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友人・岬麻呂氏からの旅便りが届きました。 今回は、お嬢様のお子様Mさん(即ち、岬麻呂氏のお孫さん)のリクエストに応えての旅とのこと。高校の修学旅行がコロナ禍で中止となったことことから、その旅行コースと同じコースを辿るという企画。Mさんがその兄・Sさんが在籍する大学と同じ大学の、同じ工学部情報学科に入学されたということもあって、そのお祝いも兼ねての、岬麻呂ご夫妻、お嬢様、お孫さんのMさん、Sさんの、道東3泊4日5人旅であります。(旅・岬巡り報告297&同写真説明)9月12日関西空港→釧路空港→和商市場(昼食)→細岡展望台・釧路湿原→ANAクラウンプラザホテル釧路(泊)・夕食後→釧路埼灯台→米町灯台公園→幣舞橋・釧路港散策 まずは、釧路駅近くの和商市場の名物、勝手丼で遅い昼食。(和商市場) 勝手丼というのは「ご飯を購入して市場内の店で乗せる具を少量ずつ好きなものを買う海鮮丼」とのことだが、イクラなど苦手な具材があるヤカモチもこれなら大丈夫か。もっとも、「食」に余り関心のないヤカモチであるから、具材を自分でアレンジするのがいささか面倒くさい。 「もう、勝手にしろ」ですかな(笑)。 岬麻呂氏によると「ある店では、昔懐かしい『クジラの刺身』も売っていました。孫たち世代はクジラの刺身を知りません。珍しがって乗せてもらい、美味しいとの感想でした。」とのこと。 昼食後は細岡展望台へ。 展望台から眺める釧路湿原は秋色。(釧路港・遠洋漁業船団の船) 釧路港には、遠洋漁業船団の船が停泊。 第六十一源福丸。これは、長崎・平戸の船ですな。 ホテルで夕食後、タクシーで夜の観光。釧路埼灯台へ。(釧路埼灯台) 釧路埼灯台は「タクシーの運転手さんも夜は行ったことがない」とのことですから、ちょっと変わった観光客であったということになりますかな。 尤も、夜の釧路埼灯台は岬麻呂氏も初めてであったそうです。お孫さんたちは、4階建て建物が灯台になっていることに驚いて居られたとのこと。 因みに、過去記事に掲載の昼間の釧路埼灯台の写真は下記です。 (旅便り292より) (旅便り205より) 幣舞橋、釧路港に戻ります。 幣舞橋は、札幌の豊平橋、旭川の旭橋と並ぶ北海道三大名橋とされる。 (幣舞橋夜景) 幣舞橋では、岬麻呂氏の影も登場。シャチなのかイルカなのか、何やらそれらしきものとご一緒で、奥の幣舞橋に目が行きません(笑)。 釧路港では、遠洋漁業船団の船を見て歩き・・。(釧路港夜景・遠洋漁業船団) 上は、母船の後部に格納された小型船。 岬麻呂氏は「捕鯨船のキャッチャーボートか?」と言って居られるが、ヤカモチには何とも分かり兼ねるところであります。(同上・漁網の洗浄) これはまた別の船。漁網の洗浄が行われているところ。(同上・甲板上の自転車) 甲板の上にポツンと小型自転車がひとつ。 わが愛車の小型折りたたみ自転車はTrain&Bicycleでトレンクルであるが、これはShip&Bicycleであるからシプンクルであるか。 岬麻呂氏は「船員が航海中の運動不足解消のために使うのか」と思われたそうですが、隣にいたお孫さんは「寄港先での買い物などに使うのだろう」と推測。お孫さんの推測が正解でしょう。 今回、送ってくださったマンホールの写真は以下の2枚。(釧路市のマンホール) 以前、送っていただいた釧路市のマンホールに同じ図柄のものがあったかと思うが、今回のものは「さわやか」という文字が中央にあるのが新しい。(同上・止水栓)9月13日標茶町・多和平→中標津・開陽台→「知床ジンギスカン・そら」(昼食)→裏摩周展望台→神の子池→摩周第三展望台→屈斜路湖・砂湯→屈斜路プリンスホテル(泊) 多和平展望台からは、牛や羊などが放牧されている牧場が一望です。(多和平展望台から) 地球が丸く見えるという、中標津町の開陽台。 う~ん、丸く見えるかなぁ~。 丸くなっていたのは、見ている人間の目の方でした。(開陽台) 弟子屈町の裏摩周展望台から摩周湖を望み・・。