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年末年始の山行では、夜中の除雪時にレッドバットを闇の中に放っぽってしまった。ピッケルに差して使用するショベルであるが、先端が抜けてしまったのだ。欲しい人はノボセ谷で探してください。新しいのが必要だ。実はオルトボックスのポリカーボネートのショベルを持っているのだが、堅い雪にポリカは役に立たない。やはりアルミでないと。ということで、カタログ耽読。現時点での候補は、ブラックダイヤモンドのディプロイ3である。コンパクトで軽い。これまでの経験から、シャフトは短くて構わない。長くして使ったことがないからだ。まずは確認してみようと、退社後に好日に行こうと考えた。嫁さんに行くことをメールしたら、週末にすれば?と返事。それに折れてやめた。ガソリン給油も必要だったから。日曜日に好日に行って、あれやこれやショベルをいじくりまわしてから、どれにするか決めよう。真っ黒ネコさんはどんなのにするでしょうか?
2008/01/31
G会における年一回の総会が、3月にせまる。そのための打ち合わせなどしてみたり。G若頭であるやまやろうは、年間山行計画を考えなければならない。だいたいの流れは決まっているので、どこに入山するかを考える。といってもいきなり思いつくものではない。常日頃、ぼんやりと行きたい山を思い浮かべたり、本やネットで情報を入手して行ってみたくなったり、地形図を見てひらめいたりと何らかのアクションの継続が必要である。が、やまやろうはそういうことを余りしていない。日々の生活をばたばたとやり過ごしているうちに夜になって寝る時間になってしまう。これでは登山の夢も計画もあったものではない。毎日の張り合いもないではないか。山に行っていないから、気持ちも離れがち。本当は山が好きなのだが、行かない日々が続くとそういうものかなと自分で行けないことを納得してしまう。これではだめだ。もっとどん欲に山を目指さないと、山岳会に所属している意味がないぞ。登山に気持ちを向かわせる何かがないと今は難しい気がする。例えば新しい山の道具を買うとか。コンパクトカメラはその道具に含まれると思うが、これだけでは弱いなぁ。山頂でうまい鍋やらごっそが食べられるとなると行きたくなるが、単独日帰りが主だと安上がりな飯になりがち。脚力の低下を実感しているが、モチベーションの低下もありそうだ。何とか回復させる方法はないか。若いおねーちゃんから、「やまやろうさんのブログで山に興味を持ちましたぁ。一緒に登りたいんですぅ、手取り足取り教えてくださーい♪」なんてメールが来たら、鼻息ふんふん、大いにハッスルするのであるが。
2008/01/30
おとといの山行では、フジのクラッセWをウェストポーチに入れて行動した。この組み合わせを山で使うのは初めてである。使い勝手を確かめた。撮りたいなと思った時に、さっとカメラを出せるのはとても良かった。ウェストポーチは堅めの生地で形状を保っているので、取り出す際にカメラが引っかかることはなかった。少し大きめにしたので、楽に放り込める。一眼レフより圧倒的にコンパクトなので、ハーネスを装着していても、ロープワークをしていても邪魔にならないだろう。すなわち仲間の登攀姿を撮影できるということだ。一眼レフでも可能であったが、より楽にできるというメリットがある。コンパクトになったメリットとしては、小さな三脚が使えるというのもある。一眼レフでは折りたたみ式の三脚(重量500グラム)を持参しないと集合写真が撮れなかった。それをウルトラポッドIにすることができた。重さはわずか2オンス(約56グラム)。これをストックにベルクロで巻き付ければ、立派な一脚となる。大杉山山頂では役に立った。滑走時は腰にウェストポーチをつけたままだった。ベルトを締めて密着させれば、スキーの支障にならない。アウターを上にすれば雪をかぶる心配もない。結論。申し分のない組み合わせだ。これから一眼の出番があるのか心配になるくらいだ。唯一の欠点は、ファインダー内の液晶表示が屋外だと全く見えないことだ。適正露出かも分からないので、博打撮影になる。段階露出で多めに撮るしかないのか。
2008/01/29
昨日の山行では、終始、ダイローブの102Vを装着していた。いつもは下りでモンベルのシステム3グローブにするのであるが、ダイローブの使い勝手を確かめたかった。年末年始の山行では、この手袋、半日で中が濡れてしまい翌日は使い物にならなくなってしまった。自らの汗で濡れてしまったのだ。昨日もそうなるのか使い続けてみる。だんだんと指先が冷たくなってくるのが分かる。風はないが気温が低いため、冷えてきたようだ。グーにして手の平で温めないと厳しい。そこで買ったばかりのウールのインナーグローブに換えてみることにする。始めは交換前と同様冷たかったが、そのうちに冷たさを感じなくなってきた。そして血行が回復し指先の感覚が戻った。ウールの威力、素晴らしい。薄手だったので効果があるのか疑問視していたが、使ってみてその思いは払拭された。これからはウールの手袋が必携装備になると確信した。1組しかないので、またヤマダ電機に買いに行かなければ。ダイローブとウールのインナーは、最強の組み合わせだ。これで冷たさを感じることなく、ラッセルや雪中の作業が何でもできるようになりそうだ。
2008/01/28
