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藤さんが神戸で所用があり、そのついでに旧友のサイドカー仲間が古いグッチを所有しているので一緒に見に行こうと言うことになり、バイクで行くことにした。福さんディアベル、根さんハーレーも同行する事になり4名での神戸V7スペシャル見学ツーリングと相成った。10月29日、気温は12度とやや低めだが天気は上々、ガソリンは満タンだし、ETCカードもセットした。多分寒いだろうと冬用のライディングジャケットの上下を着込みV7ドンキーを駆って約束の吉備SAへ9時前に到着。既にBMW/R90/6、ディアベル、ハーレーは到着していた。雑談をしているうちに9時を大きく回ってしまったので、BMWを先頭に出発。藤さんの先導は何時も最高100km/h+αほどで、安全運転だ。このスピードは遅いように思えるが、神経を研ぎ澄ましての高速走行は疲れるがこのスピードだと全然疲れない。特にカウルのないV7ドンキーにはその差は歴然とする。龍野SAで休憩。昼食の予約を入れて、再び三木ICを目指して山陽道を神戸に向けて走る。三木で高速を降りてR175でレストラン「まきば」へ吉備SAを9時に出発予定であったので、かなり早く到着すると思っていたが、休憩が長くゆっくりとしたツーリングとなったので「まきば」到着は丁度正午となった。「まきば」は木造の古びたカントリー風の建物で、なかなか良い雰囲気を出している。今日はロシア料理のウクライナと言うメニューらしい。作るのに時間がかかるので、途中で藤さんが予約をしておいてくれたのだ。陶器のカップの中に肉、海鮮、キノコ、野菜などが入ったシチューのような物の上からパン生地で覆い、焼き上げたようなものであった。一見少量に見えるが全て食べたらお腹パンパンになった。(レストランまきば)美味しい昼食をいただいたところで、国道や高速を乗り継いで六甲山を目指す。六甲山は表側からしか登った事がなかったので、裏六甲ドライブウエイ側からは初めてである。つづら折りカーブを登りどんどん高度を上げる。平日なので、車も少なくコーナーが面白い。土日祝日は二輪は今でも通行止めになっているようなので、平日に来て正解である。オマケに頂上の駐車場も二輪は無料であった。六甲山山頂からの神戸の街の眺望は素晴らしい。もう何十年も前にパルサーエクサで夜景を見に来た事を思い出した。(六甲山展望台から神戸の街を望む)(六甲山駐車場にて)ここで、所用でどうしても5時帰着を迫られるハーレーとお別れ。次はいよいよグッチの見学に県道16号を下るも途中で通行止め。やむを得ず引き返し表六甲を神戸の街に向けて下る。垂水まで信号の嵐でペースは落ちるわ迂回はするわで3時30分を過ぎての到着となってしまった。瀟洒な住宅街に側車付きV7スペシャルは鎮座していた。70年代のそのバイクはドッシリと重厚なオーラが漂っていた。ヘッドカバーやファイナルケースの丸みを帯びた形状が何とも素晴らしい。それによく磨き込まれており、アルミも光っている。この頃のグッチはアルミと鉄のみでプラ部品は使用されていないので、尚更美しい。エンジンを掛けると、今にも止まりそうなゆっくりとした超低速アイドリングでエンジンが回る。FI搭載で1,500rpmでアイドルするような無粋なエンジンではない。細部まで行き届いた手入れにオーナーの人柄が感じられた。(モトグッチV7スペシャル)(美しいヘッドカバーとグッチガード)(形状が面白いファイナルケース)(メーター回り)もう少しじっくりと拝見したかったが、秋の夕暮れは釣瓶落とし、直ぐに暗くなるので、失礼してガソリン給油。第二神明道路からR2へ、ここで渋滞どうやら故障車のようであった。渋滞を抜けて播但連絡道、山陽道と乗り継いで龍野SAで休憩。ここで福さんの所のBMW乗りの元会長さんにバッタリ出会う。ネクタイを締めていたので、少し若く見えた。話している内にとうとう日没。そのまま帰宅なった。今回のツーリングで藤さんにも福さんにも指摘されて気になった事は、前を走っているとライトがハイビームのように明るすぎると言う事だ。V7ドンキーのヘッドライトはカットが無くつんつるてんである為、光軸の線がハッキリせず的を絞りにくい。従って車検の時には微妙な調製が必要だとバイク屋の主人が言っていた。車検の時はまた調製するとして、対向車に迷惑となっているようなので、少し下向きにしてみるとしよう。(ハーレー)(BMW/R90/6)(ディアベル)
