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2010年05月16日

Ｗ杯対戦国も応援願い込め旗づくりサッカー

６月に南アフリカで開かれるサッカーＷ杯を盛り上げようと、県内の児童ら約５０人が１５日、岐阜市宇佐の県美術館で日の丸と、Ｗ杯グループリーグで日本と対戦する国の国旗のデザインを融合させた、「マッチフラッグ」づくりを行った。　この取り組みは、同市出身の現代美術家で東京芸大教授の日比野克彦さん（５１）の発案。日比野さんは、「サッカーを応援するというサポーターの気持ちはどの国も同じなので『マッチ』することを思い立った」という。賛同した日本サッカー協会が主催し、４月から６月までの予定で全国１４か所で行われる。
　日本と対戦するのはカメルーン、オランダ、デンマークの３か国。この日は、カメルーンとデンマークの国旗と日の丸を組み合わせた。
　旗の材料は参加者が持ち寄った古着で、一針一針丁寧に縫い合わせて縦約１・８メートル、横２・４メートルの旗をつくった。出来上がった旗は、日比野さんが南アフリカに持参し、スタジアムでの応援で掲げるという。
　参加した瑞穂市の小学２年坂井淳一君（７）は、「裁縫は初めてだったけど、頑張ってほしいと願いを込めて縫った」と笑顔を見せていた。
　また、旗づくりにはサッカーＪ２・ＦＣ岐阜の２選手も参加。２選手は岐阜を盛り上げようと、「全国豊かな海づくり大会」の「ヤマリン」、「ぎふ清流国体・ぎふ清流大会」の「ミナモ」の両マスコットキャラクターと、「ＦＣ岐阜」の文字によるマッチフラッグもつくった。
　こちらは、ホームスタジアムの「長良川球技メドウ」に飾る予定という。