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シリーズフィナーレ。やっぱり、打ち切られてもしかたなかったかなあ。これだと、そもそもやらなかった方が良かったかも?(汗)それでもテリー・オクィンの怪優ぶりは見ものでした。ハワードはハルシオンに捕らえられているホワイトホールを奪還するという。そのために、ネズは伝手を使って人員を集めることにする。スコティはハワードと対決する役員会が開かれるため、息がかかった役員のフィルに票集めを依頼する。スコティは役員会の前にホワイトホールから量子コンピューターについて説明を受ける。ハワードは飛行機事故以来、初めて会社に姿を見せ、役員会のメンバーの前に立つ。夫を病気を理由に経営トップから引きずり下ろして、会社を奪い、その後航空機事故で殺そうとしたというハワードの訴えについて、スコティが釈明を始める。その頃、トムとネズらは、地下駐車場から会社ビルに侵入を試みる。ハワードが証拠として提出したNTSBの仮報告書の裏にはQRコードがあり、テーブルのセンサーが読み取ると、サーバーがオーバーロードとなり、サーバーを冷却するため、換気口が開く。そのチャンスを狙って侵入したトムらは、サーバー室で対応するデュモントを捕らえ、ホワイトホールの監禁場所を聞き出す。ハワードが量子コンピューターのプロトタイプの件でスコティを糾弾したあと、投票が行われ、役員会はスコティをCEOに選ぶ。侵入者に気づいたソロモンは、ドアがロックされた役員室に向かい、スコティを救い出す。スコティとソロモンはトムらよりも先にホワイトホールの身柄を確保するため、監禁室に向かい、地下2階から脱出を試みる。ハワードはデュモントと会社の従業員を指揮下に置き、ソロモンとスコティの動きを追う。ソロモンが地下の電源を破壊したため、エレベーターが使えなくなった。トムらはロックされた地下室のドアを破ろうとするが、ホワイトホールが知恵を出して貨物用のエレベーターを動かし、一足先に地下駐車場へ出る。後を追ったトムとネズの前に、ホワイトホールはあっさりと投降し、ソロモンとスコティは車で逃走する。ハワードはホワイトホールを役員会の部屋に連れていき、ホワイトホール自身の口から真実を語ってもらうという。ホワイトホールはスコティに拉致され、研究を続けさせられたと説明する。ハワードの意にそぐわないのなら立ち去って良いと言われたフィルは、スコティと会い状況を確認する。役員会では、ハワードが生存を公にした記者会見後、内部捜査を実施し、スコティの不正行為や記録にない施設を見つけたという。スコティはキャットに連絡し、ネットワークの復旧作業をしているデュモントの手をしばらく止めて欲しいと頼む。キャットはデュモントに、スコティとハワードとどちらを信じるのかと言われ、ホワイトホールの事を黙っていたスコティよりも、ハワードを信じると答える。スコティは調査に上がった会社の施設に向かい、ここでハワードらを待つという。建物の中は研究者たちが何かを研究していた。リーダーの男がスコティに、我々はあなたに雇われて量子コンピューターのプロトタイプを作っていると告げる。スコティには見に覚えのない事で、やっと全てはハワードの策略だったと気づく。ハワードはスコティらの動きを察知し、FBIに連絡する。トムらハルシオンの警備員とFBIの部隊が研究所に突入し、ソロモンもスコティも追い詰められる。ソロモンはどちらが正しいとか、真実が何かなどもうどうでもよい、と言って姿を消す。トムはスコティを捕らえ、FBIに引き渡す。あなたを愛していたのは判っていたはずというスコティに、トムは今後は真実を司法の手に委ねると答える。FBIの聴取で、キャットはプロトタイプ開発への支払いの証拠を突きつけられ、手続きをしたのは自分ではないと答える。口座にアクセスできるのは自分とスコティだけだ。しかし、キャットはそのデータをダウンロードすると、トレバーのところに向かう。支払いをした日時は、トレバーと会っていた時間帯と一致し、トレバーがハワードに雇われてキャットに近づき、すきを見てPCや携帯を使ったのだった。トレバーはキャットを刺すが、キャットはトレバーに反撃し、血を流しながら証拠のデータが入ったフラッシュメモリーをトムに届ける。トムはハワードと和解した後、リズとアグネスの元に戻ろうとしていたところだった。ハワードはホワイトホールに、プロトタイプの出来栄えに満足していると言う。想定通りというのか、ハワードが黒幕で、トムを操りスコティを会社から排斥した。そして量子コンピューター(本当にそうなのか?)で、何やら企んでいるようだ。パッとしない風貌のあの博士も科学者のくせに、ハワードのために芝居をしていたのですね。もしシーズン2があれば、トムはキャットから受け取ったデータで、母の無実を証明するためにがんばるのでしょうか。あるいは、知らないふりをしてハワードの息子としてハルシオンに残り続け、ハワードの狙いを暴くのでしょうか。ハワードが世界中の通信や軍事関連のハッキングをやれば、レッドであっても立ち向かうのは無理でしょう。今日から始まる本家シーズン5でストーリーが回収されるのか、あるいは無かったことにされるのか、気になるところです。スコティを救うのはレッドの方が似合いますね。ソロモンはまた出てきて欲しいなあ。良い味を出していました。
January 30, 2018
