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2005.09.22
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カテゴリ: 米外交史
陳述書5

 ここで話を、ボッシュの家での怪しげな雰囲気とテキサス州ダラスの街路地図をテーブルに広げた秘密の会合に戻します。私は別のことを考えていました。私は行方不明になっているアレックス・ロークを探す捜索隊を発足させることについてフランクと話をしたかったのです。
 (アレックスと二人のキューバ人、それにジェフリー・サリバンは、ニカラグアに向け飛行機でフロリダを発ったまま消息不明になっていたのです。
 ニューヨーク市のFBI事務所と緊密に連絡をとって仕事をしていたアレックスは、冒険軍人であると同時に素敵な人物でした。フランクとアレックスはライバル関係にありました。そしてウォーターゲート事件後の七五年に、フランクからアレックスはCIAに殺されたのだと知らされました。)
 ボッシュの家で、私はオズィーのことを“チヴァート”だとフランクに向かって言いました。するとオズィーが私に怒って挑みかかってきたので、私は彼に“どうしてその言葉の意味を知っているの?”と聞きました。(その言葉はフィデルのお気に入りで、“密告者とか、裏切り者”と言う意味です。)彼はキューバで聞いたのだと言っていました。
 フランクやほかの仲間が小声で話すので、この会合はいつもより秘密主義的に思えました。

ページ13
 六三年十一月のある日、私はまだフランク・フィオリーニとつながりがありました。そして途方に暮れ、新聞記者たちから隠れていました。そんなとき私はフランクに“もちろん行くわ”と告げたのです。こうして私は彼とその仲間たちと一緒に二台の車に分乗してダラスに行くことになったのです。
 私は、以前私たちがやったような“武器庫襲撃”に行くのだとばかり思っていました。そして、それがボッシュの家で“秘密の会合”が開かれた理由だと思っていたのです。

 私たちは、中古のように見える二台の車に乗って、真夜中過ぎに出発しました。私たちは全部で八人か九人で、車のトランクにはフランクの“子供たち”、つまり高性能ライフル、望遠鏡、サイレンサー付きの銃が積まれていました。出発前、フランク、ボッシュ、それにペドロ・ディアス・ランツから指示がありました。それは、電話をかけるな、テキサスではスペイン語をしゃべるな、レストランでは何も残すな、命令には完全に服従しろ、でした。物資、食料、そして“道具一式”が車のトランクに投げ込まれました。私たちは黒っぽい外出着を着て車に乗り込みました。

ページ14
 私たちは夜を徹して、海岸線を走りました。だれも多くを話しませんでした。フランクが運転し、私は後ろの席に座り、眠りました。車の中は暑く、混み合っていました。隣にはキューバ人が座っていました。私たちはダラス市街を通り抜け、郊外にあるモーテルまで行きました。私は今でも、モーテルのそばの、広くてとても清潔な通りを覚えています。通りの真ん中にはよく手入れされた植物や花が植えられていました。大きなテキサス牛のレストランがあったことも覚えています。屋根には大きな牛の看板が見えました。“テキサス州で一番大きなステーキ”と書かれていました。
 “制限速度内で運転しろ”とか“記録に残る違反切符をもらわないようにしろ”とかの指示もありました。“(ダラス)市の境界線はここまで”という標識を見たことも覚えています。そこで車を引き返し、市の郊外にあるモーテルの砂利道の駐車場に車を停めたのです。
 フランクとペドロがチェックインを済ませ、私たちは二部屋とりました。大きな二つの部屋は扉でつながっていました。それぞれの部屋には、二つのダブルベッドがありました。オズィーは新聞を持ってきて、みんながそれを読みました。
 服を着替え、私はベッドの上に寝転がって眠りました。フランクがサンドイッチやソーダといった食料を持ってきました。
(続く)





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最終更新日  2005.09.22 08:52:25
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