記事がありました。何もおかしなことをつぶやいているわけでもないのに、炎上。炎上させたくて炎上させている人が多い、ということなのでしょうか。
2012.02.28
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南極周辺に生息する世界最大のペンギン「コウテイペンギン」が1回の潜水で羽を動かす回数の上限は、平均約240回だったことが東京大大気海洋研究所などの日米の研究チームの調査で分かりました。動物の捕食行動の仕組みを解明する上で貴重な成果だそうです。コウテイペンギンは全長1~1.3mで、短い息継ぎをはさみながら、繰り返し潜水してエサをとります。1回で30分近く潜ることができるなど、鳥類では最大の潜水能力を持っています。研究チームが、南極周辺の海域で、13羽のコウテイペンギンに小型の計測装置を取り付けて羽ばたきの回数を調べました。各ペンギンが1回の潜水で、エサ取りをしている間に最も多く羽ばたいた時の回数は、それぞれ約200~約300回で、平均約240回だったそうです。研究チームは「1回の潜水で無理しすぎると、長い休憩が必要になる。最も効率的にエサをとるため、ペンギンが身につけた特徴ではないか」とみているそうです。とはいっても、潜っている時間が同じなら羽ばたきの回数も同じようになるので、潜っている時間よりも羽ばたき回数の方が同じなのかどうか、気になります。羽ばたき回数を決めている要因の分析も必要なように思います。
2012.01.18
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宇宙から飛来する素粒子を利用して、炉心溶融が起きた東京電力福島第一原発1~3号機の原子炉内部をレントゲン写真のように透視する技術の開発を、名古屋大学のグループが進めています。東京電力などは同原発の廃炉に向け、今後10年以内に溶融燃料の取り出しに着手する計画で、それまでに燃料の位置を把握する必要があり、この技術開発を国も後押ししています。研究グループは、同原発の放射線量が下がって、現場での作業が可能になれば実用化の研究に移ります。開発を進めているのは、名古屋大素粒子宇宙起源研究機構の研究グループ。レントゲンのエックス線の代わりに、素粒子の一種「ミュー粒子」を使います。この粒子は物質を貫通する力が強い一方、通り抜ける物質の密度が高いほど吸収され、数が減ります。このため、原子炉内を通過する粒子を観測すると、炉内密度の違いがわかるそうです。総面積1平方メートルの特殊なフィルムを原子炉の近くに設置し、粒子の痕跡を写し出して内部を画像化します。核燃料は鉄などの炉の材料に比べて密度が高く、燃料のある部分はフィルムに淡く写り、溶融燃料の位置や形状が鮮明にわかることが期待されています。
2012.01.09
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今年1月下旬から2月上旬にかけて爆発的噴火を繰り返した鹿児島、宮崎県境の霧島連山・新燃岳の火山活動について、火山噴火予知連絡会は、「マグマの上昇が一定のペースで続いており、来年2月には噴火直前と同量のマグマがたまる。そのため、再び噴火が活発になる可能性がある」との見解を発表しました。一方、入山規制の範囲を広げるような大噴火を起こす兆候については、「現時点では確認されていない」としています。新燃岳の地下のマグマの量は、国土地理院の全地球測位システム(GPS)で地殻変動を観測し、推定しています。地下のマグマだまりを三角形で囲んだ観測点間の距離は、マグマが地下から上昇し、マグマだまりが膨らむと伸び、マグマが火口から外に出ると縮まります。どの程度、正確に予測できているか、という問題はありますが、まだまだ安心できる状況でないのは、間違いないようです。
2011.10.12
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東京医科歯科大学と東京工業大学は、安価で耐久性に優れ、子供から大人まで使える使い捨て式の補助人工心臓を開発しました。救急時の応急処置や手術までの一時使用など、1カ月程度の使用を想定していますが、心臓移植までの「つなぎ」として長期使用も可能だそうです。開発した人工心臓は、直径8cm、重さ数百gのポリカーボネート製で、羽根車を回転させて全身に血液を送ります。羽根車は回転軸がなく、磁石で浮上して回るため血液の塊ができにくいそうです。体の外側に装着するため、交換も容易だそうです。牛を使った実験で、5頭を60日間生存させることに成功しています。8月には研究開発を行う会社を設立し、大手の医療機器メーカーと組んで、来年にも国に製造販売の申請をする予定です。植え込むタイプの人工心臓も実用化されています。心臓移植がなかなか進まない日本での、救世主になるかもしれません。ちなみに、人工心臓は、本物のように拍動するタイプではなく、モーターで流れ続けるタイプが主流のようです。心拍数をはかったらゼロなのでしょうか。
