伊坂幸太郎の作品を読み始めると、いつも、その小説をナメてしまいます。
いわゆる本格的な小説とはちがう軽い文体で、展開もいわゆるエンターテインメント小説的なので、どうしても軽い気持ちで読み進んでしまいます。
そんな無防備で緩みきった心に、登場人物の一言が、突然ドスンと打ち込まれてくるので困ります。
人生とか、神とか、友情とか、信頼とか、心とか、およそミステリー小説では扱いにくそうな言葉のパンチが雨あられと降り注いで、ほとんどダウン寸前… というところで、身をかわすように軽いノリの小説に戻っていく。
グラスホッパーでも、また、同じ轍を踏んでしまいました。
やられた。。。。。。。。。。。。。
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