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長らく乗っていないバイクのエンジンを掛ける時にはピストン辺りのオイルが下がり切っているので、プラグホールやタペットカバーなどからオイルを少し流してから掛けた方がエンジン保護のためにも良いとされる。クラブマンの場合、タペット調製はヘッドカバーを外して行うので、注油はプラグホールからのみ可能である。長いプラグキャップを外して手持ちのプラグレンチの細い方を挿し込むが、上側の太い方がヘッドカバーに当たって回すことができない。このエンジンは単気筒だがツインカムのため、2本のカムシャフトの間にプラグが設置されている。この溝がかなり深く狭いので、専用のプラグレンチが必要になるのだが、生憎車載工具入れの中は空っぽだった。プラグレンチの代用品を探したらディープソケットがあったので突っ込んでみたのだが、太すぎてヘッドカバーに当たってプラグにすら到達できない。これは困った。バイク用品店にでも行けば置いてあるだろうが、年末の繁忙期にそんな時間はない。PLを頼りにHONDAに発注を掛けてみたら、バックオーダーが掛かっているとの事で、何時入荷するかは分からないそうである。自転車屋が早く必要ならD型プラグレンチを純正レンチが来るまで貸してくれると言う事で手を打った。しかし、もう年内のエンジン始動は諦めた。来年はクラブマンのエンジン始動に漕ぎ着ける事ができるのか。それとも致命傷が発覚し、お手上げとなるのか。タクトはどうするのか。目の離せない1年になりそうである。来る平成28年が良い年になる事を祈りながら、今年最後のブログを閉める事にする。ツインカムヘッドの溝の奥に鎮座するプラグ
2015.12.31
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年内にエンジンを掛けたいと思い、忙しい中キャブの取り付けに掛かる。インシュレータごと取り外していたので、エアクリーナーケースを一杯まで下げると何とか嵌った。後はパイプ類を繋いで、ホースバンドを締める。ここまで来れば直ぐに元に戻せると安心した矢先、エアクリーナーケースの下方から外したブリーザーケースが嵌らない。エアクリーナーケースから出ている2本のパイプにケース側の2つの穴を差し込み更にケースの下方から出ているパイプにチューブを取り付けるのであるが、キャブの下の狭い場所なので力が掛からずパイプにケースの穴が奥まで差し込めないのだ。キャブのリンクロッドのダボを嵌める時と同じ状態である。これは、エアクリーナーケースを取り外してからでないと、ブリーザーケースを取り付けるのは難しそうである。SMによるとエアクリーナーケースは車体の右側から取り出すようになっている。それではと言う事でやってみたら、インナーフェンダーが邪魔する。フレームのはめ込みを外して行くのだが、リアサス辺りが硬くて無理矢理力を加えると割れそうなので、シリコンスプレーを吹き掛けて押さえるとアッサリ下側に外れた。エアクリーナケースの上部にボルト留めされているレギュレーターを外してエアクリーナーケースの取り出しに掛かるが、外した筈のインナーフェンダーが今度はリアタイヤに当たって邪魔である。リアタイヤを外すにはマフラーを外す必要があるみたい。そもそもキャブを取り付けるだけなのにリア回り全て外すと言うのはどう考えても変である。と、思い直し再度格闘したらなんとか取り出せた。取り出したエアクリーナーケースをよく見てみると、このバイクもご多分に漏れず、この機種の全ての不具合であるケース下側に歪みが出てケースと蓋の間に隙間が開いている。バーナーで炙っても元に戻りそうにないので、ビニールテープで塞ごうとして、気が付いた。ケースの蓋が穴だらけだ。空気の流入量を増やそうとドリルで穴を開けたようだ。この時点で燃調は新車時と変わっていることが判明した。この状態で走っていたのであれば、新しい蓋に付け替えなくても良いかも知れない。ケースと蓋の隙間など、どうでも良い事になるので、取り敢えずこのままで組んでみることにした。エアクリーナーケースのパイプにブリーザーケースを嵌め込んで元に戻そうとしたら、今度は左右を繋ぐフレームパイプにブリーザーケースが当たってセットできない。仕方がないので再びブリーザーケースを外して、エアクリーナーケースを押し込み、後からブリーザーケース嵌める。インナーフェンダーを外していたので何とか取り付ける事ができたが、キャブの脱着をするだけでこんなにめんどくさいバイクは初めてである。エアクリーナーケースを取り外してパワーフィルター仕様にしている人がいるようだが、納得できる。エアクリーナーケース下方に付いている2本のパイプブリーザーケースの2つの穴(上下反対)エアクリーナーケース下方の歪み(この車両特有の持病)ドリルで穴を開けられたエアクリーナーケースの蓋