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いよいよ、「ホワイトホール」の秘密の本丸に迫ったトム。いくつか、突っ込みたいところもありますが、もうすぐ終わるのでいいや。トムが主役になるのも、もうすぐ終わり。それはちょっと寂しいですね。トムはリズに、病院に囚われたハワードを解放するのをFBIに手伝って欲しいと頼む。リズは自分からスコティに息子であることを話すべきではないかと言う。スコティはソロモンにトムがクリストファーだと告げ、感情的に混乱しながらも、なぜ身元を偽ってハルシオンに潜入したのか突き止めるという。ハルシオンに戻ったトムはスコティからあなたに騙されたと追求され、トムは父と母とどちらを信じれば良いのかと答える。スコティはホワイトホールは国家機密だという。ソロモンの拷問を受けるトムは、反撃して部屋から脱出する。スコティは手下に裏切り者のトムを捕らえるように命じるが、生命を奪うようなダメージは与えないようにという。トムは追手をかわしながら出口まで近づくが、そこに銃を向けるスコティが現れた。トムはここに来たのは母親がどういう人物なのかを知るためだったと言い、その母親はただの犯罪者だったと答える。クーパーが病院にハワードを訪ね、本人の意志に反して入院させられていると、法的不備を指摘する。病院側が対応に追われる中、クーパーはハワードを連れて出る。ハワードは死を装ったのは、息子を探し出すためだったと言い、スコティは外国の諜報機関を利用して自分から会社を奪ったと話す。デュモントはハルシオンを脱出したトムを市内の防犯カメラで発見し、ソロモンたちが追跡する。しかしネズは隠れていたトムを見逃す。トムはリズに連絡し、ハワードに伝言して欲しいと頼む。FBIに到着したハワードはリズに、君に会いたいと思っていたと話す。ハワードはトムの伝言を聞き、コミックショップでトムと待ち合わせする。トムはホワイトホールを探ることに失敗したと謝るが、ハワードはこれから自分たちでホワイトホールを探り出すという。自分が構築したハルシオンのネットワークにはバックドアが仕掛けてあり、そこを通じてサーバーに侵入するという。手作りのパラボラアンテナでサーバーに侵入すると、ハワードはアルゴリズムを使って、予算や人事の面で例外の案件をあぶり出すという。トムはハワードが冷戦時代のワルシャワで、アメリカに憧れていたという話に興味を持つ。ハワードは「ミュアフィールド」という貨物輸送が異例の警備を伴っているという。ウェストヒルズの工場にコンテナが運び込まれているのを確認し、現場に向かうことにする。しかし、その頃デュモントはシステムが侵入されている事に気づき、スコティはハワードが生きている事を明かす。しかもトムは実の息子クリストファーで、彼らの行き先は分かったという。トムはネズに連絡するが、ネズは今度は見逃さないと告げる。トムとハワードは工場に侵入し、立ち入りが禁じられているドアを開けた。そこには、監禁された状態で研究をしている男がいて、リチャード・ホワイトホールと名乗った。ホワイトホールはスコティの命令で閉じ込められていると認め、ハワードはホワイトホールと共に脱出を試みる。ホワイトホールはプロトタイプの青写真が入ったバッグを手にするが、スコティが送った攻撃チームに行く手を阻まれる。トムとハワードはホワイトホールのバッグだけを持ち脱出し、最後にソロモンとネズに立ち向かう。ネズはソロモンに手榴弾を仕込んだバッグを渡し、寝返ってトムらと逃亡する。ホワイトホールが開発していたのは量子コンピューターで、もしスコティがプロトタイプを手にすれば、あらゆる通信に侵入が可能となり、プライバシーは奪われ、誰もが脅されることになる。ハワードはハルシオンに囚われているホワイトホールを取り戻すと言い、その正面玄関前で、テレビカメラに向かって自分は死んでいなかったと暴露する。スコティは夫を妄想に問われ病気だと主張して病院に監禁しただけでなく、会社を奪って、飛行機事故を起こして殺そうとした。その証拠はあるというハワードは、会社を取り戻すという。To be continued...ハワードはデジタル技術の専門家だったわけですね。自分の会社を自らの手で作り上げ、デュモントにも気づかれないシステムの仕組みを残し、それならば、トムの言うとおりなぜ今まで自分でやらなかったのか、全く同感です。トムを拷問するにしても、危ないと思ったらさっさとホワイトホールを移動すればよいのに。そして、ハワードはホワイトホールの存在を知らなかったということですよね。物ではなくて人物だったというのは驚きですが、量子コンピューターが人類にとって脅威というのは、何だかなあと思いました。トムとハワードが手作りパラボラで、初めて経験する父子の時間というのが興味深かったです。ハワードはポーランド出身という事でしょうか。それにしても、ハワードの身柄はFBIの関知する所ではないのかな、なぜ拘束しない。リズとハワードの絡みがもっとあっても良かったなと思います。リズに比べて、トムは両親が揃っている事になって、孫の写真で和やかに締めることはできないのか。金で買われるトレバーが、キャットとスコティの対立のきっかけになっただけ、というのはちょっと残念。ヤクザの「ユビヅメ」だとか、妙なところでスコティのお里が知れるという、笑ってしまいました。次はいよいよフィナーレ、翌日に本家のシーズン5が始まるというのは、スパドラさんに感謝です。
January 23, 2018