G会新年コンパ、酔醒山行は、魚津の大杉山(734m)。メンバーは、S竹会長、やまやろう、そしてk美さんである。人数少ないが面白い組み合わせ。9:00 大菅沼の集落に、車を停めさせてもらい、田圃脇の道をスキーで歩き出す。積雪は15センチ。今回地図が無く、2年前に登ったルートに出ようと考えていた。しかし林道が下っていくので、引き返す。20分のロス。素直に上り坂の林道に軌道修正。こちらで正解。楽に高度を上げることができる。10:00 林道が沢を横切るところで休憩。風なく日が出て気持ちのよいスキー日和。会長は本日下ろした新テレ板。k美さんはクロカンスキーに半シール。やまやろうは短テレ板で先頭チビラッセル。ショートカットしないで、林道を忠実にたどる。10:24 島尻水源感謝の碑。ここで林道を捨て、植林スギの中の作業道に入る。高度が徐々に上がる。地図がないので、どこに出るのか見当がつかない。後で確認したところ、作業道は地形図には載っていないようだ。11:05 魚津市街の展望が利いてきて、右カーブを曲がったら、ぶどう原の中にいた。こんなところまで道がついているとは知らなかった。2年前適当な尾根から取り付いたのと比べて、とても楽だ。ぶどう原のスギは、とうに人間の背丈を越えてしまい、また雪が少ないので埋まることなく林立している。これではスキーはできない。古いワカントレースが出てきた。それには従わず、我々は道をたどる。山頂の位置はだいたい把握していたので、そこが見えたらスギ林に入りジグザグを切る。山頂までは急斜面だ。k美さんのクロカンでは登高がきつくなってきた。なるべく緩やかに登るようなトレースをつけていく。12:10 登り切ると、林道の終点である。これは地形図にも載っている、坪野から伸びている林道である。山頂はすぐ上だが、見晴らしが良いのでここで昼食とする。やまやろうは夜、朝とたっぷり食べてきたので、何も要らない。休憩が済んだらワカンに履き替えて、ほんのひと登りで山頂である。12:50 大杉山山頂。僧ヶ岳が大きい。別又谷を正面にとらえる構図は珍しい。雲によって山頂は見え隠れしている。隣の毛勝山は西北尾根が見えるだけで、山頂はついに姿を見せることはなかった。3人ともここまでの景色を拝めるとは思っていなかった。とても良いところだ。やまやろうはクラッセWとデジカメで交互に写真を撮っていく。カメラをどこに向けても絵になる。こんもり新雪をかぶったスギは面白いし、山は白く美しい。市街地も模型のようだ。南側の山々も、デジカメで記録しておけば山座同定に役に立つ。13:37 シールを剥がしてスキーで下山開始。木立の中をすり抜ける。午後になってもパウダーが残っていて滑るのが楽しい。急斜面はすぐに尽きて、登りのトレースに合流する。あとはすいすいーと道なりに滑降していく。ぶどう原までは10分で下った。13:55 感謝の碑。スギが多くても雪が少なくても、林道をショートカットして滑ることができた。3人、大満足の顔である。クロカンのように歩きながら帰路を急ぐ。14:11 大菅沼集落。3時間で登ったところを30分で下ってきた。スキーとは何て便利な道具なのだろう。里山はただ滑るだけでも面白い。ゲレンデスキーだとこうはいかない。魅力的な魚津の低山が、まだまだありそうだ。
2008/01/27
G会の新年コンパが、G会館にて行われる。昨年と同じ総菜店、クマさんの台所を利用した。それに具だくさん鍋2つ、M本さんの本場仕込みのふわふわお好み焼きなど。M山さんが差し入れた林酒造のにごり酒は絶品。生きている酒なので、炭酸が含まれている。うまくて何杯でもいける。やまやろうは翌日の酔醒山行のチーフリーダーだったので、酒量は自制して1時に就寝。
2008/01/26
今日も、クラッセで撮ったポジを載せる。会社のそばで撮ったもの。もっと地面に寄ったら、遠近感が出て面白かったかもしれない。凍り付いた田圃に、新雪がまだら模様を描いている。明暗のバランスと雪の丸さに惹かれた。寒々しさは田圃の表面にもっと近づかないと分からないか。
2008/01/25
クラッセの試し撮りの現像が上がる。その中からピックアップしてみた。海の駅の駐車場にある石のオブジェ。逆光の撮影条件であるが(わざとそうした)、石の質感がきちんと写っている。レンズが優れているのだろう。この写りの良さには正直驚いた。海の駅の少し黒部側の海岸。風が強く、波しぶきが飛んでくる。波が護岸ブロックに当たって砕ける瞬間を撮影した。オートフォーカスは一眼に比べて遅いので、タイミングが難しい。何度も撮ってコツをつかむしかない。他にもあるが、おいおいブログに更新しよう。失敗したものもあるが、概ねうまく撮れた。写りには文句がない。一眼に匹敵する描写力だと思う。ちなみにブログに載せた画像は、ビューワに乗せたポジをデジカメマクロ撮影したものである。だから、実際はもっときれいなのだ。
2008/01/24
電卓の調子が悪いので、ヤマダ電機に買いに行く。電卓そのものを買おうとしていたが、ふと気付く。ソーラーと電池の2電源タイプなので、ひょっとしたら電池を交換したら復活するのではないかと思った。電池交換なら150円で済む。電池型式在庫は確認。電卓売り場に向かう間に、ふらりとアウトドア用品売り場に立ち寄る。そうしたら、マジックマウンテンのメリノライナーグローブを発見する。ウール100%のインナーグローブである。好日山荘にはなかった。こんなところで、欲しかったウール100%を見つけるなんて。本当はラックナーウールのヒマラヤングラブがいいのだが、高いもので好日で注文できなかった。インナーでの使用を想定していたので、薄手の方が使いやすいと思っていた。まさに願ったり叶ったりの商品。で、レジに通したのは手袋と電池。当初の予定と全然違うものを買っている。モンベルのシステム3グローブのインナーとしたり、ダイローブ手袋のインナーとしたりできるのではないかと考えている。使ってみて冷えなかったら追加で買おうか。Mサイズの数は少なかったので、在庫が気になるところ。電卓は、電池を交換しても調子は上がらなかった。買い換えか…。