2015.12.30
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クラブマンのバッテリーは当然死んでいる。外して見ると電解液のキャップに白い粉が吹いていた。SMによると容量は12V9AH、液比重1.280/20°C、充電電流0.9A以下となっている。死んだユアサのYB9-Bは恐らく新車時に付いていたであろう。このバッテリーはまともに買うと1万円位するので、同じ開放式でもとことん安い物を探したらYB9-B互換、安心の1年保証付きで2,137円なる物を見つけた。説明書きには日本、アメリカ、ヨーロッパ、台湾に輸出していると書いてあるが、製造国は書いていない。バッテリー本体にも表示がない。怪しい。どうせ中国で作られていると予想がつく。開放式なので電解液が付属している。液を入れてから10分位で使えるようになるらしい。電解液の希硫酸は37.4%に希釈されているが、医薬用外劇物なので同封の毒物および劇薬譲受書のハガキに記入、捺印して返送する必要がある。白い粉を吹いてお陀仏になったユアサYB9-B製造国不明のYB9-B互換バッテリー
2015.12.28
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藤さんから知り合いの料理人の岩さんが今年最後のツーリングをしたいと言うので、24日に一緒にどうかと誘いがあった。2日前までの天気予報では雨後曇りと出ており完全に諦めていた。が、天気が前日になって急変して晴れと出た。ディアベルを誘ってみたが、急なことで「予定あり」と言う事で申し訳なかった。結局BMW、CB750/K0、V7ドンキーの3台で走る事になった。何でも、CBは短距離をゆっくり走るので日生までの50kmほどの間に休憩を入れて欲しいとの要望だそうだ。しかも、料理教室のため午後2時には帰着したいので近場の日生という事になった。午前8時30分我が家に集合と言う事であったが実際には9時前にCB独特の咆哮を響かせながら2台がやって来た。純正のブルーメタリックに塗られた外装品が美しい。よく見るとクランクケースは紛れもない砂型であるし、キャブも4本引き、スポークは新品だ。K0独特の後ろが跳ね上がったシートのツヤも申し分無い。右サイドカバーが経年劣化で割れている以外は全てピカピカで新車を思わせる。何でも、車検を受けたばかりで、その車検ではエンジンを降ろしての整備が行われたとの事。信じられない....。いくら掛かったのだろうか。CBの各所を眺めていたら9時を回ってしまったので急いで出発。R2は通勤ラッシュを過ぎていて、案外空いていた。ブルーラインとの分岐を過ぎた辺りで西大寺の街に入り、ホームセンターに隣接した珈琲館西大寺グリーンテラス店に到着。もう休憩である。広い店内はこの時間に結構な数の客がおり皆モーニングを食べていた。ドリンクを注文したら、トースト、卵料理、サラダのセットが何と160円で供されるとあっての事だろう。朝飯は出雲蕎麦を食べて来ていたので熱いココアを注文する。料理人はモーニングセットとサンドイッチだ。夜食べない代わりに朝沢山食べるそうである。ここでまったり1時間、藤さんとバイク談義。その間料理人は殆ど外でややこしい電話をしていた。ここで駄弁っていてばかりでは何をしに来たのか分からなくなるので、日生に向けて出発。西大寺ICからブルーラインに乗って東に走る。途中一本松展望園(道の駅)で休憩の予定であったが、時間が押しているので、通過して日生へ向かう。それでも11時30分には日生に到着。狭い路地に入って今日の目的であるカキオコを食すべく「ほり」の駐車場にバイクを駐めるも、近所のおばちゃん情報によると、「ほり」は本来昨日が休みだったのであるが、祝日のため営業したので今日は振替休日をとっているとの事。残念。さて、どうするかと思案していると、目ざとくピカピカのCBを見つけて話しかけて来た地元のおっさんお薦めの「あらた」に行くことにした。