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今日はついにザ・コレクターズがうちの県の小さなライヴハウスに来てくれたので、強い雨と風の中、娘と二人で見に行った。 クアトロのマンスリーでは例の柱が邪魔で、日比谷の野音は席が遠かったためなかなか目近で見られなかった小里くんのサイドに陣取った。 最新作『地球の歩き方』からの曲を中心に、新旧の名曲を万遍なく織り交ぜた文句無しにすばらしいライヴで、 間もなく発売になる「誰にも負けない愛の歌」もサワリだけ演奏してくれた。 個人的には、ここのところ旧作をいろいろ聴き直しているうち今さら改めてグッときていた「百億のキッスと千億の誓い」をアンコール前のラストにやってくれたので、完全に涙腺をやられた。 また、演奏だけでなくトークも長めで、しかも爆笑なところが、アナログフィッシュとは全然違う。(アナログフィッシュと比べるのもどうかと思うが) 基本的にリーダーがグダグダ言って、それをコータローくんがバッサリ切り捨てるという、 あの絶妙のコンビネーションは、鉄壁の演奏以上にキャリアの長さを感じさせる。 ところで、そのトークの中で言っていたが、なんとうちの県でライヴをやるのはコレクターズとしては初めてだそうだ。 四半世紀、うちの県をスルーしていたとは! でも、今回の来訪でご本人たちもかなりの手応えを感じてくれたようなので、今後はチョイチョイ来てくれるようになるとイイな。
2012/03/31
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ザ・コレクターズ祭り、8日目。●『HERE TODAY』(1997) 「GIULIETTA」、「TOUGH」、「GIFT」と3曲もの先行シングルを収録した、 私が、彼らの最高傑作ではないかと思っているのがこのアルバム。 中でも「TOUGH」は、リーダーが自らのポリシーを高らかに宣言したようなアンセムで、 シングル以外も「嘆きのロミオ」、「TEENAGE FRANKENSTEIN」など、名曲ばかり。 その上、この前には珍しく『こちら葛飾区公園前派出所』のエンディングテーマを担当するなど、当時相当な企業努力をしたにも関わらず、 残念ながらあまりブレイクしたという印象はない。 良い曲、すばらしいアルバムが必ずしも売れるわけではない典型的な例。 ところでこのジャケ、見たことあるような気がしたら、 モロにこれ↓ のパロディだった。 サウンド的には違うと思うんだけど…。
2012/03/30
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ザ・コレクターズ祭り、7日目。●『BEAT SYMPHONIC』(1999) なぜか買いそびれていて、最後の最後に中古で見つけて買ったアルバム。 だが、これは前作『HERE TODAY』と並んで彼らの代表作と言ってもよい快作だと思う。 特に先行シングル「百億のキッスと千億の誓い」が感動的。 リーダー的にはこの曲で「世界を止めて」を超えたつもりだったようだが、残念ながらセールスは振るわなかったようだ。 他にも「Cash & Model Gun」や「Stay Cool! Stay Hip! Stay Young!」などキラーチューンが満載。
2012/03/29
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ザ・コレクターズ祭り、6日目。●supersonic sunrise(2001) オープニングのインストからなだれ込む感じがすばらしく、 その後も「Million Crossroads Rock」~「恋のしわざ」~「Luna」と、息もつかせぬ名曲が続く。 というように、次作同様内容は良いのに、私は出ていたのを知らずしばらく経ってから中古で見つけて買った。不覚(汗) つまり、こんなに良い曲を書いて良いアルバムを創っても、相変わらずブレイクすることはなかったわけで…、 ライヴでリーダー自身が言っていたように、“永遠の売れかけバンド”らしい傑作だ。
2012/03/28
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ザ・コレクターズ祭り、5日目は、●『GLITTER TUNE』(2002) 比較的地味な印象があるのだが、アルバム全体としてのデキはかなり良いと思う。 個々の楽曲では「Power Of Love」と「Punk Of Hearts」がキラーチューン。 ただし、後者は1年以上前に出たシングルにつきこのアルバムではボーナストラック扱いなので、いわゆるビートのきいた曲はほぼない。 そのあたりが地味な印象につながるのかも。 個人的にはザ・フーの故ジョン・エントウィッスルに捧げた「Mr. Gentle」が一番好きかな。 改めて聴くと「Ghost World」のギターのソロやオヴリガートはモロにオアシスの「Don't Look Back In Anger」なので、思わず苦笑。 この後、次回作『夜明けと未来と未来のかたち』までしばらく間があくことになる。 この間に彼らに何があったのだろう?