2011.10.03
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同志社大は、銅や亜鉛などの金属を鉱石から取り出す製錬に必要な電力量を2、3割減らせる技術を開発したと発表しました。この技術を世界中の亜鉛生産に使うと、年間で原子力発電所5基分の節約になるそうです。携帯電話などの「都市鉱山」からコバルトなどの希少金属(レアメタル)を回収するのにも使えます。利用したのは、電気分解を利用する製錬法の一つ「電解採取法」だそうです。粉々に砕いた鉱石から金属を水に溶け出させ、その水溶液に電圧をかけると、マイナスの電極(陰極)に目的の金属だけがくっつき、プラスの電極(陽極)では酸素が発生します。この陽極の表面にイリジウムなどの化合物の薄い層をつくると、必要なエネルギーを10分の1以下に減らすことができました。その結果、必要な電力量が銅で29%、亜鉛で18%減ったそうです。時節柄、節電に注目があつまっているなかで、注目すべき成果といえそうです。
2011.09.21
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和歌山県や三重県など紀伊半島に生息するニホンザルの一部は、苦味を感じる遺伝子が変異し、かんきつ類などの苦味を感じないことを、京都大霊長類研究所の研究グループが発見しました。周囲の食べ物が味覚に地域差をもたらした可能性があるようです。動物の苦味感覚は、毒物に対する防御機構として備わり、人間やサルでは約25種類の遺伝子が様々な苦味のセンサーになっています。研究グループは、苦味感覚の進化を探るため、宮城県から鹿児島県まで全国約20地域に生息するサル計約400匹の遺伝子を調査し、紀伊半島にすむサル集団の約3割から「TAS2R38」という遺伝子の機能変異が見つかりました。他の地域のサルにはこのような変異が全くなかったそうです。この遺伝子には、かんきつ類やアブラナ(菜の花)などに含まれる特定の苦味物質を検知する機能があります。餌にこの苦味物質を塗って与える実験をしたところ、普通のサルは一切食べなかったものの、変異があるサルは完食しましグループの今井准教授は、変異によって、自生するタチバナなどのかんきつ類の苦い実を食べられるサルが100年以上前に現れたと推測しています。栄養価が高い実を餌にすることで、子孫が増えた可能性があるもありそうです。子供のころ苦手な味に、だんだん慣れてくるということはありますが、遺伝子変異まで伴うんですね。グルメといわれる人も、おいしいものばかり食べていると、遺伝子変異を起こすかもしれませんね。
2011.07.30
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岩手在住のカメラマンとその仲間が立ち上げた「復興の狼煙」プロジェクトのポスターが話題を呼んでいます。http://fukkou-noroshi.jp/被災地とそこに立つ人々、添えられた力強い言葉・・。前よりいい町にしてやる。続く未来に胸張れるよう。心まで壊されてたまるか。もうふざけんじゃねえぞ。 ・ ・ ・毎日流れ続けるメッセージ広告が悪いというわけではありませんが、このポスターを静止画で流してくれた方が、100倍力になると思います。ちなみに、横に添えられた文字は、「一緒に悲しむことよりも、あなたの仕事を一生懸命やってはいい。それが沿岸を、岩手を元気にする力になると思うから。」逆に勇気をもらいました。私たちもがんばらないといけませんね。
2011.04.21
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霧島連山・新燃岳の噴火で火山灰が降り積もり、雨が降ると土石流が起きやすくなる問題で、国土交通省は、三宅島の例をもとに1時間雨量4ミリとしていた土石流の発生基準を同10ミリに変更しました。新燃岳周辺で2月27~28日に同10ミリの雨が降りましたが、土石流は発生せず「10ミリでも大丈夫」と判断したようです。国土交通省によると、降雨後の2月28日、灰の積もった地域の八つの雨量観測所や土石流の恐れのある沢を調べましたが、灰が多くて勾配もきつい場所で1時間9~10ミリの雨が降っても、土石流の発生は確認されなかった、としています。基準変更を受け、新燃岳のふもとの宮崎県都城市と高原町は、避難準備情報や避難勧告を出す際の判断基準「1時間雨量4ミリ」の見直しを両市町で協議するそうです。4ミリでは厳しすぎ、オオカミ少年になってしまうとの、地元の要望を受け入れた結果のようです。こうした問題には正解は存在しません。変更後、万一、8ミリの雨で土石流が起き、被害が発生したとしても、その結果を受け入れる姿勢が必要だと思います。