(裏摩周展望台から摩周湖を望む) 摩周湖には流れ出る川がない。周辺には、地下水脈でつながる湧水池が沢山ある。その中でも一番湧水量の多いのが神の子池。 1日当たりの湧水量が12000tだという。(神の子池) そして、屈斜路湖ではポッカリと月が出ました。(屈斜路湖夜景) ついでに、屈斜路湖でお月見であります(笑)。 ポッカリ月が出ましたら、 舟を浮べて出掛けませう。 波はヒタヒタ打つでせう、 風も少しはあるでせう。(中原中也「湖上」より) 中原中也の詩「湖上」を思い起こさせる光景でありますが、写真はこの日の宿泊ホテル、屈斜路プリンスホテルの部屋から撮影されたものかもしれません。であれば、 ポッカリ月は出ましたが、 今夜は出掛けず眠りませう。(岬原岬也「屋内」より)ということであったことでせう(笑)。9月14日美幌峠→網走・能取湖サンゴ草→網走監獄博物館(昼食)→天都山・オホーツク流氷館→北見相生鉄道公園→ニュー阿寒ホテル(泊)→アイヌ古式舞踊 この日は朝から風雨強く大荒れの天気。 美幌峠では、「暴風雨の様相で、すぐに退散」とか。(美幌峠)屈斜路ゆ 朝開(あさびら)きして わが来(く)れば 嵐かも疾(と)き 美幌の峠 (美幌岬麻呂) しかし、網走市、卯原内の能取湖では、ご覧のように青空も覗いて。(能取湖のサンゴ草)ああ九月(くがつ) 能取(のとろ)の湖(うみ)は 火の色す 君もサンゴ草 われもサンゴ草 (岬野秋子)(本歌)ああ皐月 仏蘭西の野は 火の色す 君も雛罌粟(コクリコ) われも雛罌粟(コクリコ) (与謝野晶子)(網走監獄博物館)(天都山展望台から、ナナカマドの紅葉)(北見相生鉄道公園・ラッセル車) 北見相生鉄道公園では、「クマ焼き」を食されたとのこと。 何とワイルドな、と思いきや、クマ焼きとはタイ焼きのクマバージョンだとのこと。ということは、北海道では「およげ!たいやきくん」ではなく「はしれ!くまやきくん」なんだろうか。(アイヌコタンのアイヌ古式舞踊) アイヌ古式舞踊を楽しみ、阿寒湖の夜は更けて行きます。(阿寒湖の夜景) 遊覧船の左上空に見えている星は、北斗七星の一部だそうです。 そういえば、ヤカモチはながらく北斗七星を目にしていない。9月15日阿寒湖遊覧船→阿寒国際ツルセンター→釧路空港→関西空港 雄阿寒岳の日の出。 この日の朝の気温は2.3℃。おお、寒っ。(雄阿寒岳の日の出) 阿寒湖遊覧船に乗船。 忠別島でマリモを見て・・。(阿寒湖のマリモ) 何度もお訪ねになっている阿寒国際ツルセンターも訪ね・・。(阿寒国際ツルセンター・タンチョウの里) 午後の便で、釧路空港から関西空港に帰還でありました。 以上です。 今日も、岬麻呂旅便りをご覧いただき、ありがとうございました。<参考>過去の岬麻呂旅便り記事はコチラ。フォト蔵アルバム・岬麻呂写真集はコチラ。
2022.09.29
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本日、トレンクル退院。 昨日、自転車屋さんから電話があり、トレンクルの修理が完了したとのことであったので、今日、引き取りに行って来ました。 9月10日の入院でしたから、9日間の入院でありました。 入院治療費は3万5千円でした。<参考>トレンクル入院 2022.9.11.(退院して来たトレンクル) 故障部位は、ハンドルの折りたたみ部位の台座でありましたが、台座だけの交換というのではなく、ハンドルそのものの取り換えということになりました。台座、連結部ストッパー金具、ハンドルは一つのセットになっているようで、ハンドルの交換という「治療」になったようです。(故障部位) 〇印部が故障部位。ストッパー金具を下げてハンドルを折りたたむと台座が現れます(下掲写真)。ご覧のように新しい台座に交換されています。(台座部分) 写真では、台座側面にひび割れのような黒い筋がありますが、これは左側が少し高くなっている関係でその影が光線の具合で黒い筋のように写り込んだもので、ここにひび割れがある訳ではありません。<参考>自転車関連の過去記事はコチラ。We stand with Ukrainians.