「あらた」は国道沿いの小さな店で少し離れた所に車2台が置ける駐車場がある。早速、名物のカキオコを注文する。目の前の海で採れたてのカキ200gの入ったお好み焼きはかなりのボリュームである。その上に更にカキを2ヶづつサービスして貰って、アツアツを美味しくいただいた。店のおばちゃんの話しによると日生にはカキオコを食べさせるお好み焼き屋が25軒もあるそうである。地元の客だけではとても成り立たない。県内外からカキオコ目当てで来る客に供する事で町おこしに一役買っている。おばちゃん達が生き生きとしていたのが印象的だった。お腹が一杯になったところで、帰路につくのだが、今日はまったりツーリング、一本松展望園ですぐに休憩だ。料理人が最後に近所の写真屋のCBが見たいと言うので案内した。K1、K0、CB500などを見学しながらバイク談義。気が付けばもう2時を回っていたので急いで解散と相成った。今回は、走行距離の割りに休憩がかなり多い、まったりツーリングとなったが、朝から快晴で気温も14°~15°と高く気持ちが良かった。ディアベルが一緒だったら物足りなさでイライラして消化不良を起こしていた事であろう。今度はぶっ飛びますか....。V7ドンキーと日生港ピカピカのCB750k0お好み焼き「あらた」の前の不気味な人形新鮮なカキがどっさり入った名物のカキオコ
2015.12.26
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クラブマンのオドメーターが12,918km。メーターに貼ってあるラベルキューティコンには次回のオイル交換距離と思われる13,000kmの数字が見える。両方のキロ数を比較して見るとオイル交換時期の間近に乗らなくなったようである。経年劣化と丁度オイル交換の距離と言う事もあり、エンジンを掛ける前にオイルとオイルフィルタを交換する事にして、調べてみた。オイルSMによると全容量1.8ℓ、フィルタ交換時1.55ℓ、オイル交換時1.5ℓだ。使用オイルはウルトラ-U/SAE10W-30またはウルトラGP/SAE20W-50でSE又はSF級のオイルが指定されていたが、もうこんなオイルは売っていないだろう。良く似たオイルは福さんがカブに入れているウルトラG1の10W-30だ。最近のオイルは化学合成油が主流となっており、鉱物油は殆ど見なくなってしまったが、古いバイクに高性能オイルを入れると、その流動性の高さからオイル漏れを起こしやすい。ここは無難なところで、ホンダ純正ウルトラG1の10W-30鉱物油を選んだ。フィルタと一緒にamazonで注文したら1ℓ960円。2缶2ℓ発注。後日ホームセンターで見たら1缶850円だった。少しショック。フィルタホンダ純正を購入しても良かったが、性能的にはそんなに遜色があるとは思えないので、フィルテックから互換用で940円で出ていたので、買ってみた。Oリングも付属しているので安心だ。キャブの取り付けが終わったらオイル交換だ。ウルトラG1/10W-30フィルテックのオイルフィルタ
2015.12.24
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クラブマンのスロットルワイヤーは引っ張りと戻しの2本引きとなっている。ハンドルホルダー側を開けてみたら、引っ張り側のワイヤーが切れかかっていた。首の皮1枚で危ないところだった。早速、HONDAに注文したら、無情にも廃番という返事。これは困った。ヤフオクで探すも初期型は少ないし、出ていても程度が悪い割りに足元を見て値段が高い。何時切れるか分からない古いワイヤーを高い金額を払って買うよりは作った方が良いのではと思い現物を調べてみた。スロットルワイヤーはクラッチやブレーキほど力が掛からないので、線径は1.5ミリと細いワイヤーを使用している。タイコは6ミリのものが付いており、長さは120センチ程だ。この線径だと自転車の部品が使えそうである。早速、ホームセンターの自転車用品売り場に行って物色したら、良く似た線径で長さ2mのブレーキ用が570円であった。線径の表示がないので、レジのおばちゃんにノギスを借りて計ったら読み通り、ピッタリ1.5ミリだ。タイコは見た目同じようだったので計測しなかった。材質はステンレスと鉄の2種類があったので、耐久性よりハンダの乗りを優先して鉄製を購入した。このブレーキワイヤーはタイコが片方だけに付いているタイプなので、タイコをキャブ側にしてハンドルホルダー側は新たにタイコを作ってやれば良い。