未完成のブログ

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Sep 11, 2013
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カテゴリ: Fallout:NewVegas
FalloutNewvegas第23話「イリオス号」

モハビの砂漠を疾走する黒い金属の物体。砂埃を巻き上げ爆音を撒き散らしナイトストー

カーよりも速い。ウェイストランドでは珍しい乗り物『車』であった。

モハビでは時々NCRがトラックで移動する姿を見かけたが、それは無骨な軍用トラックで今

砂漠を疾走しているようなものとは程遠い。その車は全面に物体を弾き飛ばす用の大型バ

ンパーを取り付けてあり、車体の底には隠すようにマシンガンが取り付けられ、後部には

ロケットランチャー、天井にはミニガンが取り付けてある。

「もっともっと飛ばしてよダーモット!」

「承知致しましたカサンドラお嬢様」



ンドラと呼ばれた女はオレンジ色の髪を螺旋状に巻いて耳の後ろで二つにまとめている。

歳は十代後半。ダークブルーのドレスを来ている。

アクセルをさらに踏み込むダーモット。ハイウェイの傍らで火を炊いてギターを弾いてい

た男は車が猛スピードで通り抜けたの見て驚き座っていた石から滑り落ちた。

「あはははは!見たあの顔!?」

カサンドラは足をばたつかせ飛び上がってて大笑いする。Xの字につけたシートベルトのベ

ルトが伸びた。

「あ、あそこにパウダーギャングが歩いてる!跳ね飛ばそうよ!!」

「承知致しました」

唸りを上げる車。ハイウェイを歩いていたパウダーギャングの四人に迫る。

「なんだっ!」



慌てふためいて動けない四人、それを見たカサンドラは笑みを浮かべる。

「いけええええ!!このイリオスの餌食にするのよ!!」

「ぐあっ!」

バンパーに直撃する四人、上空高く跳ね飛ばされ地面に叩きつけられる。その様子をカサ

ンドラは車の後部窓から眺めていた。



「お嬢様、イリオスが汚れますのであまりこういった遊びは控えましょう」

「血に飢えてるのよ!!ベガスでボロ勝ちしてテンションが上がりっぱなしなのよ!!キ

モイ仮面カジノやエロ下品なカジノ、カッコつけの古臭いカジノ、貧乏臭いカジノ、全て

に勝って気分がいいのよ!!特に貧乏臭いカジノで汚いフードの包帯女から1000キャップ

むしり取ってやったのは気持ちよかったわ!!」

「あれは見事でしたね」

イリオス号はハイウェイを南下、ノバックに到着する。

「相変わらずパッとしない所ね~用事済ませたらさっさと行くわよダーモット」

「はい」

ダーモットは12、7mmピストルの弾倉を確認して車を降りる。カサンドラはシートベルトを

外して後部座席から身を乗り出し、助手席のダッシュボードを開ける。そこにはファンシ

ーラッドケーキが入っていた。

「このクソ甘いのがクセになるのよね!!あークアンタムと合うわぁ~」

カサンドラはケーキとヌカコーラ・クアンタムを平らげる。木箱に弾薬と核分裂バッテリ

ーを入れてダーモットが戻ってきた。

「ただいま戻りましたお嬢様」

「うん、じゃあさっさと行くわよ!」

「その事なんですが…西の道路が閉鎖されてるいるとのことです。西から来た行商人がそ

う言ってました」

「なによそれ!帰れないじゃない!!わざわざ遠回りしてベガスからここまで来たのに

…南からの迂回ルートは?」

「そっちは大丈夫ですがそれですとお嬢様お気に入りの商店に寄れません」

「なんですって!!ファンシーラッドケーキの買いだめが…じゃあせめてプリムに寄っ

てババアの『ベノムキャセロール』を買うわよ。西の道路が開放されるまで変態博士の所

に泊まらせてもらうのはどう?ニプトンからずっと南に行ったところにいたでしょ?」



「スタン・リー博士の家ですね。プリムに寄ると明日になりますがよろしいですか?」

「いいわよ。ダーモットは夜目がきくからそのまま夜走らせてもいいよ?ワタシのことは

気にしないで」

「承知致しました」

イリオス号はノバックから出ていく。ハイウェイを西に進み、途中レイダーを跳ね飛ばし

ミニガンで蜂の巣にした。ミニガン捜査は後部座席のカサンドラが行った。

ニプトンの前を通りがかった時に煙が上がっているのを見つけた。カサンドラとダーモッ

