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年初に購入したうきうきさんの10本1万円福袋の中の1本です。USAのカベルネで、使用済みのバーボンのバレルで熟成されるとのこと。フルーツケーキやブラックベリーのような濃厚な香り。グラスに注ぐと、15%のアルコール度から想像されるとおり、トロリとしていて、濃厚な味わいです。うきうきさんのページには「肉専用黒ワイン」と書かれていますが、まさにその通りですね。タンニンが柔らかく熟しているので飲みにくいということはありませんが、アルコールの強さからあまり杯が進まず、ボトル三分の一ほどでギブアップと相成りました。若いころ、年長の愛好家の方々が「(PP高得点などの)濃厚なワインはもう飲めない」とおっしゃっているのをよく耳にしましたが、ここにきて、私もその心境を実感するようになってきました。ちなみにワイン自体はこれで2kですから、アルコール度の高ささえ気にならなければ、CP高いと思いました。★★★
2023年07月21日
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例によって福袋銘柄を開けてみました。カレラの普及銘柄にあたるセントラルコーストですが、赤については、これまで何度となく飲んできて、単一畑の面影が全く感じられない、冴えない銘柄という印象を拭えませんでした。白を飲む機会はあまりありませんでしが、さて、どうでしょうか。かなりグリーンがかったイエローの色調。グレープフルーツやパッションフルーツ、バナナなどの華やかな香り。飲んでみると、バニラっぽい甘いフレーバーがあって、酸もしっかりしていて、豊かな果実味を支えています。バニリーなフレーバーと厚みのある果実味、リッチだけれどもややデリカシーに欠ける体躯など、今となってはややオールドファッションな「新世界的」シャルドネという印象です。もっとも、個人的な好みとしては、この味筋、嫌いではありません。機会があれば、久しぶりに赤も飲んでみようかなと思います。★★★☆
2023年07月14日
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フォト蔵、未だ死んだままです。今回開けたのは、うきうきさんの福袋に入っていた1本。前回のサンロマンの印象がよかったので、このボトルを比べて飲もうと選んだのですが、値段的にはこちらの方が市場価格10K前後とかなり格上なんですね。色調は思いのほか麦わら色がかっています。香りは白桃、黄桃、パイナップル、グレープフルーツ、シナモン、カスタード、それにミネラリーな要素もあり、複雑です。飲んでみると、こそこ熟成感がありながら、フレッシュさも残っていて、表情豊かな味わいです。リッチな果実とキレのある酸が併存していて、それが前回のサンロマンとの大きな違いですね。ブラインドで飲むと、酸の感じから、むしろ前回のサンロマンを大陸産、こちらをブルゴーニュと答えそうです。若干気になる点を挙げるとすれば、前述の通り、色調が年代の割に妙に麦わら色がかっている点ですね。ひょっとしたら、コンディション的に最上とは言い難いボトルなのかもしれません。この辺の見極めはな小瓶に残した翌日分を飲んでからにしたいと思います。翌日:香りもよく残っていて、初日とほとんど変わらず美味しく飲めました。コンディションの疑念は私の見込み違いだったようです。二日に亘って貫禄の香味でした。★★★★☆楽天でデュモルのシャルドネを探す
2022年10月27日
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久しぶりに飲むオボンクリマのベーシックグレード。以前は、カレラのセントラルコーストを飲むならこちらの方がずっと美味しいと思っていましたが、その後、WA誌などで低評価がついたりして、実際、私が飲んだ中にも樽のローストばかりが目立つものもありました。今回久しぶりに飲みますが、さてどうでしょうか。グラスに注ぐと、薄いとまではいいませんが、思いのほか透明感のあるガーネットの色調。香りはブラックチェリーやブラックベリーなどの果実、バラの花束、アールグレイなどアロマチックなもの。飲んでみると、色調から想像するよりもずっと果実味が甘く凝縮されており、滑らかなタンニンとあいまって、今の時点で美味しく飲めるピノに仕上がっています。決して深みのある味わいではりませんが、ベーシックグレードであればこうしたわかりやすさも重要と思います。下手に寝かせようなどと思わず、購入後ボトルが落ち着くのを待ってすぐに飲んでよい(というかその方がよい)味わいです。ワインに興味を持ち始めた人たちとの飲み会などに持ち込むと喜ばれると思います。小瓶に分けて、3日後、5日後にそれぞれ飲みましたが、いずれも美味しくいただけました。★★★★オー ボン クリマ ピノ ノワール 椿ラベル ツバキラベル サンタバーバラ カウンティー 2018 日本正規代理店品 赤ワイン 辛口 フルボディ 750ml オーボンクリマAu Bon Climat Pinot Noir [2018] Tsubaki Santa Barbara County (Jim Clendenen)
2021年05月14日
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世の中はGW真っ只中ですが、コロナ禍で行楽という雰囲気ではありません。私はといえば、4月に入ってからの体調不良が尾を引いていて、ワインに手が伸びません。そんなわけでGW中唯一のボトルになるかもしれないと思いつつ開けたのは、13年熟成のセインツベリー。ブラウンランチ等でなく、スタンダードグレードです。物珍しさに加えて懐かしさもあって購入してみました。ブルゴーニュでいえばマイナーな村名クラスか上位の地域名AOCぐらいのポジションでしょうか。外したとしても、まあそれほど大きな精神的ダメージは喰らわないレンジの価格帯でした。グラスに注ぐと、かなり熟成の入った、それでいてアルコール度の高さを想起させる、ドロリとした色調です。濃厚なガーネットで全般に(オレンジではなく)レンガ色がかっており、透明感や艶やかさがありません。色合いを見た時点でこれはヤバイかなと思いました。香りはといえば、かなり深煎りのロースト香のアタック。このローストって何なんでしょう?樽なんですかね?いや、さすがに13年経っているので、熟成に由来する類いのものでしょうか。ちなみにロースト風味はすぐに消えて、そのあとはスワリングしても、ほとんど香りが立ちませんでした。飲んでみると、明らかに飲み頃を過ぎている印象の味わいです。果実味がドライアウトしていて液体に生気がなく、その一方で酸は結構強く、なによりタンニンが豊富に残っているので、バランスがよくありません。一方でアルコール度14.5度とボリューム感はあって甘く外向的な側面もあります。ブルゴーニュのバックVTではあまり見られないタイプの味わいです。。なるほど、十数年経過したセインツベリーはこうなるのか、と残念な方向で予想があたってしまったような味わいですが、それなりに飲みやすい面もあって、結局初日にボトル半分弱開けてしまいました。「残念な味わいなのに杯が進む」という珍しいボトルでした。以前、80年代のカレラを飲んだときも同じような印象を抱いたことがありましたが、カレラはVTによっては、素晴らしい熟成を遂げていたものもあったので、カリピノの熟成については、よくわかりません。あらためてワインの熟成って難しいなあと思いました。いや、もっとシンプルに、果物屋で青くてまだ固いフルーツを買うか、よく熟してやわらなくなったフルーツを買うか、そしてそれを冷蔵庫で一定期間保存しておいたらどうなるのかの違いのようなものなのかもしれません。まれにこちらの予想を大きく超えた銘柄やビンテージがあったりするので、話がややこしくなるのですが。笑★★☆