同じホームセンターに丁度6ミリ径の銅棒があったが1m1,200円と高かったので、ケーブルエンドセット(486円)を使用する事にした。このセットは6ミリ径で長さ6ミリのタイコの横にネジが切ってあり、ワイヤーを通す穴も開いている。タイコにワイヤーを通し、横からイモネジを付属の六角レンチで締め込むとタイコからワイヤーが抜けなくなる仕組みである。しかし、かなりガッチリと固定できるとは言え、製品にも書いてある通りこのセットは非常用なので、恒久使用するとなるとイモネジの緩みが心配となる。そこで、施行が終わった後からタイコの穴とワイヤーの隙間にハンダを流して補強する事にして、早速、ブレーキワイヤーを古いワイヤーと同じ長さにカットしてアウターチューブに通して製作した。装着してみようとすると、キャブ側のタイコが少し大きかったのでベンチグラインダーで削って嵌め込む。ハンドルホルダー側のタイコもハンダを盛って太くなった部分だけヤスリで削って嵌め込む。最後にアウターチューブとの隙間にCRCを流して潤滑を促して完成である。切れかかったスロットルワイヤー自転車のブレーキ用ワイヤーケーブルエンドセットタイコに付属の六角レンチでイモネジを締め込むハンドルホルダーに取り付けたタイコ
2015.12.22
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キャブの洗浄が終わったので忘れない内に組み立てに掛かる。クラブマンのツインキャブは別体ではなく、燃料パイプなど2箇所のパイプやスロットルリンクで繋がっており、1つに合体さす必要があるので、ジェット類を組み付けて作業に掛かる。今回はSMがあるので、部品点数の多いスロットルリンク部分も間違いなく組み上げる事ができたが、SMがなかったら、どうなっていた事やら....。キャブの合体作業で一番難しいのは、プライマリー用のスロットルリンクの組み立てとプライマリー用とセカンダリー用の2つのスロットルリンクを繋ぐリンクロッドの取り付けである。このロッドは上下反対に各リンクに付いている鉄製のダボを嵌め込む穴が開いており、その穴にはプラ駒があり、ダボを嵌め込むとバネ仕掛けでコマが引っ込むようになっている。ところがこのロッドは2つのキャブの間にあるので、指を使って嵌め込む訳にも行かず、2つのキャブを押し当ててもダボに力が掛からず嵌め込む事ができない。そこで、一旦2つのキャブを分離してリンクロッドも外してリンクロッドの下側の穴からダボを嵌めて、合体。次に上側の穴にダボを当ててドライバーを使って押し込むとやっと嵌め込む事ができた。最後に2つのキャブを繋ぐビス2本を締め込んで完成である。何とも面倒くさいキャブである。性能は良いのであろうが、キャブの掃除をするだけでこんなに苦労しなければならないとは、プロの整備士も大変だと思う。だから、2型からシングルキャブになったのも頷ける。ジェット類の組み付けが終わったキャブの内部スロットルリンクを繋ぐリンクロッドツインキャブに合体したキャブインシュレーターを取り付けたキャブ
2015.12.20
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クラブマンの右サイドカバーの中古を落札したのだが、取り付け用のボルトが普通のボルトとワッシャーに変えられていた。このボルトは頭の部分が特殊な形状をしているため、市販品のボルトを流用すると恰好悪いので、一先ずHONDAに注文してみたら、まだ在庫があった。ヤフオクにも新品が出ているが、送料を加えるとかなり割高だ。新品部品の場合は当時の価格よりかなり高騰しているが、オークションよりメーカー純正の方が安い場合が多い。カウルの裏に付いている筒の中に入る6ミリナットも純正部品として売られているが、こんな物は手持ちの安ナットで良いので、注文しなかった。車体に仮留めしてみるとバッチリである。新品のカウルでないのが悔やまれるが、仕方がない。HONDA純正のカウルセッティングボルトカウル表面の取り付け凹にピッタリ収まるボルトの頭カウル裏面の筒にピッタリ収まる6ミリナット
2015.12.18