トは気にせずそのままニプトンの前を通りすぎていった。更に走り続けるイリオス号、陽

が西に傾きかけた頃にプリムの近くの廃墟に到着した。

「あんまり近づくとNCRがうるさいからね」

「そうですね、ではお嬢様私がベノムキャセロールを買ってきますので」

「よろしくー」

ダーモットがプリムに向かったあとカサンドラはイリオス号から降りて廃墟の中を歩き回

っていた。金属の箱の中に雑誌を見つけ、それを広げる。

「ちっ!ポルノ雑誌か。もっと面白い本ないのかなー」

カサンドラが探索に夢中になっている間に廃墟にレイダーらが近づきつつあった。彼らは

元部族のバイパー団である。

「おいみろよ!あんなに綺麗な車があるぜ!」

「動くんか?」

スキンヘッドとモヒカンの男たちがイリオス号を見て言った。

「まさか、今時動く車なんてNCRのトラックくらいしかないだろう」

「いや、俺はこの前見たぜ?ベガスに向かっていくのを」

9mmピストルとサバイバルナイフを構えて車に近づいていく。中には手入れされた座席と

機械類が見えた。

「おいこれ動くんじゃねえか!!」

「やったぜ!!マヌケがここに隠したつもりだろうがいただきだぜ!!」

イリオス号を眺める二人の後ろに影。

「誰がマヌケだコラ」

顔を引きつらせたカサンドラが立っていた。

「あぁん!?」

「んだテメェ!!」

「ゴミカス野郎がイリオスによるんじゃない!!」

「誰がゴミカスだ!!」

「死んだぞテメェ!!」

9mmピストルを構えサバイバルナイフを振り上げるバイパー団。攻撃を仕掛けようとした二

人の目の前からカサンドラの姿は消えた。

「ぐえぁあっ!?」

9mmピストルの男の腹にカサンドラの右拳がめり込んだ。数メートル後方に飛ぶ。

カサンドラは左足に体重をかけ、体を沈みこませながら右足を前に出し、着地すると同時

に右足をひねり込み重心の移動に加速を付け右拳を突き出したのだ。中国拳法八極拳の基

本技の一つ『冲捶』である。

「このアマ!」

「破ッ!」

左足を進め体を水平に振りつつ前に出した足をひねり込み加速をつけて横殴りの拳で打っ

た。これも八極拳の基本技の一つ『馬歩横打』である。

サバイバルナイフの男の横っ面にカサンドラの左拳がヒットする。男はそのまま受身も取

れず弾丸のように頭を地面に打ち付けた。

「脆いわね~せめて3発は持ちこたえなさいよ!」

動かなくなった男らを一瞥したカサンドラはイリオス号の後部座席に戻る。

数分後、ダーモットが帰って来た。

「ベノムキャセロール二つありました。お嬢様何か変わったことは?」

「何もないわ。さぁスタン・リー博士の家に行きましょう」

ヘッドライトを灯しイリオス号はニプトンの南に向かって走り出した。

続く





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Last updated  Sep 11, 2013 11:24:41 PM
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長月(ながつき) @ Re[1]:Fallout:NewVegas 第1話2話「目覚め」(11/19) Keyさんへ ありがとうございますがんばり…
久 遠@ Re:FalloutNewvegas121話「ストレンジトランスミッション!」(07/20) やほーい(=゚ω゚)ノ 何周遅れか分からないけ…
長月(ながつき) @ Re[1]:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年も…
久 遠@ Re:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年…
長月(ながつき) @ Re[1]:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) こちらもFO4までに終わらせるつもりです!…
くおん@ Re:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) やあ( ´ ▽ ` )ノ EDーEとの意思疎通方法、…

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