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残り3話、盛り上げて来ましたね。このシリーズ、一体誰の「贖罪」なのかと思いながら見ていましたが、何となくハーグレイブ夫妻のトムに対する償いなのかと感じてきました。トム自身も叩き上げのスパイから、良き夫、良き父親になろうとしているし、それも一種の贖罪か。自分の出自を知りたいと飛び込んだこの10話で、キャラクターが大きく成長すればそれで良いですね。元々長く続くスピンオフとして考えていなかったのかも知れませんね。ソロモンに身柄を確保されたハワードは、病院で監視状態に置かれた。表向きには、真相が判るまではワードが生きていた事実は伏せられることになった。スコティはハワードが事前に見つかる事を知っていて、隠れ家の書類などを焼き払ったのではないかと問い詰める。一体誰が情報を伝えたのか。トムはネズにハワードが生きていることを伝え、探し出すように言う。ソフトウェア会社の重役一家が誘拐され、身代金が要求された。誘拐したのはブラジルの身代金ビジネスの大物ロチャで、誘拐リスクのある顧客を持つ保険会社のバートンがスコティに相談に現れる。誘拐を通報すれば殺すと脅され、身代金を払っても無事に戻れるかどうかわからない。一家の救出を求められたスコティは、ソロモンとトムをロチャの代理人との交渉に向かわせる。代理人はトム一人を選んで、交渉場所につれていくが、ロチャは人質解放の条件として、FBIに拘束されている部下のカンタラを引き渡せと要求する。カンタラは9歳の時にロチャに拾われ、有能な部下になった。息子も同然だという。しかし去年パリで手入れがあり、逮捕されて終身刑になったという。スコティは司法省の知人に面会したいと相談するが、実はカンタラは情報を提供する代わりに自由の身になっているという。そもそも、足を洗いたいとして自ら逮捕されたのだった。トムはネズからハワードが監禁されている病院を聞き出し、救い出そうとする。病室から強引に連れ出したものの、逃げ切れず、ハワードは自分を置いて逃げるように言う。ロチャとの取引期限が近づく中、カンタラの居場所をつかめないスコティは時間稼ぎを図る。猶予は4時間でトムらは少ない手がかりを探す。ハワードが連れ出されそうになった事を聞いたスコティは、夫に仲間がいるとしてハワードを拷問する。ハワードは頑として口を割らない。カンタラの手がかりを掴んだトムとソロモンは自宅に向かう。カンタラは自由の身となって妻と子供と暮らしていた。今更、ロチャの元に戻るのを渋るカンタラに、金を支払うので人質交換に応じてほしいと頼む。その代わり、必ずカンタラを救い出してロチャを捕まえるというと、カンタラも渋々合意する。人質交換の場所にはソロモンらがライフルを構えていたが、ロチャ側にはバレていた。人質交換が終わって、カンタラはロチャの車に乗り込むが、ロチャは裏切りを見抜いていた。身につけた発信機を奪われ、カンタラは他の人質が監禁されているアジトに連れて行かれる。しかし、人質一家の子供がロチャの携帯を奪っており、それを分析することでデュモントは黒幕はバートンだという。カンタラはロチャに拷問されるかと思ったが、実際に手を下したのはバートンだった。FBIで何を喋ったのか吐けと、バートンはカンタラを傷つける。スコティはバートンに電話をかけ、デュモントは逆探知で居場所を突き止める。トムらは監禁場所となっている食肉加工場跡に向かい、突入する。カンタラ以外にも監禁されている人質が解放されたが、バートンがカンタラに銃を向けると後ろからロチャがバートンを撃ち投降する。デュモントはハワードの病院の監視カメラの映像を分析し、侵入者の身元を突き止めたとスコティに告げる。スコティはすぐさまソロモンに、裏切り者を殺すよう命じる。その足で病院に向かったスコティは、ハワードに裏切り者を私に雇わせたのか、と責める。ハワードはトムがクリストファーだと明かし、すぐに暗殺命令を撤回するようにいう。スコティはソロモンに中止するように告げる。ソロモンが良い味を出していますね。「彼はお前の息子だ。私達の息子だよ。」というところは、多分このシリーズの山なのかも知れません。(笑)実の息子を殺せないだろう、という通りスコティは暗殺を中止しましたが、それなら、トムがスコティに真実を話すと言った時に、ハワードが「彼女はお前を殺すからダメだ」というのは矛盾していますよね。夫婦は秘密と欺瞞に満ちていて、スコティは容赦なく夫に電気ショックを与えるし、ハワードは妻の鼻を明かしたのが嬉しくてたまらない感じ。「ホワイトホール」が何か分かりませんが、やっぱりハワードの妄想にみんなが巻き込まれているよう見えました。バートンが黒幕なのは、ちょっと頭をよぎりました。ロチャと組んでビジネスをやっていたのですね。こういった怪しい金の亡者がいろいろ出てきますね。ロチャとカンタラの関係は本当に親子の情があって、ハワードとスコティ、トムの関係と対比になっていると感じました。さーて、いよいよトムは最大のピンチに?こうなってもリズには助けを求めないのでしょうか。
January 16, 2018
