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時間潰しのため、ゴールデン街にあるフリージャズバー、シラムレンへ。いつもはYちゃんと一緒だが今日はSさんとHさんと一緒に。よかった。開いてて。ルイ・スクラヴィス(cl)のサイレントムービーというサントラCD(ECM)。シラムレンらしからぬ(←偏見)綺麗な音でとても気に入る。かなりまったりと過ごす。やっぱり落ち着いちゃうんだよなぁ。ここ。そしていつのまにか年が明けていた。こういうのもありだなと思う。自然な時の流れ。新年の抱負?Sさん「スピード。」(またかよ!)Hさん「着物を着付けられるようになること。アイルランドにもう一度行くこと。」(おおー。なんかすごい。具体的に目標立ててる!)そしてわたし「仕事覚える。」(つまんねー)「好きなことをする」(それって抱負かよ!)ゆるゆるとロフトへ移動。人の入りはまぁまぁ。ラフィンノーズがやっていた。すごいなぁ。なんというか時が止まってるというか。でも異なる人々を眺めるのも楽しいな。dip。27分くらいの短い演奏。PICO氏(synthe)入り。キノシタナイトのシェルターを思い出す。全て1.5倍速ステージ。1曲めはどうやらベックのカバーだったらしい。「no where to go」「it’s too late」ギターアレンジが多少変わっていて新鮮な響き。ロックはリフだ。「9souls」あれ。ササセッズってうたってるような・・・。スピード狂アレンジにとても合う曲。もっともっと速く速く。「lust for ife」わーい。ひさびさ。でも速すぎるよ・・・。バーコーナーでドリンクを貰った後もう別に観るものもないので外に出る。出口付近にひとりうつむく山路氏が。しかし当然のことながら何も話し掛けることはできず、かろうじてSさんが「おつかれさまです」と声を掛けたようで会釈されていた。「面影屋珈琲店」にてまったりす。早朝(というかまだ夜中)からケーキセットなど食す。なぜかそろってベイクドチーズケーキ。そういえばシラムレンでもそろって赤ワインだったな。なんか面白い。
2003.12.31
青山ブックセンターにて立ち読みす。美術手帖の表紙が会田誠氏。おお!っと思ってぱらぱら観る。ついこの前まで開催されていた「my県展」@ミヅマアートギャラリーの作品がカレンダーになって付いていた。そしてひとつひとつに詳細な会田自身のコメントが。またまた笑いをこらえるのに必死になってしまう。おもろしいー、やっぱこの人。近くに「ファーストタイム」(曰く『東京的男気炸裂青春群像写真集』)があったのでぱらぱら観る。そして思った。やっぱり村上淳と会田誠は似てる(特に意味なし)。「ジェローム神父」も眺める。これはかなりよくできている。会田の作品とサドの文章と本の装丁が渾然一体となっている。あー。欲しい。浅川マキの公演最終日を観に行こうかしらと思って当日券を買おうとしたら「立ち見になりますがよろしいですか」と云われ少し迷った結果、やめることにする。むしゃくしゃするので楠本まき豪華画集を買ってしまう。このネタいつまでもたせる気であろうか。でもついつい買ってしまうのだよなぁ。装丁がよいと家に置いておきたくなっちゃうし。「伊万里」のスープがむしょうに食べたくなったので下北に移動。が、既に年末年始の休業中。うなだれつつ、結局「ゆめや」でカレー食す。久々。やはり美味しい。こういう普遍的なお店?は安心できる。その後、「トロワシャンブル」へ。バーの方。まだ時間が早い所為かお客さん居なくて貸切状態。わーい。今日もまたよい曲がヴォリューム大きめでかかっていてうっとり。自家製レーズンバター美味。付け合せの生ハムは薔薇のかたちに丸められてあった。店員のお兄さんはあまりバーっぽくない雰囲気でむしろカフェっぽいなぁと思ったら、そのとおりでカフェのほうの常連さんだったらしい。そしてかかる曲も後で考えるとカフェっぽかったかなぁなどと思う。でもそのくらいのほうが自分にとってはちょうどいい。時間が有り余っているため映画でも観ようかと思ってシネマ下北沢へ。「赤目四十八瀧心中未遂」という映画。