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いやいやいや、メロウなんて嘘っぱち。どっちかというとメランコリック。 表板もの補強も終って次にブリッジを接着する訳ですが、前回調べた通り位置がネック寄り過ぎるので適当な位置にずらさねばなりません。12F~サドルの長さ=1~12Fの長さ+2・3ミリぐらいがいいそうなのでその分ずらしたのですが・・・元がかなりネック寄りだったので都合5ミリもずらす事に。せっかく凝った装飾してもこんなにずれてたら楽器としてアウトでんがなカスガはん、たのんまっせ!って、もう会社なかったんやっけ(´・ω・‘) ピッチのずれはこれで(多分)修正できたとして、次なる問題・・・丸見えの埋め立て部を何とかしなければなりません。以前のFamousでは板を貼ってごまかしましたが、こいつは美観重視でいきたい所。 さてどうする?といっても私にできる事は1つしかないんですが。すなわち・・・塗ってごまかす!! プラカラーでできるだけ木肌に近い色を作って塗る以外ありません。でも。どれだけ塗装がうまい人でも違和感なく仕上げるのは不可能でしょう・・・なぜかというと。木は繊維の集合体で、一見フラットに見えても実際には繊維の凸凹があります。その繊維がランダムに光を反射させているので、見る角度によってコロコロ濃淡が変わってしまうからです。なのでここは腹をくくって近似色で塗っちゃいます・・・実の所早々に結論は出ていたのですが、ここまでグダグタ考え(るフリをし)ていたのは開き直る為の時間がほしかったからだったりします(笑) という訳で 塗ったどー!!今の私にはこれが精一杯・・・ さて、それではさっき書いた差がどのぐらい出るか見てみましょう。まずはネック側から。 あっかる~い! 反対側から。クラーイ・・・ と、こんな風に見る角度で全然変わってしまいます。なのでこれ以上対応のし様がありません・・・トホホのホ。 と、ここで残念な事に。 う~ん、困った。まだまだ載せなきゃいけない写真あるのに・・・とりあえず今日はここまでにして、ちょっと容量減らしの旅に出てきます。
2013.12.20
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今年も残す所あと2週間、日々慌ただしさが増しています。 さてこのSILVER MELLOW TONE、ぱっと見にクリーニングすればすぐ使えそうにも見えますが・・・実際には結構深刻なダメージがあります。トップ板の反射が場所によってまちまちなので、定規を当てて歪み具合を確認。全体的に内側にへこんでいます。恐らく保管中、ずっとブリッジあたりで押さえつけられていたのでしょう。 ブリッジ左下にはクラックも。ここまでひどいとブレーシングも無事ではないだろな~、と思いつつ中を覗いたら・・・やっぱり両端が大きく剥がれていました。 トップ落ちでブリッジもクラウチングスタートよろしく前傾姿勢(笑)スケールを測った所、この傾きがなくても1~12F>12F~サドルでした。これではどんなにやんわり押さえても音は#してしまいます。なのでブリッジ剥がしを決行。 ブリッジの周りに水を付け、上からアイロンでジュッとやりつつ金属ヘラやペインティングナイフをゆっくりと潜り込ませていきます。ひび割れた塗装に水が染み込んでいきますが、そんなの気にしちゃいらんない。 剥がれた! ・・・表板もごっそり(泣)かなり慎重に作業した筈なんですが、元々柔らかい材質の上へたり気味だったせいでブリッジに持って行かれちゃいました。悩んでいても仕方ないので対策を考えつつ作業を続けます。次はこれ、 バックのクラック。幸い完全には割れきっていないので、パッチは使わずタイトボンド流し込みで対応。ボンドを流し込んだら板を当てて両側から押さえます。こんな感じ。板がずれないようビニールテープで留めています。こういう時ビニールテープは重宝します。粘着力がさほど強くないので後で剥がしやすいし、紙テープと違ってちぎれたり粘着剤が残ったりしません。また、板に貼っておくとタイトボンドがくっついても接着されないので容易に剥がせます。銀色の丸いのはネオジム磁石。フェライト磁石より遥かに強力です。