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「カウンセラーとして長年苦労したのは 相談者や家族に関わりながら自分という存在をいかに消し去るかだ」…日本におけるユング心理学の第一人者で元文化庁長官の河合隼雄氏の言葉だ。その河合隼雄氏が先79歳の生涯を閉じた。心理学を学びカウンセラーとして活動している者であれば河合隼雄氏の名前を知らない者はいないだろう。河合氏に会ったことこそないが氏の著書や心理学ゼミの中で常にその考え方は学ばせてもらった。冒頭の言葉も僕はことあるごとにこのブログでも書いてきた。カウンセラーとしての原点やスタンスは河合氏から学んだのかも知れない。肩書きだけ見るととてもお堅く近寄りがたい人物かと思いきや…人を笑わせるのが好きで常にダジャレを連発!「日本ウソツキクラブ会長」とも名乗っていたらしい。また京大在学中にはフルートを奏で還暦前に「夢の啓示」で再び始めると演奏会を開くほどの腕前となり「生き生きとした老い」を自ら実践した。また作家の村上春樹氏から「天才的な聞き上手」と絶賛されるほど対談の名手だった。宗教学者の中沢新一氏が一連のオウム事件の件でバッシングされて社会的に大変な苦境に立たされていた頃…。河合氏が中沢氏に電話をかけてきて「一緒に仏教について話をして本を作ってみませんか」と救いの手を差し伸べてきたらしい。中沢氏自身、オウムの件は「自分自身の軽率な言動」と言っているとおり僕も彼は評価していない。河合氏は…「君のようになんでも正直に思うたことを口にしたら そのうち十字架にかけられまっせ。 わしは本心なんかそう簡単に口にしません。 黙っといて相手の本陣に入り込んで準備を進めて ここぞと思うときまでじっと待つんですわ。 それまでは人からどんなに誤解されたって構わんのです。 そういう人たちは実はものが見えとらんのですから」…と言ったそうだ。さすがの中沢氏も河合氏の言葉に心を打たれたと言っている。果たして河合氏の言葉は本心なのか…あるいは中沢氏を諭すための方便なのか…?それは今となっては分からない。しかし河合氏の豪胆な言葉に心を打たれたことは事実である。河合氏の著書で心理学を学びカウンセラーとして活動している僕としては彼の思いや学ぶべき部分に関しては継承していきたいと思う。「日本人の心」を追求し現代を代表する「心の専門家」が最後まで説き続けていた言葉は「日本人はもっと元気を取り戻せる!」…だったそうだ!カウンセラーとして日本人の心をもっともっと元気にするために更に精進していきたい。心よりご冥福をお祈りする。カウンセリングのご予約・ご相談は…「こちら」まで!○寺子屋方式 ホームカウンセラー養成ゼミ 開催決定! 「ブログランキング」に参加してみました。応援して下さると嬉しいです。「ポチッとな」とクリックして下さいね。
2007.07.21
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企業の入社面接というのは企業と応募者のお見合いのようなもの!…採用の仕事をしている人はそう言う。僕も以前務めていた会社では採用担当をしていたし今のアウトソーシングの仕事の方は毎日が面接なのでよくわかる。いくら企業側が採用したいと思っても応募者からふられることもあればいくら応募者が入社したいと思っても企業側が断るケースもある。。。お互いの思惑が一致してはじめて相思相愛の関係となるのだろう。そしてこれは心理カウンセラーとクライアントの間でもいえることだと思う。クライアントは星の数ほどいるカウンセラーの中から自分の悩みを聴いてくれそうなカウンセラーを選んでカウンセリングルームを訪れる。もちろん会ってみて「ガッカリ…。」ということもあるだろう。カウンセラーも自分でクライアントを選べない。何とか自分の経験や知識の中でよりベストな方法を考えて提案するけどそのクライアントにとっては無意味だったりすることもある。これは仕方のないこと…だと思うようにしている。僕はまだ経験が浅いからそのようなクライアントに会ったことはない。決して自慢しているわけではないがリピート率は100%に近い。まぁ~裏を返せば一回でクライアントの悩みを解決に導けていない…ということだけど。。。でも帰り際のクライアントの感想を聴いてみると「来て良かった」と言ってもらえる。これは正直に嬉しい。