2021年05月04日
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アメリカのカジュアル銘柄。ピノ、シャルドネときたので、今度はカベルネを開けてみました。短くて安っぽい合成コルク。色調は濃いルビーで、エッジは紫。ピーマンやユーカリ、ブラックチェリー、スパイス類、カフェなどの香り。味わいは果実味がよく熟して甘く、クリーミーなオークとあいまって、外向的な味わいです。酸がやや控えめな代わりに、タンニンは熟してなめらか。ワインバーで出されるとやや底の浅さを露呈しそうですが、居酒屋やビストロで出てきたら、美味しいと参加者から歓迎されそうな味わいです。★★★☆小瓶に残して、3日にわけて飲もうと思っていたところ、なんとその翌日から酷い口内炎に悩まされ、1週間経過した今も飲むことができません 泣。
2021年04月21日
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うきうきさんの福袋でこの作り手のピノの印象が良かったので、シャルドネとカベルネも購入してみました。リーデルのブルゴーニュグラス(最近なんだかんだでまたリーデルの出番が増えています)に注ぐと、思いのほか麦わら色系の入った濃いイエロー。香りは最初洋梨や塩ビっぽい、シャルドネらしからぬトップノーズがありましたが、徐々に黄桃やパイナップルのシロップ漬け、マロン、黄色い花などのシャルドネらしい芳香が感じられるようになりました。飲んでみると、程よく凝縮した果実味と酸のバランスがよく、気持ちの良い仕上がりです。ブルゴーニュの裾もののような、酸が引っ張るような感じでもなく、といって以前の新世界もののようなコッテリベッタリの果実味でもなく、よい落としどころだなぁと感心します。フィニッシュには苦味がやや強めに出ます。小瓶に残した翌日も美味しく飲めましたが、初日に比べると果実味がかなりへこんだ感じになってしまいました。総じて美味しかったのですが、このボトルに関しては、最初の1杯に感じた違和感や翌日の落ち方など、コンディション的に(悪いとはいいませんが)ベストではないかも、という印象を受けました。美味しかったですけどね。★★★
2021年04月02日
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うきうきさんの福袋に入っていたカリフォルニアのカジュアルピノ。売価は3千円というところでしょうか。グラスに注ぐと、やや暗めの色調のルビーで、決して濃くはありません。トップノーズに香ばしい樽香、奥からダークチェリーやラズベリー的果実、紅茶など。飲んでみると、カフェオレやモカっぽいオークがかなり強め。色調は薄めですが、アルコール度は13.5%と十分。目鼻立ちの整った果実。タンニンはよく熟していて、酸は角が取れていて丸く、スルスルと飲めます。後味にゴムというかグミっぽいフレーバーが残ります。フレンチオーク使用ですが、味筋はまごうことなきカリフォルニア。これが3Kならとてもよいと思います。19VTですが、寝かせようとか思わず、今楽しむべきワインです。ワインを本格的に飲み始めた頃によく飲んでいた銘柄、たとえばセインツベリーやアケイシアなどを思い出しました。★★★★
2021年01月23日
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過去、カレラの上位グレードには何度となく感銘を受けたものですが、普及グレードのこの銘柄については感心したことがありません。同じようなベースグレードでも、例えばABCのものならそこそこ美味しく飲めるのに対して、カレラは上位アイテムとの落差が激しすぎるというか・・。それでも、当時はやまやなどで安く買えたので、日常消費用によく飲んでいましたけどね。ちなみに今回のボトルはうきうきさんの福袋に入っていたものです。久しぶりに飲んでみて、やっぱりという感じ。ん〜、なんでしょうね、この作り込んだような人工的なフレーバー。赤い果実やアセロラ、紅茶に混ざってゴムやケミカルなニュアンスが感じられるのは以前と同様です。味わいは香りほど独特ではなくて、程よい果実味となめらかなタンニン、少し高めの酸による飲みやすいものですが、こちらもやはりフィニッシュにややエグ味を強く感じるのがどうも。同じセントラルコーストでもワンランク上のジョシュ・ジェンセン・セレクションはもっと良かったと記憶しているので、次回は再度そちらにトライしてみようかと。★★☆
2019年05月13日
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信濃屋さんでオススメされていた銘柄。そういう意味での「温故知新PJ」です。カベルネ中心だとばかり思って買いましたが、セパージュを調べてみると、ジンファンデル39% カベルネ・ソーヴィニョン28% メルロ26% シラー5% プティットシラー2%とかなり複雑です。黒系果実のコンポートや甘草、八角、ユーカリ、フルーツケーキなどの派手な香り。味わいもまたとても外向的で、甘くリッチな果実味をキメの細かいタンニンとじんわりとした酸とが支えて、ガッツリと濃厚ながらも杯がどんどん進みます。気づくとへべれけになっている危険なタイプです。セパージュの通り、カベルネよりもジンファンデルやプティシラーなどのキャラクターが前面に出ている感じで、単体で飲んでも万人受けしそうですし、甘めのソースの肉料理などにあわせてもよいかもしれませんね。★★★★楽天でシックスエイトナインを検索
2018年12月27日