2008/01/23
夕方突然、メールが入る。晩ご飯について、嫁さんから。見るやいなや、冷蔵庫にビールが何缶残っているか確認してしまった。手作りギョウザです。むすこはカレーに続いて、生まれて初めての味。フライパンで焼いたあつあつのを半分に切って、冷まして与える。おおー食らいつくのぉ。むすこに負けじと、やまやろうもパクパク。ビールもぐびぐび。嫁さんも同様。すぐに第二弾も焼き上がる。小粒だが肉がたっぷり入っていて食べ応えがある。3人で44個完食、むすこは6個食べた。ギョウザといえば宇都宮。ハシゴした時もあったなあ。どこかに旅行して、ご当地名物を楽しみたいわ(いつになるやら)。
2008/01/22
今月は、趣味関係(登山、写真)でいろいろと買い物をした。吝嗇なやまやろうがヘソクリをばんばん使っていることに、嫁さんは驚いている。人生楽しまないと。あの世へはお金は持っていけないのだ。ニュースでは、ガソリン・灯油の高騰、食料などの生活必需品の値上げ、株価下落など、しがないサラリーマンにとって気落ちすることばかり報道されている。お金がないないと文句言っても悲しくなるばかりだ。今ある分で、いかに楽しく過ごせるか考えた方がよさそう。登山は、ギャンブルなんかよりよっぽどお金を使わないと思うが。パチ屋なんか行ったら、すぐに2、3万突っ込んでしまうし、タバコの副流煙は充満しているし、当たらないとストレスが溜まるし、と貧乏かつ不健康になりに行くようなものだ。登山は、交通費と食費があれば楽しめる。運動して健康になるし、ストレス発散にもなる。こんな素敵な趣味に気付かない人は、人生損していると断言しよう。と言いつつ、やまやろうは山に行けていません。しかし別にストレスにはならない(以前は頭がおかしくなったが)。登山以外にも楽しみが出てきたからである。登山に固執することなく、柔軟に対応したい。無理をせず自然体に生きたい。
2008/01/21
昼食後は、好日山荘へ。頼んでおいたULダウンインナーパンツを受け取りに。店に着いたら、うを!すごい客数だ。何があったのだろう。せっかく来たのだから、店内をうろうろ。アウターが気になっているので、モンベルを試着してみた。アルパインサーマシェルジャケットとドリューパーカとドロワットパーカの3種類。アルパイン~は軽い。ストレッチというのも動きやすい。しかしポケットが脇にしかない。テント生活では、インナーや像足のスタッフバッグ、ナイフ、ヘッドランプなどの小物をポケットにしまっておくことが多い。だからある程度のポケットは欲しい。やまやろうが求めるところとちょっと違うようだ。ドリューはポケット数は申し分ないが、ハンドポケットなんて要らない(手袋がある)。使い勝手は悪くなさそうであるが。ドロワットは重い。ハンガーから外しただけで、その重量が応える。そして保温材は不要。試着した中でビビビとくるものはなかった。しいて挙げればアルパインか(軽さ重視で)。今回見つからなかったが、フレネイパーカは求める機能を有しているのではないかと思っている。カラフルだし。セージ×グラスグリーンかな。ダウンパンツの受け取りの他に、クラッセの入れ物を探す目的もあった、そのためにわざわざクラッセを持参した。店内のウエストポーチに次々と入れてみて、使い勝手を確認した。ある程度大きさに余裕があって、パッドが付いていて、シンプルな外観を求めた。それで買ったのがマジックマウンテンのパッテドウェストポーチである。昨夜カタログを眺めていて目に留まったものである。店ではこれに最初に入れたのだが、すぐに気に入った。あとのウエストポーチは、これの引き立て役でしかなかった。止水ジッパーというのが、かなりポイントが高い。前面のバックルが一個だったら文句なしだったのに。ようやくカメラの両吊りストラップが生かせる。登山中に快適に撮影ができそうだ。今度の週末がデビューであろうか。
2008/01/20
薄曇りの魚津。家族でお出かけ。桃山運動公園の雪まつりに行ってみた。着いたらちょうど10時半の開会式。むすこは立っちをいやがり、やまやろうがずっと抱っこ。人の多さにびびっているようだ。雪遊びはしなさそうだったから、乗り物に乗せてみる。スノーモービルにまたがせてみると、イヤイヤしている。ハンドルを握らせて、「ぶんぶーん」とエンジン音を真似してみたら、乗り物だと気付いたようだ。笑顔になる。続いて、ホイールローダーに乗せてみる。ひとりで座ってすっかり運転手気分だ。調子が出てきたところで、競技場に足を運ぶ。階段両脇の法面では、何人もの子供がそりを使って白くなった斜面を滑り降りている。かなりの速度が出ていたので、むすこには無理だ。競技場は一面の銀世界。奥は僧ヶ岳が美しい。振り返れば富山湾と魚津市街が一望できる展望だ。手をつないで、むすこを歩かせてみる。最初はこわごわと足を出していたが、さくさくと雪を踏んだ感触が面白くなり、どんどん歩き始めた。実は本格的な雪遊びは初めて。だからそれ用の服ではないし、長靴も雨用だ。長時間は寒そうだったので頃合いを見て引き返す。大人はあたたかなぜんざい(一杯100円)を頂いて満足。会場では雪の滑り台やクロカン体験、アイスクリーム作りなどなどイベントはたくさんあったが、むすこには皆早すぎる。来年ならば楽しめるであろう。嫁さんはクロカンに興味を持ったようだ。いつか2人で桃山デビューでしょうか(貸してくれる)。