2011.03.04
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米航空宇宙局(NASA)は、1977年に打ち上げた探査機「ボイジャー1号」が観測している太陽風の速度がゼロになったと発表しました。太陽から吹き出す太陽風が届く範囲「太陽圏」の端に近づいていることを示しているそうです。ボイジャー1号は現在、太陽から約170億km離れた場所を秒速約17kmで飛行中です。あと4年で「へリオポーズ」と呼ばれる太陽圏の境界を脱出し、太陽系外探査へ踏み出す見通しです。やはり1977年に打ち上げられた「ボイジャー2号」はやや遅れて別の方向へ向かっています。両機には、地球外の知的生命体に遭遇することを考え、様々な音楽や言語を録音したレコードが搭載されています。ずいぶん時間のかかる話ですが、夢のある話です。
2010.12.15
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小惑星「イトカワ」に着陸した探査機「はやぶさ」が13日、7年の旅を終えて地球に帰ってきます。大気圏で燃え尽きる前に、小惑星の砂が入っている可能性があるカプセルを放出します。パラシュートは開くのか、落下後に見つけ出せるのか、気を抜けない局面が続きます。世界初となる小惑星の砂の入手を目指し、日米豪の約50人が回収作戦を展開します。はやぶさは、13日午後11時ごろ大気圏に再突入、豪州南部ウーメラの砂漠に落下する予定。突入速度は米スペースシャトルの1.5倍の秒速12km。重さ500キロの探査機本体は流れ星となって消える。本体が燃える前に回収カプセルを放出する。中華鍋のような形で直径は40cm、底は耐熱樹脂で覆われている。再突入から70秒後に表面の温度は3千度に達し、最大で重力の50倍の力がかかるそうです。カバーを吹き飛ばし、中のパラシュートを開き、幅20km、長さ200kmの範囲に落ちmす。自分の位置を知らせる電波を砂漠で待機している回収チームが受けて急行することになります。問題は、この一連の動作を7年前に積まれた一つの電池に頼っていることです。帰還が予定より3年延び、電力が残っているか心配です。電波が受信できない場合を考え、燃え尽きるはやぶさの写真も4カ所で撮影し、火の玉の軌跡から、カプセルが飛んだ方向を割り出す予定です。夜に落下させるのは、流れ星のように軌跡を確認しやすいことと、落下後も熱を帯びていて赤外線カメラで見つけやすいと期待されるからです。カプセルはアルミ合金製で、パラシュートが開かなかったとしても、かなりダメージを受けるとしても、バラバラにはならないだろうと考えられています。いずれにしてももうすぐですね。
2010.06.05
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会社更生法の手続き中のJALは、懸案となっていた米大手航空会社との事業提携について、アメリカン航空を相手に選ぶ方向になったようです。両社は同じ航空連合で、稲盛和夫会長が既存の枠組みを維持する方針を固めたためとみられています。日航社内ではデルタ航空との提携を推す声が根強かったようですが、管財人の企業再生支援機構は稲盛会長の決定を尊重する意向だそうです。昨秋以降、過熱してきた日航争奪戦は、既存のアメリカンとの提携を継続・強化することで決着が付くことになりそうです。週内にもデルタ航空に対し交渉打ち切りを伝え、日航とアメリカンの2社は今月中旬までに米運輸省に独占禁止法の適用除外(ATI)を申請することになります。その後、米国~日本線の旅客航空事業を今秋メドに実質的に統合することで調整に入る予定だそうです。航空連合は、全日空が所属するスターアライアンス、JAL、アメリカンのワンワールド、デルタのスカイチームと3つありますが(成田は航空連合別のターミナル)、JALの提携先によっては、航空連合の再編か、といわれていましたが、元の鞘におさまったようです。どちらがよかったのかはわかりませんが、JALの再生、応援したいと思います。、
2010.02.08
