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2006.03.26
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カテゴリ: メディア
▼富山の正力13(正力とハースト3)


残念なことにいつの時代でも、戦争で新聞は販売部数を伸ばし、政治家は戦争により支持率を上げる。正力もハーストも、そのメカニズムをよく理解していた。センセーショナリズムが部数を増やすことも、手っ取り早いのは他社の優秀な人材を引き抜くことであることも、熟知していた。類は友を呼ぶ。その二人が急速に近づくのも時間の問題であった。

1930年代にその時期が訪れた。当時、戦争の足音は世界中に広がりつつあった。それに対応するため通信網を拡大する必要がある。1933年2月、正力はハースト系のユニバーサル・インターナショナル通信社と提携、あたかも世界的大通信網を構築したかのように吹聴した。だが実際は、他の国内新聞社が提携しているAPやロイターに比べたらかなり落ちる、ハースト直属の二流通信社であったという。

そのころハーストは、全米に広がる排日熱を背景に系列の新聞社に日本人移民の排斥論を書き立てさせていた。だがハーストにとって、排日論を煽るのは部数を拡大する機会にすぎない。自分によく似た正力と手を組むことにも抵抗はなかったのだろう。

実際、ハーストは正力を非常に気に入っていたようだ。読売新聞と提携した際、正力が贈った鎧兜の返礼として天然記念物として保護されているバイソン3頭を贈ってきた。しかも、正力の飛行機嫌いのせいで実現こそしなかったが、ハーストは是非正力と会ってみたいと、カリフォルニア州の大邸宅へ正力を招待しているのだ。

ハーストと正力の会談。実現していたら、さぞ意気投合したことであろう。
(続く)





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最終更新日  2006.03.26 08:50:01
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