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「竹中プランのすべて」-木村剛-アスキー・コミュニケーションズ・2003年3月18日 初版。・前回読んだリチャード・クーの本では竹中氏の方策を叩いてたので、その反対意見もということで読んでみた。古い本だけど。・竹中プランの解説に絡めて、木村氏の主張をインタビュー形式で説明していく、という形式。読みやすかった。・感想から言うと、こちらのほうが正しいように受け取れる。クーさんが需要が少ないから財政出動するべきと主張するのに対し、木村さんは需要はあるが金がうまく流れないのが原因/そのためには正しい金融環境を整えるべき/よって日本の金融を握っている金融庁・銀行を改革しなければならない、という意見。まあ、経済なんて全くの門外漢だから筆者の好いように誘導されちゃうんだが。。それでもこっちの方が正しいような。。・「とにかく不良債権処理をすばやく/正直に勧めることが大事。債権放棄を繰り返して健全な企業の経営を脅かすような企業(ゼネコン/ダイエー?)には退場してもらうべき。これらの企業がデフレを起こす一因にもなっている。」なるほど。・特に銀行経営者・銀行系アナリストへの批判が強かった。言ってることもごもっとも。 →公的資金を導入されても中小企業への貸し出しを増やさない銀行は悪/銀行に都合の悪い意見(不良債権の加速)は息のかかったアナリストにもっともらしい反対意見を言わせているのが現状/業績の悪い銀行経営者は目の前に迫った退職金を手に入れるため事実を明らかにしようとしない/こういった銀行を改革しないと日本経済は回復軌道に乗れない。・ということはクー氏は銀行系アナリスト?不良債権処理の加速には大反対だったし、銀行の失策については全く言及がなかったし。俺もだまされやすいなぁ。・内容については -「新しい金融システムの枠組み」 →"マイカル破綻"時の金融庁の失策に始まり、日本の金融システムは世界から信頼をなくしている。その信頼を取り戻すためにもしっかり監督し不要な銀行には退場してもらう。結果資金に困る中小企業が出てきた場合には手厚くフォローする。 -「新しい企業再生の枠組み」 →整理回収機構の問題点を是正し、「回収した債権は民間に売れ」と提言 -「新しい金融行政の枠組み」 →金融庁の「不作為の作為」(何もしないことで問題を悪化させる)という姿勢が銀行の怠慢を招いたということでこれを是正させる。 →「申請主義」(銀行側が手を上げるまで金融庁のほうからは公的資金導入などのアプローチは出来ない)に縛られず、スピーディーに不良債権処理を進める。・16年には結果が出る予定、と書いてあるが効果は?不良債権が減ったという発表が新聞に載ってたので、一応の成果は出たということかな? -ダイエーが再生機構入り→プラス評価。 -問題銀行が破綻したというのは聞かない→マイナス評価。 →道半ばといったところか。
2005年06月30日
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「日本経済 生か死かの選択」・リチャード クー・徳間書店・2001年10月31日 初版。・ちょっと古いけど、景気対策(というよりコイズミ政権への提言)が多い内容。・現在の不況の原因は供給が過剰である「バランスシート不況」で、これを解決するには(これ以上悪化させないためには)政府による財政出動が不可欠、ということらしい。・1000円の収入を元にした話がわかりやすかった。 →1000円の収入がある人Aがいるとする。その人は収入の9割である900円を消費に回し、残りの100円を預金する。ゼロ金利なので100円は増えない。ある人Aの消費は別の人の収入なので、ある人Bは900円の収入ということになる。この人も収入の9割である810円を消費し、90円を預金する。90円は増えない。これを繰り返すと、誰も預金が出来なくなるラインまでみなの収入が減ることになる。というたとえ話。・この人、ネットでの掲示板ではいろいろと叩かれているが、基本的にはこの意見には賛成できる(経済素人だけど)。特に「構造改革と称して増税/国債発行の抑制などやったらますます企業・個人は支出を抑え日本経済は崩壊」といったくだり。確かに需要が足りないのは明白だし、企業がお金を借りてくれない以上国がそれを下支えするしかないと思う。・一方、どういった手段で需要を満たすのかというとにはあまり触れられていない。今までのように土木工事に大盤振る舞いしたところで効果は限られてる。この辺りの非効率な発注の仕組みを構造改革することで(外国でも競争力のある)ゼネコンもさらに力が発揮出るのではないか、という記述もあったが、それじゃあまり代わり映えのしない気が。・この本の執筆時点で日経平均が16000ぐらいとかかかれているから、11000台をうろうろしてる現状からして著者の見通しも間違ってはなかったのかな?・コイズミ/タケナカをかなり叩いてたので、この二人についてかかれた本を読みたい。-知った言葉・合成の誤謬-みんなが正しい行動を取っているにもかかわらず、結果が逆に出てしまうこと。 この場合の例)借金がある企業がバランスシートを改善しようとして借金返済に励んで投資を減らした結果、景気が悪循環に陥ること。
2005年06月27日
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円がドルに呑み込まれる日-吉川元忠-徳間書店・2005/2/28 初版・読み応えたっぷり。仕事の合間に読むにはちょっと疲れるけど。・原油高、人民元切上げ、米双子の赤字に絡めてドルの不安定さを再認識。書かれたのは去年の秋辺りみたいだけど、まあ予測のとおりとなっている。・郵政民営化がアメリカへの資金提供を行うためだという指摘は、全く気付かなかっただけになるほどと思う。基本的に民営化したほうが良いだろう、ぐらいにしか考えなかった自分が情けない。やはりコイズミ・タケナカは売国奴ということか。でもニュース見る限り民営化反対派は郵政族ばかりで既得権益守るためにがんばってる、という風にしか見えないんだよなぁ。ちゃんと調べなかったから俺も頭もTVに汚染されていたみたい。・となるとユーロで預金するかなぁ、と思ってみると、ちゃんとそのことにも記述があった。アメリカがどうでてくるかわからないからリスクもあるけど、やはりユーロももっとかないといけないみたい。・"マネー敗戦"も読んどこう。
2005年06月22日
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「お金のことを真剣に考えているあなたへ」-竹内秀一-明日香出版社-2004年10月31日 初版・著者曰く「お金の哲学書」。・150ページぐらいで、すいすい読めた。文章も軽い感じで読みやすかった。・記憶に残った箇所は。。 -「72の法則」:元本を二倍にするのにかかる金利と運用年数の関係。 →100万を8%で運用すると、72/8=9年で200万になる。 -セールス(営業)を当てにするな。情報収集には四季報を読んだ方が良い。 -言い訳をするな。言い訳を止めたらお金も時間もついてくる。 -「真似」について:師匠と自分の差(違い)を認識し学習するところが一番重要。 →優れた人のまねをすることで、自分の至らなさを認識し向上できる。・四季報読んだことないね。近いうち買ってみるか。
2005年06月21日
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