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おなじみ飛行機ネタのせいかも知れませんが、やっと話が盛り上がって面白いなと思いました。消えた航空機の陰謀説も興味深いです。だけど消えた航空機というと、どうしてもLOSTを想像してしまうな。(笑)ベルリンの難民申請場所で、反移民テロリストによる難民の大量殺戮があった。その際に使用されたサリンガスが、大西洋で消息を絶ったTWA282便の積荷だったという事で、スコティに仕事の依頼があった。実は民間機を使って、公にはできない核物質や武器、生体サンプルなどの積荷を政府組織が運ばせているという。テロリストたちは、これらの積荷を飛行機を墜落させても手に入れたいと狙っているというが、どうやって積荷を回収しているのか不明だ。近々、新たな積み荷がボレアリス航空301便で運ばれるという情報がCIAによってもたらされ、ソロモンとトムがフライトアテンダントとして乗り込むことになった。ハワードは、会社に潜入させているスパイがスコティの暗号メッセージを手に入れたため、トムに解読表となるキーワードを手に入れるように求める。キーワードはスコティのオフィスの金庫の中にあるというが、トムはもしそのメッセージを解読してスコティが企みとは無関係なら、自分からスコティに正体を話すと言う。シアトル発北京行きの301便の乗客たちは特に犯罪とは無関係で、積荷に不審なものは見当たらない。ただ離陸してしばらくすると、機内のWifiが使えなくなり、デュモントとの通信もできなくなった。さらに、機体そのものが管制システムから姿を消してしまった。デュモントによると、乗客の中にボレアリス航空の整備技師であるフランクリン・ダッチがいることが判る。ダッチは2年毎に交換する酸素ボンベを1年で交換するなど、不審な動きをしていた。機内を見回っていたソロモンは、男が窓ガラスに機器を取り付けてヒビを入れているのを見つける。気圧が下がったため機内は酸素マスク着用となるが、マスクを付けた乗客も機長らもみな気を失ってしまう。ソロモンは男に突きつけた銃を他の仲間の男に奪われ、倒されてしまう。乗客の中に、ネイビーシールズの同期5名がいることが分かり、ダッチもそのうちの一人だった。男たちはコックピットの暗証番号を破って中に入ると、飛行機の行き先を変える。トムは貨物室に入り、通信妨害装置を見つけて破壊する。デュモントとの通信が再開し、積荷にあるはずのショットガンを探す。ネイビーシールズのメンバーを探ると、リーダー格のカーター・ケインという男がいて、他のメンバーは部下だった。彼らはイラクの任務の後、無許可で舞台を離れ6件以上の強盗を働いているという。機内で男たちはパラシュートを身につけると、女性を一人拉致して飛んでいる飛行機から飛び降りる。ソロモンは倒れていた男のパラシュートを利用して、一緒に飛び降りる。トムは正体を知られ追ってきた敵を倒した後、貨物室を出てコックピットに向かう。デュモントと意識を取り戻した機長の指示を得て、無事飛行機を着陸させる。ハルシオンに戻ったトムに、ビショップや「積荷」がジェニファー・リンというCIA工作員だったと告げられる。リンは中国の犯罪王の通訳になる予定で北京に向かっていたという。今のところ、リンらの行き先もソロモンの安否も判らない。乗客たちの中で、リン以外に機体からいなくなっている男がいた。陸軍の特殊部隊にいたアルドン・ブラドックで、名誉除隊をしているという。トムはスコティのオフィスに忍び込み、ファイルの中から「FALCON」という文字を見つける。それをハワードに見せると、ハワードは数字に置き換えて、コミック本の中からメッセージ解読の言葉を探し始める。しかし、解読された文章は意味をなさず、トムはスコティに自分が息子だと伝えると言う。金庫には幼いクリストファーの手形があり、スコティには怪しいところは微塵も感じられないという。ハワードはもし正体を明かせば、殺されるぞと警告する。ソロモンは一緒に飛び降りた男から着地後の集結先を聞き出す。ダッチらはリンを拷問し、ロケットシステムの設計図について聞き出そうとしていた。ソロモンの連絡を受けて、トムらが集結先に到着すると、ネイビーシールズの4名は全て殺されていた。リンとブラドックの姿はない。実はリンはブラドックの隊にいたことがあり、2人は交際していたらしい。現在はリンがブラドックに接近禁止命令を取っている。ブラドックはリンを取り戻すために、ダッチらに嘘の設計図の情報を流した。リンは連れて行かれた逃亡用の船からSOS信号を送り、デュモントが現在地を確認する。シアトルの港でリンはブラドックから逃げようとして、応援に駆けつけたトムらをよそに、自らブラドックを撃ち殺す。トムはついにスコティに告白しようとするが、オフィスのテーブルに同じコミック本の違う巻を見つけ言葉を濁す。それを使ってメッセージを解読すると、ハワードの隠れ場所だった事が判る。トムが到着すると、すでにハワードはソロモンに拘束され連れて行かれるところだった。ハワードの被害妄想ぶりは鬼気迫るものがありますね。さすが、テリー・オクィン。トムはスコティに母性や正義を見て、次第になびいていき、元々のキャラクターからは随分ヤワになった印象です。でも、ネイビーシールとガチで戦って倒すというのはすごい。コミック本で暗号を解読するってどうなのよ。誰の趣味?ハワードの送り込んだスパイが寝返って、スコティに居場所を伝えたということですよね。あるいはソロモンが突き止めたのは、それとは別の情報網なのかな。ソロモンはトムに対してかなり疑いの目をむけていたはずですが、そちらから漏れたのではないのかな。一方、お金で心と体を癒やすというトレバーがやっぱり怪しいですよね。スコティは信用しているようですが。次週から、トムの正体がバレて面白くなりそうです。
January 9, 2018