サントラが確か千野秀一氏でチラシを観たことあった。女性が水に浮かんだ(オフィーリア!)綺麗なチラシ。既に10分ほど始まってしまっていた。主人公生島が木造アパートでひとり辞書に名前をつけ、語るシーンあたり・・・。ヒロイン、綾役の寺島しのぶがよかった。原作から思い入れがあったらしい気迫を感じた。全体的には地味だがしかしゆっくり丁寧に描いておりしらずしらず惹きこまれる。2時間30分ほどもある長編だが、その長さは必然であるように思われた。心中といっても暗さや湿っぽさはあまりなくからりとしている。方言がいい味をだしていて、そのリズムがゆったりとここちよい。ツィゴイネルワイゼンや陽炎座を作った人が監督と聞いて納得。映像のコントラストの美しさや舞台セットなどに共通するものを感じたから。マネキンの少年がでてきたが、もしかしてフォコンへのオマージュなのだろうか。配役の妙。内田裕也氏は役にはまりすぎていてはじめ気づかなかったくらい。お約束の麿赤兒も登場。内田春菊や大宮イチ(名前変わったみたいだけど)、絵沢萌子、大楠道代など個性派揃いの脇役陣。ラストは2パターンが交互に映し出されて不思議な気分になる。現実はタイトルにもあるとおりなのだろうが、ふと不安になる仕掛けのあるラスト。
2003.12.30
新宿の「ピース」にてYちゃんとひさびさに少し話す。オレンジジュースを頼む。「100%ですか?」と聞いたらそうだというのでオーダーしたのだが、どう考えても違う味・・・。まぁいいや。恒例クリスマスパーティの写真を見せてくれた。Yちゃんはこれから下北でライヴ、わたしは六本木。雰囲気はアートランドを広くしたような、やはり手作り感覚溢れるほんわかムード。super deluxeは二回めだが前回とはだいぶ雰囲気が違うなぁ。ソファもないし。みんな地べたに体育座り。でもアートランドより余裕があるので多少は楽。友人によると客入れの段階でもリハをやっていたよう。もう少しはやくくればよかった。そして、わたしの座り位置からだと見事に工藤さん後向きなのであった(ギター弾く際)!あぅ。でも後姿なんて逆に貴重かもと思い直して、そして後姿も素敵だと思い直して観る。さやさんはなんとドラム。フルートのお二人が初見。結構、効いていた。衝立の後ろにも何人かいたようだが全く見えず残念。PCで音の処理をしていたような。かなりノイジーな音がたまに巡った。1曲めは初見。うたありでいい曲。たてつづけに、愛されたい犬のように/腰砕けの犬のように。嬉しい。desperate。前回見たときとは別の曲のようであった。こうやってひとつの曲が進化してゆくのは楽しい。アイルランドの日の出。新作の1曲め。嬉しい。続いてopen field。いい曲。。。なんかそれしか云えない。語彙力のなさを恥じる。完成される前の危うさとともに、全ての美しいメロがある。そして聞き覚えのあるフレーズが。なんとジャズのスタンダード曲「round midnight」で一部終了。映像の幕が横の壁面に掲げられてあったが結局何も写らなかった。休憩中、漫想2号を購入。CD付き。ミントティー(カップ大きい!)でリラックス。二部。trees。ロングバージョン。次の曲も。各ソロパートあり、広がりかんじ楽しかった。次。無力無善寺でやった(工藤さんが大正琴を弓で弾いていた)曲。植野さんのサックス◎ 工藤さんピアノ、礼子さんヴォーカルの曲。礼子さんの声はやはり素敵だ。色彩が一気に変わる。ラスト。「身辺整理・・・」からはじまる曲。裏窓でちらりと聴いた曲がバンド演奏になっていて感慨深い。アンコール。blues du hour。「これは12月16日に作られています。みんなは知らない曲です。パターンはきまっています。ミ ソミミ ソミ・・・決まりがいっぱい在って・・僕がワンコーラスやるから・・・」 「まってまってもう一回。今のでもいいんだけど」 礼子さんのヴォーカル入る。「寒い六本木ヒルズのあいだを抜けて~」 「もう一回やる?今のでもいいんだけど」 「いい?もういい? こういうものなんです」「もう一回やろ」「これがほんとに最後です。でもおんなじようなかんじだと思うけど」 などというやり取りを経てラスト。