しかしアウトソーシングの仕事の方では相性が合わずに帰っていただくこともある。この求人難…登録スタッフはのどから手が出るほど欲しいし一名でも多く確保したい。でも相思相愛ではないのなら帰ってもらった方が将来的にお互いのため。アウトソーシングでも心理カウンセラーでも自分の利益だけを考えて相手を引き止めることだけはするまい!…という信念に近いものがある。そのためにはやはり「謙虚さ」が大切!「採用してやる。面接してやる」「入社してやる。他にも会社はいくらでもある」「カウンセリングしてやる。悩みを聴いてやる」「お金を払っているんだからカウンセラーは何でも言うことを聞け!」…こんなスタンスでは相思相愛にはなれない。入社面接もカウンセリングも恋愛同様!双方が相手のことを思いやって時には自分の我を引っ込めて。。。それが大事だと思う。アウトソーシングでの面接をしながらカウンセラーとしての勉強もさせてもらった今日この頃。その気づきを忘れないように!大事なことだからブログに書き留めておこうと思った「ひとりごと」でした。カウンセリングのご予約・ご相談は…「こちら」まで!○寺子屋方式 ホームカウンセラー養成ゼミ 開催決定! 「ブログランキング」に参加してみました。応援して下さると嬉しいです。「ポチッとな」とクリックして下さいね。
2007.07.18
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5月8日からはじめているウォーキング&ジョギングも2ヶ月続いている。飽きっぽい僕としては快挙だ。最初は片道15分歩いて同じ道を15分かけて帰ってくるだけ。それが徐々に慣れてきて片道を30分に伸ばす。それでも足りなくなって片道30分のウォーキング、目的地のグランドに到着して腕立て、腹筋、背筋50回×3セット。その後、400メートルトラック×5周のジョギング。また片道30分かけてウォーキングで帰る。もう汗びっしょり。。。お陰で74キロあった体重は今日現在で67キロ。ここからがなかなか落ちないんだけど後は月に1キロペースで落とせばいい。以前は出来なかったことが徐々に出来てくるというのは気分がいいものだ。でもこれって最初はたった往復30分のウォーキングから始まったこと。。。「出来ることから始めて出来るようになったらまた次の段階に進めばいい。」…これは僕のカウンセリングスタイルにも通じることかもしれない。こんな話しがある。ある30代の男性がいた。昔は仕事も恋愛もバリバリにこなしていた。しかし病気になったことがきっかけでもう数年間も引きこもり状態。部屋の中は散らかり放題で掃除すら出来ない。そんな状態で仕事や恋愛なんて夢のまた夢。人と会うことも辛いという。幸いにご両親は経済的に豊かだったので無理に働く必要はなかった。でも彼はそんな自分が嫌で何とか克服したいと思っていた。そんな彼があるカウンセラーのところを訪ねてもう一度人生を取り戻そうとする。最初にカウンセラーに話した内容は「出来ないこと」の話しばかり。。。ひと通り話しを聴いたカウンセラーは思った。「これでは彼は一歩も進めない」…と。そこでカウンセラーは彼に「じゃぁ~何なら出来るのか」…ということを尋ねた。「部屋を毎日掃除します」「それって本当に出来る?今までは出来なかったんだよね」「う~ん、じゃ~週に一度だけ家事の手伝いをします」「絶対に約束出来る?40度の熱を出しても約束は守れる?」「え~、そんなこと言われたら何も出来ないですよ」「出来ないことを聴いているんじゃないんだ。出来ることを聴かせてよ」そんなやり取りがしばらく続いて最終的には…「それじゃ~トイレのスリッパを必ず揃えて出てくることなら必ず出来ます」…となった。その男性とカウンセラーの約束は「トイレから出るときは必ずスリッパを揃えて出てくる」…このひとつだけだった。その日の夜、そのカウンセラーの元に男性の両親から抗議の電話が来た。「あなたはうちの息子をバカにしてるのか! 30過ぎた大人に対してスリッパを揃えることをなんてさせて! 幼稚園児じゃないんだ。 そんなことで社会復帰なんか出来るわけないだろう!」…と。しかし男性は真剣だった。忘れてしまったときはわざわざトイレまで戻ってスリッパを揃えたらしい。両親から「そんなものちゃんと揃えましたとウソをつけばいいだろう」と言われても男性は「これは約束だから」と譲らなかったらしい。1週間後のカウンセリングで男性はこうカウンセラーに言った。