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2007/07/12
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カテゴリ: カテゴリ未分類
このところ、レスキュー関連のことを書いていますけれど、人間の場合はやはり 脳低温療法 が大きな関心事と思います。

かなり大きな話題を集めはしたものの、一頃はこの 脳低温療法の明と暗 に示されます様な色々な問題があり、ちょっと低迷していた様です。

全身を冷却することの難しさや、目標温度への到達時間、状態管理等、克服すべき問題も多く、私も以前 冬眠 を書いた時は、犬への応用はちょっと悲観的でした。

例えば、 脳動脈瘤手術における中等度低体温麻酔の評価 には、目標温度への到達時間は45±37分、とあり、これだけ時間が掛かるのは全身麻酔下で冷却ブランケットで全身を包み込むからです。



ところが、最近ではまたこの方法が見直されて来ている様です。

“選択的急速脳冷却システムの開発”に関する研究 に見られます様に、脳だけを急速に冷却する方法が工夫されて来ていることもある様です。

この方法では、7分以内に所定の温度(20~25℃)まで下げることができ、表面脳低温療法の目安になる34℃には約1分程度で到達できる、とされています「。

そして、この様な 選択的急速脳冷却システム として完成した様です。



勿論、これだけでは、犬に取りましてはあまり大きなメリットは無いのかも知れません。
しかし、この方法のもう一つの大きなメリットは、手術部位のHt値を下げた状態で手術を行うことにより、無血手術に近い状態での手術が可能となる、ということにある様です。

“選択的急速脳冷却システムの開発”に関する研究 の中でも、「将来、無血手術が各方面で可能となり、また、迅速な 脳保護により、各科の救急医療においても、広く応用される可能性が高い。」、としています。


また、同時に、救命ということを考慮しまして、

『 手術室や救急救命センターでの使用を考慮し、接液部はすべてディスポーザブルにすることに成功し、滅菌・感染などの安全面にも考慮した。装置自体も一般電源の使用が可能であり、本装置のみで治療が行えることを考慮し、小型化され移動可能としている。』

とありますので、将来的には、(特殊)救急車の中での治療が可能、というようなことになるかも知れません。



体温管理システムも、 体温管理システムArcticSun 2000
(この装置自体は冷却には既存の全身冷却方式を使用している様で、目標体温到達まで90~120分とあります)


これらの製品が、より効率的な冷却素子の開発等の問題はありますけれど、小型・軽量化・全自動化されて来れば、獣医療での利用も可能になるかも知れません。



元々犬は、 長い心肺停止後の犬が生き返る (PDFです)に見られます様に、この手の事故には人間より耐性があります。

その内、犬の救急法も、心臓マッサージ等ではなく、冷却シートに包んで即座に搬送、というような時代が来てもおかしくない気もします。


現時点では、救急車はおろか、動物用救急センターも数える程しか存在しないと思いますけれど、例えば、救急車の有料利用や、人間の場合と同様、地域の拠点動物病院の創出等、救急体制を作ることも必要になって来るのではないでしょうか。
アメリカ等の例を見るまでも無く、室内飼いの割合が増えればそれだけ事故の可能性も高くなると思います。




もう一方の応用の、冷却麻酔に関しましては、日本獣医師会の会報 アメリカにおける獣医心臓外科の現況と開心術の諸課題 の中で、人工心肺(CPB)回路と低体温麻酔法を併用する方法が紹介されています。

『体重5kg以下の小型犬であれば体表に氷嚢をおいて表面冷却を,それ以上であれば熱交換器による血液冷却を併用して食道温20℃前後まで冷却し,ポンプ流量を常温下(100ml/kg/min)の1/3~1/4に下げておこなっている.』

とありますので、発想は上記の 選択的急速脳冷却システム と同様の様です。

この筆者によりますと、『従来,日本でも「小型犬のMRの心臓手術は不可能」と諦められていたが,筆者のライフワークである「小型犬の開心術及びMRの外科療法の可能性」を今回紹介し,今までなすすべもなく死んでいった多くのMR犬に一筋の光を当てたいと願っている』、とありますので、この様な装置が普及する下地は大いにあると思います。






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最終更新日  2007/07/13 04:20:17 AMコメント(0) | コメントを書く


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