2012/03/27
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本番までカウントダウン。 ザ・コレクターズ祭り、4日目は、 間に挟まれた2枚の秀逸な企画盤を飛ばしてさかのぼり、●『夜明けと未来と未来のカタチ』(2005) 個人的にはコレクターズの中で珍しくやや微妙なアルバム。 なぜかと言うと…、 まず、1曲目「恋することのすべて」のアレンジのストリングス。 ソウルフルな感じを狙って、それはしっかり達成されているものの、持ち前の勢いはそがれている感じがするので。 あと、9曲目「ファーザー アウェイ」の歌詞。 「ジーザスだって 片親だから 心配ない」という一節がどうもハマらない。 もっと良い表現ができるはずという期待もあって。 というように、いくつか気になる部分があるのだ。 しつこく繰り返しておくが、こんなのはあくまで私個人の意見で、取るに足りないことである。 私が上で挙げたところをむしろ良いと思ってる人もいるんだろうし、 「マイチェルシーブーツ」の曲調や「グレート アメリカ」の皮肉な視点など、さすがと思える部分も随所に見られるから、もちろん水準以上ではある。
2012/03/26
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昨日はオープンしたばかりのTKBのタワレコに新作CDを買いに行ったのにお目当てが置いてなくて、今日仕切り直してKSWのタワレコに行ったところ無事に買えた。●アナログフィッシュの『ESSENTIAL SOUNDS ON THE WILD SIDE.』 “THE BEST & HIBIYA YAON LIVE”というサブタイトル通りの内容で、1枚目がベスト、2枚目がライヴ。 先日のライヴで告知されて発売を楽しみに待っていた。 ベストの方は、そのライヴでも本人らが言っていたようにアルバムトータルの流れを考えてあるそうなので、必ずしもいわゆるベスト盤的な選曲といった趣ではなく、構成の妙によってお馴染み曲が新鮮に聞こえるところがおもしろい。 ライヴの方は、先日ライヴ会場で買った映像版が今度は純粋に音源として聴ける。 ベストとライヴは1曲も重複していないので、2枚合わせてベストという考え方もできるが、それでも例えば「夕暮れ」とか「Sayonara 90's」といった代表曲が抜けている。 この辺のハズし具合がまた彼ららしいのか?
2012/03/25
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ザ・コレクターズ祭り、3日目。●『東京虫BUGS』(2007) これがあるから今の活動があるのではと思える、 「たよれる男」~「東京虫バグズ」というキラーチューンのワンツーパンチで始まる会心作。 確か、ミュージック・マガジンの年間ランキングで国内部門の10位だった。 本人たち(特にリーダー)の中で実際にどうだったかは知らないが、これが出るまではもしかしたら曲作りでちょっと苦しんでいたのでは?などと勝手に思ったりもする。 というのも、前作『ロック教室』は人から提供された曲をやった企画盤、さらに前々作『ビフ バン パウ』は洋楽の日本語訳カヴァー集と、まともなオリジナルアルバムが出ていなかったから。 まぁ、そんなの大きなお世話で、ただ単に結成20周年特別企画を続けただけなのかもしれないが、いずれにしてもそういった寄り道を経た結果本作が生み出されたような気がするのだ。 個人的にグッと来るのはやはり表題曲。 かつての自分をイモムシなどに例える自虐ぶりなのに、これがなぜかかっこイイという。 コータローくんの不良っぽさを活かした「青春ノークレーム ノーリターン」あたりも秀逸。 ちなみにヴィヴィッドなジャケの虫はオリジナルアルバムとしての前作『夜明け…』に続いてリリー・フランキー氏。
2012/03/25
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昨日からザ・コレクターズ祭り。●『青春ミラー(キミを想う長い午後)』(2010) 前作『東京虫BUGS』があまりにも会心作だったので、いったい次はどういうステージに登っていくのだろうと期待と不安の入り交じった気持ちで待っていたら、 もう、冒頭のタイトル曲だけで十分前作を凌駕してしまう勢いだった。 これまでザ・フーの日本語訳の秀逸なカヴァーをやっていたが、考えてみたらオリジナル曲でここまで露骨にやりきった曲ってなかったかもしれない。意外だけど。 露骨と言ってもモロにパクりと言うより、長年のザ・フーへの思いをアレンジや構成面の随所に自然に取り込んでいて、骨の髄まで「無法の世界」が染み付いている感じ。 なのに歌詞は、切ない青春の愛の歌というのがたまらない。 切ないと言えば、7曲目「ライ麦畑の迷路の中で」。静かに始まりながら後半にいくに従ってドンドン熱唱に変わっていく展開に胸を打たれる。 そうかと思えば、3曲目「エコロジー」のように、ユーモアたっぷりに世相を斬ったり、さっそく「twitter」なんて曲をちゃらっとやっちゃってる軽やかさも痛快だ。 そんな感じで全編コレクターズ節でありながら、ヴァラエティに富んだ内容になっているという引き出しの多さがスゴい。 キャリアの長さは伊達ではない。 ちなみに、歌詞カードの真ん中の見開きと封入されたステッカーは『名うてのバード兄弟』だったりして、またまたニヤリ。
2012/03/24
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月末にうちの県に来てくれるので、突然ザ・コレクターズ祭り開催。 つい先日までやっていたピーター・ハミル祭りに比べると日にちがないので短期間ではあるが、どうせまた独り言だし、 相変わらずGDGDでも、やりたいから勝手にやる。 と言うことで初日は、●『地球の歩き方』(2011) 目下のところフルアルバムとしては最新作。 何度かこのブログで書いてきたように、ある時点(『夜明けと未来と未来のカタチ』か『東京虫BUGS』あたり?)から歌詞の面でリーダーが吹っ切れたような気がしているのだが、 本作はその流れに加えて、奇しくもアルバム作りの過程であの忌まわしき震災を経てしまっているので、曲によってはかえって独特の切り込み方が冴え渡った感じだ。 例えば、3曲目『英雄と怪物』。 被災地の状況を歌にして、こんな表現ができるのは世界中でもコレクターズだけなのではないか? そして続く4曲目が「サマー☆ビーチ☆パラソル」という構成の妙! 邪推かもしれないが、ビーチ・ボーイズの幻の名盤『SMilE』の「英雄と悪漢」を意識して並べたのではないかと。 もちろん震災を抜きにしても、コレクターズ節が炸裂する2曲目「GROOVE GLOVE」には、名曲「TOUGH」に続く新たなアンセムとなり得る可能性を感じる。 ちなみに初回盤はDVD付きで、コータローくんヴォーカルの「マネー」のコーラス録りの場面など、実にほほえましい場面がかいま見られてファン垂涎。
2012/03/23
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ユニオンジャズ館から駅前店に移動し、もう1枚買った。●ヴァン・モリソン&リンダ・ゲイル・ルイスの『YOU WIN AGAIN』 ヴァンのアルバムはほとんど持っているが、これは純粋なソロ作ではなくデュエット名義の企画盤だったのでスルーしていた。 が、今日は国内盤帯付きを見つけたので一応ゲット。 中身はロックンロールやカントリーのカヴァー集。 けっこうノリノリのご機嫌な内容。
2012/03/20
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映画の後ディスクユニオンに寄って中古CDを買った。 まずジャズを2枚。●ホレス・シルヴァーの『FINGER POPPIN'』と「DOIN' THE THING』 今までまぜかあまり積極的に聴いて聴いていなかったが、自分の中で微妙にきている感じがする。 前者でブルー・ミッチェルとジュニア・クックのフロントが確立し、後者はその2管による初のライヴという流れをセットで一気に買ってしまった。 こういうファンキー系のノリはひたすら熱い!