「スリッパだけでは物足りません。なにか新しい課題を決めましょう!」そんなことを繰り返して半年が経った後、男性は再度就職をしたらしい。しかも営業の仕事!周囲は急に無理をするなと止めたが驚いたことに男性は営業成績は常にトップクラスをキープした。しかもその仕事の関係で知り合った女性と愛を育んで結婚を前提に交際しているとのこと。…もちろん、ただ単にスリッパを揃えるだけで引きこもりの人みんながみんな社会復帰でいるとは僕だって思わない。大切なのは「出来ないこと」ばかりを考えて日々悶々と暮らすよりも小さなことでもいいので目の前の小さな出来ることをやってみる。今の自分には何が出来るのか、そして何がしたいのかを考えることが重要なのだと思う。マラソンの42.195キロ。僕らのような一般人にはとてつもない距離だし出来るわけがない。でも15分歩いて同じ道を15分かけて帰ってくることなら僕にも出来そうだ。最初はそれでもいいのだ。昔のひとはよく言ったものだ。「千里の道も一歩から」…使い古された言葉だけど改めて噛み締めるといい言葉だ。僕は常にこう考えている。「やりたいこと=欲求」「やるべきこと=責任」「やれること=能力」この3つの輪が重なり合ってその重なり合った部分が大きいほどモチベーションは高まる。その3つの輪がリンクしていないで離れている時は重なり合う部分は小さいしどれか一つでもその輪が小さいとまた重なり合う部分も小さくなってしまう。常に「考える」ことを怠らず考えたことは「実行」してみる!…シンプルなところに人生のヒントは転がっているのかもしれない。※明日から3日間不在のためお返事は17日(火)以降になります。カウンセリングのご予約・ご相談は…「こちら」まで!○寺子屋方式 ホームカウンセラー養成ゼミ 開催決定! 「ブログランキング」に参加してみました。応援して下さると嬉しいです。「ポチッとな」とクリックして下さいね。
2007.07.13
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「先日の日記」で紹介した本日発売の月刊「デザート」(講談社)伊藤幸弘先生とそのご家族のお話が少女マンガに100ページの読みきりで登場!タイトル→優しさごっこ~伊藤家・愛と更正の物語~早速、コンビにで買ってきた。さすがにこんなヒゲ面が少女コミックを買う姿は異様だったのか店員に「二度見」されてしまった。。。伊藤先生のお話…と言うよりは伊藤先生の娘さんと伊藤家に更正のためにやって来た少年の話がメイン。ただしポイント、ポイントで伊藤先生も登場!伊藤先生の優しさや強さや…そして弱さも感じられる作品になっていたと思う。「…こんなオレの…娘に生まれてくれて…ありがとよ」作品の中で伊藤先生が娘さんに対して言うセリフ。僕が子育てのカウンセリングや講演で常に言い続けている「生まれてくれてありがとう…というスタンスで子どもに接する」に、共通している。どんな時もどんなことが起ころうとこの気持ちを忘れない限り親は子どもに対して優しくなれる。僕はそう確信してる。このセリフのシーンを見るためだけでもこの作品を読む価値は大いにある。読んでいる途中で不覚にも泣きそうになってしまった。そして読み終えた後は無性に娘をハグしたくなってしまった。今は娘にギューっとされてご満悦な心境でこのブログを書いている。よろしければ皆さんも是非、読んでみて下さい。読み終えた後にとても温かい気持ちになる素敵な作品です。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~せっかくなのでその他の作品も読んでみた。なかなか少女コミックも面白い!でも…少女コミックって読むのが大変だ。字が多過ぎて読む順番が分からなくなってしまうことも…(^^ゞカウンセリングのご予約・ご相談は…「こちら」まで!○寺子屋方式 ホームカウンセラー養成ゼミ 開催決定! 「ブログランキング」に参加してみました。応援して下さると嬉しいです。「ポチッとな」とクリックして下さいね。
2007.07.10
