ヴィラムジカ葡萄酒村

ヴィラムジカ葡萄酒村

2006.07.06
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ごぉぉぉんごぉぉぉん。
午後6時の鐘が鳴る。
聖クレメンス教会の石段に座り込んでオルガニスト・ベルリンの花輪クンを待つ。
扉が内側から開いて花輪クン登場。
いつものノリで。
初対面のトランペット奏者Tweetyちゃんを紹介、あんげねーむ。
教会の中では夕べの祈りが延々と続いているので、まずはホテルにチェックイン。
練習できる時間まで街を散歩。
(といっても一瞬で1周できてしまう・・・・。かといって城まで行く時間はない。)


演奏会の曲順通りに練習を始める。
バッハのカンタータ51番。
トランペットのまっすぐな綺麗な音、100発100中に当る正確さ。
三代目はテンポを速くあおりたくなる気持ちを抑えつ歌う。
通奏低音だけのアリアはリズムを強調して言葉を立てる。
コラールは本当はヴァイオリンの二重奏なので、オルガンで弾くのは無茶苦茶難しい。
花輪クンでさえ気の毒なくらい。
平凡なオルガニストには『こんなもん弾けん。』と却下されたくらいである。
「息はなんぼでも続くから、遠慮なくゆっくり弾ききってちょうだい。」と言ったら落ち着いて良くなった。
難しい場所って半分以上心理的な原因なんだよね。
アタッカ(継ぎ目なし)でアレルヤに入るところで、三代目の歌が速過ぎるとダメが出る。

でも歌の出だしのテンポで全体が決まってしまうので、速すぎると他の人が困る。
この曲のしんどいところは低い箇所なので、心の中で(ここは本当は1オクターブ高い)と魔法をかけながら歌う。

オルガンソロ、
バッハの前奏曲とフーガEs Dur。
格好いい曲である。

先日師匠のリサイタルで黒子デビューした三代目。
今回はボタン1つで登録した音に変えられるシステムとはいえ、自分が演奏するより或る意味責任重大。
はっきりいって黒子のための練習でした・・・・。
くっきり休みのある場所は楽ですが、音符の切れ目がなく、テーマの変わり目で音が変わらないといけない場所があります。
「ごめん、もう1回。」という箇所がいくつか・・・・。
本職のオルガニストでも、黒子をするのは緊張するそうです。
自分で演奏するほうが気が楽だと皆さんおっしゃいます。
時々オルガニストの「今だっ!」という叫びが御客様にも聞こえてくることがあるらしい・・・・・。
カーナビみたいですね。
「ボタン8を押してください。今!Drücken Sie die Taste 8. Jetzt!」
(日本語のカーナビってどんな喋り方をするんでしょうか・・・。ドイツ語はこんな感じどす。)

ヘンデル「水上の音楽」では譜めくりはいらないので、三代目は下に行ってバランスを聴きます。
オルガンは近くにいる時と離れて聴くときでは違います。
階段を下りていく途中でよく聴こえるパイプが入れ替わる瞬間がわかるくらい。
歌もそういうことがあります。
近くでやかましい声と遠くに飛ぶ声は別。

ヘンデルのアリアも問題なく終了。
合間にカントーアや関係者がちょこちょこ現れ、ごあいさつ。
充実した練習の後、花輪クンが一人で盛り上がって携帯を取り出す。
夜も遅いのに元ベルリンフィル主席トランペット奏者だという友達に電話を掛け、
「君と共演してトランペットで何が重要か知っているよ、それをこの子は全部持っているんだ。
君はTweetyの演奏を聴かなくてはならない 。」
と強引に演奏会の翌日の午後に約束を取り付けてしまいました。
おいおい、Tweetyちゃんは留学とか考えてないしドイツ語も英語もしゃべれないんだけど。
「三代目が付き添えばいい。」
あのぉー、車の修理しないといけないんですけど。
それにベルリンに行くったって・・・。
ぴかままは忙しそうだし、びおらちゃんに電話してみる。
「・・・・旅行に出るんじゃなかったら絶対行ってあげるんやけど。
ウルトラの母に聞いてみたら?」
ウルトラの母はベルリンの管弦楽器奏者のお母さんのようなピアニストです。
電話してみたら、快諾してくださいました、やったー。
かくして演奏会翌日、Tweetyちゃんを一人でICEに乗せることになりました。

ところでTweetyちゃん本人、 かなりしばらーーーくして 、花輪くんの電話の相手が自分もCDを持っている有名なトランペット奏者と気が付いたそうな・・・・・・・。





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Last updated  2006.07.13 06:10:53 コメント(6) | コメントを書く
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