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オーストリアの自然派。湘南さんのヨハネス・ツィリンガーシブいセットですね。千歳さんのコント・ラフォン09マコンスペシャル6本セットウメムラさんよりアルベール・モロの90サヴィニーレボーヌ。97ボーヌ・トゥーサンもあります古葡萄さんよりスタッグスリープの98カベルネ・ソーヴィニヨン・フェイヴィンヤード同じく古葡萄さんよりポンソの15モレ・サン・ドニ・キュヴェ・デ・グリーヴ前回の銘柄ほどではありませんが、これも信濃屋さんのオススメ銘柄として売られていたものです。カリフォルニア産の千円台ピノというと、ややバクチな感じもしますが、どうでしょうか。少し還元的な要素がある香り。スワリングによって赤い果実やコーヒーなどのアロマが出てくるものの、芳香力自体は弱めです。味わいはシンプルながら、しっかりカリピノしてます。オレンジの皮や赤い果実、スパイス、コーヒーなどが詰まったわかりやすい美味しさ。ただ、いかんせん線が細い。学校のクラスでいうと、勉強も体育も平均以下、その上ややコミュ障の生徒という感じ。ある種のチリピノのように、安価でもキャラクターがたっていれば、それはそれで面白いと思いますが、この銘柄をリピートするなら、プラス500円ぐらい足して安価なACブルを探したくなってしまいます。なんのかんの言っても1000円台の銘柄なので、多くを望むのはお門違いですけどね。居酒屋やビストロでは(ショップ価格千円台ぐらいの銘柄でも)これで十分じゃん!と思うようなものに銘柄に結構出くわすのですが、自宅で飲むとなかなかそうならないのが不思議です。★★
2018年10月11日
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割田屋さんの16クロードデュガこちらはジブリオットの15ブルゴーニュ・ルージュ。3.2Kですもうひとつ割田屋さんよりマルクコランの15サン・トーバン 1erCru アン・レミリィフィッチさんよりルジェの15ニュイ・サン・ジョルジュ、GFAラベル同じくフィッチさんよりトロ・ボーの06サヴィニー・レ・ボーヌ1erフィッチさんよりフランソワ・コタの17サンセール・ブランウメムラさんよりジャン・ルイ・ライヤールの16VRボーモン を含む3本セット古葡萄さんの94シャトー・モンテュス。4k台これも面白いですね。05ヌーン・エクリプスが1万円というわけで、「温故知新」プロジェクト2本目もカリフォルニアです。実のところ、温故知新というほど遠い昔に飲んだワインではなく、私自身、2008年の記事で取り上げています。「一個人」で絶賛された旨安ワイン〜ペッパウッドグローブ・カベルネhttps://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/200810070001/何が懐かしいって、前回この銘柄を購入した近所のリカーショップが今はもうないからです。惣菜やつまみなども豊富で重宝していたんですけどねぇ。いつのまにか潰れて、今はドラッグストアになってしまっています。というわけで、およそ10年ぶりに飲む旨安カリフォルニア銘柄、どんなものでしょうか。リーデルのキャンティクラシコグラスに注ぐと、色調は紫がかった濃厚なルビー。香りはブラックチェリーやプラム、リコリス、八角、それにバニラなど。飲んでみると、やや過熟とすら感じるジューシーな果実味のアタック。タンニンはやわらかく、口の中でバニラ風味とともにスーッとするユーカリ的ニュアンスもあります。まあなんというか、パーティ用のワインですね。立食パーティなどで出てくると、「お、美味しいじゃん!」と嬉しくなるタイプ。自宅の晩酌で飲んでいると、だんだんと杯が進まなくなるタイプ。前に飲んだものは、こんなに過熟風味でなくて、もっと上品な香味だったと記憶していますが、ビンテージによる違いもあるのか、それともコスパ的に厳しくなってきたのか・・。いずれにしても、再リピートは難しいかなというのが正直なところです。★★☆
2018年10月06日
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「温故知新」プロジェクトの先駆けとなっったワインです。1週前のことになりますが、実家の仏壇に線香をあげがてら晩飯をご馳走になりにいきました。通常は私が運転すべきところ、右膝を怪我していることから、この日の運転はカミサンにお任せ。ちゃっかりアルコールまで飲んでしまいました。近所のスーパーで見繕ったワインは、昔懐かしいロバート・モンダヴィ。前回実家に泊まった際に飲んだコンチャイトロがなかなか美味しかったので、二匹目のドジョウを狙ったのですが・・。正直、イマイチでしたね。カシスやブルーベリー、紅茶、軽くスパイス、それにどこか埃っぽいようなくすんだアロマ。飲んでみると、いかにも工業製品的大量生産ワインという感じの味わい。フワッとしていてコアに乏しく、なめらかというよりは薄められたようなネガティブな印象が先に立ちます。なにより、前回のコンチャイトロのように飲んでいて楽しいと思わせてくれる要素が希薄です。安いといっても、2000円も出せばそこそこ美味しいワインはいくらもある中、この銘柄を積極的にチョイスする理由はあまりないかなぁと。ロバート・モンダヴィ自体はかつて上位銘柄のリザーブなどで何度か素晴らしい体験をしているので、機会があればまた飲んでみたいですけどね。★★☆
2018年10月01日
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ホワイトハウス御用達銘柄だそうです。だから購入したというわけでもないのですが。凝縮したベリー類やイチゴミルク、シナモン、ユーカリ、バラの花束などの素晴らしい香り。口に含むと、凝縮された果実味のアタック。まだ若いこともあってか少しステムっぽさを感じますが、不快ではありません。テクスチャーはなめらかでクリーミー、味わいの後半にグンと口の中に押し広がるような抑揚があります。フィニッシュは長く、14.5%というとんでもないアルコール度の高さもあって、液体が食道を通って胃に落ちた後もズンと存在感が残ります。小瓶に残して三日に分けて飲みました。二日目:フローラルな芳香は健在のまま、ステムっぽさが消失して、全般にまろやかになりました。三日目:香りは衰えてきましたが、味わいはさらに渾然一体となって、三日にわたって楽しめました。イタリアやカリフォルニアなどのアルコール14%級のワインは今まで避けてきましたが、今回のように最初から三日に分けて飲むと割り切れば、それはそれでアリだなと改めて思いました。この銘柄、白も評判が良いらしいので、いずれ試してみようかと。★★★★楽天でハートフォード・コートを検索
2018年02月01日
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この日は久しぶりにピアット・デル・ベオーネを訪問。といってもワイン会でなく、「ワインは好きだけれども詳しいことは知らない」取引先の方と、総勢3名で会食(というか、飲み会)です。交際費を安くあげるため(笑)、ワインは私が用意。と言いつつ、せっかくの機会なので、自分でも楽しめるようなワインを持参しました。ピアット・デル・ベオーネhttps://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13113423/最近めったに外でワインを飲まなくなったこともあり、定期的に訪問しているのは、ここと恵比寿のモンブスケさんぐらいです。ドン・ペリニヨン2006まずはわかりやすい銘柄を、と思って持参したのがこれ。先日の福袋に入っていたものです。フルートグラスで乾杯がわりにグビグビと飲んでしまったので、感想や印象を頭の中で文字にする前にボトルが空になってしまいました。勿体無かったかな。カレラ・セレック2007同じくわかりやすい銘柄をと、これを持参しました。もっとも参加した方たちはカレラのことを知らなかったようですが。でもって、これが予想以上に美味しかった。アルコール度高く、まだまだ濃厚で頑強な酒質ながら、しっかりした酸とよく熟したタンニンとで、今でもスルスルと飲めてしまいます。黒系果実やスパイス類、それにコーヒー的なフレーバーに満ちていて、同席した人たちも「美味しい」を連発していました。ブルゴーニュとは全く異なるベクトルでしたが、薄旨だの酸性人だのというより、こういう剛球ど真ん中的なピノも明快な説得力があっていいなぁと思いました。★★★★⭐︎結局このあと、飲み足りなくてお店でチリのシャルドネを一本追加で注文。最近はひとり一本飲むと、夜中に頭痛がひどくなるので、酒量も抑え気味にしているのですが、この日は不思議と頭痛に悩まされずに安らかに寝ることができました。楽天でカレラを検索する