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スコティのクリストファーへのが本愛が本物なのか、あるいは、妻を偽物と疑い、秘密を暴こうとやっきになっている父が妄想に囚われているのか。トムは両親の間で疑心暗鬼になっていますが、その中で誰が正義なのか、彼なりに考えを披露しているところは本物の気持ちに見えます。本家では、トムがエリザベスの前では何を言っても信じられませんでしたから。(笑)マンハッタンの倉庫にトラックが突っ込み、そこが敵性戦闘員の尋問をするダヴェンポート作戦の秘密基地だったため、囚われていた囚人5名が脱走した。世間に知られてはならない作戦のため、CIAのダン・ビショップは囚人の確保をスコティに依頼し、セキュリティ対策会社のジャック・ソーントンに事件に関するデータを集めるように言う。脱走したのは、いずれも国際的に暗躍する犯罪者、テロリストたちで、当局はメディアに嘘をついてマンハッタンの橋とトンネルを封鎖する。トラックのドライバーは秘密の施設を知ってわざと突っ込んだと思われ、トムとネズがドライバーを病院から連れ出した。しかし、疑いを持ったドライバーが逃げ出し、飛び出して車にひかれてしまう。クリストファーの行方を追う私立探偵が、養父母の存在をつかんだとスコティに報告し、スコティは養父母に会って確かめるという。トムはもし養父母が写真を見せれば、自分の正体をスコティに知られてしまうと焦る。ハワードはそんなことよりも、「ホワイトホール」についてスコティが何を隠しているのか探れという。逃亡した囚人らしき不審者がいるという緊急通報を掴み、トムとソロモンがアパートに向かう。そこで、5人のうち3人を確保、残りの2名の行方について手掛かりはない。トムはハワードの口から聞いた情報で、メイヒューという男が首謀者だという。確かにトラックのドライバーに報酬を支払っていたことがわかる。メイヒューは「怒れる若者たち」というグループを作って、過激な活動をしていた。ハッキングの技術が高く、NSAのサーバーに侵入したという。それによって、諜報員の身元やミサイルの図面などのデータを盗み出していた。デュモントは疎遠になっている自分の弟がメイヒューの団体と関係あるため、接触を図る。弟は協力を拒むが、メイヒューに連絡するのを掴んで、トムらは潜伏先に向かう。メイヒューの姿はなかったが、そこでは、メイヒューはとあるホテルで男を監視していたことがわかる。監視されていたのは、インターネットの秘密キーを持つ7人のうちの一人、アドラーだった。彼らは年に4回集まって、インターネットすべてを支配するマスターキーを作るセレモニーを行っていたアドラーもそのセレモニーのためにNYに来ていたが、トムがホテルに向かうとた、体調を崩し入院したという。セレモニーにはアドラーの代理が出席することになっていて、もしメイヒューがマスターキーを独占することにより、ハッキングが無用となる。非常に厳しいセキュリティチェックをかいくぐり、トムとネズはセレモニーに潜入する。アドラーの代理のジェレミーは、参加者たちに銃を向けて、そこにメイヒューを招き入れる。メイヒューは参加者のキーを奪うと、とあるデータをダウンロードしていた。メイヒューがアクセスしたのは、ジャックの会社のURLで、その会社はNSAのデータを管理している。メイヒューともう一人、脱走犯は捕えられ、トムらが移送することになったが、メイヒューは車内で自分は無実だと訴える。ダウンロードしたデータの中に、たまたまNSAの監視プログラムがあり、ミサイルの図面を海外に売ったことはない。メイヒューを乗せた車に怪しい車が近づき、盗んだデータをよこせと脅す。トムとネズは追手からメイヒューを守り逃げるが、メイヒューはNSAにはめられたという。インターネットカフェからイランにミサイル図面を送ったとされているが、自分の無実を証明するカフェ店内の画像を持っているという。そのデータを分析したデュモントによると、NSAはあらゆる電子機器から映像を吸い上げているという。イランに送信したとされる時間帯には、先ほどメイヒューを襲った男の姿が映っていた。それを見たスコティは、ジャックの会社で雇った男だという。ジャックは巨額のサイバーセキュリティ契約を結ぶために、メイヒューを犯人に仕立て利用した。ジャックは自分こそ愛国者だと言い、これからの戦争はサイバー戦争だというが、逮捕される。クリストファーの養父母と面会したスコティは、その写真を見て、別人だと確信する。トムはスコティが雇っていた私立探偵が実はハワードの意のままに動いていたことを知る。クリストファーを見つけたというのは偽情報で、養父母も仕込んだものだった。ホワイトホールについては、数年前会社の予算案で見つけたスコティの秘密計画だという。スコティは暗号でそれを通信しており、南アフリカの倉庫が割り当てらていた。チームを送ったが、倉庫の中は空で、雇った諜報員は姿を消した。ちょうど、自分を会社からスコティが追い出そうとしていた時期だという。ハワードはトムが信頼されれば、ホワイトホールについて話すに違いないという。スコティの愛人トレバーが、部下のキャットに取り入ろうとして、怪しい動き。スコティの裏を探るためにハワードが送り込んだのか。あるいは、スコティを陥れる別の動きがあるのか。ハワードの勢いに押されてトムも翻弄されていますが、その動きがスコティに知られ始めた。もし、ハワードの意を受けて動いていることが知られたら、トムの命は危ないのか?でも、スコティの息子への愛は本物のように見えますので、ばれてもどうってことないように見えますが。メイヒューこそ正義のヒーローだというトムは今までになくて新鮮でした。デュモントの弟への接し方を見ていると、この会社で働いている人はやはり正義感に動かされているように見えますね。