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キー設定とブラウザの変更にトライして、かなり快適になりました。キー設定は、webでのお勧め設定を参考に、上下スクロールの待ち時間と移動速度を変更しました。初めの設定より、待ち時間を短く、移動速度を速くしたところ、反応の体感速度はかなり良好になりました(もともとこうしてくれていれば印象もよかったのに・・)。それから、ブラウザですが、Opera8.7(アドエス:Advanced/W-ZERO3[es]用)をインストールしました。標準の Internet Explorer 6 Mobile も思ったより使いやすかったのですが、タブが使えないので・・。ネットで見る限りでは、NetFront Browser v4.0 や Opera10beta を導入されている方が多いようです。PCで見る画面を縮小表示し、選択した所を拡大するタイプです。確かに見栄えはするのですが、拡大・縮小を繰り返すので、そのたびにちょっともたつく感じが気になりました。Opera8.7は、HYBRID W-ZERO3での動作保障はありませんが、今のところ問題なく動いています。余計な視覚効果はありませんが、非常に動きも軽く、快適です。このブラウザを使って、初めてアドエスより反応がいいと感じました。
2010.02.04
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茶葉にキノコから取った酵素を加えることで、メタボリック症候群に予防効果があるポリフェノール成分を効率的に作り出す方法を、富山県立大学などの研究グループが開発し、特許を得たそうです。中性脂肪の吸収を抑える効果があるしており、味と色が紅茶に似ているため、「メタボに効く紅茶」として商品化を検討しています。実験の結果、キノコなどが持つ酵素「ラッカーゼ」と茶葉を組み合わせると、本来、茶葉には含まれていない2種類のポリフェノール成分が大量に作り出せることが分かったそうです。ラットを使った実験の結果、体内の消化酵素の働きを弱め、中性脂肪や糖の消化吸収を抑えるほか、歯周病や虫歯の予防にもなることが確認されているようです。年明けにも人への実証試験を始め、メタボ予防に役立つ飲料の開発を目指す、としています。世界的には、お茶の消費は紅茶が主流で、メタボが予防できる紅茶風味の飲料は、海外でも広く受け入れられるのではないか、とのコメントもありました。メタボリックの基準もいろいろ議論されていますが、予防グッズもいろいろ開発されているようです。ところで、キノコと紅茶と聞くと、昔流行った、怪しげな(?)紅茶キノコ思い出すのは私だけでしょうか
2009.12.12
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猫から人にうつり呼吸困難を引き起こす新しい病気にかかる人がここ数年、相次いでいるそうです。世界初の患者を報告した英国では死者も出ています。日本では届け出義務はなく、医師や獣医師でさえほとんど知らず、厚生労働省は潜在患者は多いとみて、先月、都道府県などに注意を呼びかける文書を出しました。日本でも、激しい喉の痛みと出血を伴う鼻水を訴える50代の女性から、このジフテリアと同じ毒素を作る菌が見つかっています。この女性の家にしばしば立ち寄る5匹の野良猫のうち、2匹の鼻水から遺伝子タイプが同じ菌が見つかりました。猫の世界でも新しい病気が増えているのかもしれません。我が家にも猫はいますが、家猫なので・・。本人(本猫)は関係なさそうな顔をしています。
2009.08.15
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現在の生活水準が落ちることになっても、循環型社会への移行を望む人が5割を超えたことが、内閣府の「環境問題に関する世論調査」で明らかになったそうです。今回の調査は全国の成人男女3000人を対象に面接方式で行い、1919人から回答を得たものです(回収率は64.0%とのことで面接方式にしては回答率が低い気もしますが・・)。廃棄物のリサイクルや発生抑制などを促進する循環型社会に関する意識を聞いたところ、「現在の生活水準が落ちることになっても、循環型社会に移行すべきだ」と答えた人は14.8%で、「生活水準が多少落ちることになっても、移行はやむを得ない」(38.1%)を加えると、52.9%にのぼったとしています。「多少」のレベルがどれだけなのか、具体的にどれとどれをやめることができるのか、と聞いているかで、結果の評価は大きく変わると思います。また、面接では「生活水準が落ちてもよい」と答えたひとが、実際にできるかどうかも考える必要がありそうです。なお、「ごみを減らすために行っていること」(複数回答)では、「詰め替え製品をよく使う」が最多の63.3%(2005年9月の前回調査比8.3ポイント増)で、次いで「レジ袋をもらわない(買い物袋を持参する)ようにしたり、簡易包装を店に求める」が前回比30.1ポイント増の62.0%で続いたそうです。こちらの結果を見る限り、環境に対する意識が変化しているのは間違いなさそうです。
2009.08.04