2015.10.31
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車にはスポーツカーや四輪駆動があるようにバイクにもスパースポーツからトライアルまで色々なジャンルがあるが、アメリカンとスクーターはどうにも好きになれない。唯一乗ったのが、兄の友人から貰ったSUZUKIマメタン50がアメリカンぽかったような気がする。しかしあれはファミリーバイクの位置付けになるのだろう。それから何十年とスクーターには縁も興味もなかったのだが、先日近所の散髪屋に行ってみると、入るといきなり、チョットチョットと手を引かれ中庭に通された。そこにはシートを被ったかなりボロい黄色のスクーターが置いてあった。何年か前の暑い夏にエンジンの調子が悪いと言うので持って帰ってキャブを調製したHONDAタクトだ。このタクトは散髪屋の主人が趣味の海釣りに行くときに軽のワンボックスに格納して、現地の足として平成21年に中古で買って来たものである。散髪屋の主人はこの度大病を患い、復帰したのであるが、もう釣りは止める事にしたので、このタクトも廃車にしたい。保険と、廃車手続きを教えて貰いたいと言うので、つい、何時もの癖で、「いらないのなら貰おうか」と言ってしまった。3,500円の散髪代を払って家に帰ると、間もなく主人がニコニコしながらオマケのタクトに乗ってきた。エンジンは掛かるが塗装も色褪せかなりくたびれている。ネットで調べてみると、このタクトは初期型/昭和55年(1980)発売のAB07で豪華仕様のセル付きであることが分かった。この初期型という響きが何ともよろしい。当時のスクーターはパワーを稼ぐためとか、機構が簡単とか、排ガスが緩かったとかの理由で殆ど2サイクルであった。今のようにメットインの大容量収納庫は付いていなかった。またコレクションが1台増える事になるのだろうか。
2015.10.29
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久し振りにTLR200のエンジンを掛けてやろうと倉庫から出してみたら、燃料コック全体がガソリンで濡れている。以前見た時、既に漏れてはいたがコックの下辺りが湿っている程度であったので放置していたのだが、ここに来て一気に悪化したようだ。燃料漏れの原因はコックの中の恐らくゴムパッキンの劣化であろうが、TLR200の燃料コックは表示プレートがビス留めではなくカシメてあり、分解できなくしてある。しかし、カシメの部分をグラインダーで削れば無理矢理分解できそうであるが、HONDAは中のゴムパッキンだけのパーツ売りはしていないのだ。仕方がないのでヤフオクで探してみたら、中古でゴムパッキンも危なそうなコックが2,000円で出ていた。消費税、送料、振込手数料を合わせると3,000円を超えてしまう金額となってしまう。そこで念のため、たぶん廃番となっているだろうと思いながら、HONDAに問い合わせて貰ったら在庫があるとの返事が返って来た。これは驚き。2日後にはHONDA純正の新品が届いた。但し、部品番号が16950-164-025から16950-GF6-015に大幅に変わっており、コックのツマミの部分の幅が広くなっていた。恐らくTLR用は廃番になったが、このコックは他のバイクと共通部品となっているので、集約した番号になったのだと思われる。何れにせよ、新品が手に入る事は有りがたい。しかも、ストレーナー付きのASSYで2,980円であった。ヤフオクの中古を買うより安い。早速、タンクを外してひっくり返し、取り付けようと古いコックを抜いたら、ストレーナーが外れてタンクに残ってしまった。精密ドライバーで回しながら耳を出すがなかなか出て来ない。しつこくやっているとやっと1ミリ程出てきたのでラジオペンチで挟んで摘みだした。この作業が一番時間が掛かった。組み付けてコックON、今度は当然ですが漏れないです~う。燃料漏れのコックタンクの中で外れてしまったストレーナーツマミが太い新品の燃料コック作業終了状態
2015.10.27