厚みがあり、かつクランプが使い辛い場所では非常に強い味方です。ちなみに写真の物は直径13ミリの大型、ダイソーで4個入り105円也。セリアでも同じ物が手に入ります。内側は板を使わず直接押さえ込んでいます。放り込んだら勝手にくっついてくれるから便利ですよ~。ただし2個目からは慎重に、ね(笑) クラックがくっついたら次はえぐれたブリッジ部分の修復です。どっしよーかなー、表板の塗装を剥がしながらあれこれ考え・・・ タイトボンドで埋めました。いつものパテの方が早いし作業も楽なんですが、食い付きが弱いのとタイトボンドの相手にはタイトボンドが一番!と思いまして。思ったより早く固まったのとヒケも少な目だったので、結構簡単にできちゃいました。硬化するとこんなになるんですね・・・下の木目が透けて見えています。 お次は第2の山、ブリッジ周りのへこみの修正です。中を覗いた所、この部分のブレーシングは横1本だけでした。それもほとんど外れかかっているので、もういっその事外しちゃいます。指でグイグイ・・・パキッ。あっけなく外れました。 ちなみに貼り付いていた位置はこのあたり。このでっかい腹に剥がれかけたブレーシング1本だけじゃ変形もしますわなぁ・・・ さてさて、どう補強すんべか・・・生半可な補強ではまた変形するだろうし。かといってやり過ぎると鳴らなくなるし・・・困った。えーい、ド素人があれこれ考えた所でうまくいく訳にゃあ!やりたいようにやったらええがね~!! という訳で。こうなりました。まず横棒でサウンドホール下の凹みを戻し、縦棒でトップ落ちを防止。サウンドホールから斜めに2本とそれに90度交差する棒ででトップ落ち防止を補助しつつブリッジ下の波打ちを矯正。中央部はブリッジを貼れば裏打ちの必要はないだろう・・・うん、完璧!という目論見。 では貼り付けていきましょう。まず背板を外して・・・いえいえ。今回は思い切って箱を開けない方法にトライ!全部サウンドホールから中に入れて接着しちゃいます!! 手順は1→2→(3+4)×2と、4回に分けて貼り付けていきます。3と4は事前に組んでおかないと悲惨な事に(笑) 3+4を中に入れるのがちょっと難しかったですが、予行演習を何度もしたので無事貼り付けられました。3+4をクランプしている所。当然1と2も貼り付けの度にクランプして密着させています。 貼り付け終わったら定規で確認・・・歪みはほとんど修正されていました、ほっと一息。
2013.12.17
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12月も半ば近くになってやや寒さが身に沁みる日が多くなってきました。あ~やだやだ、寒いの。乾燥肌なのであちこちにひび割れができちゃうんですよね。特に指先のヒビは深刻。爪の角あたりからパックリ割れて痛いのなんの。思うように指に力を入れられず、工作もままなりません。 話変わって、今日の本題。『あのトーン』とは一体何だ!? これだ!どれだ!?カスガだ!メロウなトーンだ!! しかも「Silver」付きだ!!! はい、というわけで春日楽器製造の「SILVER MELLOW TONENo.19」です。ようやく手に入れたぞ、シルバー付きのメロウトーン!!以前の真っ茶色と違ってナチュラルなカラーリング。トップは松かシダー系ですね。トップ側にバインディング入ってます。 サイドとバックもあまり濃い色付けはされていません。材はメイプルでしょうか? とっても凝ったロゼッタ。ラインはバインディング、濁ってますがM型の装飾はシェルインレイです。大変薄い物で、いくつか剥がれています。 指板の材はよくわかりません。木目のはっきりしない、目の詰まった硬そうな木です。エンド形状は「 }」型。カスガでは珍しい形状だと思います。 オーソドックスなヘッドシェイプ・・・あれ? 「Mellow」がない!どこへ落としてきたの!?拾ってきなさい!!お母さん新しいのなんか買いませんよっ!!! てかこのロゴ・・・まんまこれですね。気持ち、フォントも似てるような・・・今こんな事やったら即訴訟でしょうな(笑) と、ここまでで残り容量が1MBを割りました。このブログで全部掲載するのは厳しいかも。
2013.12.11