結構素敵に纏まった感あり。久しぶりにSさんとお茶(にしようかと思ってたけど空腹感に負け結局食事)する。六本木ヒルズはなんだか迷路みたいでどこにお店があるのか検討つかずうろうろ。風すさまじく寒い。東京タワーがちらりと見えてとても綺麗。でもうっとりしてる場合ではないくらい寒い。とりあえずやっとみつけたタイ料理?のお店でトムヤンクンリゾットなるもの食す。なかなか美味。そしてヴォリューム多し。Sさんのオーダーしたチーズ入りきのこリゾットも美味(というかこっちのほうが味的にはよかったかも)。ライヴ時に会っても帰りの時間が心配でせわしないことが多いのでこうやってゆっくり話す機会はあまりないので楽しかった。
2003.12.27

2003.12.24
明日が休みなので映画でも観に行く事にする。渋谷から恵比寿まで歩いてしまおうと思ったら、間違えて代官山に行ってしまう。しかしとおても綺麗なイルミネイションがみえてきたら、まぁ別に時間も有り余っているしいいかぁという気分になる。代官山のイルミネイション、いいっす。建物と人がそれほど集中していないからかなぁ。いきなり真っ暗になったり、明るくなったり。歩いているといろいろな発見があって楽しい。しかも暗いので道がかなりあやふやでなんだか迷路のようでもあった。(というほどの入り組んだ道でもないけどね)恵比寿のガーデンプレイスは今年もバカラのシャンデリアが飾られてあって、こちらもクリスマスムード満点であった。老若男女、記念写真を撮るのに忙しい。こんなところにわたしひとりでいていいのだろうかとふと思ったりするが、不思議なくらい気持ちは穏やかで流れる人々をまるで映画でも観るように眺める。このひんやりとした空気にキラキラしたものはよく映える。やっぱり冬が好きだ。ガーデンシネマにて10ミニッツ・オールダー人生のメビウス版のほうをみる。人はガラガラである。そんなもんなのかー?会場が広すぎるのかー?わたしとしてはビクトル・エリセ、ジム・ジャームッシュ、ヴィム・ベンダース、ヴェルナー・ヘルツォークとかなり気になる監督の面々だったのでとりあえず観とかねばというかんじであったのであるが。全体を通して流れるテーマがかなりムーディーなジャズでうっとり。まずはカウリスマキ『結婚は10分で決める』いつもの調子でいつもの役者。この人の作品を観てると小津安二郎を思いだす。結婚を決めたカップルの話し。ビクトル・エリセ『ライフライン』冒頭の映像からその美しさに見惚れる。音のない(ただひとつあるのは振り子時計の音のみ)カットの羅列。反復。強烈に意識に残る。生命の誕生。ラストに到るまで終始完璧。ヘルツォーク『失われた一万年』ドキュメンタリー?映像的には異質だが一番テーマと合っていてしっくりくるように感じた。文明とは?ジム・ジャームッシュ『女優のブレイクタイム』モノクロームの映像にクロエ・セヴェニーが美しすぎる。タイトルそのままの内容。ベンダース『トローナからの12マイル』これは笑った。オーバードーズでバッドトリップ。なぜか車を運転していて、周りにはなんにもない。もうだめだー!!!どうしよおー!!!(なんのことはなく終わる)という映画。スパイク・リー『ゴアVSブッシュ』いろんな人がしゃべりまくっているだけでわたしにはよくわからなかったっす。アメリカ大統領選についてあーだこーだいっていた。チェン・カイコー『夢幻百花』意外にもよかった。アニメーション化してゆくラスト、綺麗。
2003.12.22
最近の渋さ人気はすごくてこの日も抽選だった様。お客さんたくさん。しかも異色のゲストも入って不思議な客層(エンケンファンに渋さファンに冠ファン。まぁ圧倒的に渋さファンだろうが。でもエンケンー!と叫ぶ人も結構居た)。久しぶりに観たが(夏以来かな。しかも夏はちゃんと観れてないので実質的にはもっと前。。忘)すばらしかった。しかもこの会場、というかスタジオ。渋さの音(特にホーン系の音)にぴったりマッチしているのだ。音がつぶれずにすべて高く響いて聴こえてくるので気持ちよいことこの上ない。