未完成のブログ

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Jun 23, 2011
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カテゴリ: FALLOUT3
音響のメロディ




ガボール・コール(Gabor=kohl)

ガボール:ローレンが不機嫌なのが気になる。


エレナ

エレナ:囚われの身。


レンツ:エレナの救出に燃えている。




第244話【アーン・アンダーソン】

ビシャスの相手をエリカに任せてガボールはレンツと地下室を探していた。

「エレナちゃんどこだ!」

「クンクンクンクン・・・」

「レンツ、お前の鼻が頼りだぜ・・・」



「ここか?・・・本棚だが・・・」

レンツは本棚の前で足を止め訴えかけている。

「よくありそうな『本棚の後ろに隠し通路』ってか?」

本棚をつかみ力いっぱいスライドさせようとするガボール。

「こりゃ重いってわけじゃないな・・・ロックかけてあるか別の開け方か・・・エリカちゃんに無理や

りあけてもらうってのもありだけど・・・」

「困ってる?私が助けてあげよっか?」

「メロちゃん!」

後ろにはメロディが立っていた。帽子のつばを弄んでいる。

「二階の捜索はいいのかい?」

「なんで?地下にエレナいるんでしょ?聞こえてたよ?」



「エリカの方に行ったよ?」

「そっか、じゃあメロちゃん、この本棚どうにかできるかい?」

「これ?ちょっと見せて・・・」

無造作に本棚の本を捨てながら微かに声を出し、何かを調べるメロディ。

「ふーん・・・本棚の裏は鉄の扉っぽいね。まぁでも壊せるかな」



「ちょっと不快かも知れないけど我慢してね?・・・・・・アアアアアアアッ!!」

大きく息を吸い込み音波砲で本棚を砕く。すると金属の扉が姿を現した。

「次はこれだね。共鳴共振を利用して破壊するよ。~~~~~~~~~~~・・・」

メロディから声とも振動音ともいえない物が発せられる。

「~~~~~~~~~~~~~~・・・」

激しく揺れる金属の扉。波打つような動きをするようになる。

「~~~~~~~~~~~~~~・・・」

やがて扉にひびが入り徐々に亀裂が走っていく。

「~~~~~~~~~~~~・・・アアアアアッ!!」

亀裂が走ったところで音波砲を撃つメロディ。金属の扉は粉々に破壊される。

「どう?私すごいでしょ?」

「凄いよ!さすがメロちゃん」

「ねぇ、ローレンより凄い?あの子ならこれ開けれないでしょ?」

「う~ん・・・答えにくいねぇ。でもローレンちゃんも何か解決策考えてくれるよきっと」

「そうか・・・そうかもね!」

「さぁ、エレナちゃんを助けに行くよ」

扉の奥は階段が続いていた。薄暗くランタンで照らされた通路は古い屋敷の雰囲気とあいまって

独特の空間を作っていた。

「何か聞こえるよ・・・」

「え?」

「なんだろう・・・呪文みたいな?意味がよくかからない言葉」

「呪文ねぇ・・・」

地下室に降りる二人、大量の荷物が積まれた地下室の一番奥に祭壇が見える。そこには縛られた

エレナが寝かされていた。

「エレナちゃん!」

「エレナー!」

「・・・・・・」

エレナに反応は無い。

「なんだ、見つかったか・・・それでクリブニーはどうした?」

祭壇のそばにいるオバディアが尋ねる。

「そりゃないぜ爺さん・・・マーセラさんを殺して俺たちも始末しようとしてな」

「ジジイ・・・お前は死ぬしかないよ」

「あれは事故だ、それにお前さんらを始末したいわけじゃない。クリブニーさえ手に入ればどう

もいいんじゃ。さぁはやく渡したまえ」

「エレナちゃんをどうするつもりだ?無事なんだろうな?」

「無事なら楽に殺してやるよ、無事じゃないならもがき苦しんで死ぬことになるよ」

「無事だ、何もとって食おうってんじゃない。クリブニーの力を呼び覚ますためにちょいと生気

を頂くだけじゃ。多分死にはせん」

「爺さん、ずいぶんと余裕なんだな?その気になればあんたの眉間を今すぐぶち抜けるぜ?」

「はっはっは・・・威勢のいいことだな。アンダーソン、奴らからクリブニーを奪え」

天井から黒いボディスーツに身を包んだ男が降りてくる。

「オレに命令すんじゃねぇよジジイ・・・ま、やるけどよ」

アンダーソンの手には何も武器は無い。

「どいてくれないかな?」

「ハァ?えぐるぞコラ?」

ガボールはアンダーソンに銃を向ける。

「っ!?」

ガボールの早撃ちから放たれた弾丸はアンダーソンに命中しなかった。銃はガボールの手から

離れていた。

「おせぇぜ」

アンダーソンの舌が伸びガボールの早撃ちよりも速く銃を絡み取っていた。

「コイツ・・・改造人間・・・」

メロディはアンダーソンをにらみつける。

「ああ?・・・そういやてめぇの目も赤ぇな・・・モルモットの一人か??」

「モルモット??お前と一緒にするなっての。私は誇り高いマザーの娘だ」

「化け物にはちげぇねぇのによぉ~・・・オレはな、金の為に手術を受けたんだよ。はじめはこの

能力で暴れまわってスッキリ、レイダーどもからキャップを巻き上げるのも楽になったと喜んで

たんだがな・・・ふと気がついたんだ。オレもミュータントやモンスターと変わらないってな」

「それがなんだ?」

「俺を改造したグールのババァは定期健診に来いとか行ってたが正直どうでもよくなっていた。

キャップをくれるのは魅力だったが、それよりもこの体になったことに後悔をしてきてなぁ~

