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名作ですね。「鼻」は中学くらいの頃に省略版を読んで、その斬新さにひっくりかえった覚えがあります。「外套」は今回初めて読みましたが、想像していたのと全然違いました。途中までは「芥川龍之介っぽいなあ」と思いながら読んでいました。というか芥川龍之介の方がゴーゴリの影響を受けているんですけどね。途中までは「貧乏で平凡だけど、善良な主人公がひどい目に合う」感じなんだけど、後半からおかしくなってきます。なんと不幸にもなくなってしまった主人公は、生前に盗まれた外套を求めて、幽霊となってペテルブルク中に出没するんですね。それまで弱者に同情的な社会主義的な話だと思っていたのに「え、こんな展開ってあり?!」と、「鼻」とは別の意味でひっくり返ってしまいました。生前、因縁のあった相手から外套を奪うと、その幽霊は出てこなくなりました。この後まだ後日談があって、これもまた頭をひねる話なのですが‥‥ネタバレになるので言いませんが、この結末にもたくさんの人がたくさんの解釈をつけているようで、ネットのブログなどで検索して色々読みました。皆さんそれぞれ思うことがあったようでとても白かったですね。やっぱ名作はいつの時代に読まれても人の心をつかむのですね。
2024.07.29
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「スペードの女王」初めて読んだのは中学の時で、怪奇小説のアンソロジー本でした。中学の図書館で読み、イラストなどの図版も多く、その本欲しくてしょうがなかったけど、まあ無理なので(汗)返しました(笑)あらすじは、主人公が、カード賭博の必勝法を知っているという伯爵夫人のもとへ行き、その方法を伝授してもらうが、悲劇的な結果を迎える。。。。という感じです。ラストの、「スペードの女王がほくそ笑んだように見えた」の箇所が強烈で、そこだけはよく覚えていました。で、今回久々に読みたくなったので、岩波か光文社かどっちにしようか迷ったのですが、読みやすそうだったので光文社にしました。単純にストーリーを追うだけでも面白い短編なのですが、いちいち含みがあったり、謎めいていたり、意味ありげに見えるせいか、昔からたくさんの人が、あーでもないこーでもないと解釈を講じているらしく、その辺の解説が巻末にたっぷり載っていて、これがまた面白かったのです。中には「それは少し強引では」とか、「それはちょっと」とかいうのも混ざってましたが(笑)それくらいいろいろ思わせるパワーがこの小説にはあるのですね。しかし、昔から、ギャンブルには必勝法があって、それを探している人々がいたことには驚きですね。今でもありますよね。パチンコとか競馬の必勝法とか。特に偶然性の強いゲームには迷信が絡みやすいようです。
2024.07.25
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有名作です。19世紀の初めに書かれて、その後の芸術家たちに大変影響を与えた作品ですね。チャイコフスキーはオペラを書いているし、画家のレーピンはオネーギンとレンスキーの決闘の場面を描いています。なので、ちょっと読んでおいた方がいいなと思って読みました。簡単に言うとオネーギンとタチヤーナのすれ違いの恋を描いています。ですが、物語の中盤、非常に謎めいた箇所があります。私はそこが気になって気になって、ほかの箇所が頭に入らないくらいです。どういう箇所かというと、オネーギンに恋するタチヤーナが夢を見るのですが、その夢が不吉なもので、その後の登場人物たちの末路を暗示しているかのようなものだったのです。物語全体は、リアリズムにのっとって進行していくので、その箇所だけ神秘主義めいているので余計に異質な感じがします。解説にはその辺については何も書いてなかったので私はもやもやしていたのですが、「私のような感情を抱いた人間は私だけではないはずだ」と思い、ネット検索すると・・・・あったんですね、「タチヤーナの夢」に関する論文が!おおむねすっきりしましたよ。ありがとうございます、私のもやもやをすっきりさせてくれて。一応リンク張っときます。私もまた何度か読み返すかもしれないし。https://www.bing.com/ck/a?!&&p=4cefdaf6403caf78JmltdHM9MTcyMTI2MDgwMCZpZ3VpZD0xNTY1NDQ5YS0yNjVkLTY2NmItMmY0YS00YjdkMjdhZjY3OTQmaW5zaWQ9NTE4OQ&ptn=3&ver=2&hsh=3&fclid=1565449a-265d-666b-2f4a-4b7d27af6794&psq=%e3%82%aa%e3%83%8d%e3%83%bc%e3%82%ae%e3%83%b3+%e3%82%bf%e3%83%81%e3%83%a4%e3%83%bc%e3%83%8a%e3%81%ae%e5%a4%a2&u=a1aHR0cHM6Ly9oZXJtZXMtaXIubGliLmhpdC11LmFjLmpwL2hlcm1lcy9pci9yZS8xMjk4Ni9yb25zbzA4OTAxMDA0MDAucGRm&ntb=1
2024.07.19
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最近気になってた画家の、ホッパーの画集を買いましたよ。20世紀前半に活躍したアメリカの画家ですね。独特の構図とそこに佇む意味ありげな人物像にとても惹かれていたので、思い切って本を買った次第です。最近ですとSNSなどでパロディー画像がよくみられますね。ホッパーは、例えばドガのように目の前にある事物を描く画家のように見えます。確かに、当時のアメリカの都市や田舎を描いているように見えますが、パラパラ見てると、すごく違和感を感じます。それは一見アメリカのように見えるけど、アメリカではないように思うのですね。私は当時のことに詳しいわけではないのですが、それでも「これはなんだか違う」ことを感じます。ではこの違和感の正体は何なのだろう、その答えはこの本の解説に書いてありました(笑)うーんとうなってしまいました。隅から隅まで説明ができないのですが、「これもまたアメリカなのだ」といった感じでしょうか。解説も読みやすいし、図版も多いので初心者にお勧めです。ですが灯台の絵があまりないので、ちょっとそこが残念でした。画集ですと絵が本の真ん中で切れてしまったり、ダイレクトに伝わらりずらいとこがあるので、ああ、本物が見たいなーと思います。日本に展覧会は来たことはあるのかな。
2024.07.12
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