2012/03/20
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今日は、先週の『ニーチェの馬』に続いて、またまたすごい映画を見に行った。 ヴェルナー・ヘルツォークのドキュメンタリー、『世界最古の洞窟壁画3D 忘れられた夢の記憶』。 壁画と言っても鍾乳洞になっている洞窟の壁は全然平らではなく、デコボコのところにムリヤリ描いてあるため、敢えて3Dにしたらしい。 もちろん、映像的にはまずそういった部分に注目すべきなのだろうし、実際かなりの効果を上げていたが、 なにしろ監督がヘルツォークなので、もっと別のところにもおもしろさを感じた。 壁画等について熱く解説する考古学者のインタビューに対して、ちょいちょい微妙なナレイションが入るのだ。 詳しくはネタバレになるから書かないが、そのせいで思わず笑ってしまう場面が何カ所かあった。 そのナレイション、ヘルツォーク本人によるのだが、残念なことに日本公開版ではオダギリジョーの吹き替えになっている。 余計なことしやがって…。
2012/03/20
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来日公演が終わっても続くピーター・ハミル祭り、 今夜は『AND CLOSE AS THIS』(1986)で。 昨夜取り上げた『SKIN』と同じ年に出た作品。 こちらが出たのは確か初来日後。 発表時期こそ接近しているが、内容は好対照。 その違いはジャケットの雰囲気に象徴されるように、『SKIN』がカラフルなのに対して、本作はモノトーンな印象。 『SKIN』にはV.D.G.G.のメンバーらが参加しているのに対し、こちらはハミル一人。 もしかしたら、前作でヒットを狙ったのにハズしたから、その反動でパーソナルな方向に行ったのか? 本作のような手法がその後のアルバム制作の基本となっているので、ある意味ここから方向性が確立していったのかもしれない。 収録曲としては「Too Many Of My Yesterdays」、「Silver」、「Other Old Cliches」、「Confidence」と、ライヴのレパートリーとなる名曲が目白押し。 地味な印象だが、間違いなく名盤。 ということで、 来日に向けて毎晩続けてきたピーター・ハミル祭りも今夜でおしまい。 初日に“アトランダム”と言って始めたものの、いざふたを開けてみると最新作からさかのぼっていくパターンがなんとなく確立してしまい、初期の名作まではたどり着かなかった。 本当はこれ以前がとんでもない傑作ばかりなので、またいつの日かスウィッチが入ったら続きを。 そのためには、またご本人に元気に来日していただかねば。 それにしても、祭りとは名ばかりで、毎日書いても書いてもほとんど食いつく人のいない独り言モードだったので、もしかしてハミル様のファンは私以外にいないのではないかという独りよがりの錯覚に陥ることが随時あったが、そこはどうにかご本人への篤い信仰心だけでやりきった。 今は、それなりに心地よい達成感がある。 これぞまさしく自己満足だ!〈了〉
2012/03/20
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昨日、生でピーター・ハミルのすばらしさに酔いしれた余韻で、もうちょっとだけ祭りを続ける。 今夜は『SKIN』(1986)で. 私がハミルをちゃんと聴くようになってから初めてリアルタイムで出た完全新作スタジオアルバムがこれだった。 この後すぐ、歴史的なあの初来日を果たすことになるので、個人的に特に思い入れの強い1枚である。 アレンジ的にも80年代当時を象徴するすっきりとした軽いポップなサウンドで、非常に私好み。 それを象徴するのが先行12インチシングル「Painting By Numbers」。 邪推すると、カリスマレーベル時代からの 良きライヴァル、ピーター・ゲイブリエルが同年に『SO』からの「Sledgehammer」でついに一般的にも大ブレイクしたので、それに続けとばかりに放ったのかなと。 それを裏付ける映像がこれ。 テレビの歌番組かなんかに出て、スタンドマイクでカラオケをバックに歌ってる!? 楽器も弾かず完全丸腰! 柄にも無くこんなにがんばったにもかかわらず、ゲイブリエルのようにブレイクすることもなく、完全に明暗を分けたことが、むしろその後の息の長いマイペースな創作活動につながっていくのかもしれないが、それにしても…。 そんなイタい思い出からか、この曲をライヴでやったのは聴いたことがない。 そういった点から考えるとこれは、時流に乗ろうとして本人の資質と違うことをやっちゃった迷盤とも受け取れるが、 ちゃんと「After The Show」、「Shell」、「Four Pails」と、長く歌い続けている重要なレパートリーが含まれているから大丈夫。 個人的には今でも愛聴盤。
2012/03/19
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ライヴ会場で、ピーター・ハミルの新作CDを2種類買った。●『PNO GTR VOX BOX』 前回の来日時に売られた弾き語りライヴアルバムの増補版。 前回は2枚組だったが、今回はなんと7枚組! 「もしもギターを忘れたら」とか「もしもピアノがなかったら」など、1枚1枚が違った仮定のシチュエイションで演奏されている。 注目はやはり「もしもV.D.G.G.だけにしたら」かな。●『CONSEQUENCES』 『THIN AIR』以来のオリジナルスタジオアルバム。 今回のライヴでは、毎日ここから2曲ずつ披露されていた。 ちなみにこれは、会場限定のプロモーション用特別CD-Rで、私が買ったのは手書きのシリアルナンバーが161/300だった。
2012/03/18