今回の渋さは片山広明ts/芳垣安洋dr/つの犬/松/ヒゴヒロシb/オノアキ/渋谷毅/中島さちこ/斉藤社長g/大塚さる寛之g/北陽一郎tp/辰巳英康/ムロアヤfl/高岡大祐/広沢哲/鬼頭哲/泉邦宏/小森慶子/立花秀樹/鈴木新/勝井祐二vln/赤坂む~ちょ/渡部真一/ペロ/東洋/不破大輔/ふる/ちえ/ ゲスト/冠二郎 遠藤賢司 という豪華メンバーである。つまらぬわけがない。1曲めはロバート・ワイアットの「at last,i’m free」でしっとりと始まる。片山氏のサックスが効いている。いい曲。エンケン入り「東京ワッショイ」で早くも炸裂。ロックンロール。すごい迫力。続いて「不滅の男」mc。とばすとばす。メンチまつりのはなし。「フジロックではイギー・ポップと対決し、今日は和製トム・ジョーンズこと冠二郎さんにきっと勝ってみせましょう!」と高々と宣言。なんなのだこのテンションの高さは。続いてフォークギターに持ち替えるとうたいかたが全く変わる。「夢よ叫べ 」あぁやっぱりわたしがすきなのはこちらのほうだ・・・。公録でこんなのみれてしまうなんてなんてなんて贅沢なんだ・・・。続いて冠二郎。「バイキング」一気に渋さが冠氏のバックミュージシャンに早変わり。なんだなんだ。笑いがとまらない。冠ファンはいつのまにか(サクラじゃないよなー。。。)皆「冠」とでかでかと名のはいった団扇を振っている。そしてmcがすごい。飛ばしまくっている。熱すぎるぞ。「ムサシ」嘘だろっていうくらいベタなサビでしかもよくわからないぞ。「ナムサン」って。お水飲んで「グッドテイスト!」って。「冠レボリューション」って。しかししかし、なんだか結構いいうたじゃないの。なんて思いはじめている自分。「演歌会の中間管理職」ってことばが胸に沁みたよ。「望楼の果て」泣ける。「炎」これは演歌をパロディ化してる。すごいぞここまでくると。「アイライク演歌♪」って・・・。しかししかしなんだかんだといって冠氏の大迫力に興奮しこんなに字数を使って書いているわたし・・・。短い曲1曲で一部終了(渋さの曲のタイトルってわたし全然知らないのです・・・)。疲れきった様子の不破氏が印象的。二部。チンドンのような、ブレヒトソングのようなテーマ曲とともに客席のなかから連なって登場するメンバー。混み混みなのに無理矢理通る通る。そしておなじみのナンバーで幕開け。この壮大でせつないメロを聴いたら涙を流さずにおれましょうか。お祭り音楽。何も考えずに踊れる音楽。しかし日本的情緒感に溢れている。どこまでも連綿と続く。この自由感は確かにジャズのものだ。いつのまにか2時間以上経っている。アンコール。冠さん加えて渋さの曲。全て終わったのは10時半くらいか。休憩抜かしても2時間半は越している。疲れたー。けどやっぱり渋さはいいな。ダンサー(お姉さま☆も白塗り組も)も素敵だし、魅せてくれるのです。楽しませてくれる。渋さ知らズという名前のエンターテンメント。
2003.12.18
前日、前前日のビル・ラズウェル公演で疲れ果ててしまわれたのか、お客さん少なめで拍子抜け。しかしながら、内容の濃い、轟音ではないのだけど轟音にも勝る濃密感を感じさせる数少ないライヴだったと思う。はじめはtsaharと中谷氏duo。tsaharのtsはのびやかで開放感があり、自由に聴こえた。そして常にフラットでどちらにもゆける。中谷氏はそのなかで自由に遊んでいるようである。リン(仏具の。多分)をたくさんドラムの上に並べて廻して音を出したり。いろいろなところを叩いたりして。2曲ほど演奏したのち、ゲストが入る。このゲスト達が曲者というか強者で、雰囲気ががらりと変わった。菊地氏は一番まともそうに見えるがなかなかの曲者で、ふっとしたときに顔を出し、印象的なフレーズを残す。宇波氏は見た目も謎なら扱うものも謎で音も謎。全く不思議な人である。大友氏はギターに加工音を加えたり、リンを弓でこすったりしていた。それぞれが全く独自の音世界を構築していて、それがひとつの大きなうねりになり、わたしは眠いのも手伝って、その音の波に全身を包まれているのを感じる。ふっと我に帰るとなんだかただならぬものを感じてきてすごいすごいとつぶやく(こころのなかでね)。
2003.12.16
