全3件 (3件中 1-3件目)
1
ドン・ジョバンニ出演者によるモーツァルトソロとレクイエム、みんなが楽しんで歌っているのがわかりました。 ヴィラゾンが1部歌って降板!明日のドン・ジョバンニ最終日は歌うのでしょうか?でも、サミュエル・サッカーが再度聞けてよかったです! マルコムよかったものなぁ~お目当てレジネヴァのソロも聞けて満足。しかし、みなさんエロスのオーラがすごいですね、さすがスターです。 指揮 アントニオ・パッパーノソプラノ アルビナ・シャギムラトヴァアルト ジョイス・ディドナートソプラノ ユリア・レジネヴァテノール ローランド・ヴィラゾンテノール サミュエル・サッカーバス イルデブランド・ダルカンジェロロイヤル・オペラハウス管弦楽団、ロイヤル・オペラ合唱団 曲目第1部 アリア集 <レジネヴァ>モーツァルト:アリア「あなたは今は忠実ね」K.217 <ダルガンジェロ>モーツァルト:演奏会用アリア「このうるわしい御手と瞳のために」K.612 <シャギムラトヴァ>モーツァルト: レチタティーヴォとアリア「わが美しき恋人よ、さようなら~とどまって下さい、いとしい人よ」K.528 <ヴィラゾン>モーツァルト:レチタティーヴォとアリア「憐れな男よ!夢なのか、それともうつつなのか?~あたり吹くそよ風よ」K.431(425b) <ダルカンジェロ>モーツァルト:レチタティーヴォとアリア「このようにあなたは裏切るのか~苦く酷い後悔よ」K.432(421a) <ディドナート>モーツァルト:レチタティーヴォとアリア「どうしてあなたが忘れられるだろうか~心配しなくともよいのです、愛する人よ」K.505(ピアノ:アントニオ・パッパーノ)休憩第2部 モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626ソプラノ シャギムラトヴァアルト ティドナートテノール サッカーバス ダルカンジェロ 2015(平成27)年9月19日 東京文化会館大ホール
2015年09月19日
コメント(0)
ヴィラゾンをオッターヴィオに、今わたくし一押しのレジネヴァをツェルリーナに持ってきてくれる贅沢さ。これにダルカンジェロ、シャギムラトヴァにディドナート、エスポージトという豪華さは、来てよかったを実感。 オールスターキャストは来日公演の醍醐味の反面、下手くそな指揮者だと単にバラバラと歌の共演になって退屈なのですが、パッパーノはさすがです、作り出す世界にみんなハマるのですから。すごいです、最高です。 昨日のマクベスもそうでしたが、15時開始という、眠くなっちゃう午後のひとときに、集中させてくれる音楽ってひさびさでした。 歌手については言うことなし。とにかくすばらしい。話題のプロジェクション・マッピングは、東京駅とか国立博物館のをさんざん見たせいか、騒ぐほど大したことないなぁというのが正直な感想。2幕、シャンパンの歌で、ダルカンジェロを中心に万華鏡のように回るマッピングや、ドン・ジョバンニのセレナーデでレポレロの白い衣服にドン・ジョバンニの服装を映してエルヴィーラを惑わす場、エルヴィーラの侍女をドン・ジョバンニが落として衣服を脱ぎ捨てたような映像投影とかは、生かしてるなぁと感じました。それより衝撃は、ドンナ・アンナがドン・ジョバンニに落とされて、ホントは惹かれてしまって( わたしはそう感じました。) いるのを露骨にみせてること。冒頭、満ち足りた笑顔でジョバンニと共に現れ、父の騎士長が出て来て困惑する。中途でジョバンニと部屋に入っていく。いままでのドンジョバ演出では、どっちなのかなぁという曖昧なのを、こんなにも露骨に!完全に貴族としての体裁でオッターヴィオに身の危険を訴えてる感ありました。そして、オッターヴィオも、わかっているけど、プライドと損得勘定からアンナを攻めきれないやりきれなさを、技巧満載アリア「私の愛する人を慰めに行ってください」を泣き節調にすることで、吐露しているように感じました。