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気が付けば今年もあと1ヶ月ですね。歳を取ると1年過ぎるのがものすごく速く感じると言いますが・・・そんな気がするのは私だけでは無い筈。だよね?ねっ!? 容量問題も一応の解決をみた所で、平常業務を再開。 例によって何の事かピンとこないタイトルですが、スポーツ用品の宣伝でない事は確かです(笑) 本日はこちら。ボディー塗装に特徴のある1本。 「みずのがっき」でいいんでしょうか、そんな名前の会社のウクレレです。 シルバー地のおしゃれなラベル。 よく見ると文字や模様は型押しです。凝ってますね。真中に「No.1」の型番(これがタイトルの由来)。 例によってググった所、1950年頃から愛知県にあるメーカーで、名前を変えて今も楽器の製造・販売をしているという記事がヒットしました。他にそれらしき情報もないので、この会社の製品じゃないかなーと考えています。そういえばキワヤさんのギャラリー紹介にもこの名前がありますね。 サウンドホールを中心にワインカラーでグラデーション塗装されています。サウンドホールを太陽にでも見立てたのでしょうか?名付けるなら「コロナバースト」?(笑) 例によってブリッジを取り付けてから吹き付けたようで、ブリッジ周りの色が薄くなっています。 材は・・・なんでしょう?木目はスプルースっぽいですね。 バックもバースト。こちらは表ほど濃い塗装ではありません。こことサイドの材はメイプルですね。 むむ?この光の反射具合、ひょっとして・・・ そう! 背板の すごい 盛り上がり Part2!! アウロスと同様、こんもりと膨らんでいます。ラウンドバッカーにはたまらない曲線です(笑) ちょっと細身のヘッド。マークもなんもありません。剥がれた跡もないので元から無印のようです。 ペグも至ってシンプル。大抵はノブの下にリングのような飾りがあるんですが。 指板もポジションマークのないシンプルデザイン。多分メイプルです。エンド部のエッジが尖っているのとテーパーの強いシェイプのせいで、シャープな印象を受けます。 ネックにもグラデーション、オサレです。ヒールに向かってなだらかな曲線を描いて太くなっています。まるでカブトムシのツノのようです。 大きなヒール。ヤマハのNo.80より細身ですが、長さがあります。 さて、状態はいかほど? ぱっと見は良さげですが、 バックの左ネック側にクラックがあります。また、ボディーエンドがパックリ。でも両方共綺麗に破損しているので、直すのは簡単そうです。 では修理を始めましょう。クラックは断面がとても綺麗なので、タイトボンドを流し込んで接着するだけで十分でしょう。 バックの剥がれはタイトボンドを付けてクランプで押さえ込み。あとはボンドが乾くのを待つだけです。 ・・・できました。いつもの弦を張ります。 何度見ても面白い塗りです。汚れを落としてポリッシュをかけたので光沢アップ! タイトボンドを流し込んだだけなのでクラックの線は消えていません。・・・おや?なにやら修理前には見られなかった線が。 はい、やっちゃいました。ブリッジ側にクラックを新造(笑)でもこれ、剥がれの様子を点検してる時にほとんど力入れてないにもかかわらず割れちゃったんですよね。よく見るとネック側のクラックと、見事に一直線に繋がっています。この部分だけ材が弱かったのか、ネック側が割れた時にこちらにも力が掛かっていて軽くヒビが入っていたのか・・・ ボディーエンドも綺麗に塞がりました。きっちり合わせたつもりでしたがわずかにずれちゃいました。まあこの程度なら支障もないし、削ると地がでるかもしれないのでよしとします・・・だんだんアジアンウクレレの影響を受けてアバウトになってきた?(笑) さて、音の方はどうでしょう?・・・ちょっと硬めです。ポロンポロンではなくカロンカロン、といった感じ。 アウロスと同じくエコー感があります。これってやっぱりラウンドバックによる効果なんでしょうかね? さて。 今日これを書き終えた所で残り容量約1.5MB。あと1回ぐらいは大ネタいけるかな?
2013.12.01
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