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ついに、ピーター・ハミル東京公演最終日。 ポール・ブレイディのライヴの翌日から今日までの2週間、 ピーター・ハミルの来日に向けて、“傾向と対策”ではないが、 家族からは「修行か?!」と突っ込まれながら、ずっとハミルの曲だけを聴いてきた。 しかし当日は、そんな私の予習復習を良い意味で裏切るようなセットリストだった。 さすが、ハミル様…。 で、そのセトリは、 まずはピアノで、 1. The Siren Song / The Quiet Zone-The Pleasure Dome 2. Shell / Skin 3. Losing Faith In Words / A Black Box 4. That Wasn't What I Said / Consequences 5. Mousetrap / The Future Now 続いてギターで、 6. The Comet, The Course, The Tail / In Camera 7. I Will Find You / Fireships 8. Driven / Clutch 9. The Birds / Fool's Mate 10. Time For A Change / PH7 11. Modern / The Silent Corner And The Empty Stage 再びピアノに戻って、 12. Faculty X / PH7 13. This Side Of The Looking Glass / Over 14. The Mercy / Thin Air 15. Bravest Face / Consequences 16. A Better Time / X My Heart アンコールはV.D.G.G.の、 17. House With No Door / H To He Who Am The Only One 意外だったのは5曲目「Mousetrap」。 まさかこのアルバムからこれをやるとは、まったく予想していなかったので驚いた。 個人的に嬉しかったのは3曲目「Losing Faith In Words」。 ソロアルバムとして特に好きな『A Black Box』の中でも最も好きな曲だったので、 弾き語りだったのに、ガイ・エヴァンスのドラムが頭の中でしっかり鳴っていた。 そして今回最も感動したのは、何と言ってもアンコールの「House With No Door」。 これまでの来日で「Refugees」、「Still Life」あたりを聴いてその度に感動してきたが、今回まさかこれをやってくれるとは?! その感動も冷めやらぬうちに、今回もまたファンイヴェントに参加、 サイン&握手をしていただき、完全に昇天した。 ハミル様、大沢様、本当にありがとうございました。
2012/03/18
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私はまだ行けないので、 しつこくピーター・ハミル祭りを続けて、 第14夜は『IN A FOREIGN TOWN』(1988)で。 ここからレーベルがエニグマに。 エニグマ期は短期間だったが、これも次作『OUT OF WATER~夢見』もちゃんと国内盤が出ていた。 ので、しっかり帯のタタキ文句があって、それが… 「言葉を科学し、珠玉の“声”を操る男」!? このキャッチコピーはどうなんだろう?合ってるのか? で、ここからは、 序盤の「Hemlock」、「Sci-finance(Revisited)」、「Time To Burn」あたりがライヴで披露されることがあった。 「Sci-finance」がリヴィジテッドとなっているのは、もちろんV.D.G.時代のあの音質劣悪轟音ライヴアルバム『VITAL』収録曲の焼き直しだから。 こちらはスタジオ録音なので、整理されたアレンジになっているが、ドスのきいたヴォーカルの印象は相変わらず。 その後更にザ・ノイズ期にもライヴでやっている。 あと、「Time To Burn」は、前々年に亡くなったカリスマ時代の恩人トニー・ストラットン・スミスに捧げた曲で、静かな曲調だが胸を打つ名曲。
2012/03/17
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昨夜の初日公演はかなりすばらしいものだったようだ。 マイクなしの地声で完全アコースティックな「Refugees」、超聴きたかったなぁ。 で、こちらはピーター・ハミル祭り第13夜。 『ROOMTEMPERTURELIVE』を飛ばして、 今夜は『OUT OF WATER』(1990)で。 このアルバムあたりからちょっとアレンジが大味の曲があって、個人的にキツいかなと思ったりもしたのだが、 今改めて聴くと、思ったよりエッジが立っていて大丈夫だった。 その後、『EVERYONE YOU HOLD』等の厳か系の諸作を聴いてきたので慣れたのかな? ライヴのレパートリーとしては、「Our Oyster」と「A Way Out」の2曲。 昨夜の『FIRESHIPS』同様、弾き語りのライヴヴァージョンで聴いてからの方が好き。 ちなみに、なんちゃって和のテイストのジャケットは、ギタリストのジョン・エリスが描いたらしい。 あと、国内盤も出たので、『夢見』という邦題が付いていたな。
2012/03/16
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ついに今日は初日。 完全アコースティックライヴだそうだ。 行けない私は、裏番組と言うのもおこがましいが、ピーター・ハミル祭りを続ける。 第12夜は『FIRESHIPS』(1992)で。 国内盤は出なかったものの、 このアルバムはハミルにとってのお気に入り、もしくはかなりの自信作だったのかも。 ご自分で 本作をお薦め作に挙げていたようだし。 実際、冒頭の3連発「I Will Find You」、「Curtains」、「His Best Girl」、そして「Given Time」と、 9曲の収録曲中なんと4曲も、ライヴの重要なレパートリーになっている。 なのに、私としては本作はアレンジが曲によってトゥーマッチで、出た当時あまり繰り返し聴くことはなく、 むしろその後ライヴでシンプルな弾き語りで聴いてからの方が、グッとくるようになった気がする。