January 2, 2018
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本家に倣って荒唐無稽なのは同じだとして、こちらはSFじみているというか、テリー・オクィンの顔を見ていてだんだんLOSTに見えてきました。(笑)もしかして、スピンオフは「母」の話ではなく、「父」の妄想のストーリーなのかも?とりあえず、スコティというキャラクターの謎を掘り下げようとしているのは判りました。ロシア、ウラル山脈の国境沿いにアメリカの航空機が墜落し、ハルシオンにフィリップス大将が現れ、ノーススター作戦にGOサインが出されたという。スコティは何のことか理解できないが、大将がハワードと計画した作戦で、死人を乗せてわざと墜落させたという。墜落現場はロシアの秘密基地の近くで、テロの疑いを除外したいロシア政府はアメリカの国家運輸安全委員会に調査を要請したため、ハルシオンのメンバーが委員になりすまして調査をすると見せかけ、秘密施設の情報を得ることになった。スコティはハワードが自分や会社に隠している事があると考え、部下に金の動きなどを調べるように命じる。トムとソロモンは捜査官に扮し、ロシアに向かう。トムは現場を抜け出し、施設を盗み見るが、そこはアメリカの田舎町を模した町で、人々もアメリカ人のような生活をしていた。冷戦時にスパイを養成するため、ソ連国内にアメリカの町を作って潜入する訓練をしていたことはあったが、現在は別の目的のために利用されているという。スコティが情報源から聞き出したのは、次世代の潜入スパイ養成プログラムで、そこに投入する人材集めの依頼が来るという。そこに入れば二度と戻らないという忠告にも関わらず、スコティはトムとネズを潜入させることにする。トムは緊急にハワードに呼び出され、ノーススター作戦に監査が入った理由を説明する。ハワードの秘密を調べているうちに、いずれトムの正体がスコティにバレるだろう。ハワードは、妻に病気扱いされたのは彼女が真実を隠しているからだと言い、トムにロシアの秘密基地へ行って真実を突き止めるようにいう。トムとネズはモスクワで組織の男にピックアップされ、秘密基地へと向かう。そこでは、話す言葉は全て英語で、将来与えられる任務のために、別の人物になりきる訓練を行うという。トムはスタンという人物を当てられ、「妻」の待つ「自宅」に帰る。ネズは「兄」と同居するという。妻役のシンシアはトムを友人のトゥーゲンバーグ夫妻の誕生日パーティに連れていく。集まった人々は明らかに別人を演じようとしており、ぎこちなさがあった。その中の一人アンジェラが急にロシア語を話し始め、監視されるのも試されるのももう嫌だと出て行く。アンジェラはもちろんプログラムの女リーダーに殺害される。シンシアはトムの疑いに気づき、身体で籠絡しようとするが、トムは自分には妻がいると告白する。ネズの兄がアメリカに異動することになり、ネズは命令で銀行員の面接を受けることになった。しかしセクハラをしかける支店長をネズは撃退してしまう。ネズはトムに自分たちが与えられている水には、従順になるように薬が盛られていると話す。ネズの行動はリーダーの目に止まり、次の段階の訓練を受ける事になったと告げられる。実在のアメリカ人になるため、整形手術を受け、ロシアのために命を捧げるのだという。スコティとソロモンはハワードのために金を送金していたCFOのメトカーフを脅し、誰に送金していたのか聞き出す。メトカーフが送金していた相手は元諜報員で、スコティはハワードが息子が生きていると信じて探していた事を知る。トムは秘密基地の司令部に侵入し、ハルシオンに連絡を入れる。彼らはここでアメリカ人と入れ替わるスパイを作り上げ、アメリカに送り込んでいる。トゥーゲンバーグ夫妻も実在する人物で、その目的を知るために先に身柄を確保する必要がある。ネズの兄は、すでにアメリカに渡りターゲットと接触していた。ソロモンが踏み込むと、ターゲットは自殺していて、これから起こすテロ事件について遺書に書いていた。トゥーゲンバーグ夫妻も自殺しているのが発見され、直前に大量の爆薬を購入していることが分かった。彼らは民兵組織を名乗り、アメリカ人によるテロ攻撃をしかけようとしていたが、それはロシア保安庁が仕組んだことだった。スコティらは、爆弾テロのターゲットがどこなのか、追跡する。司令部に立てこもったトムとネズは、ドアを爆破して入ってこようとする治安部隊を逆に吹き飛ばし、脱出を試みる。ネズはシンシアに殺されそうになったトムを救う。デュモントがロシア人スパイの位置を突き止め、ソロモンがテロを阻止する。彼らは州の最高裁を狙っていた。ロシアの秘密基地は今や、クレーターと化しているという。トムらが持ち出したデータで、成り代わりの対象となったアメリカ人の保護をスコティが当局に要請する。スコティはトムに、行方不明になったクリストファーが1週間後に保護され児童福祉局に預かられた事がわかったという。今までハワードは息子が生きているという妄想を追っていたと思っていたが、今は持てる組織の力を使って息子を探し出すという。トムはハワードに秘密基地について報告するが、それを聞いてハワードはスコティがクリストファーが消えて2ヶ月後に交通事故で入院し、戻ってきた時には別人になっていたという。つまり、今回のスリーパー・エージェント養成プログラムを開発し運営していた者たちが、30年前に本物のスコティを殺し、別人をスコティに仕立てたのだという。