2022.09.19
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偐万葉・どち篇(その9) 本日は昨年10月以来の偐万葉・どち篇であります。 どち篇というのは、友人篇という意味で、〇〇篇という形で個人篇に編集していないその他友人関連の歌を集めたものであります。 最近は、岬麻呂氏関連の歌が多数を占めて「岬麻呂篇」のような様相になってしまっています。 なお、偐万葉・〇〇篇というシリーズ記事としては、当記事が第331弾目の記事になります。これら偐万葉シリーズに掲載の歌は、当記事で、ヤカモチ作の歌が6358首、ブロ友など友人作の歌が655首で、合計7013首となり、7000首の大台を突破しました。 万葉集の歌は4516首あります。 その2倍の9032首まで、アト2018首ですが、当面は、これを目標に、そして、キリのいいところで、1万首突破を目指して、この偐万葉記事を継続したいと思って居ります(笑)。<参考>偐万葉・どち篇の過去記事はコチラ。1.岬麻呂氏の旅に寄せて詠める歌22首今は亡き 友への供養 つばらに見む 耶馬のもみぢの 濃きも薄きも (偐家持) (20211107深耶馬渓) (20211107菊地渓谷)車とめ 立ち眺むれば もみぢなす 菊池の渓に 雲立ちのぼる (谷家持)われはもや 泡波(あはなみ)得たり 皆人の 得がてにすとふ 泡波得たり (岬呑足(みさきののみたり))(本歌)われはもや 安見児(やすみこ)得たり 皆人の 得がてにすとふ 安見児得たり (藤原鎌足 万葉集巻2-95)何もせぬ 旅としあらば その旅の ことを述ぶるは 苦しきものぞ (無為家持)宇江ぐすくの 城址仰ぎ 見つつ君 おばけ坂への 道行くらむか (坂家持) (20211215宇江城址) (20211215おばけ坂)わぎもこと こしくめじまは いくたびか くめどつきせじ くめじまのたび (くめ家持)(20211215久米島灯台)南洲を しのびめぐれる 三つの島 何ぞコロナの 風吹かばとて (岬隆麻呂)(本歌)二つなき 道にこの身を 捨小舟(すてをぶね) 波立たばとて 風吹かばとて (西郷隆盛)万葉の 北の果てなる 新潟を 桜の旅と 背子ゆくらむか (偐家持)友と来し 名ごりの春や 桜旅 津軽富士見湖 鶴の舞橋 (偐家持)(20220507津軽富士見湖・鶴の舞橋)新潟の 桜のかたき お岩木の 山の麓に 果たしつるかな (偐桜餅)(20220507岩木山ヤマザクラネックレスロード)みちのくの つぎは渡島(おしま)と 今西行 桜遍路の 旅はつづくや (岬西行)根室なる 千島桜は 花のみを 見るにしあらず 葉桜もよし (偐北行)(20220528野付・尾岱沼の千島桜)霧のなき 霧の摩周湖 霧待つも 霧は出で来ず キリもなきこと (キリキリ舞)(20220528摩周湖)ジャカランダ 空高々に 咲くをして 紫雲木(しうんぼく)とそ 名づけけらしも (偐家持)キリモドキ ヤカモチモドキの わが名にも 似合ひの花そ ジャカランダ咲く (偐家持)(20220609ジャカランダ)花めぐる 旅の土産と 鹿屋なる 赤きさうびの 花咲くも見む (偐家持)(注)さうび=そうび、しょうび。薔薇のこと。