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10月に入ってから初めて1日中予定がない。幸い天気も良いので、V7ドンキーをとも思ったが、随分ご無沙汰の山が恋しくなった。キャブのガソリンを抜いて満充電済みのセローは何時でも出動OKである。ズームレンズは嵩張るのでキャノンEOSMに22ミリの単焦点レンズを付けてウエストポーチに忍ばせて、ガソリンを満タンにする。今日は福渡から建部にかけて攻めてみる。何時だったかR53福渡の旭川に架かる八幡橋を渡りR484に入るとオフロードがあると聞いたことがあったので、その記憶を頼りにオフロードを探す事にする。起点の八幡橋に向けて最短距離を走るのだが、地図もナビもないので感と太陽の位置を頼りに走る他ない。今日は少し寒いかも知れないと思い、内部がフリースになったジャンパーを着たのに少し寒い。早くオフロードに入って暖まりたいと思いながら走っていると建部のR53に出た。八幡橋はもうすぐである。(八幡橋近くの旭川河原駐車場)八幡橋を渡って右折するとR484の広い道路が北へ延びている。快適に走るが1kmほどで細くなりタイトになって行く。人家が途切れた頃、左側に最初のオフロードが出現。https://www.google.co.jp/maps/dir/34.882657,133.8850379/34.8786788,133.8642025/@34.8808783,133.8733543,15z/data=!4m2!4m1!3e0(ルート地図1/URLをコピペして下さい)(フラットなオフロード)砂利が敷き詰められたフラットな道である。どんどん登って行くと急勾配の坂で分岐。この坂はかなりの勾配であり、路面もガレているので四輪の2WDでは無理であろう。オマケに山水が湧き出ている。この急勾配を曲がり駆け上がると山の頂上だ。そこは広場になっていて前方に赤禿げた丘が見える。(後方に見えるのがヒルクライムコース)(ヒルクライムコースへと続くガレ場)ガレ場の道を登って行くと幾つもの山有り谷有り四輪のタイヤの跡があちこちに。そう、四輪用の天然ダートコースが作られていたのだ。ヒルクライムが面白いので、ついでにセローで遊ばせて貰った。こういう時はトラタイヤは頼もしい。CANON-EF-M22mm1;2STM/手前ぼかし奥ぼかし/この単焦点レンズはボケが良く効いて面白い抜け道は無いようなので引き返し、R484に復帰すると直ぐに、https://www.google.co.jp/maps/dir/34.8837131,133.8836432/34.8880431,133.8506842/@34.8885306,133.8653824,14z/data=!4m2!4m1!3e2(ルート地図2/水色の丸はR484/オフロードは灰色の道)今度は右側に脇道発見。舗装はしてあるもののかなり狭い。クネクネ道を抜けた所に牧場や養鶏場が出現。更に進むと道はオフロードとなり小本宮国有林分収育林地方面と下り方面の分岐に懐かしいハコスカが置き去りにされていた。テールランプが角目なのでショートノーズのハードトップGLか。今見てもgoodスタイリングだ。(朽ち果てそうなハコスカ)国有林方面はまたのお楽しみとして、杉林を下ることにした。回りの雰囲気でどうもこのオフロードは抜け道となっているようだと思ったら程なくしてR484に出た。(杉林の林道)再びR484を北上。6屯未満の標識がある林道へ突入するも直ぐに舗装路となり丘の頂上へ。そこにはブチの山羊が1匹草を食んでいたので驚かさないようにエンジンを止めて記念に写真をパチリ。(ブチの山羊)丘を建部方面へ下りながら何度かオフロードにトライするも全て行き止まり。(オフロード崩落によりストップ)(セローでは無理だがTLだったら通れたかも....)そうこうしている内に建部の見慣れた道に出てしまった。そう、藤さんとよく走る奥吉備街道の始点である県道71号だ。これを逆に走ると兵坂峠を越えて宇甘川沿いの県道31号に抜けられる筈である。行ってみると、全面通行止めの看板が.....。路肩改修工事を行っているようである。恐らく急に狭くなる兵坂峠で路肩の崩落が起きているのであろうが、この峠は以前来た時にも通行止めであった。この峠以外は快適な道なので抜本的な改修が必要と思われるのだが、人口減の地域の道は後回しになるのだろう。仕方がないので、建部の森ゴルフ倶楽部の辺りまで南下してオフロードを探すとJR津山線沿いの道からゴルフ場の縁を回るようなオフロードを発見。