2017年03月09日
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これは今時安いと思います。ウメムラさんでエマニュエル・ルジェの10ジョルジュ・ジャイエ畑エシェゾーが34Kフィッチさんでアンリジローのオマージュ・ア・フランソワエマール税抜5kです。かわばたさんでジャイエ・ジルの07オー・コート・ド・ボーヌ・ルージュが3.3K美酒志村さんのローラン・ルーミエ各アイテム。バックVTもRWGのコラム用に、脱酸素パックの検証をしなければならないのですが、比較ボトルも併せて一度に3本を平日に開けるのはなかなか厳しいものがあります。それでこの日は、実験用ボトルたちと同じダンボールの中で「常温+脱酸素パックで」で保存していたコッポラを、参考の意味もあって開けてみることにしました。実験ボトルではなく、セラーからあふれたものなので、比較ボトルはありませんがあしからず。なお、同様に保存していたダイヤモンド・マスカットベリーはすでに先日開けましたが、、エージレスアイの色が青になっており(酸素が入っていた)、エージレスもカチカチになってしまっていました。おそらく、脱酸素のパッキング処理の不手際で空気が入ってしまったのだと思います。味わいも妙にスパイシーで、馬小屋的なニュアンスもあって、「疑惑の」一本といわざるをえませんでした。今回はまず、きちんと脱酸素処理ができているかを確認。大丈夫みたいですね。グラスに注ぐと、色調は濃厚なルビーでエッジはかなり和らいでいます。香りはブラックベリーやブラックチェリーのジャム、スパイス類、墨、など。結構ジャミーですが、獣っぽさは皆無です。香りからそて重々しい酒質を想像していましたが、飲んでみるとこれが思いのほかタンニンがシルキーで驚きました。酒質全般にとてもクリーンで、果実味にパワーこそありませんが、硬さがほぐれて柔らかく外向的になっています。あれ、コッポラのワインってこんなに良かったっけ?という感じで、味筋はまさに1年前の「脱酸素ボトル検証ワイン会」で飲んだワインたちのそれと似ています。う~ん、こういうボトルを飲んでしまうと、やはり脱酸素パックって、スクリューキャップのような単なる酸素遮断以上の、液体に対してもっとアクティブな作用をしているように思えてなりません。ちなみに我が家のセラーの多くのボトルは脱酸素処理をしていますが、セラーのボトルについては特段の違いを感じたことはありません。おそらく立てたまま常温で保存したことで、温度変化によりボトル内部と袋内との間で頻繁に空気の出入りがあったことがクリーンな香味を形作った原因ではなかろうかと想像しています。翌日もとりたてて早くヘタるということもなく、美味しく飲めました。★★★☆★楽天でフランシス・コッポラのワインを検索★
2014年10月31日
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メンドシーノで作られるピノです。RWGの「世界のPN試飲」で飲んだ下位銘柄の「ブーントリング」の印象がよかったので、上位アイテムも購入してみました。アルコール度は14度とのこと。手ごわそうです。色調はむやみやたらに濃厚というほどではありません。むしろエッジにかけては透明感があります。香りはブラックチェリーやプラムなどの濃縮感のあるフルーツ、紅茶、スミレ、カフェ、それに独特のゴムっぽさがあります。飲んでみると各要素の質感が高いからか、液体は軽やかに感じられるのですが、口中でアルコール由来の熱っぽさ?があり、後半には若い新世界ピノにありがちな苦味が加わります。パワフル一辺倒でなく、エレガントさも併せ持っているところは評価できますが、やはり14%のアルコール度は私にはややToo Muchに感じられます。・・と思ったら、翌日冷蔵庫で冷やしてかなり低めの温度から始めたら、締まりが出て印象度がアップしました。リピートするかと問われれば微妙ですが、それなりにハイレベルのピノでした。★★★☆★楽天でフィリップス・ヒルを探す★
2014年08月20日
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少しフライングになりますが、RWGの旨安ピノ試飲で高得点がついた銘柄のひとつです。売価は安いところで2K台後半なので、旨安というジャンルの中ではアッパーというとところでしょうか。飲んでみると、ブルゴーニュとは間違えようのない新世界的な香味ですがそれはそれで好印象です。オレンジピールやゴムっぽい独特のニュアンス。飲んでみるとアルコール度が高くマッシブな中にも酸がしっかりと存在感を主張していて、バランスよくまとまっています。開けたてはやや還元的なので、積極的に空気に触れさせてやったほうがよいかもしれません。ちなみにビン底の方はスゴイ量の澱がたまっていました。3K台弱となるとACブルでもかなり良いのがあるので、この銘柄がぬきんでているとは思いませんが、少し目線を変えて美味しいピノが飲みたい、というときに有力な選択肢になるのではないかと。上位銘柄も買ってみたので、早晩そちらも試してみようと思います。★★★★★楽天でフィリップスヒルを検索★
2014年06月04日
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久しぶりのメルヴィル。しかも05年というバックビンテージです。だいぶ酔っぱらってから飲んだので(なにせこれが7杯目…)、あまり正確には覚えていないのですが。濃厚な色調。芳香力は強く、くっきりしています。赤い果実やダージリン、オレンジピール、それにシナモンなどのスパイス。味わいは濃厚な中にも果実に旨味があり、酩酊状態でもはっきりと美味しいと思わせてくれるものでした。8年経過していてもまだまだ若いですね。★楽天でメルヴィルを検索★
2013年10月17日