(20220609プリンセスかのや・かのやばら園)雨上がり 富良野の庭の 妖精と 我は遊びつ さ夜更けにける (偐家持)(20220714ニングルテラス)大雪(だいせつ)の 森に咲きたる 青き花 おゝヒマラヤの 青きケシこれ (偐家持)(20210714ヒマラヤの青いケシ・大雪森のガーデン)ラベンダーの 風渡り来る 七月の ファーム富田に またも来にける (偐家持)(20220714富田ファーム)ラベンダーの 穂波さやぎて 遠山に 雲立ち流る 麓郷の丘 (偐家持)(20220714麓郷展望台)いくたびも まゐり来しかも 宮古島 空また海も 青き島山 (偐家持)(本歌)いくたびも まゐる心は はつせ寺 山も誓ひも 深き谷川 (長谷寺御詠歌)(20220731伊良部大橋全景)また来むと いへばとぐちの 浜木綿は 咲きて百重に われに笑むらし (偐家持)(注)とぐち=渡口の浜(宮古島市)のこと。(20220731渡口の浜)2.もりた麻呂氏に贈りて詠める歌1首うちひさす 宮道(みやぢ)はくるま 満ちてあり 日を選び行け 石切詣(まう)で (偐家持)3.田〇氏の訃報に寄せて詠める歌2首 パンドラの 丘を知るやと 言ひしきみの 訃報届きぬ クリスマスの日 (偐家持)(注)パンドラの丘=東大阪市にある、太宰治の小説「パンドラの匣」に所縁の地わが背子の 旅立ちの日ぞ こころあらば いたくな吹きそ 武庫の山風 (偐家持)4.鯨麻呂氏の心に寄り添ひて詠める歌1首わが背子が 乗れる船かも 西空に 弓張月の 渡り行く見ゆ (偐家持)(20220905弓張月)<参考> 故・山麻呂を偲びて詠める歌1首咲きそむる 花を見つつや さきつ年 逝きにし友の ことを偲ばな (偐家持)(本歌)咲きそむる 花を一枝 まづ折りて 昔の人の 為と思はむ (西行 西行法師家集12) (注)この歌は龍森麻呂氏のコメントに答へて詠んだものにて偐万葉・龍の森篇に掲載しているので、どち篇の歌としてはカウントしないが、参考までにどち篇にも掲載したものである。We stand with Ukrainians.(STOP PUTIN STOP WAR)
2022.09.18
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今日、久しぶりに喫茶・ペリカンの家に立ち寄り、ランチ。 すると、こんなチラシを頂戴した。来月10月29日にハーモニカのコンサートをペリカンの家で開催するとのこと。ヤカモチの来月の予定表を確認すると、この日は特段の予定なし、ということでヤカモチも参加させていただくべしで、一応予約しました。(和みのハーモニカアーティストほんわかかなLIVE&お楽しみ会) 店主のももの郎女さんのお話では、偐山頭火さんやひろみの郎女さんにも来ていただきたいので、お誘いくださいとのことのようでしたが、ブログ記事にアップすれば、自ずとご両名の目にも止まるだろうと記事にする次第。 収容人員に制限があるので、予約制になっているようです。 ご参加ご希望のお方は、下記へお電話にてご予約ください。 喫茶・ペリカンの家 電話:072-988-6681 2022年10月29日(土)15:00開場、15:30開演(ペリカンの家略地図) ペリカンの家も久しぶりだが、MTB(マウンテンバイク)で走るのも久しぶりでありました。 このところは、CB(クロスバイク)で走ることが殆どなので、MTBの出番がなかったのだが、今日はMTBで出かけてみたのでした。 ペリカンの家を出て、少し走ったところで、カチャッと何かが落下した乾いた音がした。振り返ると後方にライトが落ちている。ハンドルに取り付けるプラスチックのグリップが割れて、外れ落ちたのでした。 馴染みの自転車屋さんに立ち寄り、新しいライトを購入、取り付けてもらいました。この自転車屋さんには先日から我がトレンクルが入院しているのであるが、メーカーから届いたという部品を見せていただいた。破損したのは連結部の台座だけなのだが、ハンドルそのものも取り換えになるようで、ハンドルの形をしたそれを見せられた。 トレンクル君の退院も近いようです。<参考>ペリカンの家関係過去記事はコチラ。
