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February 6, 2005
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カテゴリ: 徒然なる日々
今日、日本人の方のためのピアノレッスン第1回目をしに行ってきた。キーボードを購入し、今まで音楽経験がまったくないというTくん。もちろんト音記号や音符の読み方も初めてだというので、そこからのスタートだ。

曲を弾くためには、基礎知識となる音楽理論もやはり必要になるので、その曲を弾くのに必要な情報をまず教えてあげた。
彼が選んできた曲は初心者用に簡潔にアレンジされた、ベートーベンのソナタ、月光の第一楽章。右手のムーブメントは3連音符がずうっと続くのだが、やはり一拍のなかに音を3つ入れるというのは初心者にとっては限りなく難しいらしい。
私も小さいときは3連音符は苦手だった。どうやっても指が空回りして4つはいってしまうからだ。T君には「この3連音符は難しいけど、1小節に3つ音を入れればいいわけじゃないんだよ。リズムがあっちにふらふら、こっちにふらふらするような不均等の『酔っ払いの千鳥足3連音符』じゃだめなんだよ。ベートーベンの3連音符はもっとどっしりと苦悩感を秘めて弾かないといけないから、リズム練習がんばってね」とアドバイス。『酔っ払いの千鳥足』は私もどこかで誰かに昔言われたことかもしれないなぁ、と思い出し、こんなところで自分の経験が生きていることに苦笑いした。

1時間のレッスンが終わる頃には、Tくんも譜面の記号が何を表していて、音符の長さがどれだけのものなのかを理解してくれ、最初から最後まで曲のリズムを拍子打ちできたので、第一回目のレッスンは成功したといってもいいかな。

Tくんのように21歳になってはじめてなにか楽器をやりたいとはじめる人もいるが、音楽をやることに「遅すぎる」ことはないと思う。それこそ50歳になろうが60歳になろうが音楽を始めることはできる。年齢が高くなると指の動きが鈍くなってしまうのはしょうがないが、かといって音楽を楽しむ心が減衰するわけではないのだから、どんどんチャレンジするべきだと思う。初めて楽器がひけた人の顔って、ほんとうに輝いてるんですよね。あの弾けたときの心の充足感や気持ちの高揚って、音楽以外からではなかなか得られない精神サプリメントだったりする。そんな気持ちを日々経験している自分としては、「音楽をやってみたいんですけど」という人に少しでもその歓びをおすそわけできたらいいなと感じた日曜の昼下がりでした。





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Last updated  February 8, 2005 01:29:01 AM
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