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もう26年も前の夏の日…ずっと忘れられない夏がある。小学生時代から野球小僧の僕。とにかく野球が好きで好きで好きで…!グローブやバットを抱いて寝ることなんてしょっちゅうあった。小学生時代から僕の学年は野球好きが集まっていてグランドを占領しているのはいつも僕らだった。そんな僕らも中学校に入学。田舎なのでほとんどが同じ中学に進学する。当然のように野球小僧たちは野球部に入部。自分で言うのもなんだけど結構な逸材が揃っていた学年だった。厳しい練習に耐えて僕らも最上級生に!僕も2番・セカンドのレギュラーを獲得。「今年は全国大会出場も夢じゃない。」なんて周囲から言われた。僕ら自身も全国大会出場は当然だ…くらいに思っていた。大会前の練習試合はすべて快勝!向かうところ敵無し状態で本大会へ!1回戦!相手はそんなに強豪と言える学校ではなかった。僕らは練習試合の勢いがウソのようになくなってしまい接戦。最終回…辛くも1点リードでその回を守りきれば勝利!1回戦を突破すればチームも勢いに乗って本来の力が出せる…はずだった。2アウトランナー1・2塁。左打席のバッターは4番(だったかな)。。。前の回に強烈な打球をセカンドの僕のところに飛ばしている。ちょっと深めに守る僕。味方のエースが投げ込んだ内角低めのストレートをドン詰まり。僕の目の前にフラフラを打球があがった。普通に守っていれば簡単に取れたセカンドフライ。でも…かなり深めに守っていたためにおもいっきりダッシュしないと届かない打球。今でも鮮明に覚えている。おもいっきり飛び込んで伸ばしたグラブの先にボールは当って無常にもそのままライト前に転がっていった。。。取っていれば超ファインプレーでゲームセット!でも取れないと結果は悲惨。2アウトだからランナーはフライが上がった瞬間にスタートを切っている。ボールが転々とライトに転がっている間に2人のランナーは生還して逆転。その後、気落ちした味方のエースは打ち込まれその裏の僕らの攻撃の時にはもう逆転を出来るような状況ではなかった。。。人生に「~たら、~れば」はないのは分かっているけどあの時に普通の守備位置に守っていれば…と思ってしまう。しかもあの最終回の守りに入る前に僕はスパイクを履き替えている。大会前に買った新しいスパイクが馴染まず後輩のスパイクを借りた。なれないスパイクのためにあのフライが上がった時に一歩目が滑ってしまった。あの時にスパイクさえ履き替えていなければ。。。。中学時代のすべてを懸けていた野球が終わったあの15歳の夏の日。あれから時々思い出す。41歳になった今でも思い出してしまう。帰宅後、単身赴任している父に電話をして大泣きした。僕の父は高校時代、キャッチャーとして甲子園に初出場して優勝している。野球小僧の僕からすると憧れる存在。中学生くらいになると反抗していて時々帰って来てもろくに口も利かなかったけどあの日はとにかく声が聞きたくて電話をしてずっと泣いていた記憶がある。もう26年も前の夏の日…ずっと忘れられない夏がある。カウンセリングのご予約・ご相談は…「こちら」まで!○寺子屋方式 ホームカウンセラー養成ゼミ 開催決定! 「ブログランキング」に参加してみました。応援して下さると嬉しいです。「ポチッとな」とクリックして下さいね。
2007.07.05
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昨夜見た夢…!弁護士事務所のように何人かのカウンセラー仲間でカウンセリングオフィスをオープンする夢!ワンフロアーの中に各カウンセラーのオフィスが仕切られてあり各自がその空間で自分の得意な領域で力を発揮する。僕のような心理カウンセラーだけではなく様々なセラピストたちがそこには集合していてそれぞれが独立した形で…でも協力、連携しながら活動をしている。その仲間たちの顔ぶれは今の僕のカウンセラー仲間やなぜか以前勤めていた会社の上司や同僚。僕の部屋は広からず狭からず…カウンセリングにはちょうど良い広さ。窓際にちょっと大きめのデスクがあって部屋の中央にはゆったりとしたソファーがある。カウンセリングはそのソファーを使ってじっくりとクライアントの話しを聴く。…という夢。人には「意識」と「無意識」があり起きている時は意識が無意識を抑え寝ている時には意識が休むため無意識が活動を始める。夢はこの「無意識」の部分で見る。夢分析的には昨夜の夢はどんなメッセージなんだろう。。。「夢は見ているのではなく、誰かに見せられている」と言う。その「誰か」のことを「セルフ」と言うらしい。…そう夢は「セルフ=自分自身」によって見せられている。