2022.09.15
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今日は囲碁例会。 会場の梅田スカイビルまでCB(クロスバイク)で銀輪散歩。 このところ、MTB(マウンテンバイク)は自宅待機が多く出番がない。 明日あたりは、久々にMTBで走ってみるか。 さて、9月になっても毎日が暑い。ということで、凍結したスポーツドリンクとそうでない普通のスポーツドリンクを各1本コンビニで購入し、凍結した方のものをボトルホルダーに入れてハンドルに括り付けて出発。 ところが、括り付け方が緩かったのか、天満橋を渡った滝川公園で小休止して、ハンドルを見るとボトルホルダーが見当たらない。どうやら走行中に脱落してしまったようだ。中央環状道路の手前付近で何か変な音がしてタイヤがどうかしたかと気になったのだが、特段の異常もなかったので、そのまま走り続けたのだが、きっとその時に落ちたのだろう。変な音はホルダーが脱落して車輪がそれを跳ね飛ばした音であったようだ。 梅田スカイビル到着は12時10分。 いつものカフェ・レストランで昼食。昼食後、スカイビルの「里山」を少しばかり散策してから、会場の部屋へ。(新梅田シティの「里山」) ヤブランが咲いていました。(ヤブラン) 万葉の「山菅」は、このヤブランだとされる。ジャノヒゲやリュウノヒゲだという説もあるが、万葉人は植物学者ではないから、これらも含んで「ヤマスゲ」と言っていた可能性もある。山川(やまがは)の 水陰(みかげ)に生(お)ふる 山菅の 止まずも妹は 思ほゆるかも (万葉集巻12-2862)愛(かな)し妹を 何処(いづち)行かめと 山菅の 背向(そがひ)に寝しく 今し悔しも (万葉集巻14-3577) そして、今年初めて目にするヒガンバナ。(ヒガンバナ) まだ蕾で咲いてはいないのかと思ったら、小さな水路を挟んで向かい側に一輪だけ咲いているのがありました。(同上) 万葉の「壱師」は、ヒガンバナのこととされる。 ギシギシ、イタドリ、イチゴ、エゴノキなどの諸説があるが、ヒガンバナのこととするのが有力。路(みち)の辺(へ)の 壱師(いちし)の花の いちしろく 人皆知りぬ 我が恋妻(こひづま)を (万葉集巻11-2480) 見上げれば、桂の木。(カツラ) カツラも万葉に登場する植物。月には桂の木があって、秋にはその桂が黄葉するので、秋の月はひと際輝くのだという。里山の桂は、まだ黄葉していないが、少し黄色味がかってはいる。黄葉(もみぢ)する 時になるらし 月人(つきひと)の 楓(かつら)の枝の 色づく見れば (万葉集巻10-2202) カツラには「をかつら」と「めかつら」があり、楓は「をかつら」で、桂は「めかつら」のこと。今は、カツラは全て「桂」であり、「楓」はカエデのことになっているが、平安初期までは、「楓」はカツラであった。 この辺のことは以前の記事でも書いているので、重ねては書かない、興味ある人は、下記<参考>記事をご覧ください。<参考>若かへるでのもみつまで 2020.5.7.(オミナエシ) そしてオミナエシも咲いていました。高円の 宮の裾廻(すそみ)の 野づかさに 今咲けるらむ 女郎花(をみなへし)はも (大伴家持 万葉集巻20-4316) 秋づける里山をひとめぐりして、囲碁会場の部屋に行くと、既に福麻呂氏と村〇氏が来られていて、対局されていました。暫し観戦していると、平〇氏がご来場。ヤカモチは同氏と対戦。 今日は、この4名のみの出席でありました。 平〇氏との対局は、ヤカモチの完敗。その後、村〇氏、福麻呂氏と対戦するがいづれも中押し負け。3戦3敗。 今日はミスが多くて駄目でした。 これで、今年の成績は18勝13敗。次回は頑張ろう(笑)。