https://www.google.co.jp/maps/dir/34.8296703,133.8977569/34.8135214,133.8660908/@34.82207,133.8817314,15z/data=!4m2!4m1!3e2(ルート地図3)そのまま奥に進むと草が多くなり地面が見えなくなって行く。しかし、多くなる草は以前に刈られている形跡があり、しかも道路脇には電柱が見える。と、言う事はこの道は何処かに抜ける事ができる可能性大であると直感した。更に奥に進むと峠を越えた。道路も普通のオフロードに変わり、下って行くとまたもや見慣れた宇甘川沿いの県道31号出た。兵坂峠への道を200メートル程南下した位置だ。(馬橋峠を宇甘川方面への下り)後で国土地理院の1/25000の地図で調べてみたら、この峠は馬橋峠と言うらしい。兵坂峠が通行止めの場合はこの峠を利用できる事が分かったがV7ドンキーでは走破は難しいだろう。福渡/建部は予想以上に面白い。今度は更にトリッキーと思われる小本宮国有林分収育林地方面を堪能する事は言うまでもない。
2015.10.25
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V7ドンキーのシングルシートカウルの両側には楕円形のゼッケンプレートが付いている。そのプレートに大きく7の数字のデカールが貼られているのである。初期型よりは目立たなくなったとは言え、あの大きな7を両側に付けて走るには勇気のいる年となってしまった。シートとカウルは分離できるので、外している車両も見かけるが、マイナーチェンジ後のシングルシートは黒から茶色に変わってしまい、外してみたが、どうも好みではない。どうにかならないものかとず~と考えていた。ゼッケンプレートはシートカウルと一体となっているために取り外す事はできないので、プレートの楕円の無地シールを上から貼ってみようかと思ったが、シールを楕円にカットするのが難しいような気がする。7のシールだけ剥がしたらどうか。真っ黒なゼッケンプレートだけではへんてこだ。プレートに他のシールを貼ったら良いかも.....。何かないだろうか。ネットで探すとMOTOGUZZIのデカールが色々あった。しかし、どれも小さいものや楕円の物が多い。楕円ゼッケンプレートに楕円のシールはきっと似合わないだろう。そんな中、1つ見つけた。大きさも180ミリ×60ミリと丁度良く鷲のマークも文字も型抜きされている。2枚1組でゴールドとシルバーのどちらかを選択できる。イギリスからの輸入品のようで、2枚1組2,800円と少しお高いが流石に鷲はPCでは作れないので購入してみた。さて7のデカールを剥がすのであるが、デカールの上からクリヤーを吹いているのか、いないのか良く分からないが、ゼッケンプレートの上から黒色の楕円シールを貼ってその上から7のシールを貼っているようである。ドライヤーで温めながら爪でカリカリやってみると剥がれて来た。デカールは薄いアルミ製のようである。デカールは綺麗に剥がせたのであるが、接着剤がベットリと残ったままである。パーツクリーナーとウエスで残った接着剤を取り除く。これが結構大変であった。左側は7のシールを少し雑に剥がそうとしたので、下地のデカールまで少し破ってしまった。ここは慎重に行うべきであったがもう遅い。両方綺麗になったところで、MOTOGUZZIのデカールを貼る。剥離紙が両面についているタイプなので、文字やマークが一つ一つ型抜きされて貼られて行くので仕上げが非常に綺麗である。これなら、オジサンでも大丈夫である。ゼッケンプレートに貼られた7のデカール7を剥がし終えたゼッケンプレートMOTOGUZZIのデカールを貼ったゼッケンプレート
2015.10.23
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V7ドンキーのサイドカウルは平成26年のマイナーチェンジにより、シルバーからブラックに変更された。最近のバイクの外装部品は全てプラスチックになってしまったが、昔はW1のフロントフェンダーにはステンレス製を奢っていた。錆びないし非常に重厚である。V7ドンキーも前後のフェンダーはプラスチックであるが、何とサイドカバーだけはアルミである。しかも、三箇所の取り付け箇所の内、ボルト留めする所は1箇所のみで、あとの2箇所はダボにボルト留めされており、そのダボが車体の穴に刺さるようになっている。従って六角ボルトを1本外すとあとはカウルを引っ張るだけで車体から外れるようになっている。ダボだけでは外れる可能性がある事や脱着の容易さで1箇所はボルト留めにしたのであろう。しかも、ダボはアルミ製である。アルミのダボなんて初めて見た。恐ろしく手が込んでいる。そこまで、サイドカウルに凝るのなら、前後のフェンダーもアルミにすればマニアが喜ぶだろうに、そこまではしないのが、イタリア人である。右サイドカウルの表面右サイドカウルの裏面/アルミのダボが見える