言い換えれば「夢は自分自身からのメッセージでありラブレター」…だとすると昨夜の僕からのメッセージを僕はどう捉えればいいのだろうか?確かに以前から漠然と…「こんな形でカウンセリングが出来ればいいなぁ~」とは思ってるけど…。でもそれは「今」じゃないような気もするし。。。ただ…最近はこれからのカウンセラーとしての活動のことばかりを考えてる。今のままの活動を続けていこうとしているものとカウンセラーとしてこれから新しい可能性にチャレンジしようとしていくもの。正に寝ても覚めてもそのことばかり考えている。その考えている時間はとても贅沢で僕にとっては心地良い時間。いつか昨夜の夢が現実のものとなるように…今は今目の前のことに集中するのみ!カウンセリングのご予約・ご相談は…「こちら」まで!○寺子屋方式 ホームカウンセラー養成ゼミ 開催決定! 「ブログランキング」に参加してみました。応援して下さると嬉しいです。「ポチッとな」とクリックして下さいね。
2007.07.04
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お釈迦様の教えにこんな説話がある。。。あるところに毎日、毎日重荷を満載した荷車を朝から晩まで引かねばならない牛がいた。その牛はつくづく思った。「なぜこの俺は毎日、毎日こんなに苦しまなければならないのか! いったいこの俺を苦しめているものは何なのか! そうだ! 俺を苦しめているのは間違いなくこの荷車だ! この荷車さえなければ俺はこんなに苦しまなくてもよいのだ!」…と。そしてその牛は荷車を壊そうと猛然と道端にある岩に突進して木っ端微塵に荷車を壊してしまった。今まで牛を苦しめていた荷車はなくなり快適な気分もつかの間…。それを知った飼い主は…「こんな乱暴な牛にはよほど頑丈な荷車でなければまた壊されてしまう」…そう思い今までの何十倍も重い鋼鉄製の荷車を造ってきた。そしてその鋼鉄製の荷車に荷物を満載して今までのように毎日、毎日その牛に荷車を引かせた。以前の何十倍もの苦しみを課せられた牛は再び荷車を壊すことも出来ず深く深く後悔した。…これはある本で紹介されていた釈迦の説話だが僕はことあるごとにクライアントにこのお話している。どんな相談のクライアントか…?それは…「生きることに疲れた。早く死んで楽になりたい。」…そんなことを言ってくるクライアントに対してだ。確かにそう言うからには本当に人生疲れてしまっているのだと思う。疲れたことは決して否定しない。だからひとまずいろんなことは棚に上げてしっかり休んでもらうことは提案する。でも!そのために「死」を選択することは賛成できない。「死んで楽になりたい」と言うが本当に死んだら楽になれるのか?だから僕は前述の釈迦の説話をお話しすることにしている。牛は自分を苦しめているものは荷車だと考えて「この荷車さえ壊せば苦しまなくてよいのだ」…と思った。でも結局、更に苦しい思いを強いられることになる。カウンセリングルームで「死んで楽になりたい」と言うクライアントも「この肉体さえ壊せば苦しみから解放され楽になれる」…と思っている。釈迦は言う。「自らの命を絶てばもっと恐ろしい苦しみの世界へ入っていかなければならない。 この世で苦しんだまま死ねば必ず死んだ後の世界も苦しみは待っている。 あの世で幸せになりたければこの世から幸せの身にならなければならない」…と。死んだら楽になれる!…そういう人がいるが、もしもそうなら自殺した人はみんな幸せになる…ということになってしまう。だがそれは間違っている!日本では9年連続で自殺者が3万人を超えた。銃社会アメリカでの銃による被害者の数を超えているとのこと。どんなに死にたいと思っても構わない。僕も時には死んでしまいたいと思ったこともある。でも決して実行に移してはならない。死ななくても楽になる方法は人それぞれ必ずある!だから僕らは自ら死を選ぶことは決してしてはいけない。そのクライアントが…死んでしまいたいと思って無駄に過ごした今日は昨日、残念ながら亡くなった方がどうしても生きたかった明日…なんだから!カウンセリングのご予約・ご相談は…「こちら」まで!○寺子屋方式 ホームカウンセラー養成ゼミ 開催決定! 「ブログランキング」に参加してみました。応援して下さると嬉しいです。「ポチッとな」とクリックして下さいね。
2007.07.01
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