うーん、確かに、実の息子が目の前にいるのになぜスコティが気づかないのか、母親の勘が働かないのかという謎の説明にはなりますね。スコティがロシアの伝手を持っているのも、それっぽい感じです。ハルシオンに潜入するために、完全にスコティに成り切って、チャンスを待ってついにハワードを殺してハルシオンを手に入れたのか。成り切りについては、DNAとか指紋とか、今時の本人認証はどうするのだろうと思いましたが、どうせ殺すのだから問題ないのかな。でも、それなら別になりきらなくてもテロを起こせそうなのに。顔まで変えて任務が終わった後は、彼らはどうやって生き延びるのでしょう。ロシアには戻ってこないということは、アメリカ国内で潜入し続けることになりますが、なりきろうとした相手が死んでいるのだから、そのIDはもう使えませんようね。あるいは自爆するのか?それでも、似た顔の別人としてばれそうですよね。何だか無理があるなあ。プログラムのリーダーは、国に命を捧げた祖父の跡をついで、狂信的な愛国者なのかしら。本当にロシア保安庁がオーソライズしているのか?やり手のネズが心の闇を抱えつつ、ハワードを敬愛しているのはいずれトムの味方になってくれるという事でしょうか。彼女は本家でいうと、レスラーの立ち位置かな。
December 26, 2017
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うーん、毎回母の涙を見ることになるのだろうか。確かにこれは長く続かないのかもしれないと、2話目にして思ってしまいました。(笑)アクションの切れだとか、テンポの良さは持ち味でしょうね。中東の某国でジャーナリストとして活躍しているケヴィン・ジャンセンが当局に捕らえられ、スパイではないかと尋問を受けている事が判る。ケヴィンはこの国の人権侵害を訴えるために取材しており、母親ともども、ハーグレイブ一家と親しくしていた。母親のメリルは政府や新聞社に救出を求めたが、為す術がなく、スコティに助けを求める。スコティにとって、ケヴィンは幼い頃のクリストファーと家族ぐるみの付き合いで、コネのある大統領補佐官に特殊部隊の投入を求めるが、この国の上空をアメリカの軍機が飛行しており、両国間の関係を崩したくないという。ハルシオンがこの件に関わることは許されないと言われ、スコティは自分のチームを潜入させることにする。ソロモンとネズがEUの特使に成り代わり入国することができたが、武器を運び込もうとしたトムは国境の検問でしくじり、身体1つで入国することになった。現地では、再選を狙う大統領が反対勢力らを厳しく取り締まっているため、スコティの知り合いで辛うじてライフルを2丁しか手に入れることができなかった。しかし、ケヴィンが収容されている刑務所の刑務官たちが大統領の批判をしているという噂をデュモントが流して、刑務所に集結するパトカーに紛れてトムとソロモンが潜入する。ケヴィンを房から出すことはできたが、途中で警官たちに気づかれ、ソロモンとトムは激しい銃撃戦を起こして脱出する。その状況は政府にも伝えられ、スコティは首席補佐官から叱責される。後は国から脱出するだけだが、アメリカ大使館まで自力で向かわなければならない。しかし、救い出されたケヴィンは、知人宅に隠しておいたPCを取りに戻ると言って姿を消してしまう。そのPCにはこの国の人権侵害の証言が収められているという。トムらはケヴィンのアパートに向かうが、すぐに国家警察に気づかれ、銃撃を受けながら逃亡することなった。スコティはハルシオンが大使館と交わしている契約によって、4人の救助を求める。大使館を目の前にして、激しい銃撃を受けたため、ケヴィンは撃たれ絶命する。トムはケヴィンのPCを持ち帰り、スコティはPCを政府に提出する。しかし、そこで分かったのは、ケヴィンが本当にCIAのスパイとして潜入していたという事実で、記者を装っていけないというルールを破っていた。ケヴィンが集めた情報は大後のアメリカ人を救うことができる。CIA副長官は、遺族にケヴィンが任務で潜入していたことは伏せるようにいう。あくまで記者として命を落としたと伝えると、メリルは息子が信じるものために戦ったとして、誇りを持っていると答える。スコティは4歳で失ったクリストファーの遊び仲間だったケヴィンの死に涙を流す。トムは主人公だから出番も多くて格好良いのは仕方ないとしても、完全に正義の人、ヒーローとして描かれていますね。スピンオフだから多少キャラクターが変わっても良いのかな。ケヴィンを助けようと頑張る所などは、幼馴染と知っての行動なのでしょうか。ただ、ちっとも自分のことに気づかないスコティを傍目で見ていて、どういう風に心境の変化があるのかは気になります。本家に戻った時にも、こちらの経験がキャラに影響するでしょうね。スコティとレディントン、リズとトムは対になっていて、レッドは個人の悪の帝国を駆使して私利私欲を満たしていきますが、ハルシオンについては、政府には一応契約を交わすなどして、ダーティな仕事を請け負っているのですね。単なる下請けでもなく、持ちつ持たれつということかな、その辺はやはり「犯罪者」レッドとは一線を画しているように思います。でも、一番美味しい役はやっぱりソロモンだろうなあ。(笑)
December 19, 2017
