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2005.03.10
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カテゴリ: 不思議な世界
幽体離脱と金星の話7(最終回)

西丸震哉が主張するように幽体離脱がどうやら実際にできるらしいとなると、あとは金星人の存在が議論の焦点となってくる。

おそらく最初に金星人と出会い、彼らの母船に乗って金星に行ったと公言、世界中から注目されたのは、米国のジョージ・アダムスキー(故人)だ。彼は1952年11月20日、カリフォルニア州の砂漠で、友人ら数人と巨大な葉巻型の宇宙母船を目撃。その母船から出てきたとみられる6,7メートルの小型円盤の乗組員(金星人)と個人的に会見した。

それをきっかけとして、アダムスキーは金星人の母船などに乗せてもらい、何度も宇宙空間を旅し、金星や土星に着陸。宇宙を自由に飛び回ることのできる「スペースブラザース」の宇宙哲学を学んだり、地球の代表として太陽系会議に参加したりした。

彼は終始一貫して、金星には地球人の想像を絶する高度な科学と精神文明を持った知的生命がいると主張。当時、金星を観測し、「金星の表面温度は高温で生命の存在には適さない」などのデータを送ってきたマリナー2号についても、「地球の観測装置がまだ発達していないため、正しい情報が伝わっていない」「仮に正しい情報が送られてきていたとしても、科学者や政府は真相を隠している」などと真っ向から反論した。

アダムスキーの主張は、金星人がいるというだけにとどまらず、月には既に宇宙基地があり、将来、探査機が着陸しても政府はそのことを公表しないであろうこと、太陽系には12の惑星があり、それぞれに生命が存在すること、肉体は譬えれば家屋や衣服にすぎず、元素の支配者である生命(魂)、あるいは実体に死は存在しないこと、宇宙は絶え間なき変化の状態にあり、それゆえに、生命は古い肉体から新しい肉体へと転生しながら、より高いものへと進化していくこと――などに及んだ。

この驚くべきアダムスキーの体験について、UFO研究家の間でも賛否両論が沸き起こった。主な焦点は、金星に宇宙人がいるかどうかということと、アダムスキーの撮った宇宙母船や小型円盤の写真が本物かどうかということだった。

写真に関して言えば、6インチの反射望遠鏡で撮られた、非常に鮮明なアダムスキー型円盤や葉巻型母船の写真が多数残っているが、彼の写真はあまりにも鮮明であるため、「こんなにはっきり撮れるはずがない」などと、逆に多くの研究家によって偽物のレッテルを貼られた。

金星人の存在については、NASAの無人金星探査機パイオニア金星号などによって、表面温度は482度C、大気圧は地球海面上の約100倍であることがわかり、人間のような知的生物はおろか、いかなる生物も生存できないのではないか、ということで科学的に“決着”している。



それにもかかわらず、AさんやK子さんをはじめ多くのUFOコンタクティーたちは、金星人が存在することに疑う余地はないと口を揃える。彼らは別にアダムスキーの信奉者ではなく、自分の体験からそう断言する。しかも、金星はこの太陽系の窓口的役割を果たしており、太陽系の事柄についてはすべて、金星で開かれる会議を経て決定されるというのだ。それが正しければ、アダムスキーは真実を語っていたことになる。

確かに金星は、人が住めるような環境ではないのだろう。だが、高度な科学技術があれば、巨大なドームの中や地底に都市を築くことも可能であろう。あるいは、スウェデンボルグが『宇宙間の諸地球』で示唆しているように、太陽系の各惑星には次元の異なる世界が存在し、それぞれの世界に住人がいるのかもしれない。

これは夢物語であろうか。それとも私たちが、いつの間にか“常識”の虜になり、真実を受け入れることができないほどに盲目になってしまったのか。その結論は、今はまだ分からないかもしれないが、やがては時が明らかにしてくれると考える。
(このシリーズはこれで終わりです。明日からはUFOの話をします。)





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最終更新日  2005.03.10 09:53:06
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