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髪の毛が白くなるのは、黒髪のもとになる色素幹細胞がストレスで枯渇するのが原因であることを、東京医科歯科大の研究グループが突き止めました。色素幹細胞の働きを維持することで、白髪の予防も可能になると期待されます。色素幹細胞は毛根部にあり、自己複製を繰り返しながら色素になる細胞を供給しています。研究グループがマウスに放射線を当て、遺伝子を損傷するようなストレスを与えたところ、幹細胞は自己複製機能を失い、すべて色素の細胞に分化したそうです。これにより色素の細胞のもとになる幹細胞がなくなるため、白髪化が進むことが分かった。放射線で毛根細胞にダメージを与えれば、白髪になるのは当然のような気もしますが、実際に、同じようなダメージが、老化現象で起きている、ということのようです。
2009.06.15
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飲食店で食べ残した料理を持ち帰るための専用容器を「ドギーバッグ」といいます。無駄に廃棄される食べ物を少しでも減らそうとの試みで、商店街ぐるみでPRする動きもあります。しかし、当初考えられていたほど利用率が思ったほど上がらず、関係者が頭を痛めているそうです。食中毒の懸念などから導入に消極的な店も少なくないようです。「利用者はまだひとりもいない」「数人が使ったが自分で持参した人はゼロ」。4月にドギーバッグ250個を客に無料配布した東京目黒の商店街でも、配布時の評判は上々でしたが、2カ月が過ぎ、各店舗に尋ねると一様に落胆の声が聞こえてきた、と報じられています。大量の食料を輸入しながら、これまた大量に廃棄している日本。何とかしなければとは思うのですが・・。
2009.06.08
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今回の新型インフルエンザ(豚インフルエンザ or インフルエンザA)のウイルスについて、専門家の間では、当初想定していた強毒性の高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に比べて、感染しても比較的軽症で済む「弱毒性」との見方が強まっています。強毒性のH5N1型ウイルスは、のどや肺などの呼吸器だけでなく、内臓など全身に感染が広がるのが特徴で、感染者の免疫機能が過剰反応して、重症化すると考えられています。しかし、米疾病対策センター(CDC)の遺伝子解析によると、今回のウイルスは強毒性のH5N1型と異なり、呼吸器にしか感染できない構造だったそうです。このため、H5N1型に比べて、毒性ははるかに弱く、国内で流行しても感染者が重症で死亡する割合は低いのではないか、とみられています。しかし、たとえ毒性が弱いとしても、今回の新型ウイルスは、ほとんどの人が経験したことがなく、免疫を持っていないため、世界各地で、爆発的に感染が広がる恐れがあります。ただし、毒性が弱く、重症化率が低くても、多くの人が感染すれば死亡者数は増えます。また、弱毒性の方が感染に気づかないうちに周囲に広げる危険性も指摘されています。さらに、問題なのは、インフルエンザウイルスが、遺伝子が変異しやすいということです。大流行して人間の間で感染を繰り返すうちに、弱毒性が強毒性に変わることもあります。1918年から翌年にかけて世界で4000万人以上の犠牲者を出した「スペインかぜ」も、弱毒性が流行の途中で変化したタイプと見られています。弱毒型のうちに感染して、免疫をつけたほうがいいのかもしれません。
2009.05.03
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遺伝情報であるDNAのごく一部を、バーコードのようにして登録し、生物種の名前をすぐわかるようにするシステムづくりが国際的に進んでいるそうです。「DNAバーコード」と呼ばれるもので、食品偽装の摘発や農作物被害を起こしている昆虫、航空機のエンジンに飛び込んだ鳥の種の早期特定など、有用性が認められています。日本の研究者もバーコード情報を利用するシステムの構築や、データ集めに乗り出しています。米国では、女子高生がレストランやスーパーの魚の切り身のDNAバーコードから、間違った表示を見つけ、大きく報道されたそうです。DNAバーコードを使えば、切り身の魚ばかりか、もげた昆虫の脚、動物の糞(ふん)に含まれる植物断片など、生きもののほんの一部からでも、種名の決定に威力を発揮します。航空エンジンに鳥が吸い込まれるバードストライクは、米機がニューヨークのハドソン川へ不時着した事故で注目されましたが、こうした事件でも、原因となった鳥の種類の特定に役立ちます。それ以外にも、新しい害虫の特定などにも期待されています。DNAバーコードは現在、研究機関に備えられた読み取り装置を使って調べられていますが、持ち運んで野外でも使えるように、装置を小型化する研究も始まっているそうです。直接、DNAバーコードで摘発するというより、偽装しても簡単に見抜くことができるということをアピールすることで、食品偽装の防止(コントロールという意味で)に期待できそうです。