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「ブラックリスト」のキャラクター、トム・キーンを主人公にしたスピンオフですが、結局1シーズンで打ち切られたのですね。短いしレビューを書くべきか悩む所ですが、本編との繋がりもあるし、念のため書くことにしました。トムはこちらの方が当然、生き生きとしてかっこいいので打ち切られて残念ですが。また子守に戻るのだろうか。ストーリーは本家ブラックリスト シーズン4の「Isabella Stone (No. 34) 」辺りからスタートですね。トムの父親ハワード・ハーグレイブが飛行機事故で死亡し、その弁護士から遺言状の件でトムに連絡があった。リズの助言で父親のことを知るためにNYに向かったトムだったが、手の込んだ指示を受け、死んだはずのハワードと会う。ハワードは飛行機に細工をされて死ぬ所だったが、生き延びたという。しかし、死んだことにして身を隠しており、細工をしたのは会社「ハルシオン・イージス」を自らのものにしようとした、妻のスーザン・スコティ・ハーグレイブだという。ハワードは息子のクリストファーが幼い時に行方不明になり、それいらい30年間探し続けてやっとトムと出会うことができた。スコティはまだトムの正体を知らない。スコティは必ずトムに仕事を依頼してくるので、会社に潜入して彼女の信頼を得て欲しいという。すぐにスコティが現れ、トムはハルシオン・イージスに向かう。スコティはトムが撃ったマティアス・ソロモンが元気でいることを告げる。依頼は、非公式のCIA諜報員アンナ・コープランドが息子と一緒に誘拐されたのを取り戻すというものだった。アンナとトムはかつて仕事をした事があり、誘拐犯の元CIA諜報員リーランド・ブレイはその時のターゲットだった。ブレイはアンナから国家の安全に関わる情報を引き出して、高値で売るものと思われる。トムはソロモン、サイバー担当のデュモント、実働部隊のネズ・ローワンと共に、ブレイの恋人ナディアを誘拐する。ナディアを拘束した後、スキを見せて逃亡を許すが、ナディアの目にカメラ機能の着いたコンタクトレンズを仕込んでおり、ブレイの居場所を探る。ブレイはイギリスのドーバー海峡に近い屋敷にいた。おそらく、息子を使ってアンナの口を割らせようとしているのだろう。トムはドーバー海峡を望む屋敷の近くに、ナポレオンの時代に掘られたトンネルがあると言い、その古い地図がミドルセックスの博物館にあることが判る。厳重な警備の元、修復作業中というので、スコティとトムは博物館で開かれるパーティに参加する。トムは今回限りの仕事だと言い、ハワードの事を知りたいとスコティに水を向ける。ハワードは幼いクリストファーを奪われて、その行方を探すことに没頭し、やがて心を病んでいったという。会社の役員会はハワードを経営者の席から追いやり、ハワードは失踪し、そして事故に遭ったという。デュモントが入室IDカードをコピーし、トムは地下の修復室から古地図の情報を盗み出す。ドーバーの壁に開いたトンネルは、普段から使われているらしい。トム、ソロモン、ネズがトンネルからブレイの屋敷に侵入し、捕らえられているアンナと息子を探す。しかし、ナディアがコンタクトレンズに気づいてブレイに電話をしたため、トムは強行突破でアンナを奪還する。ソロモンとネズは息子のマドックスを救い出す事に成功するが、アンナはひどい傷を受けていたため病院で治療を受ける。息子が救出されたことを知らないアンナは病院から抜け出し、後からアンナの体内に爆弾のようなものが埋め込まれていた事が判る。ブレイはCIA時代自分の部下チームが自分を捕らえに来たことを恨んでおり、アンナは息子を解放する約束で彼らを狙うのではないかという。トムらがCIAチームの拠点に踏み込むと、アンナが起爆装置を押すところだった。マドックスが元気であることを電話で確認するが、その際にタイマーにスイッチが入ってしまう。トムはデュモントの指示で、アンナの体内から取り出した爆弾を解除する。ハワードの葬儀が行われ、スコティは涙を流して夫を追悼する。夫が僅かな望みをかけて、クリストファー名義の遺産を残していたが、スコティは息子の死亡宣告にサインし、けじめをつけるという。しかし、ハワードはトムにスコティは夫も息子もなきものにして、ついに会社を手にしたという。クリストファーを探すことがライフワークになっていたハワードは、次第にスコティが元々世界的な情報収集会社を手に入れようとして自分の近づいたのではないかと考えるようになったという。正気を失ったとして自分を追いやったのは、その事実を知ったからだ。全ては「ホワイトホール」という計画が物語っている。ハワードはお前の目的は自分の家族を探し出し、母親の計画を探ってそれを阻止することだという。アメコミ風のOPだとか、やたらハイテクのデュモントの秘密兵器だとか、本家との違いは楽しいです。リズが父親かな?というレディントンと愛情たっぷりのやり取りをするのに対して、トムに関しては、「私は実の父だ」というハワードと、トムが実の息子だと知らないスコティの間で行ったり来たり、複雑になっていますね。ハワードは妄想ではなく真実を言っているのか、スコティは本当にトムの正体を知らないのか、ハワードの事を愛していたのか、涙の名演技が信じられないなど、本家と同じように引っ張って行くのでしょう。ちなみに父親役がテリー・オクィンなのはちょっと意外でした。いずれはレッドと対面することがあるのかな。その場合はどちらが良い方?ファムケ・ヤンゼンのセクシーさをアピールするのは良いけれど、トムに色目を使うのはちょっと気持ち悪いかも~
December 12, 2017
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