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yuko1022

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September 15, 2004
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カテゴリ: 就職、H1ビザ
この場をかりて、今までビザの件に関して応援してくださった方々にお礼申し上げます。

弁護士は申し分のない新しいLabor Conditionを作成してくれたのですが、副社長の同意を得ることができなかったためです。彼が持ってしまった弁護士への不信感と会社運営を妨げるものでしかない手続きに、完璧にビジネスマンである副社長は耐えるに耐えられなかった様子でした。一度色眼鏡をかけてしまうと世界がその色に染まって見えてしまうように、信頼感を失った時点で、どう物事が好転しようともうまく作用しないようです。
副社長には副社長のビジネスに打ち込む一心さがあり、仲間の話によるとどんな中断や介入も彼にとってはビジネスの妨げでしかないという、とことんプロフェッショナル気質な人物らしく、その一方で弁護士のカスタマーケアに欠けた事務的処理法があったこと、そしてそこに時間の追い討ちとそれに焦る気持ちの私からのたびたびの催促。ひとつひとつを見てみれば皆正しいことをしているわけで、それぞれ自分の言い分を持っているわけだけれども、すべてが丸くおさまることが出来なかったことを考えると、いったい何が悪かったのか未だに私は分からない。
誰かを責めようと思えば自分も含めできることだけれど、かといって誰が悪いわけでもないようにも思え、責めるとしたら誰も予想だにしなかった速さで今回のビザが埋まってしまってしまったという事実くらいかもしれない。時間さえあれば、もっと自分の仕事振りを証明することができたし、会社の人間に圧力をかけなくてもよかったし、弁護士からの行き届いたケアも受けられたかもしれない。

アメリカ社会は決して義理人情が通じる国じゃない。
ビジネスとプライベートはしっかり分けられており、だから退社後に上司と飲みに行くなんてことも皆無に等しい。自分の価値は「あー、この部下はよくやってるなぁ」と思わせるのではなく、「これだけ私はやりました」とこちらから説得するのがアメリカ式。
そういう意味では副社長は完全にアメリカ人なのであろう。
個人的な感情でH1ビザをサポートできないと言ったわけでもなければ、かといって「かわいそうだからやってあげよう」なんていう気もさらさら持たない。ビジネスはビジネスであり、一連のビザの件はどうやったって会社業務の足かせでしかない。


もうだめならしょうがないじゃん。やれることだけやって上手く作用しなかったんだからしょうがないじゃん。自分のせいじゃないじゃん。なるようにしかならないじゃん。

別に人生の終わりでもない。会社に自分の価値を証明する十分な時間がなかったのだから、残りの1年一生懸命仕事に打ち込んで、そのとき別の道が開けるかもしれないし、ビザ申請だって来期にだって出来る。1年は長いようでいてあっという間だけれど、その間に相当のことを学べる。

いままでの20ウン年の人生の中で、意外な所に素敵な道を見つけてきた。それはいつも、その当時魅力的だと信じていた道とはもう一つ別のところにいつも切り開かれた道であった。
いつも何かに苦しみ、それを乗り越えるたびに大きくなる自分がそこにはあった。
私は基本的に怠け者だ。暖かいところにいれられるとついついぬくぬくとしてしまう。だからこそ逆にいろいろな挑戦が目の前にあるほうが自分が育っていく。
今回のこの出来事もひょっとしたらそんな挑戦のはじまりなのかもしれない。目に見えぬ力が「ここでもう一回頑張ってみたら?」とハードルを置いてくれたのかもしれない。
今ビザを取得してしまえば「あー、あと3年から6年はここにいられるー」とどこかで安心してしまう自分があったかもしれない。でも今ではたとえ就職を果たしたばかりでも、もっともっと高みを目指す姿勢を養う必要があるんじゃないかと感じる。それは同じ会社に将来的に必要とされる人物になることで証明されることかもしれないし、他の会社で働くことかもしれないし、もしかしたら日本で働くことかもしれない。
今はまったく1年後どうなるかなんて分からないけれど、きっと今日の努力が明日の糧になるのだと信じ、今は自分ができることを精一杯するしかないと思う。

夜家に帰る途中、アイスクリームを買った。やけ酒のかわりにやけアイスクリーム。いいじゃん今日ぐらい。今日は新しい明日からの一日の始まりのために好きなものを食べて祝うんだ。
ごはんのかわりにアイスクリームをほうばった。食べることに一切罪悪感を感じなかったアイスクリーム。今日ほどおいしいとかんじたことはなかった。






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Last updated  September 15, 2004 01:53:39 PM
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