2015.10.21
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V7ドンキーのホイールは50PSのエンジンになってから鉄製からブラック塗装されたアルミ製に変更されている。また、同じV7シリーズの中でストーンだけがキャストホイールを採用しており、スペシャルとレーサーはスポークタイプを採用している。パンクのリスクやメンテを考慮すればキャストホイールの方が優位に立つことは明白であるが、クラシカルなスポークの美しさはそれ以上のものがある。美しいスポークは良いのだが、これが一旦錆びるとこれほど醜い物はない。オフロードバイクなどのスポークは鉄にユニクロメッキを施しただけなので、野ざらしにして置くだけで赤サビが浮いて来る。一旦サビが出ると、サビ落としをしてもユニクロの被膜が無いので又すぐ錆びる。黒サビ転換剤を塗ると赤サビは抑えられるが、スポークが黒くなってこれまた美しくない。もう新品に交換するしかないのである。オフロードバイクはスポークに赤サビが浮いていても愛嬌であるが、ロードバイクは絶対いただけない。サビを嫌って藤さんのBMWのようにステンレススポークに交換する強者もいるようである。さて、V7ドンキーであるが、このスポークは一見鉄製に見えるがよく見ると、少し黄ばんでいるように見える。バイク屋の主人に聞いてみたが分からないとの返事。それなら確かめてやろうと、磁石を近づけてみたら、付かない。やっぱりステンレスだった。一安心だ。これでスポークは錆びる事はない。ついでにニップルもテストしてみたら、こちらは磁石がくっつく。鉄だ。これがイタリア人である。日本人ならニップルも当然ステンレスにする筈である。どうして僅かな事にケチるのだろうか。スポークが錆びなくてもニップルが錆びたらどのみちホイールを分解しなければならないのは同じだ。詰めが甘いと言うか良く考えろと言いたい。ニップルにくっついた磁石
2015.10.19
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V7ドンキーは新型エンジンになってからエンジンヘッドがブラックに塗装されて、ヘッドの中にプラグが格納されるようになった。それまではモトグッチの伝統であるVツインエンジンのヘッドに、剥き出しのプラグが取り付けられていた為、転倒時はプラグやプラグコードを破損して走行不能になる事もあった。そこでプラグ周辺をガードするグッチガードなるものを装着するのが通例となっていた。新型エンジンではヘッドがグッチガードの役目も果たす事になり、プラグコードも専用のプラスチックのカバーで隠され、外見からはプラグもプラグコードも見えなくなってしまった。ヘッドを何故ブラック塗装にしたのかは分からないが、アルミ色の方が好みである。外して磨いてやろうかとも思ったが、表面を荒肌加工にしており、塗料も焼き付けにしているようなので、無理はしないことにした。しかし、プラグコードカバーはプラスチックなので、色を変えてみる事にした。手持ちにメッキ調スプレーがあったので吹いてみた。この後にクリヤーを吹けば大丈夫だろうと思っていたが、説明書を読むと、「このスプレーは屋内用で野外では使用出来ない。銀の粉末状の塗料を吹き付けるので、何度も触ると塗料が剥げる。クリヤーを吹くと変色し、塗料と一緒に剥げ落ちてしまう」と書かれている。色はメッキのようで良いのであるが、エライ物を塗ってしまった。まあ何時までもつか試してみても良いだろう。あまり早く剥げ落ちたら今度はシルバーのスプレーでも吹いてみるか。ヘッドに嵌めてみると良いアクセントになった。ヘッドカバーと同じ黒色のプラグコードカバーメッキ調に塗ったプラグコードカバーヘッドカバーに取り付けたプラグコードカバー
2015.10.16