MD壊れたので詳細に書けず・・・。無念。山本さんはついにひとことも話さずに終わった。照明が明るくなってスタートして、暗くなって終わる。純粋なインプロは1曲めオンリー。ジャムセッションっぽい曲。リズムはファンクっぽい。「不明のバラッド」はやはり、というかんじで素晴らしかった。ほかの曲はこの前のスタパのライヴとあまり被っていない選曲だったように思う。(しかし、記憶は遠い。あぁ。ほんとに忘れっぽいなわたし。)羅針盤バッチを貰い、早速バッグに着けようとすると壊れてしまった。あーあ。時間的にまだ余裕そうだったのでラママへ向かう。坂を登る登る。入り口にSさんが居た。「ハシゴ?」といわれる。そのとおりです!仕事始めたことなどちらっと話す。話を聞いていない風だったので(よそを向いていてつまらなそうにみえた)むくれると、いやこういうほうがちゃんと聞いているのだという。よそを向いているのはその情景を想像しているのだそうである。むしろにこやかに人の顔を見ながらそうですか~などと云っているほうが聞いていないのだと。むむむ。そうかーそうだったのかー。全く毛色の違う対バン客をものめずらしげに見つめる。終わると見事に最前が空いたのでジリジリと詰め寄る。Yちゃんを見つけて、仕事始めたことなどをやや興奮気味に話す。SE(BGM?)は何故かバウハウス。合わせて弾く山路氏。好みの選曲。よい音空間。当日券でもきてよかった。大満足な1日であった。リトルモア繋がりで羅針盤とdip対バンなんてのもあったらなぁ。最近よいリリース多いし、リトルモア主催のライヴイベントなんて合ったらいいのになぁ。
2003.12.14

作場知生さんという人の個展を新しくできたばかりのヴァニラ画廊というところで観る。意外と広々としたギャラリーで入り口入ると無数の鉛筆画(書きかけデッサンのような)の連なりに圧倒される。このように並べるのもありだなぁ。とてもお洒落。つい見入ってしまう。「くわえモノ」が多いなぁと漠然と思う。絵画のほうはデジタルとアナログがうまく融合していて質感が面白い。こういう廃墟っぽい空気感はやはりよい。ただあんまりグロテスク(怪物っぽいの)すぎるのは入り込めない。ボックスアートも◎。あと、物販でタロットカードが販売されていて真紅の箱に入っていて、カードの質感も丁寧に描かれた線画もたいへんツボ。購入したい欲求に激しく駆られるが我慢。同じ建物のなかのミリュウにて水野恵理さんというひとの個展。繊細な油絵。兎の絵に惹かれる。まるまっていてかわいい。洗練された御伽噺的世界。表参道まで移動。青山学院のそばを通るとクリスマスツリーが飾られてあった。シンプルで質素だが綺麗。ぼーっと眺める。 「≒会田誠」。何故?というほど人が入っておりほぼ満席。人気ものぶりを思い知らされる。会田誠という人に興味を持ったのはナディッフで観た「食用少女美味ちゃん」シリーズが初めだったと思う。とある雑誌のインタビューで少女偏愛論を語っていたのが更に興味をそそった。しかし、この人は一筋縄ではいかない人物で「女の子書くと売れるの分かったら書きたくなくなった」ということで?いつも全く違ったさまざまなタイプの作品を作っていてなんだかよくわからないけどとても気になる作家だなと思うようになっていた。そんななかで今回のドキュメンタリー。事前情報でかなりのダメダメっぷり(無気力大陸というサブタイトルどおりの)を聞いていたのだが、なんだ、思ったほどダメダメじゃないじゃないのという感想を持った。あーつかれた。と多言したり休憩ばかりしてお手伝いさんばかりにめんどうくさい作業をやらせたりしながらも、結局最後まで仕上げている。常にこれでいいのかなぁという漠然とした不安に駆られながらそのときできる全てをやり尽くしている。おお。すごいよやっぱりすごいよ。監督の突っ込みが画面下にでるのもツボを心得ていてかなり笑えた。ドキュメンタリーというと固く思われがちだがこういうのだったら全く気負わず見れるのではないかしら。中島みゆきの「はじめまして」が胸に沁みるよ。はじめまして あした っていい言葉じゃないの。
2003.12.13
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