そういう意味では、ツェルリーナもホントは権力と富を持つジョバンニに惹かれながらも、分相応を意識してマゼットを選ぶ感満載。エルヴィーラはなんか普通の演出以上にジョバンニへのアピールを感じたし。。 ロッケンロール本場、さすがイギリスの演出!!と感じました[m:50] 指揮 アントニオ・パッパーノ演出 カスパー・ホルテン演出助手 エイミー・レーンレポレロ アレックス・エスポージトドンナ・アンナ アルビナ・シャギムラトヴァドン・ジョヴァンニ イルデブランド・ダルカンジェロ騎士長 ライモンド・アチェトドン・オッターヴィオ ローランド・ヴィラゾンドンナ・エルヴィーラ ジョイス・ディドナートツェルリーナ ユリア・レージネヴァマゼット マシュー・ローズドンナ・エルヴィーラの侍女 チャーリー・ブラックウッド フォルテピアノ アントニオ・パッパーノロイヤル・オペラ合唱団 、ロイヤル・オペラハウス管弦楽団 2015(平成27)年9月13日 NHKホール
2015年09月13日
コメント(0)
焦らず、サスペンス調にじっくりネチネチ攻めてくるパッパーノ、いいです!まったく飽きない。ドン・ジョバンニをオールスターキャストにしたから、マクベスはパッパーノのやりたいようにやったのでは?戦略にはまってしまいました。 キーンリサイドはもうお見事です。最初は小心者感がみなぎって、まわりの歓声に手が震えちゃってるんですから、細かい演技がニクい!でも最後は人生達観してしまう。「慈悲、尊敬、愛」を歌ったあとの、ラストのモノローグをキーンリサイドは大事にしているというのが、たいへんよくわかります。そう、マクベスは、本当は自尊心が高く、でもそれをあらわにすると、叩かれるということがよくわかっている、賢いやつ。実は世渡り上手で小心者を演じていただけなんじゃないのか?でも、俺は王さまの前では小心者を演じられる、たいした人間なんだというプライドみなぎる、すっごい嫌なやつなのかもしれない。魔女と出会って、冷静さをなくしてしまった。ある意味、魔女はマクベスの本心なのかな、とも考えます。 そして、夫人の方が実は小心者で、隠すためにわざと虚栄心押し出して、勝ち気さを振る舞う。でもキャパオーバーになって、最後は崩壊する。悪いことを悪いと感じないホントにクソなやつは、自己嫌悪でなんか死なないし。 モナスティルスカは難役のマクベス夫人をしっかり歌って演じていたと思います。まぁ細かいこと言えば、アジリタ部分をもっとちゃんとできていればとかありますが、やっぱマクベス夫人は歌唱テクニックを超越するオーラと存在感がないと役に負けてしまうし、モナスティルスカはそれにマッチしていました。有名な、手紙のシェーナからはじまるカヴァティーナより、ラストの狂乱の方が聞きごたえありました。マクダフのイリンカイの悲しみのアリアは泣けました、最後にビシッと締めてくれてます。 幕間のシャンパン飲みながらや、帰りの電車でひさびさにいろいろ振り返って考えることができて、楽しかったです。 指揮 アントニオ・パッパーノ演出 フィリダ・ロイド再演監督 ダニエル・ドーナーマクベス サイモン・キーンリサイドマクベス夫人 リュドミラ・モナスティルスカバンクォー ライモンド・アチェトマクダフ テオドール・イリンカイマルコム サミュエル・サッカー医師 ジフーン・キム夫人の侍女 アヌーシュ・ホヴァニシアン刺客 オーレ・ゼッターストレーム伝令/亡霊1 ジョナサン・フィッシャー亡霊2、亡霊3 野沢晴海、鈴木一瑳ダンカン王 イアン・リンゼイロイヤル・オペラ合唱団、ロイヤル・オペラハウス管弦楽団2015(平成27)年9月12 日 東京文化会館大ホール
2015年09月12日
コメント(0)
全3件 (3件中 1-3件目)
1
![]()

