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July 30, 2005
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カテゴリ: 徒然なる日々
朝、昨夜お会いするはずだったHさんからお電話があり、夕食を今晩しましょうということになった。せっかくなので、おいしい日本食+お酒が楽しめる 酒蔵
今日は元ルーミーHくんが酒蔵で働いていた日だったので、Hくんが我々を丁寧にもてなしてくれ、こちらのお酒の好み味タイプを伝えると、的確にお食事にあう日本酒をチョイスしてくれました。

今日はじめてお会いしたHさんは、国立T大の医学部で麻酔科を専門にしていた方で、2年間ほどアメリカの病院などに勤務したあと、現在シカゴのビジネススクールでMBAを専攻しているらしいです。で、現在は学校が夏休みなのでインターンをしにこちらのほうに住まわれているとのこと。
音楽の話、趣味の話、留学話など色々な話題で盛り上がったのですが、お話の中で「ほぉ~」と興味をもったのは、Hさんの専門である麻酔分野、特に無痛分娩に関する意外なお話でした。

私が率直に「無痛分娩って最近主流らしいですけど、妊婦さんの中には従来の分娩が自然なかたちだからという理由で、麻酔無しでお産をする方もたくさんいらっしゃるみたいですよね。お腹を痛めた子供なんていう古くからの言い方が日本にはあるけれど、苦労して産んだからこそ、子供に対する愛着心も倍増するなんて聞いたことがあります。私は子供を産んだことがないし、痛みがないに越したことはないと思うけれど、安易に痛いのが嫌だからそれを取り除いてくれという理由だけで無痛分娩にしようという気持ちは今はないんです。」と話していると、Hさんが目からウロコがでるお話をしてくれました。
「そうだね。日本ではお産は痛くて当然という観念がまだあるし、今もYUKOさんが言ったように『お腹を痛めた子供』とも昔から言われているよね。でもね、痛みを伴うことって自然なようであって実は自然じゃないんだよ。10ヶ月もの間、赤ちゃんはお母さんのお腹のなかでリラックスして成長しているんだけれど、激痛に体を硬直させ精神的にも肉体的にも疲労困憊するお母さんの産道を通るときほど赤ちゃんに負担がかかることったらないんだよ。人間痛ければ自然と体が硬直するでしょ?だからお産の時の痛みは逆に産道を締め付け、赤ちゃんが出にくい状態になるんだ。僕が提唱している無痛分娩というのは安易に痛みを取るためだけの方法ではないんだ。痛みを軽くしてあげることによって母体への負担、胎児へのストレスを軽減させてあげることができる。しかも大抵痛みを伴ったお産で子供を取り上げた直後のお母さんというのは、子供を抱き上げるのにも大変なくらい疲労困憊しているものだけれど、無痛分娩をすることによって、直後でも子供へのケアに気持ちが向く余裕ができるんだ。そういう意味でも母子の関係をその瞬間から築くことができて、とっても意義深いことだと感じるんだ。」

すばらしいっ。このお話を聴いて、無痛分娩は妊婦の負担の軽減だけじゃなく、実は胎児にも非常に優しいことなんだという考えを知ることができました。
要考慮ですな、これは。







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Last updated  August 2, 2005 01:40:09 AM
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