2008/01/20
今日は出勤日。天気は朝から良い。雪で真っ白になった僧ヶ岳と毛勝山が、車窓からよく見える。昨日はカメラを使っていないとブログに書いたので、今朝はクラッセをカバンに入れて出かけた。駐車場に車をとめて、始業前のわずかな時間に撮影を試みる。朝日はまだ僧ヶ岳の稜線から出ていない。山岳写真のシャッターチャンスだ。山は遠いので、手前に何かを置いて遠近感を出したい。雪の畦道に、人と犬の足跡がずっと続いている。これだ。他、凍り付いた田圃の稲株に寄りつつ、山をからめてみた。何だ、簡単ではないか。こんな身近に撮影対象があったのか。カメラを手にしなければ写真は撮れない。逆に言えば、カメラを手にすれば、何でも被写体として撮影ができるということだ。一枚一枚構図を考えて撮る行為は、銀塩でないとやらないだろう。デジカメと違い、自分の思いを写真に込めることができた。明日は家族でお出かけの予定(あわすのには行かない)。当然クラッセを持ち出す。撮影のことを考えると、わくわくしてくる。やはり、買って良かった。
2008/01/19
勢いで買ったクラッセW。高額商品を買うときの、やまやろうのいつもの手順は、ネットで価格調査して、持っている人のサイトで情報を入手して、カタログを入手して、それを見ながら毎夜悩んで悩んで最終的に買うかどうかを決める、ということが多かった。今回は割合すんなり購入にいたった。これがどうしても欲しいというよりも、カメラの環境を変えて撮影の刺激にしたかったという意味合いが強かったため、悩まずぽんと買ってしまったのだろう。で、以前よりも撮影欲が増して、ばっしばっしシャッターを押しているかというと、そうでもない。日曜に使い始めてからフィルム1本使い切っていない。平日に撮るタイミングはないので仕方がないのかもしれないが、気合い入れて買った割に、その後はいまいちか。よくあるでしょう、買ってしまって満足というのが。カメラを買うのは手段であって目的ではない。これでいろんなものを撮っていくことが本当の目的なのだ。分かってはいるものの、実践されていない。山岳写真にこだわっているから、被写体がないのだと勘違いしているのでは?目に留まったものを片っ端から撮っていけばいいのに。無駄撃ちもいつかは役に立つはず。持ち歩くためのカメラケース(またはポーチ)を探している。せっかく調整した両吊りストラップを生かしたい。カメラを首にかけたままケースから出し入れしたい。いろんな要求があって、これにピタリ合うものはまだ見つけていない。好日またはキタムラで探してみるか。
2008/01/18
やまぶろぐでありながら、山ネタが少ないのぉ。登山していないのだから仕方がない。山道具の物持ちのよさは、かなりのものだとは思っている。アウター、ザックなどは数年間(物によっては10年近く)使い続けているので、元はとっている?腕時計(スントのアルティマックス)も長いな。岩などに擦れて外観はぼろぼろであるが動くので使っている。ちょくちょく山の物を買っているように思えるが、持っていない物を買っているだけで、つんからばんから新しい物に買い換えているわけではないのだ。やまやろうのポリシーでは、「一品種一所有」というのがある。同じ物は二つ持たないというものだ。そして性能・価格が高い物を選ぶ傾向がある。例えば、同じような性能のアウターを二着も三着も持っていてはどれを使うか迷うだろう。そして愛着がわかないではないか。だから、破れたり壊れたりしてどうにも行かなくなった場合に、やむなく購入するようにしている。と言いながら、ザックや靴やカメラはいろいろ持っている。ザックは容量別になっているから別物と考えてもいいだろう。靴もトレイルラン用、3シーズン用、厳冬期用と用途別になっているから重複していない。カメラは一眼、フィルムコンパクト、デジカメと役割が違う(ちと苦しいが)。かぶっているものはないと思っている。本当は新しい物は買いたくないのだ(物を増やしたくない)。仕方なく買っているのだ(買い物は楽しいが)。古い物をいかに長く大事に使用するか、山行のたびに考える命題である。と言いながらアウターは気になりますわー。買うならモンベルのアルパインサーマシェルジャケットかフレネイパーカにしたい。お金(へそくり)ないよ。
2008/01/17
クラッセW買ったはいいが、使っていない。三連休でフィルム一本使い切り、写り具合を確かめたかったのであるが、まだ残っている。吝嗇なやまやろうはなかなか物を使い切ることができない。デジカメならばっしばっし撮ることができるのであるが。ふとコンパクトフィルムカメラは必要だったのか?と考えてしまう。今のkiss5だって充分軽いのであるから、明るくて軽い単焦点レンズを組み合わせれば、コンパクト並みの機動性があるのではないか。キャノンのEF28mm F2.8もしくはEF35mm F2ならば、クラッセ以上の描写力なのではなかろうか。値段も手頃だし。そんなこと言ったら何のためにクラッセ買ったんよと自分にツッコミ入れたくなる。kiss5ボディと28mmレンズを合わせたら、365+185グラムで550グラム、クラッセWは270グラム。カメラを替えることで軽量化にはなっている。ということで意味を見いだしたい。クラッセを買ったお店のホームページを見たら、商品の不良品に限り返品可能とある。自己都合はNGなのね。液晶部に微細なホコリが入っているのが見えるが、これで不良品とならないかしら(返す気かい!)。なんなん、おらぁ、クラッセ気に入っとるがや。ただ、それを入れるケースが定まっていないところが気に食わんだけなが。旧クラッセをいただいた時に一緒にいただいたケースである。パッド入りだし、サイズはピッタリで申し分ないのである。しかし、両吊りストラップにしたら、入りにくい。短手に口が開いているので、カメラの片側から押し込まなければならないのだ。両吊りストラップにしているのならば、長手に開口部があって首に下げたまま出し入れできるのがベストだ。ネットで探しているが見つからない。モンベルのカタログを見ると、ウエストポーチで出来る可能性が見いだせた。ただしパッドはないので自分で付ける必要がある。なかなか思うようにいかないものである。