なぜだか解かるか?欲望が抑えられねぇんだ。ヤルのも食うのも狩るのもよ・・・」

「ほう・・・そのグールの名前は?」

「カイリー・・・いやカイリーナ?だったか。お前も知ってるのか?」

「ああ、とてもよく知ってる」

「ハハ!なんだじゃあお前とオレは兄妹みたいなものか?あそこに寝てるガキも俺の目を見て

安心しきってたからな!・・・・・・どうだ、オレと組まねぇか?オレは同じようなやつを探して旅し

んだ。そこの犬っころにやられちまったがドイルも同じだ。上にいるビシャスはちょっと違う

化け物なんだがな」

「組む?何を馬鹿な。始末してやるよ、失敗作はね。マザーの為にもね」

「いうじゃねぇか・・・気の強い女は嫌いじゃないぜ?」

レーザーピストル2丁を構えるメロディ、アンダーソンは飛び上がり舌でガボールの銃を投げつ

けてくる。

「ちっ!」

「ジャッ!!」

着地後すぐに下を伸ばしメロディの腹を突き吹き飛ばす。

「うぐっ・・・」

「メロちゃん!!」

「ワンワン!」

「オレはよ・・・舌の射程範囲じゃ誰にも負ける気がしねぇんだわ」

「くっ・・・」

「さぁ、どっちが本を持ってるんだ?おとなしく差し出せば一人は助けてやろう」

長い舌を動かしながらアンダーソンはエレナ、ガボール、メロディを見る。

「なんじゃと!勝手な事いい言いおって!皆殺しにせんか!」

「命令すんなって言っただろうがジジイ!!オレの行動はオレが決める」

「なに!?」

「・・・・・・・・・・」

アンダーソンとガボールの距離は約10メートル、飛ばされたメロディは13メートル程の位置

に居る。メロディはこの状況を打破すべく考える。

「(ローレンならこんな時どうする?・・・・本に毒を染み込ませて渡すか?だがそれは自分が持っ

ていてこそできる事。本はガボールが持っている・・・奴の舌の射程範囲はおそらく10~13メ

ートル、つまり私達二人はいつでも攻撃されるって事か。あの舌は予備動作が無くそれでいて正

確、あのガボールが早撃ちで出し抜かれる程・・・・・・私の広範囲攻撃ソニファイアはエレナを巻き

込んでしまうから使えない。音波砲は・・・連射が効かない、はずしたらそこで終わり・・・レンツ

を使おうにも細かい指示はできない・・・)」

「やれやれ・・・こいつは厄介なことになったねぇメロちゃん俺としたことが・・・」

「(本を渡す振りをして近づくか?・・・駄目だあの舌で本を回収するだろう。見せた瞬間に取ら

れる・・・・・・)」

「早く本を渡せよ、何か策を練っているようだがこの状況に持っていってオレは一度も交渉をし

くじったことはないぜ?ああ、変に抵抗して死んだ奴はいたがな?」

「ちょっと待ってくれ、一人しか助けれないんなら本は渡せないな」

沈黙していたガボールが話し始める。

「いいぜ?渡さなくても、その場合は全員死ぬだけだ。本は死体から取ればいい」

「どーしても無理か?じゃああんたも無事で居られないって訳だ」

「意味がわかんねぇな」

「そこにいるメロちゃんはお察しのとおり改造人間でね、放射能を操れるんだ。それで死んでし

まったり生命の危機に瀕すると核爆発を起こすんだ、いくらあんたでもこの屋敷を跡形も無く

ふっ飛ばす程の爆発に耐えれないだろ?」

その言葉にアンダーソンはわずかに動揺する。ガボールは見逃さない。

「・・・・・・逆に脅すってか?その能力が本物かどうか信用できないな・・・」

「そうかい?じゃあ何で上の金属扉を壊せたと思う?」

「・・・・・・・・・じゃあその女一人を助ける事にする」

「それじゃあここにきた意味が無い。その選択だとメロちゃんは自爆するだろうしね」

「てめぇ・・・・・そうとうな修羅場をくぐってやがんな」

「傭兵なもんでね・・・」

「よし、こっちは本さえ手に入ればいいんだ。ガキと交換で本を渡してやるよ」

アンダーソンは舌でエレナを持ち上げる。

「さぁ、本を床に置け。妙なまねをするとガキの首をへし折るぞ。犬も近づけるな」


244話終 次回へ





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Last updated  Jun 23, 2011 10:12:27 AM
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長月(ながつき) @ Re[1]:Fallout:NewVegas 第1話2話「目覚め」(11/19) Keyさんへ ありがとうございますがんばり…
久 遠@ Re:FalloutNewvegas121話「ストレンジトランスミッション!」(07/20) やほーい(=゚ω゚)ノ 何周遅れか分からないけ…
長月(ながつき) @ Re[1]:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年も…
久 遠@ Re:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年…
長月(ながつき) @ Re[1]:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) こちらもFO4までに終わらせるつもりです!…
くおん@ Re:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) やあ( ´ ▽ ` )ノ EDーEとの意思疎通方法、…

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