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クラブマンの唯一の欠品部品である右のサイドカバーをヤフオクで網を張っていたら凄いのが出て来た。初期型のブラックでゴールドのデカールしかも何と当時物の新品未使用品だ。値段は3,000円。願ってもない好条件である。2日前なので入札は未だない。これは何としても落札せねば...。当日の10時間程前になり1人入札あり。やっぱり目ざとい奴はいるのだ。激しい戦いにならねば良いのだが.....。4時間前の時点で入札1人で変わりはない。嵐の前の静けさか。いよいよ一騎打ちだ。相手に不足はない。さあ何処からでも掛かって来い。段々と高揚感が出てきた。矢先、丁度ここで晩酌の時間が来たので、5千円ほど入れて引き上げようかとも思ったが、安心して油断し、その上を越されたら元も子もないと思いとどまり、晩酌の席についた。今日は、湯豆腐にイカチチの煮付けだ。酒は白鶴の熱燗2合。申し分ない献立である。我が家の豆腐は山崎豆腐と決まっている。巷で「こだわりの豆腐」だとか、「湯豆腐専用の豆腐」などと高級感を売り物にしている物も多数あるが、どれも変に柔らか過ぎたり、食感が今一つの物が多い中、この豆腐はそのバランスが絶品である。そもそも湯豆腐と言う物は、大量の昆布から出たダシで程良く煮られ、箸で挟み取ってポン酢と一味唐辛子、それに刻みネギの入った器に移して食すものである。しかし、先に述べた所謂高級豆腐は柔らかすぎて箸では挟めず、豆腐掬いなる物で器に移すことになる。こうなると豆腐に付いたダシ湯を十分に切る事が出来ず、半丁も食したらポン酢が薄まってしまう。これは致命傷であるし、豆腐というものはある程度の食感があって然るべきものなれば、究極の豆腐は1丁131円の山崎が日頃入手可能な最高の豆腐となるのだ。その山崎の豆腐を肴に白鶴2合を飲み干し、更に1升瓶に手を掛けようとしたとき、妻が下町ロケットのビデオを点けたのでコップ酒で一緒に見てしまった。気分を良くしたところで風呂に入り、そのまま布団に潜り込み毎晩恒例の吉田類の酒場放浪記を1話見ない内に睡魔が襲って、その後の記憶がない。何か忘れているような気がしたので、飛び起きて時計を見たら11時30分だった。そうだ。今日は何が何でもサイドカバー落とさねばならない大仕事があったのに、呑気に酒など飲んでビデオくんだりを見ている場合では無いはずであった。確か入札終了は.....思い出した。9時30分だ。もうとっくに終わっている時間だ。ガックリ。全身の力が抜けていった。晩酌の前に何故5千円入れておかなかったのか。1晩くらいメシ抜きでPCの前に正座するべきだった。頭の中は「たら、れば」が駆け巡る。「覆水盆に返らず」、「後悔先に立たず」流石に心が折れて寝付きが悪い。十中八九手に入る筈の新品のサイドカバーが手からスルリとこぼれ落ちてしまった衝撃は思いのほか大きかったが、実は時を同じくして中古ながら傷の少ない同様のサイドカバーが出ていたので、腹立たしいがやけくそで税込み3,218円で落札したら、昨日届いた。思ったより小傷が目立たない。カウルセッティングボルトは普通のボルトが附属していたので、これはHONDAに注文してみよう。少し溜飲が下がったのが救いである。落札した中古のサイドカバー
2015.12.16
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パーツクリーナーから引き上げたパーツは水洗いして乾燥させる。この作業だけで細い通路の詰まりも解消されれば良いのだが、そう容易くはないであろう。キャブの穴1つ1つにパーツクリーナーのノズルを突っ込んで貫通状態を確認して行くとスタータージェットが詰まっているのが確認できた。この部分はチョークを外した底の穴とキャブ内の穴の3箇所で繋がっているのであるが、パーツクリーナーを噴射しても何処からも出て来ない。ブレーキワイヤーをほぐして1本取り出したワイヤーで突いてみると、先に汚れがベットリ。今度はキャブクリーナーを注入しながら、堆積した汚れを取って行くとやっと貫通した。後はパーツクリーナーと圧縮エアーで仕上げを行う。もう一つエアクリーナー側に開いた穴の内一番小さな穴から噴射したパーツクリーナーが出て来ない。ワイヤーで探ってみるとかなり深い縦穴はどうやら奥で横穴に繋がっているようだ。エアーを吹いてみると、何処からか少し漏れているので、完全に詰まっているようでも無い。小さな穴なのでこんな物なのだろうか。何れにせよ横穴はどうにもならない。他の穴は両方のキャブとも全て貫通しているようである。