2008/01/16
日曜のヒールフリースキーデイでは、3本しか滑降していないが、今日になって右膝がちょっと痛くなった。その昔スキーで痛めた古傷である。冷えたり酷使したりすると今でも痛むことがある。山屋にとってヒザ痛は宿命かつ起こしたくない痛みである。日曜はサポートタイツを着用しなかった。半日だからと高をくくっていたのだ。筋肉が衰えているので、関節に衝撃が伝わりやすくなっている。自分の体をもっと労らないと、そのうち山に行けなくなってしまう。反省。筋トレしようと、1歳7ヶ月のむすこを抱っこしてスクワットしてみた。むすこは喜び、自分には負荷がかかって良い運動だ。三日坊主になるだろうが。
2008/01/15
嫁さんと二人、かなり前からやろうやろうと思っていたことが、今夜叶った。カレーです。食べたかった。むすこにも同じものを食べさせてやりたいと、「1歳からのバーモントカレーキッズ」を使った。ホントはアンパンマンカレーにしたかったけど売ってなかった…。ル・クルーゼで煮たルー入れ前の野菜を取り分けて、小鍋でキッズカレーを作る。さあ召し上がれ。ひと口食べてちょっと変な顔をしたが、それからはスプーンが止まらない。普段はおかずを先に平らげてから、ご飯を口にするむすこであるが、カレーライスは最初に食べ終えてしまった。それだけ気に入ったのね。イヤイヤせずに完食してくれたので、これからもカレーを作ろう(嫁さんが)。
2008/01/14
魚津の新川文化ホールで、無料展示会(20日まで)。「ふれてみよう! 絵本作家 エリック・カールの世界」『はらぺこあおむし』が有名である。看板にもあおむしが描かれている。リトグラフや陶板などの色鮮やかな作品(大概は動物)が並ぶ。他、世界の絵本作家の作品や、絵本コンクール最優秀作品の原画展示など。スペースの半分ほどは、塗り絵コーナーと工作コーナー。傘袋で、はらぺこあおむしを作ることができた。ポップに穴が開いていて、あおむしの食痕に見立てている。「むしゃむしゃー」と言いながらあおむしを通してみたが、むすこは、ポップの下をくぐるのに夢中。休日とあって家族連れで賑やかだった。むすこはたくさん歩けてよかったか(絵本も見よう)。
2008/01/14
ヒールフリースキーデイinあわすのスキー場。テレマークスキーをしたのに、ブログカテゴリは写真。今回のスキーは、クラッセによる写真撮影が目的であった。そのためリフト券を購入せず、シール登高にした。9時半に着いて半日券を買っても大して滑れないと思ったのだ(早く来ればいいだけの話だが)。スキーヤーの邪魔にならないように、コースの端をわしわし登る。朝から細かい雪が降っている。圧雪車の入っていない所は、降りたてのさらさらパウダースノー。これは楽しそうだと思っていたら、登高中にぎたぎたにされてしまった。シール歩きに疲れたらザックを下ろして写真を撮る。雪の三角帽子をかぶった木の枝やスギ、山並みなどいろいろな対象にレンズを向ける。露出もいじってみる。外で使ってみて気付いたのだが、ファインダー内部のシャッタースピード表示は、液晶が暗すぎてほとんど見えない。写真作品を応募しようとする際は、撮影時の絞りとシャッタースピードの記載が必須項目となっている。それに生かそうとしたのだが、見えなくて困った。あと一眼レフと違い、合焦時の「ピピッ」という音がないので、ピントが合っているのかどうかが分かりにくい。ファインダー内部の液晶が見えないことも、分かりにくさを増長している。こうなれば、数撃ち博打撮影しかなかろう。リバーサルフィルムなので、余りむやみかすに撮ることはできないのだが。カメラの出し入れを含めて、30分ほどでゲレンデ上部にたどり着く。さあ、お楽しみの滑降である。汗をかいてアルバイトして、ようやく登った斜面を一瞬で滑り降りる。滑りたいという欲求を、溜めに溜めて一気に爆発させる。苦しさ、緊張からの解放が、山スキーの醍醐味だろうか。それは、クイズミリオネアの「みのだめ」、もしくは、悪代官の横暴に番組最後で切り返す「水戸黄門の印籠」に近いと思うがどうだろう。シールを剥がして滑降。1本目、どてどて転ぶ。2本目、いきなり転ぶが後半持ち直す。悔しいので3本目、皆が見上げる中をテレターンでパウダーを華麗に?蹴散らす。「期待していた転倒がなくて残念でした」という顔をして、近くにすいーと停止(いやらしいのぉ)。下部のがりがり斜面は人の合間をすっ飛ばす。最後の深雪急斜面は高速で進入し、うほー気持ちいい~と調子に乗ったら板が刺さった。惜しかった。午前中に3本登った(滑った)だけで満足であった。昼はロッジわがやでチャーシューメン。それで帰る。せっかくスキー場まで来て3本しか滑らないのはもったいないと思う方もいるかもしれないが、目的はスキーではないから構わない。それに撮影以外に、THFメンバーに会うという目的もあった。たまには顔を見て話もしたいでしょ。来週もシールか?客単価が低い奴だ。
2008/01/13