2009.04.02
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米航空宇宙局(NASA)は12日、国際宇宙ステーション(ISS)に同日、古いロケットかスペースシャトルの破片とみられる「宇宙ごみ」が衝突する恐れが高まり、3人の乗組員がロシア宇宙船ソユーズに退避したと発表しました。実際には、衝突は回避できましたが、宇宙でのごみ対策が緊急性を増していることを改めて浮かび上がらせた、と報じられています。地上レーダーによる監視によると、ISSに接近した宇宙ごみは直径は約13cm、速さは秒速約8kmにもなるとみられています。衝突した場合、ISSが破損して内部の空気が漏れ、生命の危険にさらされる恐れがあるため、乗組員は緊急脱出用のソユーズに9分間退避しました。宇宙ごみは約5km離れたところを通過しました。通常、宇宙ごみが接近した場合、ISSは軌道を変更して避けそうですが、今回は発見が遅れたため、ソユーズへの退避となったようです。衝突回避のための軌道変更はこれまでも、年1回の頻度で行われているそうです。NASAによると、大きさが10cm以上の宇宙ごみは1万個以上に及び、先月には使用済みのロシアの衛星と米イリジウム社の衛星が衝突、数百個もの破片を散乱させた事故が起きています。これからは減ることはなく、増える一方でしょうから、同じような危険はどんどん増しそうです。
2009.03.16
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富山県立大生物工学科の研究グループが、チューリップの花びらから、環境に優しい機能性バイオプラスチックの原料を製造する方法を開発しました。富山県はチューリップの球根出荷量が日本一ですが、不要な花びらは廃棄されており、こうした花びらの有効利用にもつながるほか、石油代替品としても注目されています。開発したのは、チューリップの花びらに含まれる抗菌物質「チューリッポシド(Pos)」を酵素で「チューリッパリン(Pa)」に変換し、有機溶媒でPaのみを抽出する方法で、変換酵素は昨夏、発見していたそうです。Paは、耐熱性や透明度が高いなどの高付加価値プラスチックを製造する際、ほかの原料と混ぜて利用される「α-メチレン-γ-ブチロラクトン」の一種に相当するそうで、液晶パネル用光学フィルムやリチウム電池電解液、害虫忌避剤などに応用可能とみられています。同種の化合物はこれまで石油から作る必要があり、熱を加えたり、圧力を高くしたりとエネルギーを多く消費していました。新しい方法は、酵素を利用するため効率良く簡単に製造できるのが特徴で、すでに特許を申請済み。中心となった加藤准教授は元々、変換酵素を研究していたそうですが、Paの化学構造を見た際、「プラスチック原料の一種に似ている」とひらめき、昨春頃から研究を始めたそうです。わずか1年での成果、ということになります。富山県から出荷されるチューリップ球根は年間約2800万球で、球根用チューリップは花が摘み取られるため、花びらは廃棄物として畑などにまいて土に返していました。テレビで、一面のチューリップの花が摘み取られる映像をみるたび、もったいない、と思っていましたが、再利用が可能になったようです。試算では、廃棄される花びらは100トン以上で、Pa数トンが生産可能としています。
2009.03.14
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1918年に世界中を襲った20世紀最大の新型インフルエンザ「スペイン風邪」の日本での死者が48万人に達していたという新推計を日米の研究者が発表しました。当時の内務省の報告では死者は約39万人とされていました。新型インフルエンザに備える政府の行動計画もこの39万人説を前提に、最大被害などを見積もっていますが、再考の必要があるかもしれません。発表したのは、菅谷憲夫・けいゆう病院小児科部長や米国立保健研究所の研究者らです。統計を再解析して、肺炎などインフルエンザが影響したとみられる死亡を合算しました。その結果、18年から20年の間に約48万人が亡くなったと推計しています。現在の日本の人口に当てはめると、約108万人に相当することになるそうです。さらに都道府県によって、人口に対する死者の割合を示す死亡率は約3倍の開きがあった、と指摘しています。できるだけ客観的な数字を基に対策を立てるべきなのは当然ですが、何をもって正確な数字というかは難しいところです。
2009.02.15
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