ニードルジェットとスロージェットはボンスターでピカピカに磨いて、ワイヤーで縦穴を通し小さな横穴は更に細いワイヤーで全て貫通させて、パーツクリーナーとエアーでクリーニングを行う。フロート、フロートバルブ、フロートピン、エアスクリュー、ドレンスクリューなどの再使用する小物も全て洗浄して、汚れを落とした。フロートバルブは新品にするべきであろうが、バネで動く上側の突起も問題無く動くので、高価な事もあり今回は、再使用とした。オーバーフローなどの問題が起これば注文してみる事にする。フロートバルブシートはデリケートな部分なのでパーツクリナーとエアーのみで汚れを落とし、ウエスで軽く拭くだけにした。ネットの動画では初期型のキャブのバルブシートが磨り減ってオーバーフローを起こす車体が紹介されていた。普通はバルブ側の段付き摩耗がその要因となるのだが、初期型だけシートが弱いのだろうか。ここの摩耗によるオーバーフローは致命的である。部品交換はできないので、キャブの丸ごと交換しか方法はない。パーツクリナー液から引き上げたキャブの内部詰まっていたスタータージェット不可解なエアークリナー側の小穴磨き穴開けが終わったジェット類の小物
2015.12.14
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クラブマンのツインキャブ。プライマリ用とセカンダリ用の2つとも思いの外状態が悪かったので、手持ちのパーツクリーナーに2日程ドブ漬けしてみた。腐って変色したガソリンの不純物は大まか取れたが、通路の中までは良く分からない。ニードルジェット、メインジェット、スロージェットは変色しており、セカンダリ用のニードルジェットに至っては腐食して穴が広がっている始末である。これは洗浄しても元の性能に戻す事は至難の技が必要と判断し、新品を注文した。が、自転車屋からのメールによると、プライマリ用のニードルジェットとスロージェットが既に廃番になっているようである。スロージェットとエアースクリューはプライマリ用のキャブだけに付いているのでスロージェットはどうしても新品が欲しかったのだが仕方がない。結局新品が揃ったのはプライマリ用のメインジェット#108、 セカンダリ用のメインジェット#110とニードルジェットのみであった。もうかれこれ30年も経つ事と、このキャブを採用したのは初期型だけで、3年間ほど発売されただけなので在庫が無くなるのも無理はなかろう。不安はあるが廃番部品は入念な洗浄をして再使用するしかないであろう。次は、パーツクリーナーと圧縮エアーでジェット類とキャブの通路を入念に掃除する事にしよう。ドロドロのセカンダリ用ニードルジェット2Lペットボトルに漬け込んだキャブペットボトル4つに分けて漬け込み水洗いが終わった内部パーツHONDAから届いたメインジェットとニードルジェット
2015.12.12
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12月にしては暖かい日が続いたのでキャブを外して見ることにした。クラブマンの初期型(E型)はツインキャブ使用となっている。左側がプライマリーキャブで低中速用、右側がセカンダリーキャブで高速用となっている。この2つのキャブがパイプで繋がって一体化されており、このバイクの特徴となっているのだが、何ともややこしい。SMによればリアフェンダーまで外さなくてもキャブを外すせると記載してあったが、タイトなフレームの中にキッチリと詰め込まれたキャブの取り外しは一筋縄では行かない予感がした。先ずはセルモーターからだ。電源コードを外してボルト2本を抜けば取り外せる筈であるが、なかなか抜けない。恐らくモーターの先のギアがカッチリ噛み合わされているのだろうと思い、ハンマーのゴムグリップをモーターに当ててゴムハンマーで叩くと呆気なく外れた。次は、エアクリボックスの左後方にあるヒューズボックスを外し、エアクリケースのボルトを外す。次はシリンダーヘッドからエアクリに繋がっているブリーザーチューブを外す。次はキャブレターバンドを全て緩める。次はブリーザーケースからパイプを抜いてボルト2本を外し、ケースを抜き取る。ここまでやって、エアクリケースを後方へずらすとキャブが左側に外れて来るのだが、これがなかなか外れそうで外れないので、作戦変更。インシュレーターの3本のボルトを外しインシュレーターごと外す事にした。フレームは近いし、キャブレターが2つもあるので嵩張って、兎に角狭い。