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さて、装着が完了したので、エンジンを掛けてみる。純正と比べて低音の迫力が強くなったが、それ程の音量でもない。至ってジェントルな感じである。次は、スナップリングで留めてあるだけのバッフルを外してみる。このリングは縮めて外すようになっているので、スナップリングプライヤーを逆に使って外した。エンジンを掛けてみると、今度は迫力の低音と音量に変わる。バッフルの脱着は至って簡単なので、いろいろ楽しめそうである。スナップリングで留めてあるだけのバッフル外したバッフルとリングバッフルを抜いたマフラー
2015.10.14
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マフラーは発注後、広島の輸入代理店経由で20日程でイタリアから届いた。エンド部にはAgostini(アゴスチーニ)のサインとモトグッチの鷲のマークとMandello del Lario(マンデッロ・デル・ラーリオ)なるモトグッチの所在地が刻印されている。純正のマフラーはメッキが美しいが、アゴスチーニはステンレスなので少し黄ばんだ色となる。純正を外してみる。エキパイとの接続バンドを緩めてサポート金具を外せば簡単に抜ける。意外だったのはエキパイ側にもマフラー側にもガスケットが付いていないのである。その分嵌め込み量が多くなっている。ガスケットが無いと言う事は、劣化も無いと言うことなので、マフラーの脱着が非常に楽である。エキパイ側は口の所まで触媒が詰め込まれた画像を見たことがあるが、この型では確認できない。もっと奥(エンジン側)に変更になったのであろう。外したマフラーの重さを量ってみると1本3.8kg。アゴスチーニは2kg。両方で3.6kg軽量化できる。アゴスチーニのマフラーにもガスケットは付いていなかったので、エキパイに挿し込んで、そのまま取り付けようとするとサポート金具とマフラーステーに隙間が出来てしまう。これは説明書が無くても付属品のボルト、ワッシャ、カラー、ナットのセットを使用する事が分かった。各部を締め込めば完成である。純正マフラー(上)とアゴスチーニ(下)エキパイ(触媒が見えない)純正のボルトとナットでは隙間が出来てしまう/ここは附属のカラーとボルト等を使用する純正と同じ程度のマフラーの高さと張り出し/(右)純正 (左)アゴスチーニ
2015.10.12
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もう一つの付属品はやはりビニールの袋に入ったステンレスらしき金属のステーとプラスチックの取って付きのネジ1本である。ステーは溶接をした跡があり、スタンドの先のように平らになった部分もある。マフラーの取り付けステーにしては1つしかない。マフラーの何処にも付けるような所もない。もっと分からないのは、ネジである。マフラーにはネジ穴など1つもない。しかも1本しかないネジで何をせよと言うのであろうか。何かヒントになるような図でも同封されていれば良いのだが、そこはイタリア人そんな気遣いは一切無い。マフラーが入った段ボール箱にはイタリアの新聞で詰め物がしてあった。アメリカと同じように日本の新聞より小さい。ステーとネジイタリアではこんな車が流行っているのか(ルノー/キャプチャー)
2015.10.10
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アゴスチーニのマフラーに附属していたビニールの袋の中に書類とキーホルダーのような物が入っていた。書類はイタリア語なので何を書いてあるのかさっぱり分からないので、翻訳ソフトを使って一度英語に訳して更に日本語に訳してみたら、どうやらイタリアの交通大臣が発行した排ガス規制の証明書のようである。一緒に入っていたキーホルダーのような物は一体何だろう。プラスチックの表面にはAgostiniのロゴとイタリア空軍のシンボルでありMOTOGuzziのシンボルである鷲が刻まれている。本体の片方にはキー等を付けるために使われるリングが、もう片方は金具が付いて栓抜きのような形をしている。これが分からない。キーホルダーなのであろうか。それともマフラーのメンテに必要な物なのか。証明書とキーホルダー?サイドから見たキーホルダー?