来たよ、来ました、来たんです!富士フィルムのカメラ、クラッセW。午前中出かけていた時にゆうぱっくがやってきていたので、対面は再配送の夕方となった。箱から出そうとするとむすこが触りたがるので、寝てからじっくり見た。シルバー、いいんでないすか。嫁さんも「使えば味が出るんじゃない?」とコメント。気になる製造番号は、「4014774」。8000台中の4774番目という意味か?電池を入れて取説を読んで、一通りの使用方法を覚えた。というかモードダイヤルをくりくり回すだけで、あらかたの設定は簡単にできてしまうのだ。露出設定やAEBなどは、旧クラッセより格段にやりやすい。この点も新しいのを買った理由のひとつなのだ(雪山では露出補正することが多い)。付属のストラップは細くて首にかけるとつらそうだ。父のキャノネットQL17に付いていた三角環をクラッセに付け替え、一眼レフ用の幅広のストラップを付けてみた。「CANON」「EOS」と書かれているが気にしない。長さは、首からカメラを下げて胸に留まるようにした。今使っている一眼レフより、かなり短くなった。さあ、明日は撮影だ。
2008/01/12
休みだが平日と同じ時刻に起きる。午前中にいろいろやろうと、嫁さんと張り切っていた。新聞広告を見て、スバルのディーラーへ向かう。来場者プレゼントに期待。新型フォレスターのプルバックカーである。むすこを連れていったからもらえたようなものだ。やまやろう家はふらっと立ち寄った、見るからにプレゼント狙いの家族という印象。カタログをもらわなければ、何しに来たのか分からないくらいだ。まあ一応シートに座ってみたが、買う気ゼロなので真剣に見なかった。ただ本皮巻きハンドルはいいなというあこがれは抱いた。やまやろうは、ホンダライフでこれからも、ういうい走り続ける。その足で近くのトヨタのディーラーへハシゴ。こちらではドーナツがもらえる。嫁さんのはトヨタ車なので、エンジンオイル交換などでよく行く店であり、営業担当者とも面識があるので違和感はなかった。車の調子をちょっと見てもらう。その間、下取りに出した場合の標準価格を告げられた。今年車検なのでめざとく営業活動。意外に低い査定だと、嫁さんはがっかりしていた。走行距離は少ないので乗り潰すつもり。むすこはプルバックカーをギュイーンと走らせて楽しみ、大人はドーナツを昼食後に楽しんだ。元手はゼロ円。お金を使わなくても、楽しい休日を過ごすことができた。
2008/01/12
間違って届いたクラッセWブラック。本日電話して返送した。代わりに注文していた銀が、明日届く。世の中的には黒が人気のようだ。なんのせ、銀が先行発売されてから、ユーザ要望に応えて黒が出たのだから。黒の方が精悍なイメージはありますわな。しかし旧クラッセ38mmの黒を持っているやまやろうとしては、28mmも同じ黒だったら面白くないのだ。また、これから数十年と長期間にわたって使用するとなると、黒色塗装の剥げが気になる。先のことを考えた末に、銀を選択している。嫁さんも「銀、いいじゃない」と、カタログを見て後押ししてくれたし。世の中的には黒の需要がありそうだが、あまのじゃくなやまやろうは、銀が欲しいの。金額としては、実は2000円黒が高い。銀の値段で黒が来たのだから、そのまま受け取ればお得なのであるが、そういう値段のことだけで決められないのだ。後日、「やっぱり銀がよかったじゃー」なんて悔いたくなかったのだ。気になることは、銀は限定8000台なのにまだ購入できるということ。不人気?限定の有り難みが薄れますわ…。
2008/01/11
注文していた荷物が届いた。富士フィルムの35mmコンパクトカメラ、「クラッセ」である。ひとつ持っているのだが、新たに買ったのだ。持っているのは焦点距離が38mmなので、山岳写真としては望遠気味。新しく買ったのは28mmなので適していると思ったのだ。で、開封する。上が旧、下が新。黒やにか!注文したのは銀だぞ。本当はどちらにするか迷った。銀は2006年12月、黒は2007年11月の発売。新しい方が電子基板など改良されているのかななんて思ったり。でも黒は使ううちに塗装が剥げてくる。それにカメラらしい見た目は銀だと思う。銀は限定8000台というのも惹かれる。ということで、返品を検討。撮影を楽しめるのは、三連休以降か。うわーショック。
2008/01/10
年末年始の山行について、記録をまとめている。むすこを風呂に入れ、ブログを更新した後に、ちまちまとキーボードを打ち込んでいる。もとになるのは行動中に記入したメモと、正月寝込んでいた際に書き込んだ日記。時刻、高度、行動概要はメモからだいたい分かるので、これだけでも立派な報告書にまとまるのである。しかし後から思い出したことを肉付けした方が、記録のリアリティが増すのではないかと考えた。冗長な報告書は嫌いだが、厳しかった山行の記憶が風化するのはもったいない。今回を教訓にして更なるレベルアップをするには、詳細な記録を残しておく必要があるのではないかと思った。文章量のさじ加減が、やまやろうの腕の見せ所。まずは全ての文章をパソコンに打ち込み、そこからそぎ落としていく方法をとる。自分の感想などは真っ先に消去する。出来事のみを淡々と記せばいいのだ。今回の山行では、まともな写真が撮れなかったから、記録として文章が重要になってくる。何もしないと人間、すぐに忘れていくものだ。特にやまやろうは忘れん坊なので、ここまで記録にこだわっている。文章を読めば思い返すことができるのだ。でも、登り始めは二日酔いであまり記憶がない…。明日の夜にG会の集まりがあるので、それに間に合わせたい。今からまとめきれるであろうか?