2012/03/15
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勝手にピーター・ハミル祭りを続けているうちに、 もうご本人は到着なさってるはず。 いよいよ明日が初日だが、私は経済的な理由で行けないので、相変わらず独りで勝手に第11夜。 以前取り上げた『ROARING FORTIES』と『THERE GOES THE DAYLIGHT』は、またはしょってさかのぼり、 今夜は『THE NOISE』(1993)で。 これも音楽雑誌の新作ディスクレビューに載ったことで出たのを知ったアルバム。 雑誌は確か…、『マーキー』だったかな? アルバムタイトルの『THE NOISE』は、その後若干メンバーが変わってバンド名にもなり、次作はそのザ・ノイズとしてのライヴ盤『THERE GOES THE DAYLIGHT』だった。 ちょうど中村一義と100sのような関係。 私はこういうソリッドかつタイトなバンドサウンドが大好きなので、この時期はハミルの長いキャリアの中でもかなり気に入っていたのだが、わりと短期間だったのが残念。 曲単位で言うと、2曲目の「Like A Shot, The Entertainer」が、かつての「Skin」とか「Painting By Numbers」あたりに近い非常に明るいポップな曲調で、個人的にツボ。 でも、それって本来のハミルの資質とは違うのかも。 この中でその後のライヴのレパートリーとして残っていくのは、むしろシリアスでヘヴィなラストの「Primo On The Parapet」の方だった。 ま、そっちも好きだからイイか。
2012/03/14
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祭りとは名ばかりの独り言モードで細々と続けてついに第10夜となった。 そして、いよいよご本人が来日する。 さて、今夜は『X MY HEART』(1996)で。 この頃はもう国内盤が出なくなっていたが、なぜかこれだけ突発的にポニーキャニオンから出た。(謎) で、中身は、わりとヴァラエティに富んだ内容。 その中でも1曲目「A Better Time」、2曲目「Amnesiac」のワンツーパンチが、その後のライヴのレパートリーになっている。 なんと前者はアカペラヴァージョン。 冒頭から、アルバムを代表する5分強のナンバーをアカペラで持ってくるところがすごい。 ちゃんとした(?)バッキング入りはラストにリプリーズ的に収録。 フツーは逆にするんじゃないのか? やはりハミル様はフツーじゃない。
2012/03/13
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このペースでは来日までに全然紹介しきれないので、今さら焼け石に水だが以前取り上げた『TYPICAL』と『THIS』あたりをはしょってさかのぼり、 第9夜は『EVERYONE YOU HOLD』(1997)で。 昨夜の『NONE OF THE ABOVE』の逆向きパターンでありながら、内容はむしろ同じ方向性の静謐系。 元々魂を吐き出さんばかりにシャウトするハミルに惹かれていた私としては、これを聴いた時にちょっと落ち着き過ぎかなと思ったりもしたが、その後ライヴで生歌を聴いてそんなことはないと安心した。 どうやら、スタジオでの作品作りとライヴパフォーマンスとでは違うスウィッチが入るようだ。 その二面性もまたハミルの魅力。 表題曲はかなりの名曲であるにもかかわらずほとんどライヴで聴いた記憶がなく、 近年の重要なレパートリーとなっているのは「Nothing Comes」。 ちなみに、盟友ヒュー・バントンが2曲参加している。
2012/03/12
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映画の前にディスクユニオンで中古CDを1枚買った。●デイヴィー・ペイトンの『PASSIONS CRY』 パイロットのデイヴィッド・ペイトンのソロ。 パイロットのところにあったのを見つけて、その場にいなかった次女にメールしてみたら、ぜひ買ってくれと。 “デイヴィー”という名義についてその次女に理由を聞いたところ、同名の人がいたのでかぶらないようにという理由だそうだ。
2012/03/11
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タル・ベーラ監督の『ニーチェの馬』を見た。 前作も前々作もすごかったので、しっかり覚悟して行ったが、想像をはるかにしのぐすごさだった。 何がどうすごいかと言うと、 「男は黙って長回し」、「男は黙ってワンカット」を極めているところ。 普通はここまではやらないし、やれない。 本人も相当やりきったのだろう、この作品が引退作だそうだ。 奇しくも震災からちょうど1年という日に、この世の終わりみたいな映画を見てしまった…。
2012/03/11