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コッポラのワインって、仕事仲間との会食や飲み会に持参すると話のネタになるので重宝しています。味わいも至極全うですしね。このボトルは何年か前にまとめ買いをしたうちの最後の1本。ダイヤモンド・コレクションはカリフォルニアの沿岸部の畑、或いは内陸部の渓谷にある畑で収穫されるブドウから造られているとのことです。まだ早いということはありませんが、結構若いです。07年ということで、もっと熟成入っているかと思っていました。カシスやブラックベリー、それに樽からのバニラ香やスパイス類の入り混じった心地よい芳香。味わいは目鼻立ちがクッキリしていてリッチ。深みがあるタイプではないものの、外向的で華やかな味わいはこうした会にふさわしいものでした。ご一緒した方もお気に召した様子。また折を見て何本か買い足しておこうと思います。★楽天でコッポラのワインを検索。★
2013年10月05日
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デュモル・アイダン・ピノノワール10濃厚なルビーのー色合い。最初還元的な赤身肉、時間と共に赤と黒の中間果実、ヨード、スミレ、スパイス。充実した果実味、枯葉、紅茶系。ミルキーなニュアンスも。ブラインドで飲んだらブルゴーニュのオーソドックスな作り手の上級クラスととか間違えそうだな>私ロアー・ピノノワール11濃いめのルビー。還元的な赤身肉やスパイス、枯葉、紅茶。こちらも味わいはまだ硬いが、各要素のバランス良好。熟成させると面白そう。ボンド・ヴェッシーナ09酔った勢いでこんなのまで頼んでしまいました。黒系果実のコンポートやゆでた小豆、乾物屋系のスパイス。全般にドライな香り。味わいは濃厚でパワフル。タンニン豊富でゴツイ印象あり、まだ表情も硬い。熟成させてどうなるかでしょうね。
2013年09月04日
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写真 1 posted by (C)shuzオーガストウエスト・ロゼラズヴィンヤード・シャルドネ11輝きのある綺麗なイエロー。柑橘、ミネラル、金木犀、ハーブ。味わいはスリムでミネラル感がすごい。香味とも樽がでしゃばらないのがいい。後半からフィニッシュにやや苦味。もう少し寝かせるとバランスがさらに整いそう。デュモル・イソベル・シャルドネ09桃のコンポート、パッションフルーツ、バニラなどの外向的な香り。甘く密度感があって、クリーミーでトロリとした果実。それでいて酸に張りがあって両要素が高い次元で両立している。表情豊かでフィニッシュも長く、いいワイン。タルボット ダイヤモンドビンヤード・シャルドネ11濃厚で黄金色がかったイエロー。黄桃のコンポート、杏、オレンジ色の花。果実の熟度が高い一方で酸もしっかりしており、充実した味わい。今はテクスチャーに少しぎごちなさを感じるが、時間が解決しそう。フィニッシュは甘苦く酸っぱく複雑。
2013年09月03日
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*シェーファー・ヒルサイドセレクト2001こちらもかつて私の憧れだった銘柄。90年代のものはワイン会などで何本か飲ませてもらったことがありますが、2000年代は初めてです。ちなみに2001年はワイン・アドヴォケイト誌で100点を獲得したいわゆる「パーカー100点ワイン」。さすがに若々しいとまではいいませんが、熟成感がまだほとんど感じられず、いったいどれぐらい保つのだろうと気が遠くなりそうです。といって、飲みずらさは全くなく、磨き上げられたようなソリッドなテクスチャーと背筋を伸ばしたような端正なストラクチャー、それでいてタンニンはシルクのような細かさ。カベルネの最高峰のひとつといってよいワインでしょう。★楽天でヒルサイドセレクトを検索★
2013年08月28日
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今週木曜日は下の子の誕生日です。誕生日当日に早く帰宅できるかどうかわからないので、週はじめからさっそく生まれ年の03年を開けて飲んでいます。今週いっぱいは誕生週と銘打って、何本か03VTを飲んでみようかと。でもって、この03ミルズなんですが、よろしくないですねぇ。スーボワ香も入りはじめていい感じだったので、思わず期待したのですが、飲んでみると、とにかくタニック。それも一部のバローロバルバレスコに見られるようなウエットで重たいタンニンの質です。それになんだかピリピリした変な酸も感じられて、とにかくバランスが悪い。熟成させたカレラですばらしいボトルにあたることもあるんですけどね~。今回は明らかにハズレでした。明日の誕生日当日はプリューレロックを開けようと思います。…と思ったら、晩飯は子どものリクエストでカレーになったそうです。う~ん、P・ロック、明日本当に飲もうかグラつき始めました。食後はバースデーケーキだしなぁ…。
2012年12月05日
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最近のオ・ボン・クリマはラインアップが複雑化して、何がどうなのかさっぱりわかりません。このボトルは2Kという投売りのような価格で購入したものですが、もともとのプライスもそれほど高くないようですね。ボトムラインのピノなんでしょうか?昔はよく「サンタマリア・バレー」を飲んでいたものですが。もっとも、個人的にはカレラと違ってABCは下のラインの方が充実しているように思っています。で、このABC、2kで購入したことを思えば◎のパフォーマンスでした。赤と黒の中間位の果実に、ハーブ、スパイス、それにゴムっぽい香り。飲んでみるとパンと張った豊かな果実味があって、目鼻立ちのクッキリした味わいです。以前飲んだ02のイザベルやノックスアレキサンダーなどは、果実が弱かったのか、相対的にオークや焦げ臭ばかりが目だったものですが、こちらはシンプルなものの、しっかりと果実感が前面に出ているのがいいですね。翌日は、初日よりさらに開いて美味しくなりました。日常用にまた買い足したいですね。【年末セール】オーボンクリマ サンタ バーバラ ピノノワール[2009] Au Bon Climat Pinot Noir ...価格:2,079円(税込、送料別)16日までだそうです。
2012年01月12日
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珍しいオレゴンの熟成ピノ。フィッチさんで見つけて、値段も安かったので即効で94と95の2本買ってみました。到着後1週間ほどしか休ませてなかったのですが、どうしても飲みたくなり、95のノーマルキュベの方を開けてみることにしました。色調ははっきりとオレンジがかったガーネットで、少しレンガっぽいニュアンスもあります。香りは全般におとなしめな中に、リキュール的な赤い果実、オレンジピール、紅茶、スーボワなどが感じられます。飲んでみると、リキュール的な果実味が健在で、酒躯に張りがあります。ほんの少し厩的ニュアンスを感じるのが難点といえば難点ですが、それを差し引いても、構成のしっかりしたなかなか美味しい熟成ピノです。もっと休ませてから開けれいれば、香りも開い、馬小屋的ニュアンスも目立たなかっただろうと、少し後悔しました。翌日。16年熟成古酒とあってさすがに二日目はキツイかな、と思いつつ、小瓶に残した残りをこわごわ飲んで見ました。お、結構いいですよ。香りはさすがに衰えてしまってましたが、味わいの方は甘くリキュール状の果実味がさらに開き、トロンとしたテクスチャーとあいまって初日より美味しく感じられました。開けたてに感じたちょっとイヤなニュアンスもなくなっていました。これはなかなか、目からウロコの一本。熟成したオレゴンも面白いですね。ドメーヌセリーヌあたりの古いのも探してみようかと。★楽天でドメーヌ・ドルーアンを検索。★
