偐万葉・ひろろ篇(その2)
本日は偐万葉・ひろろ篇(その2)であります。ひろろさんの絵や写真と共に、偐家持の拙き和歌もお楽しみ下さいませ。
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偐家持がひろろの郎女に贈りて詠める歌22首
光降り 瑠璃虎の尾の 穂先にも
我が待つ秋は 立つといふらし
仙人掌
の 花ひとつ咲き 我が庭に
雨は降りつつ 秋立ちにけり
ゴム長の をみなの立ちて いさな捕る 夫 の舟影 近付くらしも
ゴム長の をみなの立てば あはび捕る
夫
の舟影 近付くらしも
船競
ふ 小樽の堀江 夏の日の 照りてぞ白き 眺めのかなし
心あてに をらばやをらむ 深酔ひの
酒マルガリタ 白菊の花 (菊花酒)
端正に 白き花のごと 伯母上の 千代に在りませ 迅く帰りませ
船競
ひ 明けゆく泊り 海鳥の 声もや白き 朝の浦風
風吹けば たゆたふ
小舟
いや白く
潮路
恋
しき
海士
ならなくに
コスモスの 花咲く朝の 風のごと 静かに逝きぬ ひとぞ悲しき
萩の花 今を盛りと 咲きぬれど
見すべき伯母の もはら居まさじ
指輪にも せむとや植ゑし 花水木 今しゆかしき 赤き実なれば
こっちゃんの 笑みの連れ来や 春風の そより日なたに 団欒の花
ふるさとは しずかにゆきの ふるならむ
ゆきてかへらぬ おもひのひびに
ためらひの Vにも見ゆる こっちゃんの
笑みのはにかみ 淡き春の日
木漏れ日の 揺らぎて夏の さみどりの
風吹きゆける すがしこの径
ヤカモチも 行きてみたくは あるなれど
会津はとほし 秋の空かな
毘沙門も 尾花かざしに 秋風と ともにや眺む 会津磐梯
瑠璃色の 夢を紡ぎて 沼深く さ夜の月影 映してもがも
やはらめる ひかり降り来て きざはしも
ゆるり参れと 云へるに見ゆる
にゃにゃにゃんと 飛行船にゃり 秋晴れの
水にゃき空に ふにゃでするにゃん (猫本にゃん麻呂)
葦辺ゆく かものめをとの 影にもや
君に寄りなむ たぐひて居らむ
朝開き
海人
のか黒き 影ふたつ
日の出待つらむ 沖つ
辺
の雲
<関連記事> 偐万葉・ひろろ篇(その1)
(注)上記の絵画やその他の写真は、全て「ひろろさん」のブログからの転載であ
ります。
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