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2018.09.26

私大入試が揺れています

カテゴリ：創心館高等部

昨年度、大荒れに荒れた私大入試、

今年度はさらに荒れるだろうと予想していましたが、

それを踏まえて罰則強化が見送られるようです。

定員超過の私大への新たな罰則強化、見送り　文科省：日本経済新聞 https://t.co/2sud4acS4O
2018年9月26日

「三大都市圏の大学が入学定員を超えて学生を受け入れているので

地方の大学の定員割れが相次いでいる」

というロジックをもとにして、

だったら定員超えたら罰則を与えればいいじゃない、といった感じで

数年前から段階的に罰則が強化されていました。

16年度は定員の1,17倍

そして昨年度は定員の1,10倍

それを超えて学生を受け入れた場合、

助成金を「全額」カットするという罰則でした。

当初の予定ではそれを今年度は1,00倍にするとのことで、

大規模大学の入学者の大幅減が予想されていました。

私立大学にとって収入のかなりの部分を占める助成金を

全額カットされるとなると経営が立ち行きません。

ですからどの大学も必死になって定員を超えないように工夫していました。

その工夫というのが「追加合格」です。

一般入試では大幅に合格者を絞り、

３月のギリギリになって足らない分を「追加合格」で合格させるという作戦です。

中堅大学も慌てて追加合格を出さざるをえず、

連鎖反応となって下位大学も追加合格を出す、

昨年度はそのような大混乱のなか、大学入試は幕を閉じました。

創心館でも昨年度、関関同立で補欠合格になった生徒がいましたね。

合格か不合格かギリギリまで分かりませんので、

地方に住んでいて、都市圏の大学を受験した場合、

一人暮らしの下宿先なども決めなくてはなりませんので、

昨年度の受験生は本当に大変だったと思います。

今年度は罰則が見送りになったことで、

昨年度ほどの混乱はないでしょうが、

しかし今年度は昨年度の浪人生がかなりいますので、

例年より厳しくなることは確かでしょう。

制度に文句を言っても始まりませんので、

受験生たちは自分のやるべきことを粛々とやっていくだけですね。

目の前のことに集中してください。

また情報があれば随時お伝えしていきます。

文責：安延伸悟

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