2011年10月26日
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07VTがWA誌で高得点のカレラ。06年はというと、逆に低評価で、上位銘柄も軒並み80点台でした。もっともそのせいもあって、このライアンなどは4K程度で買えました。ちなみにライアンは、2002年がファースト・ヴィンテージの、5つめのシングル・ヴィンヤード銘柄。ジェンセン氏いわく、「樹はまだ若いがとても個性的で、10~15年経つと味わいに個性が反映されていくだろう。ライアンはもしかすると、最良の単一畑になるかも知れない」とのことだそうです。ロブマイヤーのブルゴーニュグラスに注ぐと、色調は濃いルビーで、やや暗めの色調です。香りは黒いフルーツやリコリス、丁子などのスパイス、それにカラメルや焦げ臭が目立ちます。飲んでみると、決して薄くはないし、充実したアタックもあるのですが、そこから先がなんというか表情に乏しく、単調さを感じてしまう味わいです。全般に焦げたようなフレーバーが支配的で、余韻も短く、ストンと落ちてしまう印象。酸度は高めで、パーカーさんも指摘しているように味わいはブルゴーニュ的ですが、凡庸なブルのような薄さではないので、例えていうなら、良い作り手の裾モノ的な味わいとでもいいましょうか。値段相応といいましょうか、カレラ単一畑への期待値を下回っていることは否めませんが、WA誌のパーカーさんの87点はやや厳しすぎる気もします。私がもし点をつけるとしたら、「88/88+」というところでしょうかね。★楽天でカレラを検索。★
2010年09月12日
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お店でグラスで頼んだのがコチラ。リースリング、なんと03年です。麦わら色の色調。当日抜栓でなかったこともあり、香りはあまり立ちませんでしたが、ドライで辛口な中にも、コアに果実の甘さを感じる、独特な味わいでした。料理は4000円のコースを注文。どの皿も手が込んでいて美味でした。
2010年07月15日
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週末の「ボレロ」さんで飲んだワイン。「さっぱりめの白を」と注文して、出てきたのがコレでした。前にも書きましたとおり、ここのワインの価格は2~5000円未満。その中では中間位の価格です。オーストラリアのシャルドネでサッパリ系?と一瞬不安がよぎりましたが、飲んでみるとこれがなかなか。コッテリした果実味や酸のユルさ、過剰なオークなどとは無縁で、フレッシュ感のある白桃やパイナップルなどの果実味を生き生きとした綺麗な酸が支え、ややスリムながらも縦方向に伸びる味わい。店の方の言うとおり、爽やかでこの時期に飲みやすいこの銘柄、目隠しで出されたら、私のヘナチョコブラインドでは、シャルドネとは答えないかもです。ちなみに産地はスワンバレーとのことですので、豪州とはいっても、マーガレットリバーなどと同じく、西の地区ですね。市価は1.5~2K弱でしょうか。絶賛超オススメ、というほどではありませんが、悪くない白でした。サンダルフォード エレメント シャルド価格:1,700円(税込、送料別)
2010年07月13日
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私が持参したボトル。キスラーの赤は若いうちが飲み頃で熟成させてもあまりよくならないという話も聞きますが、さてどんなものかと。濃いですね。果実は黒というよりは赤系に近いトーン。口に含むと厚みのあるマッシブな果実味が広がり、タンニンもまだ力強く、まさに「噛めるような」味わいです。アルコール度も高く、スケール感のあるピノですが、不思議なのは13年も経過しているのに、いわゆる熟成したピノの香味をあまり感じないこと。かといって若々しいというほどでもなく、年を経た感じはあるのですが、熟成によって向上したとか変貌したという感じがないのですよね。もちろんヘタッているわけではなくて、リリース当時からそれほど変わらずにずっと来たような、そんな味わいでした。
2010年06月12日
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期せずして、キスラーが3本揃いました。まずは白から。■キスラー・シャルドネ・キスラーヴィンヤード07■キスラー・シャルドネ・キュベキャサリン01メモをとっていなかったこと、風邪で体調が優れなかったこと、そのくせ会話に夢中になっていたことなどから、コメントが出てこないのですが、言うまでもなく、どちらも素晴らしかったです。07はしなやかな酸とキラキラしたミネラル感があって、結果、濃厚であっても鈍重にならず、すばらしいバランスでした。01キュベ・キャサリンはより濃縮感があり、トロミにも近い粘度を感じます。これがVTの違いなのか、キュベの違いなのか、あるいは造りが変わって来ているのか、近年の滅多にキスラーを飲まない私にはわかりませんが。いずれにしても、さすがの存在感でした。
2010年06月11日
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WA誌85点という低評価ですが、そんなに悪くないですよ。中心が黒々としたガーネットですが、エッジには熟成を感じる色合いです。黒い果実、焦げ臭、甘草、八角、それに下草っぽい熟成香。口に含むと、焦げたフレーバーのアタック。この造り手によく見られる、パンと張った鞠のような酒躯やゴムっぽいフレーバーはありませんが、酸がしっかりしていて、ブルゴーニュっぽい作りです。ブラインドで出されたら、03年のブル(村名クラス、たとえばアンブロワーズとか‥)と答えそうです。お焦げフレーバーが支配的なのが難点ですが、私なら88/88+ぐらいつけますけどね。それにしてもこのボトル、最悪です。クソ重たいし、かさばるのでセラーでも邪魔もの扱い。オマケに真っ黒なので、飲んでいて残量もわかりにくい。こんなところにコストかけないで、ふつうのボトルに戻せばいいのに、と思います。以下、WA誌のコメント。The competent 2002 Pinot Noir Knox Alexander exhibits a medium ruby color along with a moderately sweet nose of strawberry jam, cherries, damp earth, and a notion of underbrush/old wood/stale mushrooms. It possesses a pleasant attack and crisp acids, but falls away on the palate displaying a lack of depth as well as concentration. Drink it over the next 5-6 years. 85p二日目:小瓶に残して常温で保存しておいたものを飲んでますが、香りが初日よりよく出るようになりました。初日は温度低すぎたかな‥。いずれにしてもWA85点は厳しすぎるかと。といって90点つくワインではありませんが。私だったら、88/88+ というところでしょうか。