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震災から1年。 去年の今日、私も、住んでいる場所&勤務している場所がら、ありえないような事態に直面した。 被災地に隣接しているものの、幸い家族共々命にかかわるようなことはなく、本当に混乱している状態だったのはわずか数週間程度だったのだが、 あの日から間違いなく何かが変わってしまい、二度とそれ以前の気分に戻ることはないだろうと感じている。 この1年間、私はほとんど震災について語ってこなかったが、それはあまりにもいろいろな考えが頭にあって言葉にしきれなかったとか、敢えて言葉にしたくなかったとか、 実際、そういったことだったのだ。 私のごとき者でもそんな状態だったGDGDな日本に、ハミル様は短期間に2度目の来日をしてくれるというのだから、ありがたいやら申し訳ないやら…。 ということで、半ば強引にピーター・ハミル祭りにこじつけて、 第8夜は『NONE OF THE ABOVE』(2000)で。 昨日の『MARGIN』、『EVERYONE YOU HOLD』に続く横顔ジャケシリーズ第3弾。 今世紀初め(前世期最後?)の本作も、冒頭の「Touch And Go」、後半の「Like Veronica」、「Astart」等、ライヴでやったりコンピに入れたりと、重要な曲が多く収録されている。 ライヴでのアグレッシヴな側面とは違い、心に沁み込んでくる厳かな魅力に溢れた傑作だ。 今夜はこれを聴きながら、去年の忌まわしき震災とそれ以降の日本の有り様について、多少なりとも考えてしまった。 具体的に何に対してかも絞りきれないのだが、とにかく自分なりに黙祷を捧げておく。
2012/03/11
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7周年!今日からこのブログは8年目に突入~。 そこでそれを記念して、現在開催中のピーター・ハミル祭りでは、私が一番好きなアルバムを紹介することにしよう。 ということで、第7夜は『THE MARGIN』(1985)を。 これが出た当時、毎月買っていた音楽雑誌『Fool's Mate』の新作ディスクレビューに取り上げられて、 ピーター・ゲイブリエルのソロアルバムに参加していたり、キング・クリムゾン(ロバート・フリップ)の関連アルバムとしてV.D.G.G.や本人のソロ作が紹介されていたりしていて名前だけは知っていたのだが、ちゃんと聴いたことがなかったので、 この2枚組ライヴが出たのを機にチェックしてみようかと思ったのが全ての始まりだった。 アナログ盤の1枚目に針を落とすと、まず冒頭の「The Future Now」のヴォーカルに圧倒され、 そしてその状態は2枚目のラストを飾る大曲「Flight」を聴き終わるまで80分間続いた。 中でも「Porton Down」のヴォーカルは壮絶で、畏怖の念さえ抱いてしまい、 これは正座して聴くべきかなと思ったり。 しかも、すごいのはヴォーカルだけではなく、 この時期は“The K Group”というバンドの形態をとっていて、そのソリッドなバンドサウンドが楽曲の緊張感を極限まで高めているのだ。 このライヴヴァージョンで聴いてしまうと、オリジナルのスタジオヴァージョンが物足りなく感じてしまうという、なんとも皮肉な結果に。 それほど入れ込んでいたアルバムなので後にCD化されたものを中古で買ったら、収録時間の関係で「The Second Hand」がカットされてしまっていてちょっと残念だなぁと。 ところが、2002年に奇跡が起きた。 ハミルが自身のレーベルから『Margin +』としてリマスター盤をリイシューしたのである。 この“+”の正体はボーナスディスク1枚。 内容は、本編の前年のドイツ等でのライヴ音源10曲。しかも名曲「Modern」、「Again」をはじめとするファン垂涎の選曲。 ただし、本編と比べると音がイマイチなので、その点だけは注意。 もちろん、音質の残念さなど、ハミル様の歌の持つ力の前では取るに足りないことだから全然OKだ。 ちなみに、ジャケットに使われた粒子の粗いモノクロ写真は、あのアントン・コービンによるものだった。今頃になって気付いた。
2012/03/10
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なんのリアクションもないまんま淡々と続くピーター・ハミル祭り。 第6夜は『WHAT,NOW?』(2001)で。 本作は、文句なしの傑作。 特にアルバムを象徴する冒頭のナンバー、「Here Comes The Talkies」の静と動のコントラストがすばらしい。 往年の名曲「Flight」をコンパクトにした感じ。一昨日取り上げたアルバム全1曲の『INCOHERENCE』の逆パターンか。 それにしても、10分近くあるのにコンパクトとは、これいかに? このプチ長尺を、意外とライヴでやったりする。 他にも、昨夜取り上げたコンピ『THE THIN MAN SINGS BALLADS』にもすぐ収録された「Wendy & The Lost Boy」とか、いきなり弾き語りでやることもある「American Girl」、10分超えのこれまたプチ長尺「Edge Of The Road」など、名曲揃い。
2012/03/09
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第5夜は『THE THIN MAN SINGS BALLADS』(2001)で。 バラードばかり集めたコンピレイション。 ラヴソングばかりセルフリメイクした『THE LOVE SONGS』(1984)の続編的な? 参考までに収録曲を初出のアルバム付きで記載しておく。 Phosphorescence / Everyone You Hold(1997) Don't Tell Me / Enter K(1982) I Will Find You / Fireships(1991) Tenderness / Everyone You Hold(1997) Astart / None Of The Above(2000) A Better Time / X My Heart(1996) His Best Girl / Fireships(1991) Touch And Go / None Of The Above(2000) Wendy & The Lost Boy / What,Now?(2001) Just Good Friends / Patience(1983) Since The Kids / This(1998) Your Tall Ship / Roaring Forties(1994) こうして眺ると「Don't Tell Me」と「Just Good Friends」以外、ほとんど90年代以降の曲ばかりで、「Wendy & The Lost Boy」にいたっては、出たばかりの最新作からの収録だった。 この時期のハミルは、自身のレーベルから、新作、旧作リマスター、ライヴ音源、コンピレイション等々、1年に1枚以上コンスタントにアルバムをリリースしていて絶好調だった。 もちろん今でも絶好調。
