深秘の華苑
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会社の意向による、あたしの箔を付ける行事に伴いあたしは最近あたふたしてしてしまっている。あたしは其の「あたふた」の渦に呑み込まれて然るべきであるがあたしの周りの人は更に「あたふた」している。なんだろう。さよならを告げる人が辛いのは辛いのだけど残される人も辛いのよ、みたいな。でもさよならを云われるより云う方がもっと辛い事も在り。其の、「残される立場」である後輩が「最近、俺の頭の中『やわらか戦車』の歌が流れて仕方無いんす」と宣った。確かに『やわらか戦車』な状態だよな、と妙に納得する。生き延びねばならぬが武器の類はお持ちではない我ら。直属の上司は信頼に値する大好きな人なのだけど会社の上層部の意見が日和見過ぎて対応できない。仰る事は正論極まりないのだが其の正論は現状のうちの部署には適応できないのですよ、と感情を含めず理攻め説き伏せる自信が無い。既に類縁体全体の公式な忘年会を終了し後は細分化された忘年会が幾つか控える建前上の年末シフトに入ったが別件で休日返上対応&箔付けへの旅に絡む後始末を終えられない今年を忘れる事ができるのか非常に微妙な状態で。生き残れるのかなぁ。迚も心配してくれるのは解る。あたしに逢いたがっているのも解る。あたしも逢いたいけれど。公的に此れだけ余裕が無い状況では未来の無い関係を再開してしまってドツボに嵌っても構わない、と覚悟出来る程の根性は既に存在しない。出来るならば、此れ以上瑕を増やしたくない。本当は逢って抱っこしてくれるだけで其の場のあたしが救われる事も自覚しているけれど後々其の抱っこが重い瑕として残るのが目に見えているから貴方との接触は持たない。本当に大好きで仕方無いけれど。ごめんなさい。
2009.12.09
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