2022.09.14
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宿泊を伴う場合のヤカモチの銀輪散歩は、ホテルに宅配便で軽量折りたたみ自転車・トレンクルを送って置き、それをホテルで受け取って走るというのが最近のスタイルである。 以前は、電車移動であれ、飛行機移動であれ、自転車を輪行バッグに収納して持ってゆくということをしていたが、宅配便で送ることが可能であることを知ってからは、これを利用することが多い。 先般、新潟から山形方面を銀輪散歩しようと、宅配便でこれを送ったところ、受け取ってみると、折りたたみハンドルの「折りたたみ連結部」の台座部分が割れて、ストッパー金具が脱落してしまって用をなさない状況になっているという不運に見舞われ、銀輪散歩を断念するという最悪の旅になってしまったのでした。 帰阪して、昨日、そのトレンクルを馴染みにしている自転車屋さんに持ち込み、入院させて来ました。 このトレンクルは、もうメーカーが生産を中止しているので、修理部品が調達できるのか、不明。自転車屋さんも明確なことは言えないようで、追って連絡するとのこと。(トレンクル、折りたたんだ状態)(折りたたんでいないトレンクル) 上の写真の〇部分がハンドル連結部。 ストッパー金具を下げて、ハンドルを折りたたむと、台座が現れる。(台座部分) 割れて脱落した台座破損部分とストッパー金具をはめ込んで撮ったのが上の写真。破損部分を取り外したのが下の写真。(台座破損部分を取り除いた状態) ストッパー金具が、今にも外れ落ちそうになっている。 勿論、この状態ではなく、輪行バッグから取り出した時には、ストッパー金具と台座破損部分が外れて、バッグの底に落ちてしまっていたので、下のような状態でした。(台座破損部分とストッパー金具が外れ落ちた状態) これでは、ハンドルを立てても上下を固定することができず、2枚目の写真の「折りたたんでいないトレンクル」のようにはなりませんから、自転車としての用をなさない。(台座破損部分の欠片とストッパー金具) まあ、人間で言えば、膝のお皿が割れ、上肢と下肢を連結する筋肉が断裂してしまって、足が立たないようなものか。 このような事故は以前にも起こしている。その時は、宅配便の輸送中ではなく、直江津から糸魚川への銀輪散歩で、糸魚川のホテルに到着して、自転車を折りたたもうとしたら、台座が割れていて、ストッパー金具が脱落したことで、そのことに気づいたのであるから、走行中の何処かで、台座が破損していたのであった。 その時にも写真撮影して、ブログにそのことを掲載しているので、同じような割れ方であることが分かる。<参考>直江津から糸魚川へ(その1) 2010.11.14.(上の参考記事掲載写真) 写真を比べてみると、よく似た割れ方をしている。 今回は、以前の割れ方に比べて、台座中央の切れ込み部分のより浅い部分から割れているので、破損欠片は少し小さめである。 いずれにせよ、この部分が割れやすいということを示している。 そんなこともあって、宅配便で送る時は、この部分を保護するクッション材で防護して、「ワレモノ」という区分指定をして送っているのであるが、今回は、「ワレモノ」指定はしたものの、クッション材での防護をしないまま送ってしまったのでありました。 輸送中に、この部分に何らかの強い衝撃が加わり、割れたということが考えられるが、長らくの使用で金属疲労を起こしていた可能性も否定できない。