2010年04月18日
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■フランシス・コッポラ・クラレット2007お客が来たときに出すようにと、カミサンから依頼された「コッポラワイン」(笑)。3本買ったので、とりあえず1本開けてみることにしました。グラスに注ぐと、濃いめのルビーの色調で、エッジはまだ紫色です。香りはブラックベリーやプラムなどの果実、八角などのスパイス、墨、フルーツケーキ、エスプレッソ、それにハーブっぽい青さもあります。口に含むと、甘苦い果実味のアタック。濃縮感はほどほどで、タンニンはよく熟してなめらか、酸はしっかりとファットな果実を受けとめます。フィニッシュには酸に加えてやや苦みも加わり、若干クドさを感じます。まだ若く、少しばかり青っぽいニュアンスも感じるので、もう少し置いたほうが味わいがこなれると思います。といっても長く熟成させるワインではありませんが。私にとっては初めてのコッポラでした(ルビコンは別)が、これならお客の中にワイン好きがいたとしても充分応えられる品質だと思いますし、デカデカと「COPPORA」とロゴの入ったラベルは話のきっかけにもなるでしょうね。来客用に買ったのは正解だと思います。個人的にリピートしたいかといえば、そこまでではありませんけれども。追記翌日飲んでみましたら、香りが初日より立ち上るようになり、味わいもより外向的になりました。明らかに二日目の方が印象が良いです。今の時点で飲むのであれば、早めに抜栓するか、デキャンタージュするなどして、よく空気に触れさせたほうがよいでしょうね。<ショップの紹介文より引用>フランシス・コッポラ ダイヤモンド・コレクションブラック・ラベル・クラレットは、英国で名付けられた通り、カベルネ・ソーヴィニョン・ベースでボルドーの高級ワインと同じスタイルに造られたワインです。ブレンドは伝統的な5品種のボルドーブレンドで、カベルネ・ソーヴィニョン、プティ・ヴェルド、メルロ、マルベック、カベルネ・フランが使用されています。ブドウはナパ、ソノマ、エル・ドラドで収穫されています。★楽天でコッポラのワインを探す。★
2010年01月08日
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昨晩は、取引先との会食で、珍しく上野に行きました。厳選洋食さくらいhttp://www.yoshoku-sakurai.com/洋食の名店というと、店内は油まみれで座席はカウンターだけ、なんていうお店を想像しがちですが、ここは内装もオシャレで、お味の方も昔ながらのというよりは、洗練されたモダンな洋食という感じです。ワインも銘柄数こそ多くはありませんが、結構こだわりを感じさせるもので、ナカイヴィンヤードやイスラエルのヤルデンなどがハウスワインとしてオンリストされてます。ということで、今回はお店のハウスワインのひとつでもあるナカイヴィンヤードを注文してみました。楽天でのお値段がおおむね3000円台前半ですから、お店のボトル5500円というプライスは充分良心的。濃厚なルビーの色調。香りはカシスやダークチェリーなどの果実、シナモンなどのスパイス、バニラなど。味わいは濃密な果実味をしっかりした酸が支えており、タンニンはよく熟した印象。14.2%というアルコール度もあって、堅牢な構造を感じますが、その一方で、各要素のエッジが丸く、なめらかなテクスチャーも出色。良い意味で「判りやすい」味わいであり、ご一緒した方々も口々においしいと仰っていました。3Kそこそこなら悪くないチョイスだと思います。その後、飲み足りずに同じくハウスワインのヤルデンのカベルネを注文したのですが、こちらはカラフで頼んだためか、抜栓後日にちが経過していると思しき味でした。次回はケチらずにボトルで注文しようと思います。★楽天でナカイ・ヴィンヤードを検索。★
2009年09月08日
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■コロンビア・クレスト ツーヴァインズ メルロー会社の帰りに近所の居酒屋で注文したのがコレ。昔、Andyさんに飲ませてもらったここのリザーブ銘柄が超ハイCPだったのを思い出してチョイスしてみたのですが、裾モノのこちらは、いたって普通のデイリーといったところです。やや濃いめのルビーの色調から予想されるとおりの、カシスやブラックチェリーのジャム、カフェなどの健全な香り。口に含みますと、濃縮感については、正直物足りませんが、なめらかで甘い果実味が酸、タンニンとバランスよく配置されていて、シンプルな中にも締まった上品な味わいです。最初やや煮詰めたようなニュアンスがあって、くどさを感じましたが、時間とともにそれも解消しました。居酒屋で飲むワインとしては充分なレベルといえましょう。ただ、居酒屋価格とはいえ、これで4000円はちょっとなあ、と思いました。3000円前後で出してくれると嬉しいですね。
2009年07月13日
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長い1週間が終わりました。最近は疲れて帰宅するせいか、年のせいか、ワインをボトル半分近く飲むと、その場で眠りこけてしまうことが多くなりました。この日開けたのは、我が家ではわりと定番となっている新世界ピノのひとつ、オー・ボン・クリマ・サンタマリアヴァレーの06年。濃厚ですが明るい色調のルビー。グラスに注ぎますと、ラズベリーやイチゴなどの鮮烈な果実香、シナモン、ゴム、ダージリン、それに皮革系の香りも。味わいは目鼻立ちのクッキリした、いかにもカリフォルニア的な味わいで、力がありながらも透明感を失わない果実の質感には好感が持てます。酸もしっかりしていて、良い意味でピノらしい甘酸っぱい味わい。アルコール度は高めで、口の中を通りぬける液体に粘度を感じます。フィニッシュは苦みやゴムっぽいフレーバーも加わり、やや雑然とした印象になるのが惜しいですが、3K前後のプライスを考えればよくできていると思います。ABCのこの銘柄、幾度となく飲んできましたが、どのVT,どのボトルを開けてもハズレがなく安定していることがいいですね。★オー・ボン・クリマを楽天で検索。イザベル・モーガンなども最近は安く買えますね。このところWA誌の評価はあまり高くないようですが、どうなんでしょう?