2012/03/08
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まだ第4夜。 今夜は『INCOHERENCE』(2004)で。 これもいつの間にか出ていて、来日時の物販で買ったヤツだったかも。たぶん昨夜の『VERACIOUS』と一緒に。 アルバムタイトルを、上ではとりあえず全部同じフォントにしたが、ジャケットの表記は「in」までが筆記体っぽい書体で、そこにスペースを空けずに続けてゴシック体で「coherence」とある。 これが一語かどうかによって意味は真逆になるらしいので、もしかしたらそういった両面を表す巧妙なダブルミーニングなのか? ハミル様ならやりかねない。 メンバーは、本人以外にスチュアート・ゴードンとデイヴィッド・ジャクソンが参加している。 中身は、 一応14のトラックに分かれて個々に曲名も付けられているが、全編切れ目無く続く41分半の一大組曲で、往年の名曲「Flight」を思い出させる。しかも長さは倍近くあるし。 あまりの長尺っぷりにヤラれて、これを最高傑作とまで言う熱心なファンもいるらしい。 これをライヴで一気に通してやったことはあるのだろうか? ちなみにこの組曲の一部「Gone Ahead」だけは、昨夜取り上げた『VERACIOUS』や、前回来日時の大阪公演でやっていた単体でも良い曲。
2012/03/07
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今のところ順調に第3夜。 今夜は『VERACIOUS』(2006)で。 これが出た時全然ノーチェックで、確か来日時の物販で見つけて買ったんだと思う。 で、中身は、ジャケットにある通りライヴパフォーマンス。 基本的にピアノorギター弾き語りで、そこにスチュアート・ゴードンのヴァイオリンが絡むから、情感が増幅されちゃってもうヤッヴァイ、ヤヴァイ。 2000年前後の音源なので、「A Better Time」で始まり「Amnesiac」、「Like Veronica」、「Nothing Comes」、「Bubble」といった当時旬だった曲が多め。でも往年の名曲「Easy To Slip Away」とか「Single Song」あたりもやっている。 このライヴを聴いて、こんなふうにヴァイオリンが入るとより引き立つのは間違いないが、それ無しの一人弾き語りで聴いても、楽曲の力はいささかも損なわれないだろうと逆に思ったりもした。 つまりどんなアレンジで聴いても、ハミルの作り出す音楽には普遍的な崇高さがあるということ。
2012/03/06
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昨夜から思いつきで始めたピーター・ハミル祭り、来日まで果たして毎晩続けられるか? とりあえず第2夜は『SINGULARITY』(2006)で。 この時はなぜかちゃんと国内盤が出たんだった。 しかも紙ジャケで。 しかも妄想帯までオマケに付いて。 近年、洋楽にめっきり邦題が付かなくなってしまったことを味気ないと思っている私としては、この妄想帯は非常に嬉しかった。 まずアルバムタイトルに『特異性』、そして個々の楽曲にも全て日本語の曲名が付けられていて、 例えば、ここのところライヴで重要なレパートリーとなっている2曲、「Meanwhile My Mother」は「その時母は」、「Friday Afternoon」は「金曜の午後」と。 その上、いかにもって感じの秀逸なタタキ文句も添えられていて。 こういう煽り方をされると、かつてジャケットや帯の邦題やタタキ文句を見てわくわくしながら、なけなしの小遣いで厳選してLPを買っていた若い頃を思い出す。 で、肝心の中身は、 冒頭の「Our Eyes Give It Shape~瞳にうつるもの」こそタイトなリズムで始まるが、そういったビートを強調した曲は他に「Vainglorious Boy~伊達な少年」くらいで、あとはどちらかというとアコースティックでパーソナルな印象を受ける。 もちろん傑作だ。
2012/03/05
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年が明けてからジョン・ウェットン~ハワード・ジョーンズ~トーマス・ドルビー~ポール・ブレイディと立て続けに来日したが、いよいよ次はピーター・ハミル様の番だ。 というわけで、今日から独りでピーター・ハミル祭りと銘打って、作品をアトランダムに取り上げる。 ただし、私自身が負担にならないように、肩肘張らず敢えて語り口はVDGGならぬGDGDにする予定。 まず初日は『THIN AIR』(2009)で。 確か一番新しいスタジオ作のはずだが、既に3年前。 前々々回の来日時にご本人が持参(密輸?)なさったブツを現地調達したのであった。 ここからはこないだの来日で私が見に行った日に、冒頭の「The Mercy」と3曲目の「Stumbled」をやってくれた。 その時に会場で売っていた2枚組ライヴ盤『PNO GTR VOX』では、前者はディスク1(もしもギターを忘れたら)に、後者はディスク2(もしもピアノがなかったら)に収録されているから、ハミルにとってもこの2曲はここ数年しっかりレパートリーになっているのだろう。あと「Undone」も。 …ってことは、今回もやってくれる可能性があるな。
2012/03/04