2022.09.11
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友人のご子息がお亡くなりになった。 今夜が通夜で明日が告別式。 何と悲しく、心痛きことか。 友人の心に寄り添いて・・。わが背子が 乗れる船かも 西空に 弓張月の 渡り行く見ゆ (偐家持) 今夜は半月。上弦の月。弓張月である。 小夜更けて、西空にかかっているのが見えました。(弓張月・2022年9月5日夜) 掛ける言葉も見つかりませんが、衷心よりお悔やみ申し上げますとともに、ご子息のご冥福をお祈り申し上げます。 ご遺族の皆さまに、神のご加護と慰めのありますように。
2022.09.05
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今日は、月例の墓参。 墓参の途中で必ず通るお寺の門前の言葉。今日はこれでした。(今日の門前の言葉) みてますよ かげながら しっていますよ がんばっている姿 天網恢恢という奴ですな。 人みながそれぞれの持ち場でがんばっている。いいことです。 怠け者ヤカモチには「みられてますよ だれかに しられていますよ なまけている姿」という文章が似合いか。 神や仏に見られていると思うことによって、人が己の行動を律するよすがとなったり、励みや慰めや支えとなって、よりよい行動へと導いてくれたりという側面が人にはあり、その面で宗教の果たす役割は大きいものがあると言える。 しかし、それは反面、人の弱さであり、その弱さにつけこんで多額の献金をさせたり、霊感商法で高額な価格で怪しげなものを売りつけるという似非宗教団体も登場して来るから、厄介なことである。(今日の墓地からの眺め) 今日の墓参の道で撮った写真は次の通り。(墓参の帰り道) 上の写真は、帰り道のもの。 正面奥の坂道を左側から上って来て、この道に入り、一つ南側の坂道に移って、その坂道を更に上って行ったところが墓地である。 門前の言葉のお寺は道の右手、奥の坂道に出る手前右の角に位置している。 左手の黒っぽい建物は、最近建てられた分譲住宅である。以前は老朽化した長屋風の賃貸住宅で、入居者もなく荒れるがままになっていたのが売却されて、買い受けた不動産会社によって、このような住宅に生まれ変わったという次第。(ナツメの実も色づいて来ました。) 民家の玄関わきのナツメの木。実が少し色づいて来ています。<参考>色づく前の写真は下記記事に掲載。 墓参・花やカボチャの 2022.8.2.(ギンナン) テニスクラブの庭先の銀杏の木にはギンナン。(ヒマワリ) そして、空高々にヒマワリの花。 夏から秋への風景。 傍らには、キバナコスモスが咲いていました。(キバナコスモス) 以上が、今日撮影の写真。 花ついでに、何日か前の銀輪散歩で撮った写真も掲載して置きます。(サルスベリ 水走公園) これは8月15日の水走公園で撮影のもの。 そして、タブノキの実。(タブノキの実)※黒くなる前の写真はコチラ。 緑色であった実も黒くなっている。これは8月6日加納緑地での撮影であるから、更に古い写真。<参考>花関連の過去記事 花(5)・2022~ 花(4)・2020.4.~2021 花(3)・2017~2020.3. 花(2)・2012~2016 花(1)・2007~2011 墓参関連の過去記事はコチラ。
2022.09.03
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