2008/01/09
年末年始の山行の写真(スライド)が出来たので、ブログ用にデジカメマクロで撮影した。一日目、二日目、三日目。3日間も山中にいて、フィルム1本分も消費できなかったことは、忸怩たる思いだ。悪天候の中では、カメラを素早く取り出して撮影することはできなかった。嵩張る一眼レフだったためと考え、コンパクトフィルムカメラを購入することを検討している。防水デジカメでないところが、あまのじゃく。下取り用カメラを送ったので、後は代金を振り込むだけなのだ。カメラを買うと知った嫁さんは、あきれていた。アウターを買うのが先ではないのかと。新しくゴアにしても濡れるもんは濡れるがやぜ。だからカメラ。
2008/01/08
NHKスペシャルを見た。山野井泰史、妙子夫婦のグリーンランドの岩壁「オルカ」登攀。指を失うという困難に遭っても、夢を追い求める情熱で、それを叶えてしまった。人間の力のすごさに感心する。よくあんなところを登れるものだ(素人かお前は)。やまやろうは山野井夫婦の100分の1くらいしか登れないな。山に向き合う姿勢に、あやかりたい。
2008/01/07
年末年始の山行は、これまでになく寒かった。衣類が濡れたせいもあるが、素材にも影響された気がする。今回はワコールの山タイツ、スタビライクスを履いていた。素材はクールマックス。その名の通り、汗をかくとひんやり涼しさを感じる素材である。夏場なら快適であるが、冬場は冷えることになる。同行者より寒さを強く感じたのは、これが原因と考えられる。現在はウィンドブロックモデルという冬モデルがある。夏冬で使い分けせんならんのか?そんなお金はありません。昨日のスキーでも山スタを履いていたが、涼しさを感じた。ヒザを守ることも大事だが、保温性も大事だ。冬場には履かないという選択肢も入れておこう。
2008/01/07
今月毎週日曜日は、富山ヒールフリースキー協会(THF)のヒールフリーデイである。場所はあわすのスキー場。20人位集まっただろうか、それ以外にも個人的に滑っているテレマーカーもいた。テレマーカーの方が、普通のスキーヤーより多いゲレンデというのは珍しいだろう。斜面にいる人々はみんなカカトが上がっています。デジカメで撮っていたが、すごい光景だと思った。やまやろうは整地斜面で、前シーズンの滑りを思い出していた。先月の初滑りではいきなり深雪に入って、ばたばたになってしまった。その反省をふまえ、考えながら滑ったらかなり思い出してきて、高速テレターンも、荒れ斜面ターンもできるようになってきた。最後に転ぶオチはつくのであるが(ボケ担当)。半日券だったので、時間切れとなる最後の30分間はとにかく飛ばした。3回滑り足し合計13ラップとした。高速テレターンにも満足いった(思い通りに板を回せた)ので、気分よく切り上げることができた。昼食はテレマーカー御用達のロッジわがや。いつもはラーメンだが、今日はカレーライスに挑戦。初めて会ったテレマーカーに話しかけたりして、交流を深めようと努力する。テレマークは独りで滑っていても面白くない。仲間とわいわい楽しむものだ。もっと人口が増えて欲しい(特に若い人)。
2008/01/06
年末年始の山行には、一眼レフカメラを持参した。持っているデジカメは非防水なので使えないし低温に弱い。一眼も水には弱いが、少々の湿気には耐えることは経験上知っていた。山岳写真ということで被写界深度が深くなるようレンズは17-40mm F4Lとした。防塵防滴だし。これにリバーサルフィルム4本(3日分+予備)と三脚を付けた。行動に関係のない、趣味の荷物だけで1.5kgはある。軽量化を優先する雪山登山で、この重量ははっきり言って負担なのであるが、好きだから仕方がない。同じ理由で立山普通酒1パックを担いだのがM本さん。みんなに飲まれてしまうのに。ザック重量が約19kgだったので、カメラが占める割合は無視できないレベルだと思う。山行中はカメラバッグを腰に付け、頃合いを見てぱしぱし撮っていた。まあそれも初日の一時だけである。雪が降ればバッグの中に入ってくるし、ラッセル中にごぼれば雪まみれになる。雪が付着するとレンズが一発で曇ってしまい、それを拭いても水滴は完全に除去できない。三脚なんてただの重りにしかならなかった。そんなものを悠長に据え付けて記念写真を撮る余裕は、初日から皆無であった。天候は悪化し、風景なんて撮れやしない。せいぜい夕食のブタキムチ鍋や翌朝のテント撤収現場を撮影する程度であった。撤退中はカメラどころではない。腰ラッセルではカメラバッグを付けられないのだ。ほとんど休憩もしなかったので、カメラを出すこともなかった。こういう厳しい条件でこそ、カメラを出すのがカメラマンだと思うが。すっかり弱気になってしまい、意地でもカメラを撮ろうという情熱が、この山行ではなかった。せめてコンパクトカメラにして、胸からさっと出してぱちりとやれたら良かったのであるが。雪山での撮影では構図や露出にこだわる余裕は皆無である。フルオートのニコパチで充分なのだ。撮るか、撮らないかでは、とても大きな違いがあるのだ。例えきれいに写っていなくても、写真があるだけで貴重なのだ。それを逃したやまやろうは、大変後悔している。この山行では、驚くことにフィルム1本分も撮影していない。20枚くらいではないか。その内の半数近くは、3日目の安全地帯に降りてきてからのもので、見応えはあまりない。張り切ってカメラを持参した割には、悲しい結果である。そして至った結論。雪山にはコンパクトカメラが最適。まあ長期山行全般に言えることかもしれない。一眼レフは何でもできるので安心感がある。また比較的軽量だし、レンズも豊富なのでいろんな撮影が楽しめる。3シーズンの登山は一眼で問題ないだろう。しかし雪山では先に述べたように、写真のテクニックはあまり必要ではないのだ。気象条件やタイミングなど時間的制約があり、一眼レフでも構図を考えることなく撮影する(しかない)ことが多い。現在やまやろうは、コンパクトカメラの携帯性と軽量さに魅力を感じている。ある商品が欲しくなったので、本日、使わないカメラをキタ○ラで下取り査定してもらった。意外に値段が付かない。ちゃんと動くし箱や説明書も付いているのだが、店内にあった「中古下取相場表」のAB評価よりも2000円低かった。ということで、キ○ムラで買うのはやめにして、カカクコムで調べたカメラ屋にメールで概算査定してもらった。その結果、○タムラの1.75倍の価格が付いたではないか。欲しいカメラ自体も安いので、こちらで購入することに決める。査定は実物評価で変動するかもしれないが、大幅に低下するものでもあるまい。新しいカメラで、新しい道が拓かれるであろうか。
