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話題の本。遅ればせながら読んでみた。ある中学校で、そこに勤める教師の娘が殺される。その年の年度末、辞職を決めた教師は終業式後のホームルームで事件の真相を語り始める。それが第1章。続く章では、犯人とされた少年たちとその家族、クラスメイトの視点から事件および事件後の顛末が語られる。犯人が徐々に追い詰められ、印象的な結末が最後にある。ほんの数時間で一気に読んだ。犯人が追い詰められると言っても、警察関係者は一切出てこない。犯人は自分のこれまでの人生という文脈の中で、日常に身を置いたまま裁かれる。法による処罰なんて、実際たいした意味はない。本当に裁くというのはこういうことだ、とそんな感じの本、かな。最初、教師の独白で始まるためにこんなことを言ってはきっと失礼だけどバカリズムのコントが頭をかすめ、時折ひとりで笑ってしまった。こんな感想を書いて申し訳ない。。。けど、そう思う人もたまにはいるはず。。。--ここから先は私事ですが創作関係で、「ほんのちょっとだけ」良いことがあった。ある日限までは人に言うべからずと言われているのだけどそんなことを言われたことはもちろん初めてなのでそれだけで舞い上がる心地がしている。
2009.08.31
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職場の近くにねこがいる。何年も前からいるので、何年も前から相当な年寄りだと言われている。白いねこ。人なつっこくて近づいても逃げない。行き帰りの道ばたにいればそのたびにひと撫でし、遠くに見かけたときには「にゃあ」と呼びかけていた。するとねこの方でもこちらを覚えたらしく「にゃあ」と呼べば「にゃあ」と返してくれるところから始まりそのうち向こうから「にゃあ」と言ってくるようになった。もちろん「にゃあ」と返す。先週は毎日だらだらぼーっと帰途についていたのだけどどこからともなく「にゃあ」と声がする。しばらく進むとそこにそのねこがいるのだった。向こうから呼びかけてきたくせに、近づくとあんまり興味のなさそうな風情に振る舞う。そんなねこの近くに座り込んでひと撫で、ふた撫で。撫でられても意に介さない感じなのに、そろそろ帰ろうと立ち上がると「ふん?」と一応見上げてくる。はいはい、と思いながら帰る。またあしたね、と。このねこには、ほぼ毎日ごはんを与えに来る人がいる。たいてい6時半くらい。飼い主なのかどうか知らない。彼女と一緒にいるねこは私が通っても知らん顔をする。ただし、なんとなく、こちらを意識している風ではある。ちょびっとだけ、居心地がよくなさそうにしているようにも見える。そこで、はいはい、何にも言いませんよ、と思いながら側を通り過ぎる。ごはんを与える彼女は、このねこが他の人に声をかけているなんて知らないんだろうなあ。そして、彼女や私の他にも、このねこと懇意にしている人がたくさんいるんだろうなあ。ねこめ。全然いいけど。
2009.08.26
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