2015.10.08
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V7ドンキーの燃料警告灯が点灯して暫く走っているが、一体どの程度走るのだろうかと気になってきた。カタログ数値ではスチールタンクに変更されてから容量は22Lに拡大されたと記されている。燃費は大体20km/L程度のようなので、満タンで400kmは走れるだろう。と言う事で、給油もせずに数十年ぶりに金甲山へ行ってみる事にした。金甲山と言えば当時、鷲羽山スカイラインと共に二輪四輪を問わず走り屋のメッカとなっていた山である。平日の午後とあって車もバイクも1台も遭うことがない。それにしてもトリッキーなコーナーが懐かしい。ゆっくりと走っていると当時の風景が甦ってくる。ここは昔のままだ。頂上からは瀬戸内海に浮かぶ島々が見える。絶景を堪能して下山するとトリップメーターは既に400kmを超えていた。計算だと440km程は走れる事になるが、タンクに燃料が少し残った辺りでガス欠になると思われるので、420km~430km辺りが限界とみた。が、欲を出して貝殻山にも登ってみたくなった。頂上でUターンすれば良かったのであるが、そんなに変わらないと思い山の反対側に降りて再び金甲山の入口まで迂回した。ここで既に410kmは超えており、距離が出過ぎている。何となく嫌な予感がしてきたので5速に入れたままアクセルは動かさない。県道まで出て児島湾締切堤防に差し掛かる。やれやれ何とか無事に帰れそうだと安心したとたんにエンジンが息継ぎを起こす。やっちまったガス欠だ。パワーが段々と落ちて遂にエンジンストップ。ガックリ。やっぱり貝殻山は止めておけば良かった。取り敢えず10m程押して締切堤防から外れて脇道にバイクを駐める。トリップメーターは420kmを表示している。辺りにスタンドが見当たらないので早速、家に電話して携行缶の残りのガソリンをフィットに入れて何時ものスタンドで「ハイオク」、しつこく「ハイオク」3L入れて配達を頼む。夕暮れが迫る中レスキュー隊が到着、やっと帰れる事になった。翌日、スタンドで給油して計算してみると、なんとこのタンクは21Lしか入らない。カタログの22Lは嘘っぱちである。説明書にはリザーブを含んで21L、リザーブは4Lと記されていた。このリザーブと言うのはオプション設定でフューエルトリップ機能やフューエルアラーム機能を備えた時の為の物らしい。それにしてもカタログと説明書の数値が異なるとは恐るべしイタリア人。燃費は満タン法で21.14/Lと出た。GSXよりはかなり良い。まずまずの数字だろう。後で分かった事であるが、ピアジオのロードサービスを使えばガソリン代実費のみで現地まで配達してくれたのだ。更に任意保険のロードアシスタンスを使えば年度に1回に限り、ガソリン10Lまで無料で配達してくれたようである。大失敗だったが、限界が掴めたのが唯一の収穫であった。このバイクは満タンで400kmは走るがこの時点で給油しておかないと、あと10km~最長でも20kmしか走れないと言う事だ。金甲山頂上にてガス欠現場
2015.10.06
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男は黙ってAgostini
2015.10.04
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V7ドンキーの1,000キロ/4,000rpmの慣らしが終わりオイル交換。今度は500キロ/5,000rpmの慣らしに突入しているところであるが、なかなか達成できないでいる。藤さんと奥吉備街道を走ってから、鷲羽山スカイライン、常山と由加権現、渋川海岸、新見と絹掛の滝、ブルーラインと長島で350キロ。あと100キロで慣らしの第2ステージが終わるのだが、セローに浮気していて、エンジンすら掛けていない。V7ドンキーはFIなので、暖機運転は必要無いと言う事だが、エンジンが冷えていると発進時にエンストしてしまう。やはりFI車といえども少しは暖機運転をした方が良さそうなので、最近は3分間ほどエンジンを回して乗るようにしている。高梁のループ橋を走るV7ドンキー(藤さん撮影)下津井港から望む瀬戸大橋R180絹掛の滝長島大橋
2015.10.02
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