格闘の末それでも何とか取り出す事ができた。今まででこんな外しにくいキャブは初めてだ。先が思いやられそうである。外したボルトは無くさないように全て元の場所に仮留めして置く。SMでは外す前にドレンスクリューを緩めて中のガソリンを抜くと書いてあったが、ドレンが緩まないので、そのままにして外したら中の腐ったガソリンがこぼれた。腐っているとは言え、中にガソリンが残っているのであれば、そう悪くはないのではと淡い期待を抱いてフロートチャンバーを外してみた。汚い。ガソリンの不純物がビッシリと付着し、見事な色になっている。外してみて綺麗だったら、キャブを分離せずに、そのままの状態で洗浄だけしようと思っていたのであるが、この状態だと全バラにするしかないだろう。セルモーターコードのナット取り外したセルモーターツインキャブの中
2015.12.10
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GB250クラブマンを仲介して頂いた藤さんが追加パーツを持って来てくれた。カウル付きのリアシートと何とオプションのシングルシート用カウル、ナンバープレートブラケット、返納確認書、返納証明書それと驚きのサービスマニュアルだ。シートの破れもなく、カウルも綺麗なものだ。メインキーと一緒に付いていた小さなキーはカウル脱着用のものだった。それにしても前オーナーは綺麗に乗っている。両側のマフラーエンドやグリップエンドに小さな傷一つない。恐らく立ち転けはおろか、バイクを倒した事さえ無いと思われる。それと、各種証明書やキー、サービスマニュアルまで何年もきちんと保管していたのだから、よほどの几帳面な人と推察ができる。バイク屋に1万5千円の処分代を払って捨てられる運命だったバイクだけに何とか動くようにしてやりたい。タンクは何とかなったので、今度はキャブだ。ネットで調べてみたら、キャブを取り外すにはリアフェンダーから順番に外して行かないと外せないとの事であったが、SMを見るとシート、タンク、左右サイドカバー、セルモーター、ヒューズボックス、ブリーザーチューブ、ブリーザーケースの順番に取り外しエアクリナーケースを後方にずらして取り外すようになっている。SMならではの丁寧さだ。これは重宝する事間違いなしだ。年が明けたらやってみよう。サービスマニュアルタンデム用カウル付きリアシートナンバープレートブラケットシングルシート用カウル1シングルシート用カウル2
2015.12.05
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燃料コックを外してみるとタンクの中に変質したガソリンが残っており真っ赤な錆と共に出て来た。2~3リットルほどありそうだったので、給油口から排出しようとビス2本を緩めてタンクキャップを外す。。サビもかなりある。水で洗ってタンクの中に大きめのナットを数個入れてシェイクするもあまり効果がないようである。次は油分を除去するために、台所の洗剤を3回程注入して、再度水洗い。後はタンククリーナーの出番である。今回は岡山に新しく出来たナップス岡山へV7ドンキーを駆って買いに行った。タンククリーナーは3種類程あり、何時も使用する花咲Gもあったが、殆ど同じ内容物で1,000円安く4,000円で販売されていたLAVEN(ラベン)のタンク錆取り剤を買ってみた。1Lで20Lまで希釈できるところは花咲Gと同じである。ナップスはバイク7に置いていないオフロード用品もあり、種類も豊富で好感が持てた。さて、その性能は如何に。ゴム類に影響しないと書いてあったので燃料コックを付けたまま、効果を高めるために大鍋で湯を沸かし錆取り剤と共にタンクに湯を注ぐ、キャップギリギリまで注いで毛布を掛けて置く。1日置いて見てみたら、あまり変わり映えがないようだ。念のためにに3日程おいてタンクの中の液体をポンプでポリタンクに汲み出す。少し白く濁っているようだ。水洗いしてみると底の方にはサビが溜まっていた。真っ赤なタンクの内側が見事に銀色に変わっているが、何箇所かは錆が少し残っている所があった。花咲Gの方がやや上か。これが1,000円の差だろうか。この程度ならストレーナーを付ければ大丈夫だろう。LAVENのタンク錆取り剤とタンク錆取り処理後のタンク内部
2015.12.02
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