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December 26, 2017
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カテゴリ: The Blacklist: Redemption

本家に倣って荒唐無稽なのは同じだとして、こちらはSFじみているというか、テリー・オクィンの顔を見ていてだんだんLOSTに見えてきました。(笑)
もしかして、スピンオフは「母」の話ではなく、「父」の妄想のストーリーなのかも?
とりあえず、スコティというキャラクターの謎を掘り下げようとしているのは判りました。


ロシア、ウラル山脈の国境沿いにアメリカの航空機が墜落し、ハルシオンにフィリップス大将が現れ、ノーススター作戦にGOサインが出されたという。
スコティは何のことか理解できないが、大将がハワードと計画した作戦で、死人を乗せてわざと墜落させたという。
墜落現場はロシアの秘密基地の近くで、テロの疑いを除外したいロシア政府はアメリカの国家運輸安全委員会に調査を要請したため、ハルシオンのメンバーが委員になりすまして調査をすると見せかけ、秘密施設の情報を得ることになった。
スコティはハワードが自分や会社に隠している事があると考え、部下に金の動きなどを調べるように命じる。
トムとソロモンは捜査官に扮し、ロシアに向かう。
トムは現場を抜け出し、施設を盗み見るが、そこはアメリカの田舎町を模した町で、人々もアメリカ人のような生活をしていた。
冷戦時にスパイを養成するため、ソ連国内にアメリカの町を作って潜入する訓練をしていたことはあったが、現在は別の目的のために利用されているという。
スコティが情報源から聞き出したのは、次世代の潜入スパイ養成プログラムで、そこに投入する人材集めの依頼が来るという。
そこに入れば二度と戻らないという忠告にも関わらず、スコティはトムとネズを潜入させることにする。
トムは緊急にハワードに呼び出され、ノーススター作戦に監査が入った理由を説明する。
ハワードの秘密を調べているうちに、いずれトムの正体がスコティにバレるだろう。
ハワードは、妻に病気扱いされたのは彼女が真実を隠しているからだと言い、トムにロシアの秘密基地へ行って真実を突き止めるようにいう。
トムとネズはモスクワで組織の男にピックアップされ、秘密基地へと向かう。
そこでは、話す言葉は全て英語で、将来与えられる任務のために、別の人物になりきる訓練を行うという。
トムはスタンという人物を当てられ、「妻」の待つ「自宅」に帰る。
ネズは「兄」と同居するという。
妻役のシンシアはトムを友人のトゥーゲンバーグ夫妻の誕生日パーティに連れていく。
集まった人々は明らかに別人を演じようとしており、ぎこちなさがあった。
その中の一人アンジェラが急にロシア語を話し始め、監視されるのも試されるのももう嫌だと出て行く。
アンジェラはもちろんプログラムの女リーダーに殺害される。
シンシアはトムの疑いに気づき、身体で籠絡しようとするが、トムは自分には妻がいると告白する。
ネズの兄がアメリカに異動することになり、ネズは命令で銀行員の面接を受けることになった。
しかしセクハラをしかける支店長をネズは撃退してしまう。
ネズはトムに自分たちが与えられている水には、従順になるように薬が盛られていると話す。
ネズの行動はリーダーの目に止まり、次の段階の訓練を受ける事になったと告げられる。
実在のアメリカ人になるため、整形手術を受け、ロシアのために命を捧げるのだという。
スコティとソロモンはハワードのために金を送金していたCFOのメトカーフを脅し、誰に送金していたのか聞き出す。
メトカーフが送金していた相手は元諜報員で、スコティはハワードが息子が生きていると信じて探していた事を知る。
トムは秘密基地の司令部に侵入し、ハルシオンに連絡を入れる。
彼らはここでアメリカ人と入れ替わるスパイを作り上げ、アメリカに送り込んでいる。
トゥーゲンバーグ夫妻も実在する人物で、その目的を知るために先に身柄を確保する必要がある。
ネズの兄は、すでにアメリカに渡りターゲットと接触していた。
ソロモンが踏み込むと、ターゲットは自殺していて、これから起こすテロ事件について遺書に書いていた。
トゥーゲンバーグ夫妻も自殺しているのが発見され、直前に大量の爆薬を購入していることが分かった。
彼らは民兵組織を名乗り、アメリカ人によるテロ攻撃をしかけようとしていたが、それはロシア保安庁が仕組んだことだった。
スコティらは、爆弾テロのターゲットがどこなのか、追跡する。
司令部に立てこもったトムとネズは、ドアを爆破して入ってこようとする治安部隊を逆に吹き飛ばし、脱出を試みる。
ネズはシンシアに殺されそうになったトムを救う。
デュモントがロシア人スパイの位置を突き止め、ソロモンがテロを阻止する。
彼らは州の最高裁を狙っていた。
ロシアの秘密基地は今や、クレーターと化しているという。
トムらが持ち出したデータで、成り代わりの対象となったアメリカ人の保護をスコティが当局に要請する。
スコティはトムに、行方不明になったクリストファーが1週間後に保護され児童福祉局に預かられた事がわかったという。
今までハワードは息子が生きているという妄想を追っていたと思っていたが、今は持てる組織の力を使って息子を探し出すという。
トムはハワードに秘密基地について報告するが、それを聞いてハワードはスコティがクリストファーが消えて2ヶ月後に交通事故で入院し、戻ってきた時には別人になっていたという。
つまり、今回のスリーパー・エージェント養成プログラムを開発し運営していた者たちが、30年前に本物のスコティを殺し、別人をスコティに仕立てたのだという。



うーん、確かに、実の息子が目の前にいるのになぜスコティが気づかないのか、母親の勘が働かないのかという謎の説明にはなりますね。
スコティがロシアの伝手を持っているのも、それっぽい感じです。
ハルシオンに潜入するために、完全にスコティに成り切って、チャンスを待ってついにハワードを殺してハルシオンを手に入れたのか。
成り切りについては、DNAとか指紋とか、今時の本人認証はどうするのだろうと思いましたが、どうせ殺すのだから問題ないのかな。
でも、それなら別になりきらなくてもテロを起こせそうなのに。
顔まで変えて任務が終わった後は、彼らはどうやって生き延びるのでしょう。
ロシアには戻ってこないということは、アメリカ国内で潜入し続けることになりますが、なりきろうとした相手が死んでいるのだから、そのIDはもう使えませんようね。
あるいは自爆するのか?
それでも、似た顔の別人としてばれそうですよね。
何だか無理があるなあ。
プログラムのリーダーは、国に命を捧げた祖父の跡をついで、狂信的な愛国者なのかしら。
本当にロシア保安庁がオーソライズしているのか?
やり手のネズが心の闇を抱えつつ、ハワードを敬愛しているのはいずれトムの味方になってくれるという事でしょうか。
彼女は本家でいうと、レスラーの立ち位置かな。

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Last updated  December 26, 2017 10:11:42 PM
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