2008/01/05
年末年始の記録は、これからまとめるところ。日記には詳細を書き留めてみた。正月の山岳遭難で目に付いたのは、槍平で雪崩に遭い4名死亡、日光白根山で疲労凍死、のふたつ。G会は、予定のコースを抜けられず、撤退してきた。今冬一番の寒気は強烈であった。一晩で50~60cm雪が積もり、テントが潰されそうになった。夜中に2度、雪かきをした。テント設営地は尾根上なので雪崩の危険がないのが救いであった。往路下山だが大量の降雪により前日と様相が全く異なる。注意深く追っていたのだがルートを外れてしまった。雪崩を避けるためになるべく尾根筋を下降した。しかし最後の最後、河原に降り立つにはどうしてもルンゼを下降することになった。ワカンで歩く感触では雪は締まっている。早朝なので緩むことも少ない。だからやまやろうが先頭で下ったのであるが、気分は良くない。狭いところはひとりひとり通過した。前日の行動中やテント内でも、雪崩の轟音を何度も聞いているので、自分の足下が崩れる可能性は十分にあるのだ。それが槍平で起きたか黒部で起きなかったかの違いでしかない。ビーコンは全員携帯していたが、捜索の修得度、パニックの度合い、起きた場合の規模などから判断して、もし埋まったらおそらく助からないだろう。やまやろうはお守り程度にしか考えていなかった。帰ってこれたのは、たまたまなのかもしれない。もちろん細心の注意をもって行動しているが、自然の力には敵わない。今回の山行は、入山地点の標高が低く、雨中の歩き出しとなった。すぐにアウターは濡れ、行動中は発汗により内側から濡れていく。テントに入った時は、全身ずくずくであった。風が強く気温はぐんぐん下がり、ストーブを前にしても体ががたがたと震える寒さであった。入山2日目には撤退したのだが、ルート取りに手間取り、道路が見えているにも関わらず時間切れでビバークすることになった。着乾かしても完璧ではなく、一日行動したのでまた濡れてしまった。2日目の夜は、とても苦痛であった。寝袋にもぐり込んでいても寒くて、夜中に何度も体を震わせる。衣類(特に下半身)が濡れているので、体が温まらないのだ。体温が低下して危険な状態にならなかったのは、夕食を大量に食べてエネルギーを蓄えたことと、ストーブで体を温められたこと、明日には確実に下山できるという希望があったからだろう。3日目もビバークとなると、体力的にかなり厳しかっただろう。我々もちょっと危うい山行であったが、経験と山勘とチームワークで下山できた。やまやろうの雪山装備は、不十分であることが判明したので、時機を見て買い足していくつもり。
2008/01/04
体調が回復した今日は、嫁さんとむすこと一緒に初詣。高瀬神社や射水神社など有名どころから視点を変えて、南砺市の安居寺(あんごじ)へ。真言宗の古刹である。3日だが、人出は絶えない。長靴を履いたむすこを緩やかな参道で歩かせる。前傾姿勢で「よーいちょ、よーいちょ」と言いながら一歩一歩進む姿は可愛い。途中で疲れて抱っことなる。交通安全のお守りとおみくじを手に入れ、お参りする。おみくじの結果は…ひみつ。その足で金沢サティへ。子連れだと、ショッピングセンターがこんなに楽な施設とは。ご飯も遊びもおもちゃも揃っている。何も買わずにぶらぶらするだけでも時間がつぶれる。ゲームセンターでは、むすこは目の色が変わり、いろんなゲーム機のボタンを触りまくっていた。メダルやお金がなくても、まだまだ楽しめるお年頃なようで。ただ来たのでは面白くないので、おもちゃ売り場でトミカを買う、4台で1000円とお得だ。働く車3台に、やまやろうの選んだ車とした。いざ買えと言われると車種がたくさんあって悩む。実際に欲しい車とトミカで欲しい車とでは、若干の違いがあるような。ハシゴ車に、ミキサー車に、ダンプカーに、セルシオ。なぜセルシオ?嫁さんも驚いていた。うーん自動車らしいセダンを選んだのだが。それならばスポーツカーにした方が、子供にはぐっときたのかもしれない。こうして別の車も欲しくなるというトミカ沼にはまる、やまやろう。
2008/01/03
出掛ける事なく一日中、嫁さんの実家にいた。夜中に胃が痛くなり、朝まで悶えていたのだ。思い当たるのは、昨夜のご飯。正月とあってごっそが机上に並び、酒の勢いもありついつい食べ過ぎてしまったのだ。山行中、濡れた身体で行動し、体力が低下していたことも消化を悪くしたのだろう。布団をかぶって汗をかいたら回復した。風邪気味でもあったのだ。午後は食欲が出てきた。この調子なら、明日は家族で初詣ができるだろう。あり余る時間は、日記書きに充てる。年末年始の山行をノートに書き込む。細かい文字でびっちり3ページに渡った。日記は15才の正月から付けているから20年近くになろうとしている。一時期パソコンで付けたこともあったが、確実に残せて見たい時にすぐ見られる紙の日記に戻った。やまやろうは山行中によくメモを取るが、その行動の原点は日記にあるのだ。
2008/01/02
あまり写真が撮れなかった中から、なんとかピックアップ。川原の腰ラッセルはきつかった。徒渉して対岸に渡っても、ラッセルは続く。交代で黙々と足を動かすしかない。写真のところまで来たら、下山できると確信した。一瞬だけ霧が晴れ、ダム湖の奥まで見通せた。
2008/01/01
正月山行から10時に無事下山。警察署にヤマタンを返却、共同装備の片付け、食料の会計を済ませて解散。 ウチで昼飯、入浴、洗濯、年賀状チェックなどを済ませて、嫁さんとむすこの待つ実家へ。 部屋に入ると、むすこがトコトコトコーと歩み寄ってきて、やまやろうにピターと抱きついてきた。しばらく離れない。 「おとう、どこ行ってたんだよ!」と態度で示しているかのようだ。いとおしくてムギューと抱きしめる。 山行の内容については追々書き込むことにしよう。
2008/01/01
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