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ライヴの前に現地の物販でCDを3枚買った。●ポール・ブレイディの『TRUE FOR YOU』、『BACK TO CENTRE』、『PRIMITIVE DANCE』 この人のアルバムは『ロマンチック・ダンディ』(邦題が…)以降しか持っていなかったので、今回格安のお値段で在庫を放出してくれたのは非常にありがたかった。 これで一気に揃ったものの、一気に聴くのはもったいないな。 末永く聴くことになりそうなので、大事にちょっとずつ聴いていこうかと。 ライヴに感動して帰宅すると、こともあろうにネット注文したCDが届いていた。●ポール・ブレイディの『HOOBA DOOBA』 最新作! これだけは来日前に聴いてモチヴェイションを高めたかったので、ちょっと前から注文しておいたのに、よりによって届いたのがライヴ直後とは! 速攻で一聴してみたところ、ついさっき生で聴いてきた曲が何曲も収録されていたので、感動も新たになって良い感じだった。
2012/03/03
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ポール・ブレイディのライヴの前にディスクユニオンでジャズの中古CDを2枚買った。●ビル・エヴェンスの『EMPATHY』 リヴァーサイドからヴァーヴに移籍したビル・エヴァンスは、そこでもまた何枚も名盤を出すことになるが、これが記念すべき初ヴァーヴ作品だったそうだ。 ドラムのシェリー・マンとは、この4年後にも『A SIMPLE MATTER OF CONVICTION』で共演しており、私はそちらを先に聴いていた。 ベースのモンティ・バドウィックという人は全然知らなかったが、ライナーによるとかなりのキャリアがあって、シェリー・マンともよくやっていたそうなので、その関係でこれに参加したのかも。●チェット・ベイカーの『IN NEW YORK』 この人のアルバムはあまり持っていなかったが、これはその筋の本で傑作として紹介されていてジャケットをよく見かけるので、今回買ってみた。 ウェストコーストの人だが、タイトル通りこれはイーストコーストでやった作品。 で、ジョニー・グリフィンが3曲参加している。
2012/03/03
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待ちに待ったポール・ブレイディのライヴで、久しぶりに吉祥寺のスター・パインズ・カフェに行ってきた。グレン・ティルブルック以来。 偉大なるアイリッシュフォークの重鎮に敬意を表しドリンクはギネスにして席を確保。 物販で持っていない旧作CDを3枚一気に買ったらオマケCDを1枚とジャケをあしらった特製チロルチョコをくれると言うので「来て良かった」と言ったら、スタッフの方?(五十嵐正氏?)に「それはライヴを見てから言うこと」と突っ込まれた。(笑) ジャケチョコは買ったCD1枚につき1個もらえるので、ここ数年の愛聴盤だった『SPIRITS COLLIDING』、『OH WHAT A WORLD』、『SAY WHAT YOU FEEL』の3枚を選んだら、スタッフの方(野崎洋子社長?)に「ナイスチョイス」と言っていただいた。それがこれら↓ 席に戻る途中で、夏のニック・ロウに続いてまたピーター・バラカン氏を発見。もとはと言えば、私はこの方の『PBS』って番組のおかげでポール・ブレイディを知ったのだった。前日のラジオ、聴きたかったなぁ。 と、そんなこんなでいろいろありつつ、ギネスを飲んでいるうちに時間。 で、ついに本人登場! かなりマイクから離れて立ってるなぁと思ったが、これが何やら特別なセッティングらしく音が実にナチュラル! そのナチュラルな音響を最大限に活かした御大の歌声、ギターテクニック等々、全てが最高のパフォーマンスだった。 しかも、曲によってピアノ弾き語りにしたり、マンドリンに持ち替えたり、はたまた「The Long Goodbye」ではキーボードでストリングス系の音を出したりと、起伏に富んだステージ構成で見事だった。 基本的に気難しいカミナリ親父的なイメージの御大だったが、今夜はかなり機嫌が良かったのか、ステージ上では終始にこやかでほっとした。 私はポール・ブレイディについてはファン歴が浅く、これまで全ての作品を聴き込んできたわけではないので、詳しいセトリは分からないが、野崎社長がフェイスブックから取ってきたこれに近かったような気がする↓ http://themusicplant.blogspot.com/2012/01/blog-post_17.html 個人的に大好きな名曲「Nobody Knows」や「Smile」あたりをしっかりやってくれたので嬉しかったし、1度目のアンコールの「The Lakes Of Ponchartrain」には心からしびれた。 と言うわけで、これから現地調達の旧作も含めて、今後末永くポール・ブレイディを聴き続けていくことをここに誓い、御大ご本人はもちろんのこと野崎洋子社長ほかスタッフの皆様へのお礼の言葉と代えさせていただいます。 本当にありがとうございました。 また来てね。(また喚んでね。)
2012/03/03
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朝、ゴミを出しに行った妻が血相を変えて戻ってきて、何事かと思ったら、 こうなってた。 昨日、仕事から帰る途中でなんかゴツっとしたので、ちょっと大きめの小石(小さな巨人か?!)でも踏んづけたのかと思っていたら…。 最近のタイヤは優秀なので、その後家までは普通に帰れたが、 一晩かけて徐々に空気が抜けていったのか。 よく見ると釘どころかネジ的な物が思いっきり刺さってるし! で、朝っぱらから余計な作業をすることになった。時間と金の無駄。 つーコトで、パンクと言えば、私にとってはこのあたりがツボ。
2012/03/03
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