2008年10月24日
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この日は早く会社が退けたのですが、例によって翌日は接待飲み会。ワインを開けても二日に亘って飲むことが出来ません。仕方ないので、帰りにカーブドリラックスに立ち寄って、ハーフボトルを探したのですが、カーブドリラックスって、ハーフボトルはほとんど置いてないんですね~。意外。結局、近所の酒屋さんで、例によってお店推薦の安いボトルを購入してみました。選んだのは「ペッパーウッドグローブ」のカベルネ。「一個人」の特集でロオジェの中本ソムリエが絶賛していたという銘柄だそうです。同じパターンで購入した前回のスペインがそれほどではなかったこともあり、あまり期待せずに飲んだのですが、これが思いのほかイイです。真っ白な合成コルクを抜いて、大き目のグラスに注ぐと、色調は濃厚なガーネットで、エッジはまだ紫が残っています。香りはグラスハーブやピーマン、ユーカリなどのベジタルなトップノーズの奥から、コンポート状の黒い果実、甘草、バニラなどが豊かに立ち上ります。口に含むと、リッチで甘い果実、やや控えめな酸、よく熟したタンニン、ふくよかな体躯という典型的な新世界テイストですが、クドさがなく、濃厚さ一辺倒でもなく、心地よくバランスがとれいます。隙のないテクスチャーは、香りの複雑さとあいまって、ワンランク上の2千円台半ばぐらいの銘柄といい勝負ができそうです。久しぶりに、旨安銘柄として手放しでオススメできる銘柄を見つけました。ワンクリック応援よろしく!
2008年10月07日
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旨安オレゴンピノとして有名な銘柄のようですが、私は飲むのは初めてです。濃いルビーで、エッジはやや緩んだ色合いです。香りはフレッシュなカシスやラズベリー、ダージリン、ハーブ、それに茎っぽい青い香りが強めに出ています。口に含むと、力強い果実のアタックがあり、それをやや太めのがっちりした酸が支えます。アルコール度は高めで、液体に粘性があり、タンニンは柔和ながら、フィニッシュにかなりの苦みを感じます。06年とあって、今は香りも青っぽい要素が強いし、味わいも全般にぎごちなさが感じられます。ボトル半分残しましたが、たぶん明日のほうが印象はよくなるんじゃないかな‥。ということで、明日に続きます。
2008年05月22日
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今日は上の子の小学校の入学式でした。幼稚園のときはほとんど式典には参加しなかった私ですが、今回は、有給休暇をいただいて出席しました。娘が通うのは、私の母校ではないのですが、それでも何十年ぶりかに入る小学校の構内というのは、なんとも甘酸っぱいような懐かしさを感じさせるものでした。さて、ワイン愛好家たるもの、こういう日こそ記念のワインの開け時なんですが、娘の生まれ年の2002年となると、ボルドーはもちろん、ブルにしても上位クラスはちょっとまだ早い気がするし、さてどうしたものかと悩んだ挙句、結局セラーの中から選んだのがこの銘柄です。ご存知サンタバーバラの怪人?ジム・クレンデネン氏が娘の名前を冠したこの銘柄、以前は単に「イザベル」という名称でしたが、01年から「イザベル・モーガン」になったようですね。このイザベル、何年か前に飲んだ98年は激ウマでしたが、この2002年については、WA誌では86点という低評価。さて、どんなものかという興味もあり。。色調は濃いめのガーネットで、エッジにはオレンジが見え隠れしています。香りはトーンの低い、ブラックチェリーやブラックベリーなどの黒い果実、スパイス、焦臭、それにキノコや黒い土系のアーシーなニュアンス。口に含むと、たっぷりとしてクリーミーな味わいで、ややオコゲがかった黒い果実をジワジワとした酸が支え、タンニンは柔らかです。余韻の短さや焦げたフレーバーなどイマイチな点はありますし、何年かに一度の記念日に開けるには、やや迫力不足の感は否めませんが、WA誌の86点というのはちょっと辛すぎではないかと。多少贔屓目が入るかもしれまえんが、わたし的には、ほどよく熟成が入って美味しくいただけました。ちなみに、同じくオ・ボン・クリマから、息子の誕生を記念してリリースされたのが「ノックス・アレクサンダー」。こちらは下の子のVTの03年を購入してあります(ベタですが…(^^;)。イザベルにしても、一時ほどのベラボーなプライスは影を潜めましたし、こうした銘柄をお子さんの生まれ年の記念に揃えておくのもよろしいかと思います。★楽天でオ・ボン・クリマを探す
2008年04月07日
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昨日は昼すぎまでのポカポカ陽気が一転、夜はヒューヒューと風が冷たく、気温も下がりましたが、そんな中、会社の同僚宅にお呼ばれしまして(押しかけたともいう‥)、すばらしい手料理の数々やワインなどをご馳走になりました。ワインでは下記の銘柄が印象に残りました。*カレラ・マウントハーラン・ピノノワール2005こんな銘柄がリリースされてたんですね。まるやまさんの説明を勝手に引用させていただきますと‥、~カレラの最新ピノ・ノワール。若樹のため、他のエステートをスペシャル・ブレンド。~このマウント・ハーラン ピノ・ノワール2005は何と!セレック 23%、ミルズ 22%、ジェンセン&リード 15%もアッサンブラージュ!神髄を知る至極のコストパフォーマンス。~その他はマウント・ハーランの若樹28%、ミルズ、ジェンセン、リード内の別区画の樹齢20年~30年のピノ10%で造られています。~新樽比率30%、16ヶ月の樽熟成。若いビンテージですが、タンニンがよく熟しており、今から美味しく飲めます。シロップに漬け込んだカシスやラズベリー、ダージリン、シナモンなど健康的な香り。口に含むと豊かな果実味によるリッチな味わいですが、酸もしっかりとしており、ダルな感じはありません。目鼻だちのくっきりした、万人受けしそうな味わいで、プライス的にも納得感があります。★楽天でカレラのピノを探す★*レ・カルム・ド・リューセック2002シャトー・リューセックのセカンド。ファーストラベルは、値段も値段ですし、ある程度熟成させないと、甘ったるいだけで複雑さが出てこず、もったいない感じもしますが、セカンドのこちらはプライス的にもリーズナブルで、程よい甘さ。今から美味しくいただけます。自分ではなかなか買わない銘柄ですが、こうしてたまに飲むとと改めてソーテルヌもいいなあと思いますね。★カルム・ド・リューセックのビンテージ違いを探す★
2008年02月24日
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